172 / 213
異世界編-スノー編
不協音
しおりを挟む
「神……そんな詐欺《そんざい》はどんな言葉《おと》を聞かせてくれるんだ?」
ソアラ……
セティの用に、人を惑わせる魔力……
そして……相手の魔力を調和するような魔力……
そして、恐らく彼自身の運動能力もかなり高い。
同じ学園に今まで通っていた生徒……
「ルーセウス以外は……ほとんど、私の事を忘れちゃってるし……」
「無理も無いよ……神聖六賢者《かれやかのじょ》も、神聖魔力……君が神代理《それ》を放棄した今、彼、彼女たちの記憶《れきし》も変化するんだ……」
セシルが少し不満そうなフィーリアに言う。
「そうなると……あのルーセウスって男の存在ってのは……フィーリアにとってどうなってるんだろうな……」
神というものに高い忠誠心を持っていて、それが理由でフィーリアとの関係が曖昧になるというのなら、一番影響のありそうな男だったが……
俺は一人呟くように疑問を口にする。
いや……もしかすると、それもあって……彼を俺に押し付けるような形にしたのか……
「で……あんな、感動的なお別れをしたばかりだって言うのに……どうしてまた出てきたの?」
そんな、意地悪そうにそれでもどこか嬉しそうに……
最初と正反対の台詞《ことば》を送る。
「本当はもっと……感傷的な場面で再開したかったけど……」
見ていられなかった……というように。
「どっちにしても……私たちの関係なんて情報遊戯《ボードゲーム》の対戦相手《かんけい》だったじゃない……」
今さらとフィーリアは言うが……
「僕は結構、気にするんだけどなぁ……」
そんなフィーリアの意地悪な笑いに苦笑いで返す。
しかし……そんな神域の魔力を再び手にしたとして……
彼女自身には余り戦闘向けの能力は無かったようにも思える。
セシルの身体がフィーリアに重なるように光り輝く。
「あは……神と対決とか、らしく無さ過ぎて……ノッテきた……」
自分とは無縁の戦いだといいたげにソアラは笑う。
パンッと強く手を叩く。
その音……情報が脳に伝達される……
そして、タイミングはわからない……
瞬きをひとつした程度……
俺の視界から……多分、全員の視界からその姿《ソアラ》は無い。
「領域停止《ひざまつきなさい》っ」
そのフィーリアの言葉に……
「なるほど……確かに神だ……たいした詐欺《おと》だ」
余裕そうな笑みを浮かべながらも額に汗を流すソアラが立ちひざをつくように、その場に目視《さいげん》される。
「……調律……しろ」
ソアラが自身に光の線で攻撃する。
「……あら……なかなか不便《べんり》な能力ですね」
自らを攻撃することで、その領域停止《のうりょく》をかき消す……
「……そんな音で……僕は倒れない」
ゆっくりと立ち上がる。
「……領域停止《ひざまつきなさい》っ」
とりあえず、繰り返すように彼女が言う。
苦しそうな笑みを浮かべながらも……その能力《ことば》は届かないように……
「無駄だね……その音はもう知っている……」
平然《くるしそう》な顔で、その場に立っている。
「なるほど……確かに便利で不便……な能力という訳か」
そう、ソアラたちの様子を見ながらレイムが言う。
「なんだ……どういう事なんだ、レイムン?」
「……それやめろ……私の能力を封じ、彼女の領域停止も封じた……」
その名の呼び方を訂正しながら彼女は続ける。
「あの男の能力は……音に関係していることで間違いないだろう……」
「なるほどです……」
クリアが頷きながら、ソアラがするヘッドフォンを見る。
「同時に……脳が大きく影響する……」
トンっと白衣のそでで半分隠れた手のひらの指先をこめかみに当てる。
「脳……?」
俺はそう呟き、クリアとシンクロするようにレイムと同じように自分たちのこめかみに指をあてる。
「音を聴く耳も、目に映る映像も……脳により人間は処理《りかい》しているのは知っているか?」
