172 / 213
異世界編-スノー編
不協音
しおりを挟む
「神……そんな詐欺《そんざい》はどんな言葉《おと》を聞かせてくれるんだ?」
ソアラ……
セティの用に、人を惑わせる魔力……
そして……相手の魔力を調和するような魔力……
そして、恐らく彼自身の運動能力もかなり高い。
同じ学園に今まで通っていた生徒……
「ルーセウス以外は……ほとんど、私の事を忘れちゃってるし……」
「無理も無いよ……神聖六賢者《かれやかのじょ》も、神聖魔力……君が神代理《それ》を放棄した今、彼、彼女たちの記憶《れきし》も変化するんだ……」
セシルが少し不満そうなフィーリアに言う。
「そうなると……あのルーセウスって男の存在ってのは……フィーリアにとってどうなってるんだろうな……」
神というものに高い忠誠心を持っていて、それが理由でフィーリアとの関係が曖昧になるというのなら、一番影響のありそうな男だったが……
俺は一人呟くように疑問を口にする。
いや……もしかすると、それもあって……彼を俺に押し付けるような形にしたのか……
「で……あんな、感動的なお別れをしたばかりだって言うのに……どうしてまた出てきたの?」
そんな、意地悪そうにそれでもどこか嬉しそうに……
最初と正反対の台詞《ことば》を送る。
「本当はもっと……感傷的な場面で再開したかったけど……」
見ていられなかった……というように。
「どっちにしても……私たちの関係なんて情報遊戯《ボードゲーム》の対戦相手《かんけい》だったじゃない……」
今さらとフィーリアは言うが……
「僕は結構、気にするんだけどなぁ……」
そんなフィーリアの意地悪な笑いに苦笑いで返す。
しかし……そんな神域の魔力を再び手にしたとして……
彼女自身には余り戦闘向けの能力は無かったようにも思える。
セシルの身体がフィーリアに重なるように光り輝く。
「あは……神と対決とか、らしく無さ過ぎて……ノッテきた……」
自分とは無縁の戦いだといいたげにソアラは笑う。
パンッと強く手を叩く。
その音……情報が脳に伝達される……
そして、タイミングはわからない……
瞬きをひとつした程度……
俺の視界から……多分、全員の視界からその姿《ソアラ》は無い。
「領域停止《ひざまつきなさい》っ」
そのフィーリアの言葉に……
「なるほど……確かに神だ……たいした詐欺《おと》だ」
余裕そうな笑みを浮かべながらも額に汗を流すソアラが立ちひざをつくように、その場に目視《さいげん》される。
「……調律……しろ」
ソアラが自身に光の線で攻撃する。
「……あら……なかなか不便《べんり》な能力ですね」
自らを攻撃することで、その領域停止《のうりょく》をかき消す……
「……そんな音で……僕は倒れない」
ゆっくりと立ち上がる。
「……領域停止《ひざまつきなさい》っ」
とりあえず、繰り返すように彼女が言う。
苦しそうな笑みを浮かべながらも……その能力《ことば》は届かないように……
「無駄だね……その音はもう知っている……」
平然《くるしそう》な顔で、その場に立っている。
「なるほど……確かに便利で不便……な能力という訳か」
そう、ソアラたちの様子を見ながらレイムが言う。
「なんだ……どういう事なんだ、レイムン?」
「……それやめろ……私の能力を封じ、彼女の領域停止も封じた……」
その名の呼び方を訂正しながら彼女は続ける。
「あの男の能力は……音に関係していることで間違いないだろう……」
「なるほどです……」
クリアが頷きながら、ソアラがするヘッドフォンを見る。
「同時に……脳が大きく影響する……」
トンっと白衣のそでで半分隠れた手のひらの指先をこめかみに当てる。
「脳……?」
俺はそう呟き、クリアとシンクロするようにレイムと同じように自分たちのこめかみに指をあてる。
「音を聴く耳も、目に映る映像も……脳により人間は処理《りかい》しているのは知っているか?」
「まぁ……何となく……」
俺とクリアが曖昧ながら頷く。
「音により、脳の認識を騙す……それを先ほどから彼がやっている能力《こうどう》の結果だよ」
「そして、その騙すという結果で彼は、魔力を送り書き換え……能力《にんしき》を差し替える……」
その辺りで、少しだけ理解が追いつかなくなる。
「そして……自分の聞こえている音を調律した……そうして騙す事で、彼は私の零の能力も、フィーリアちゃんの領域停止の能力もその効果を結果《ダメージ》に書き換えたのさ」
……なんとなく理解する。
「まぁ……それで、便利で不便というわけか……能力、その効果を打ち消す事ができるが……その代償《ダメージ》はある……」
諸刃の剣みたいなものか……
「まぁ……言うなら、彼は無敵だね……彼は全てを苦痛に変える……魔力にはダメージが無い……もちろん、彼の精神が持ち続ければ……の話だけど」
それがどれだけの苦痛に変わっているかはわからない。
魔力にダメージが無いとはいえ、そんな痛みを負い続ければ……
その身体はいずれ限界も訪れるだろう。
「あは……ノッテきた……」
前髪で隠れた瞳でフィーリアを睨むように……
「信じるなよ……騙されるなよ……誰かの言葉も……語る世界も……もちろん、僕自身の言葉も自身が見ている世界も全部、全部ね」
全てを否定する……
その意味では……レイム以上に彼は特化しているのかもしれない。
誰にも騙されない……そして、そんな自分すらも騙し生きてきた……
「あは……セティ……そう……お前も言ってたじゃん……なんで……」
何かを恨むように……ゆっくりと隠れた瞳は俺に向けられる。
「死と隣り合わせに……それでも孤高に生きてる言葉はさ……」
・
・
・
4年前……
ソアラの住む、小さな屋敷。
ノイズ邸。
自分でもこの4年という短期間でよくもそこまで成長したというように、
今のように、能力も体力も精神も強くは無い。
親が手に入れた召喚石。
それを15歳という誕生日に手渡された。
親も自分自身も、貶され、騙され生きてきた。
そんな、己の弱さも誰かに騙され利用された生き様も……
ただ、誰かのせいにするように生きてきた。
そして、そんな騙されながらも親が手にした召喚石……
僕は……凝りもせずただ、最後にもう一度騙されてやろうとそれにすがった。
「ん……?」
召喚された女は不思議そうに不快そうに僕の顔を見上げている。
「あんたは……?」
召喚した本人である、僕は目の前に現れた女に尋ねる。
「ん……まぢ?」
異世界に飛ばされた事を、疑いながらも信じざる得ないように、不快そうな顔で……その部屋を勝手に歩き回り鏡を見つけると……
「まぢ……誰だよ」
自分の体を細かに動かしながら鏡に映る自分を確認している。
「……って、じゃぁ……もしかして……」
僕と同じくらいの女性は、鏡の前で僕のほうを振り返り、僕の後ろにある何かを見ながら……
パチンっと中指と親指をこすりあわせるように音を鳴らす。
「おぉ!?」
女のそんな歓喜の声と共に、ごろんと先ほど女が立っていた鏡の前に僕の部屋の家具が転がっている。
「これは……夢か幻か……で、あんたが私の召喚者って訳か」
「さて、この私を召喚して……何を求め、何を望む?」
ようやく、僕を見た女はそう僕に告げる。
「僕は……」
そんな救いを言葉を……彼女に……
「なーんちゃって……自分で何とかしろ……私にはあんたの言葉に従う理由も無ければ、資格もない……人助けなんてもんは、全てを幸福を手に入れた、退屈《ひま》を持て余した奴のすることさ……残念だけどさ、そんな条件を満たした人間じゃないよ私はね……」
「……待てよ、僕は、お前を……」
なんのために召喚したのか……
「知らないよ……私はね……この異世界《せかい》に召喚された理由も……そんなあんたの私情も……わかってやらない……あんたも知っておきなよ……騙されるのは騙される側にも問題があるのさ……干渉させるな……言葉は聴くな……孤独こそが人生《じぶん》だよ……」
「ふざけるなよ……助けろよ、僕を……お前はそのための召喚者《そんざい》なんだっ!」
決め付けるように僕は叫ぶ。
「だからぁ……知らないって……誰かに助けられるなんてさ……騙されてるのと一緒だよ……それでも、そんな弱い自分が居るなら……騙しなよ……自分《そいつ》も……」
光の無い女の目が僕を見ている。
「お前は……」
そんな不快な女の名を再び尋ねる。
一瞬……何かを検索するように女は言葉の二文字をどこから持ってくるかのように……
「……セティ」
そう笑いながら、僕を騙す。
こんな異世界に僕に召喚され、右も左もわからないだろう女は……
それでも、僕に利用されることをただ……嫌い……
僕という存在をただ否定し……
僕は……ただ、それでも、そんな不協和音《かのじょのことば》に……
ただ、ただ魅入られるように聴いている。
怯えていた……でも理解していた。
それが……求めていた言葉《こたえ》なのだと……
だから……強くなろうと決めた。
音を言葉を理解することは……誰よりも得意なはずだ……
だったら……騙されるな……
その言葉《おと》は僕の能力だ……
それは僕の味方だ……
だったら……味方《それ》も信じるな……
あれ……ノッテきた……
わくわくしていた……
僕はそんな言葉《きみ》に魅了されて……
だから、僕は……否定する……
僕はそれを求める……
だから……それを拒絶するんだ……
そんな矛盾だけが僕を肯定する……
だから……
・
・
・
「セティ……久しぶり……僕を見てよ……」
君を召喚した、情けなかった……あの日から……立派……になれたかな……
「調律……しろっ」
部屋全体の空間を……自分の理解《おんかん》に調律《しゅうせい》する……
「今の君は……見るに耐えない……全てを拒め、全てを否定しろよ……僕を拒絶したようにさぁ」
そんな苦痛《ぎせい》と共に……ソアラはこの空間を支配する。
ソアラ……
セティの用に、人を惑わせる魔力……
そして……相手の魔力を調和するような魔力……
そして、恐らく彼自身の運動能力もかなり高い。
同じ学園に今まで通っていた生徒……
「ルーセウス以外は……ほとんど、私の事を忘れちゃってるし……」
「無理も無いよ……神聖六賢者《かれやかのじょ》も、神聖魔力……君が神代理《それ》を放棄した今、彼、彼女たちの記憶《れきし》も変化するんだ……」
セシルが少し不満そうなフィーリアに言う。
「そうなると……あのルーセウスって男の存在ってのは……フィーリアにとってどうなってるんだろうな……」
神というものに高い忠誠心を持っていて、それが理由でフィーリアとの関係が曖昧になるというのなら、一番影響のありそうな男だったが……
俺は一人呟くように疑問を口にする。
いや……もしかすると、それもあって……彼を俺に押し付けるような形にしたのか……
「で……あんな、感動的なお別れをしたばかりだって言うのに……どうしてまた出てきたの?」
そんな、意地悪そうにそれでもどこか嬉しそうに……
最初と正反対の台詞《ことば》を送る。
「本当はもっと……感傷的な場面で再開したかったけど……」
見ていられなかった……というように。
「どっちにしても……私たちの関係なんて情報遊戯《ボードゲーム》の対戦相手《かんけい》だったじゃない……」
今さらとフィーリアは言うが……
「僕は結構、気にするんだけどなぁ……」
そんなフィーリアの意地悪な笑いに苦笑いで返す。
しかし……そんな神域の魔力を再び手にしたとして……
彼女自身には余り戦闘向けの能力は無かったようにも思える。
セシルの身体がフィーリアに重なるように光り輝く。
「あは……神と対決とか、らしく無さ過ぎて……ノッテきた……」
自分とは無縁の戦いだといいたげにソアラは笑う。
パンッと強く手を叩く。
その音……情報が脳に伝達される……
そして、タイミングはわからない……
瞬きをひとつした程度……
俺の視界から……多分、全員の視界からその姿《ソアラ》は無い。
「領域停止《ひざまつきなさい》っ」
そのフィーリアの言葉に……
「なるほど……確かに神だ……たいした詐欺《おと》だ」
余裕そうな笑みを浮かべながらも額に汗を流すソアラが立ちひざをつくように、その場に目視《さいげん》される。
「……調律……しろ」
ソアラが自身に光の線で攻撃する。
「……あら……なかなか不便《べんり》な能力ですね」
自らを攻撃することで、その領域停止《のうりょく》をかき消す……
「……そんな音で……僕は倒れない」
ゆっくりと立ち上がる。
「……領域停止《ひざまつきなさい》っ」
とりあえず、繰り返すように彼女が言う。
苦しそうな笑みを浮かべながらも……その能力《ことば》は届かないように……
「無駄だね……その音はもう知っている……」
平然《くるしそう》な顔で、その場に立っている。
「なるほど……確かに便利で不便……な能力という訳か」
そう、ソアラたちの様子を見ながらレイムが言う。
「なんだ……どういう事なんだ、レイムン?」
「……それやめろ……私の能力を封じ、彼女の領域停止も封じた……」
その名の呼び方を訂正しながら彼女は続ける。
「あの男の能力は……音に関係していることで間違いないだろう……」
「なるほどです……」
クリアが頷きながら、ソアラがするヘッドフォンを見る。
「同時に……脳が大きく影響する……」
トンっと白衣のそでで半分隠れた手のひらの指先をこめかみに当てる。
「脳……?」
俺はそう呟き、クリアとシンクロするようにレイムと同じように自分たちのこめかみに指をあてる。
「音を聴く耳も、目に映る映像も……脳により人間は処理《りかい》しているのは知っているか?」
「まぁ……何となく……」
俺とクリアが曖昧ながら頷く。
「音により、脳の認識を騙す……それを先ほどから彼がやっている能力《こうどう》の結果だよ」
「そして、その騙すという結果で彼は、魔力を送り書き換え……能力《にんしき》を差し替える……」
その辺りで、少しだけ理解が追いつかなくなる。
「そして……自分の聞こえている音を調律した……そうして騙す事で、彼は私の零の能力も、フィーリアちゃんの領域停止の能力もその効果を結果《ダメージ》に書き換えたのさ」
……なんとなく理解する。
「まぁ……それで、便利で不便というわけか……能力、その効果を打ち消す事ができるが……その代償《ダメージ》はある……」
諸刃の剣みたいなものか……
「まぁ……言うなら、彼は無敵だね……彼は全てを苦痛に変える……魔力にはダメージが無い……もちろん、彼の精神が持ち続ければ……の話だけど」
それがどれだけの苦痛に変わっているかはわからない。
魔力にダメージが無いとはいえ、そんな痛みを負い続ければ……
その身体はいずれ限界も訪れるだろう。
「あは……ノッテきた……」
前髪で隠れた瞳でフィーリアを睨むように……
「信じるなよ……騙されるなよ……誰かの言葉も……語る世界も……もちろん、僕自身の言葉も自身が見ている世界も全部、全部ね」
全てを否定する……
その意味では……レイム以上に彼は特化しているのかもしれない。
誰にも騙されない……そして、そんな自分すらも騙し生きてきた……
「あは……セティ……そう……お前も言ってたじゃん……なんで……」
何かを恨むように……ゆっくりと隠れた瞳は俺に向けられる。
「死と隣り合わせに……それでも孤高に生きてる言葉はさ……」
・
・
・
4年前……
ソアラの住む、小さな屋敷。
ノイズ邸。
自分でもこの4年という短期間でよくもそこまで成長したというように、
今のように、能力も体力も精神も強くは無い。
親が手に入れた召喚石。
それを15歳という誕生日に手渡された。
親も自分自身も、貶され、騙され生きてきた。
そんな、己の弱さも誰かに騙され利用された生き様も……
ただ、誰かのせいにするように生きてきた。
そして、そんな騙されながらも親が手にした召喚石……
僕は……凝りもせずただ、最後にもう一度騙されてやろうとそれにすがった。
「ん……?」
召喚された女は不思議そうに不快そうに僕の顔を見上げている。
「あんたは……?」
召喚した本人である、僕は目の前に現れた女に尋ねる。
「ん……まぢ?」
異世界に飛ばされた事を、疑いながらも信じざる得ないように、不快そうな顔で……その部屋を勝手に歩き回り鏡を見つけると……
「まぢ……誰だよ」
自分の体を細かに動かしながら鏡に映る自分を確認している。
「……って、じゃぁ……もしかして……」
僕と同じくらいの女性は、鏡の前で僕のほうを振り返り、僕の後ろにある何かを見ながら……
パチンっと中指と親指をこすりあわせるように音を鳴らす。
「おぉ!?」
女のそんな歓喜の声と共に、ごろんと先ほど女が立っていた鏡の前に僕の部屋の家具が転がっている。
「これは……夢か幻か……で、あんたが私の召喚者って訳か」
「さて、この私を召喚して……何を求め、何を望む?」
ようやく、僕を見た女はそう僕に告げる。
「僕は……」
そんな救いを言葉を……彼女に……
「なーんちゃって……自分で何とかしろ……私にはあんたの言葉に従う理由も無ければ、資格もない……人助けなんてもんは、全てを幸福を手に入れた、退屈《ひま》を持て余した奴のすることさ……残念だけどさ、そんな条件を満たした人間じゃないよ私はね……」
「……待てよ、僕は、お前を……」
なんのために召喚したのか……
「知らないよ……私はね……この異世界《せかい》に召喚された理由も……そんなあんたの私情も……わかってやらない……あんたも知っておきなよ……騙されるのは騙される側にも問題があるのさ……干渉させるな……言葉は聴くな……孤独こそが人生《じぶん》だよ……」
「ふざけるなよ……助けろよ、僕を……お前はそのための召喚者《そんざい》なんだっ!」
決め付けるように僕は叫ぶ。
「だからぁ……知らないって……誰かに助けられるなんてさ……騙されてるのと一緒だよ……それでも、そんな弱い自分が居るなら……騙しなよ……自分《そいつ》も……」
光の無い女の目が僕を見ている。
「お前は……」
そんな不快な女の名を再び尋ねる。
一瞬……何かを検索するように女は言葉の二文字をどこから持ってくるかのように……
「……セティ」
そう笑いながら、僕を騙す。
こんな異世界に僕に召喚され、右も左もわからないだろう女は……
それでも、僕に利用されることをただ……嫌い……
僕という存在をただ否定し……
僕は……ただ、それでも、そんな不協和音《かのじょのことば》に……
ただ、ただ魅入られるように聴いている。
怯えていた……でも理解していた。
それが……求めていた言葉《こたえ》なのだと……
だから……強くなろうと決めた。
音を言葉を理解することは……誰よりも得意なはずだ……
だったら……騙されるな……
その言葉《おと》は僕の能力だ……
それは僕の味方だ……
だったら……味方《それ》も信じるな……
あれ……ノッテきた……
わくわくしていた……
僕はそんな言葉《きみ》に魅了されて……
だから、僕は……否定する……
僕はそれを求める……
だから……それを拒絶するんだ……
そんな矛盾だけが僕を肯定する……
だから……
・
・
・
「セティ……久しぶり……僕を見てよ……」
君を召喚した、情けなかった……あの日から……立派……になれたかな……
「調律……しろっ」
部屋全体の空間を……自分の理解《おんかん》に調律《しゅうせい》する……
「今の君は……見るに耐えない……全てを拒め、全てを否定しろよ……僕を拒絶したようにさぁ」
そんな苦痛《ぎせい》と共に……ソアラはこの空間を支配する。
10
あなたにおすすめの小説
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる