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小学四年生、夏。
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小学校のクラブ活動で、ふと気付く。
床に座った時に見える自分の太腿…赤い。
よく見ると針で刺したような赤い小さな点々が無数にできていて、太腿全体に広がり真っ赤になっていた。痒いし、気持ち悪いし、なんだろう。
それに最近疲れやすい。力が有り余って仕方がない年頃のはずなのに、学校から帰るとランドセルを背負ったままリビングの床に倒れ込んだ。鼻血もしょっちゅう出て、一回出血すると一、二時間止まらない。ティッシュを一箱使った。
さすがに変だと、夏休みの帰省の前に病院に連れて行かれた。。たいしたことないだろう、と荷造りをしたカバンを持って家族で行った。診察後、そのまま帰省する予定であった。
だが、結果は即入院。
病名は(特発性血小板減少性紫斑病)。
俗に、(死なない白血病)と呼ばれるもので、血小板が極端に減り血が止まらなくなる病だった。
検査時の数値は八千。正常値は十八万から二十万(当時の数値)。二十分の一以下だった。
帰省用に持ってきた荷物を持って入院し、精密検査をして他は問題なかったが、血小板の数値が異常だった。
三人の小児科医が団結して治療にあたったが、上がってせいぜい二万と少し。二万五千越えたらみんなで喜んだ。
ひとつ五千円もする点滴を一日置きに打って、ステロイド剤を飲みムーンフェイスになっていた。点滴の針を刺す場所がなくなり足の甲に刺したこともある。採血も一日置きだったので、刺せる場所が本当になくなった。
しかし退院できる数値五万に届かず、丸々一年入院した。そのうち外泊を許可されるようになり(私がストレスで看護師さん達が手に負えなくなった)、学校にも少しずつ通い始めた。
入退院を繰り返して二年後、入院中に急に大学病院への転院が決まった。
転院先での初めての血液検査の結果は、六千。一万を切っていた。
だが、嬉しいことに大学病院に移って一週間後、なんと数値は二万を軽く越え、更に一週間後には五万を超えた。飲み薬だけの治療で改善がみられたのだ。
前にいた病院の医師三人は、それぞれ別の病院に転院してしまったと聞いた。理由は知らないが仲は悪かったからなぁ…私の治療で仲違いがあったのなら、申し訳ない。
通院のペースも週一回から月一回になり負担も薬も減った。それから四年後、私は完治した。
元々勉強が嫌いな上に一年以上も遅れて、いつの間にか小学校六年生になっていた私はちんぷんかんぷんで、通知表には一が並んだ。
しかし、勉強はいつでもできる。良い友人にも恵まれたし、中学生活は最高の思い出になった。未だに当時の級友と遊んでいる。
医師や薬のお陰でもあるが、毎日通ってくれた祖母、日曜日には父、兄が来てくれて、同じ病院にたまに入院していた祖父も病室に遊びに来てくれた(不思議な感じ)。
医療費も(特定疾患はあったが)大変だったと思う。今なら素直に感謝できる。
これで健康!と、喜んだのも束の間。
それから二年後、私は一型糖尿病と診断される。そこからが本当に辛い闘病生活の始まりだった。
床に座った時に見える自分の太腿…赤い。
よく見ると針で刺したような赤い小さな点々が無数にできていて、太腿全体に広がり真っ赤になっていた。痒いし、気持ち悪いし、なんだろう。
それに最近疲れやすい。力が有り余って仕方がない年頃のはずなのに、学校から帰るとランドセルを背負ったままリビングの床に倒れ込んだ。鼻血もしょっちゅう出て、一回出血すると一、二時間止まらない。ティッシュを一箱使った。
さすがに変だと、夏休みの帰省の前に病院に連れて行かれた。。たいしたことないだろう、と荷造りをしたカバンを持って家族で行った。診察後、そのまま帰省する予定であった。
だが、結果は即入院。
病名は(特発性血小板減少性紫斑病)。
俗に、(死なない白血病)と呼ばれるもので、血小板が極端に減り血が止まらなくなる病だった。
検査時の数値は八千。正常値は十八万から二十万(当時の数値)。二十分の一以下だった。
帰省用に持ってきた荷物を持って入院し、精密検査をして他は問題なかったが、血小板の数値が異常だった。
三人の小児科医が団結して治療にあたったが、上がってせいぜい二万と少し。二万五千越えたらみんなで喜んだ。
ひとつ五千円もする点滴を一日置きに打って、ステロイド剤を飲みムーンフェイスになっていた。点滴の針を刺す場所がなくなり足の甲に刺したこともある。採血も一日置きだったので、刺せる場所が本当になくなった。
しかし退院できる数値五万に届かず、丸々一年入院した。そのうち外泊を許可されるようになり(私がストレスで看護師さん達が手に負えなくなった)、学校にも少しずつ通い始めた。
入退院を繰り返して二年後、入院中に急に大学病院への転院が決まった。
転院先での初めての血液検査の結果は、六千。一万を切っていた。
だが、嬉しいことに大学病院に移って一週間後、なんと数値は二万を軽く越え、更に一週間後には五万を超えた。飲み薬だけの治療で改善がみられたのだ。
前にいた病院の医師三人は、それぞれ別の病院に転院してしまったと聞いた。理由は知らないが仲は悪かったからなぁ…私の治療で仲違いがあったのなら、申し訳ない。
通院のペースも週一回から月一回になり負担も薬も減った。それから四年後、私は完治した。
元々勉強が嫌いな上に一年以上も遅れて、いつの間にか小学校六年生になっていた私はちんぷんかんぷんで、通知表には一が並んだ。
しかし、勉強はいつでもできる。良い友人にも恵まれたし、中学生活は最高の思い出になった。未だに当時の級友と遊んでいる。
医師や薬のお陰でもあるが、毎日通ってくれた祖母、日曜日には父、兄が来てくれて、同じ病院にたまに入院していた祖父も病室に遊びに来てくれた(不思議な感じ)。
医療費も(特定疾患はあったが)大変だったと思う。今なら素直に感謝できる。
これで健康!と、喜んだのも束の間。
それから二年後、私は一型糖尿病と診断される。そこからが本当に辛い闘病生活の始まりだった。
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