「まぁ……何となく……」
俺とクリアが曖昧ながら頷く。
「音により、脳の認識を騙す……それを先ほどから彼がやっている能力《こうどう》の結果だよ」
「そして、その騙すという結果で彼は、魔力を送り書き換え……能力《にんしき》を差し替える……」
その辺りで、少しだけ理解が追いつかなくなる。
「そして……自分の聞こえている音を調律した……そうして騙す事で、彼は私の零の能力も、フィーリアちゃんの領域停止の能力もその効果を結果《ダメージ》に書き換えたのさ」
……なんとなく理解する。
「まぁ……それで、便利で不便というわけか……能力、その効果を打ち消す事ができるが……その代償《ダメージ》はある……」
諸刃の剣みたいなものか……
「まぁ……言うなら、彼は無敵だね……彼は全てを苦痛に変える……魔力にはダメージが無い……もちろん、彼の精神が持ち続ければ……の話だけど」
それがどれだけの苦痛に変わっているかはわからない。
魔力にダメージが無いとはいえ、そんな痛みを負い続ければ……
その身体はいずれ限界も訪れるだろう。
「あは……ノッテきた……」
前髪で隠れた瞳でフィーリアを睨むように……
「信じるなよ……騙されるなよ……誰かの言葉も……語る世界も……もちろん、僕自身の言葉も自身が見ている世界も全部、全部ね」
全てを否定する……
その意味では……レイム以上に彼は特化しているのかもしれない。
誰にも騙されない……そして、そんな自分すらも騙し生きてきた……
「あは……セティ……そう……お前も言ってたじゃん……なんで……」
何かを恨むように……ゆっくりと隠れた瞳は俺に向けられる。
「死と隣り合わせに……それでも孤高に生きてる言葉はさ……」
・
・
・
4年前……
ソアラの住む、小さな屋敷。
ノイズ邸。
自分でもこの4年という短期間でよくもそこまで成長したというように、
今のように、能力も体力も精神も強くは無い。
親が手に入れた召喚石。
それを15歳という誕生日に手渡された。
親も自分自身も、貶され、騙され生きてきた。
そんな、己の弱さも誰かに騙され利用された生き様も……
ただ、誰かのせいにするように生きてきた。
そして、そんな騙されながらも親が手にした召喚石……
僕は……凝りもせずただ、最後にもう一度騙されてやろうとそれにすがった。
「ん……?」
召喚された女は不思議そうに不快そうに僕の顔を見上げている。
「あんたは……?」
召喚した本人である、僕は目の前に現れた女に尋ねる。
「ん……まぢ?」
異世界に飛ばされた事を、疑いながらも信じざる得ないように、不快そうな顔で……その部屋を勝手に歩き回り鏡を見つけると……
「まぢ……誰だよ」
自分の体を細かに動かしながら鏡に映る自分を確認している。
「……って、じゃぁ……もしかして……」
僕と同じくらいの女性は、鏡の前で僕のほうを振り返り、僕の後ろにある何かを見ながら……
パチンっと中指と親指をこすりあわせるように音を鳴らす。
「おぉ!?」
女のそんな歓喜の声と共に、ごろんと先ほど女が立っていた鏡の前に僕の部屋の家具が転がっている。
「これは……夢か幻か……で、あんたが私の召喚者って訳か」
「さて、この私を召喚して……何を求め、何を望む?」
ようやく、僕を見た女はそう僕に告げる。
「僕は……」
そんな救いを言葉を……彼女に……
「なーんちゃって……自分で何とかしろ……私にはあんたの言葉に従う理由も無ければ、資格もない……人助けなんてもんは、全てを幸福を手に入れた、退屈《ひま》を持て余した奴のすることさ……残念だけどさ、そんな条件を満たした人間じゃないよ私はね……」
「……待てよ、僕は、お前を……」
なんのために召喚したのか……
「知らないよ……私はね……この異世界《せかい》に召喚された理由も……そんなあんたの私情も……わかってやらない……あんたも知っておきなよ……騙されるのは騙される側にも問題があるのさ……干渉させるな……言葉は聴くな……孤独こそが人生《じぶん》だよ……」
「ふざけるなよ……助けろよ、僕を……お前はそのための召喚者《そんざい》なんだっ!」
決め付けるように僕は叫ぶ。
「だからぁ……知らないって……誰かに助けられるなんてさ……騙されてるのと一緒だよ……それでも、そんな弱い自分が居るなら……騙しなよ……自分《そいつ》も……」
光の無い女の目が僕を見ている。
「お前は……」
そんな不快な女の名を再び尋ねる。
一瞬……何かを検索するように女は言葉の二文字をどこから持ってくるかのように……
「……セティ」
そう笑いながら、僕を騙す。
こんな異世界に僕に召喚され、右も左もわからないだろう女は……
それでも、僕に利用されることをただ……嫌い……
僕という存在をただ否定し……
僕は……ただ、それでも、そんな不協和音《かのじょのことば》に……
ただ、ただ魅入られるように聴いている。
怯えていた……でも理解していた。
それが……求めていた言葉《こたえ》なのだと……
だから……強くなろうと決めた。
音を言葉を理解することは……誰よりも得意なはずだ……
だったら……騙されるな……
その言葉《おと》は僕の能力だ……
それは僕の味方だ……
だったら……味方《それ》も信じるな……
あれ……ノッテきた……
わくわくしていた……
僕はそんな言葉《きみ》に魅了されて……
だから、僕は……否定する……
僕はそれを求める……
だから……それを拒絶するんだ……
そんな矛盾だけが僕を肯定する……
だから……
・
・
・
「セティ……久しぶり……僕を見てよ……」
君を召喚した、情けなかった……あの日から……立派……になれたかな……
「調律……しろっ」
部屋全体の空間を……自分の理解《おんかん》に調律《しゅうせい》する……
「今の君は……見るに耐えない……全てを拒め、全てを否定しろよ……僕を拒絶したようにさぁ」
そんな苦痛《ぎせい》と共に……ソアラはこの空間を支配する。
ソアラ……
セティの用に、人を惑わせる魔力……
そして……相手の魔力を調和するような魔力……
そして、恐らく彼自身の運動能力もかなり高い。
同じ学園に今まで通っていた生徒……
「ルーセウス以外は……ほとんど、私の事を忘れちゃってるし……」
「無理も無いよ……神聖六賢者《かれやかのじょ》も、神聖魔力……君が神代理《それ》を放棄した今、彼、彼女たちの記憶《れきし》も変化するんだ……」
セシルが少し不満そうなフィーリアに言う。
「そうなると……あのルーセウスって男の存在ってのは……フィーリアにとってどうなってるんだろうな……」
神というものに高い忠誠心を持っていて、それが理由でフィーリアとの関係が曖昧になるというのなら、一番影響のありそうな男だったが……
俺は一人呟くように疑問を口にする。
いや……もしかすると、それもあって……彼を俺に押し付けるような形にしたのか……
「で……あんな、感動的なお別れをしたばかりだって言うのに……どうしてまた出てきたの?」
そんな、意地悪そうにそれでもどこか嬉しそうに……
最初と正反対の台詞《ことば》を送る。
「本当はもっと……感傷的な場面で再開したかったけど……」
見ていられなかった……というように。
「どっちにしても……私たちの関係なんて情報遊戯《ボードゲーム》の対戦相手《かんけい》だったじゃない……」
今さらとフィーリアは言うが……
「僕は結構、気にするんだけどなぁ……」
そんなフィーリアの意地悪な笑いに苦笑いで返す。
しかし……そんな神域の魔力を再び手にしたとして……
彼女自身には余り戦闘向けの能力は無かったようにも思える。
セシルの身体がフィーリアに重なるように光り輝く。
「あは……神と対決とか、らしく無さ過ぎて……ノッテきた……」
自分とは無縁の戦いだといいたげにソアラは笑う。
パンッと強く手を叩く。
その音……情報が脳に伝達される……
そして、タイミングはわからない……
瞬きをひとつした程度……
俺の視界から……多分、全員の視界からその姿《ソアラ》は無い。
「領域停止《ひざまつきなさい》っ」
そのフィーリアの言葉に……
「なるほど……確かに神だ……たいした詐欺《おと》だ」
余裕そうな笑みを浮かべながらも額に汗を流すソアラが立ちひざをつくように、その場に目視《さいげん》される。
「……調律……しろ」
ソアラが自身に光の線で攻撃する。
「……あら……なかなか不便《べんり》な能力ですね」
自らを攻撃することで、その領域停止《のうりょく》をかき消す……
「……そんな音で……僕は倒れない」
ゆっくりと立ち上がる。
「……領域停止《ひざまつきなさい》っ」
とりあえず、繰り返すように彼女が言う。
苦しそうな笑みを浮かべながらも……その能力《ことば》は届かないように……
「無駄だね……その音はもう知っている……」
平然《くるしそう》な顔で、その場に立っている。
「なるほど……確かに便利で不便……な能力という訳か」
そう、ソアラたちの様子を見ながらレイムが言う。
「なんだ……どういう事なんだ、レイムン?」
「……それやめろ……私の能力を封じ、彼女の領域停止も封じた……」
その名の呼び方を訂正しながら彼女は続ける。
「あの男の能力は……音に関係していることで間違いないだろう……」
「なるほどです……」
クリアが頷きながら、ソアラがするヘッドフォンを見る。
「同時に……脳が大きく影響する……」
トンっと白衣のそでで半分隠れた手のひらの指先をこめかみに当てる。
「脳……?」
俺はそう呟き、クリアとシンクロするようにレイムと同じように自分たちのこめかみに指をあてる。
「音を聴く耳も、目に映る映像も……脳により人間は処理《りかい》しているのは知っているか?」
「まぁ……何となく……」
俺とクリアが曖昧ながら頷く。
「音により、脳の認識を騙す……それを先ほどから彼がやっている能力《こうどう》の結果だよ」
「そして、その騙すという結果で彼は、魔力を送り書き換え……能力《にんしき》を差し替える……」
その辺りで、少しだけ理解が追いつかなくなる。
「そして……自分の聞こえている音を調律した……そうして騙す事で、彼は私の零の能力も、フィーリアちゃんの領域停止の能力もその効果を結果《ダメージ》に書き換えたのさ」
……なんとなく理解する。
「まぁ……それで、便利で不便というわけか……能力、その効果を打ち消す事ができるが……その代償《ダメージ》はある……」
諸刃の剣みたいなものか……
「まぁ……言うなら、彼は無敵だね……彼は全てを苦痛に変える……魔力にはダメージが無い……もちろん、彼の精神が持ち続ければ……の話だけど」
それがどれだけの苦痛に変わっているかはわからない。
魔力にダメージが無いとはいえ、そんな痛みを負い続ければ……
その身体はいずれ限界も訪れるだろう。
「あは……ノッテきた……」
前髪で隠れた瞳でフィーリアを睨むように……
「信じるなよ……騙されるなよ……誰かの言葉も……語る世界も……もちろん、僕自身の言葉も自身が見ている世界も全部、全部ね」
全てを否定する……
その意味では……レイム以上に彼は特化しているのかもしれない。
誰にも騙されない……そして、そんな自分すらも騙し生きてきた……
「あは……セティ……そう……お前も言ってたじゃん……なんで……」
何かを恨むように……ゆっくりと隠れた瞳は俺に向けられる。
「死と隣り合わせに……それでも孤高に生きてる言葉はさ……」
・
・
・
4年前……
ソアラの住む、小さな屋敷。
ノイズ邸。
自分でもこの4年という短期間でよくもそこまで成長したというように、
今のように、能力も体力も精神も強くは無い。
親が手に入れた召喚石。
それを15歳という誕生日に手渡された。
親も自分自身も、貶され、騙され生きてきた。
そんな、己の弱さも誰かに騙され利用された生き様も……
ただ、誰かのせいにするように生きてきた。
そして、そんな騙されながらも親が手にした召喚石……
僕は……凝りもせずただ、最後にもう一度騙されてやろうとそれにすがった。
「ん……?」
召喚された女は不思議そうに不快そうに僕の顔を見上げている。
「あんたは……?」
召喚した本人である、僕は目の前に現れた女に尋ねる。
「ん……まぢ?」
異世界に飛ばされた事を、疑いながらも信じざる得ないように、不快そうな顔で……その部屋を勝手に歩き回り鏡を見つけると……
「まぢ……誰だよ」
自分の体を細かに動かしながら鏡に映る自分を確認している。
「……って、じゃぁ……もしかして……」
僕と同じくらいの女性は、鏡の前で僕のほうを振り返り、僕の後ろにある何かを見ながら……
パチンっと中指と親指をこすりあわせるように音を鳴らす。
「おぉ!?」
女のそんな歓喜の声と共に、ごろんと先ほど女が立っていた鏡の前に僕の部屋の家具が転がっている。
「これは……夢か幻か……で、あんたが私の召喚者って訳か」
「さて、この私を召喚して……何を求め、何を望む?」
ようやく、僕を見た女はそう僕に告げる。
「僕は……」
そんな救いを言葉を……彼女に……
「なーんちゃって……自分で何とかしろ……私にはあんたの言葉に従う理由も無ければ、資格もない……人助けなんてもんは、全てを幸福を手に入れた、退屈《ひま》を持て余した奴のすることさ……残念だけどさ、そんな条件を満たした人間じゃないよ私はね……」
「……待てよ、僕は、お前を……」
なんのために召喚したのか……
「知らないよ……私はね……この異世界《せかい》に召喚された理由も……そんなあんたの私情も……わかってやらない……あんたも知っておきなよ……騙されるのは騙される側にも問題があるのさ……干渉させるな……言葉は聴くな……孤独こそが人生《じぶん》だよ……」
「ふざけるなよ……助けろよ、僕を……お前はそのための召喚者《そんざい》なんだっ!」
決め付けるように僕は叫ぶ。
「だからぁ……知らないって……誰かに助けられるなんてさ……騙されてるのと一緒だよ……それでも、そんな弱い自分が居るなら……騙しなよ……自分《そいつ》も……」
光の無い女の目が僕を見ている。
「お前は……」
そんな不快な女の名を再び尋ねる。
一瞬……何かを検索するように女は言葉の二文字をどこから持ってくるかのように……
「……セティ」
そう笑いながら、僕を騙す。
こんな異世界に僕に召喚され、右も左もわからないだろう女は……
それでも、僕に利用されることをただ……嫌い……
僕という存在をただ否定し……
僕は……ただ、それでも、そんな不協和音《かのじょのことば》に……
ただ、ただ魅入られるように聴いている。
怯えていた……でも理解していた。
それが……求めていた言葉《こたえ》なのだと……
だから……強くなろうと決めた。
音を言葉を理解することは……誰よりも得意なはずだ……
だったら……騙されるな……
その言葉《おと》は僕の能力だ……
それは僕の味方だ……
だったら……味方《それ》も信じるな……
あれ……ノッテきた……
わくわくしていた……
僕はそんな言葉《きみ》に魅了されて……
だから、僕は……否定する……
僕はそれを求める……
だから……それを拒絶するんだ……
そんな矛盾だけが僕を肯定する……
だから……
・
・
・
「セティ……久しぶり……僕を見てよ……」
君を召喚した、情けなかった……あの日から……立派……になれたかな……
「調律……しろっ」
部屋全体の空間を……自分の理解《おんかん》に調律《しゅうせい》する……
「今の君は……見るに耐えない……全てを拒め、全てを否定しろよ……僕を拒絶したようにさぁ」
そんな苦痛《ぎせい》と共に……ソアラはこの空間を支配する。
10
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる