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第6章
#77入口
「やっぱり戻るとなると厳しいね」
「全くどこがどこだかなぁ」
しばらく歩いたが、こんな場所見覚えがない。
「これもしかして迷子?」
「そうだなぁ、ん?お?」
「どうしたの?」
「あれってここに入った時の扉じゃないかぁ?」
「本当だ!でも正面にあるね」
「ん?どういうことだぁ?」
「入った時に道は3方向あったんだよ、真っ直ぐ、右、左って」
「おぉ、たしか俺たちは右にいったよな」
「そう、それで京君は真っ直ぐ、ジョーさんは左だった」
「だから、どうなるんだぁ?」
「まあ、どうもならないんだけど…」
「よく分かんないからなぁ」
「とりあえず左の道に行ってみよう、正面に扉があるってことは真っ直ぐの道を逆走してきたんだ」
「じゃあ右と真っ直ぐは実質行ったって感じか」
「そう、もしかしたら残りのパネルもあるかも」
「なら行くしかないなぁ」
「…ねえちょっと」
後ろから声がした。
「あともう少しでパネルに届きそうだから手伝ってくれない?」
日向ちゃんだった。
「偶然ここに戻ってきたんだけど、扉の上見て」
日向ちゃんが指さしたところにパネルがあった、だが…
「これすげぇ遠いなぁ」
「3人いても届かなそうだね」
「そうなの、だから他の人を集めるために手伝ってほしいの」
「日向ちゃんはどの道から来たの?」
「こっちよ」
さっき僕らの来た真っ直ぐの道に視線を送った。
「じゃあ左行こうぜぇ、まだ行ってないんだろぉ?」
「分かったわ、ありがとう」
最初の頃とは全然違う、ある意味頼るものが無くなって成長したのかもしれない。
「なんか、人狼の時に守ってくれなんて言われたけどよぉ、あれはもう1人で大丈夫そうだなぁ」
砕が小さい声で語りかけてきた。
「そうだね」
僕も返事をした。
「早くー」
日向ちゃんは少し微笑んで手を振ってきた。
「おうぅ」
「入ってすぐの時は結構人いたのに、全然見当たらないなぁ」
「まあみんな入ってすぐのところにいたからね」
「やっと見つけた人がこの2人でよかった」
「なんか久々だなぁ、最初のミッションから一緒だからなぁ」
「この場所で言うと幼なじみになるのかな?」
「ああー、たしかに!」
日向ちゃんは楽しそうに笑った。
「それにしても人が誰一人いないなぁ」
「さすがにそろそろ会うはずだよね」
「時間もあと20分、全部見つけれないで終わるかも」
そう話していると、明らかに不自然に広い空間に出た。
「ん?」
「どうしたんだぁ?」
「向こうに3つのパネルがあるけど、こんな広いのに何も無い」
「まあせっかく誰も使ってないんだから行こうぜぇ」
「待って、そんなに道を曲がったりしてないから誰でも来れるはずなのに取られてない…」
「あれ、なんか聞こえない?」
日向ちゃんが不思議そうに言った。耳を澄ますと何か声が聞こえてきた。
「ここは罠だ!パネルに行こうとすると落ちるぞ!」
薄くだが声が聞こえた。
「本当かぁ?」
「本当だ!取ろうとしたら急に床に穴が空いたんだ!ゲホッ…」
相手は必死に叫んで僕らに伝えている。
「多分本当なんだよ、ここには行けない」
「じゃあ他のとこ探すかぁ、ありがとなぁ!!」
「頑張れや!!」
「誰か知らねぇけどいいやつだったなぁ」
「じゃあこっからどうしようか…」
「扉の上の取りたかったけど、もうこのまま時間切れまで待ってもいい気がしてきたよ」
日向ちゃんは座り込んだ。
「それもそうだね」
「なんでだぁ?」
「このまま動いてもいいけど、あと1つしか見つけてないのは無いからね」
「そうかぁ、じゃあ俺1人であのパネルのとこ行ってくるぜぇ」
「え、なんで!」
「暇だからよぉ」
砕は小走りでパネルの方に向かった。
「よーしぃ、行くぞぉー、ほぉっ」
ストンっ
「「あっ」」
砕はスルッと穴に落ちていった。
「全くどこがどこだかなぁ」
しばらく歩いたが、こんな場所見覚えがない。
「これもしかして迷子?」
「そうだなぁ、ん?お?」
「どうしたの?」
「あれってここに入った時の扉じゃないかぁ?」
「本当だ!でも正面にあるね」
「ん?どういうことだぁ?」
「入った時に道は3方向あったんだよ、真っ直ぐ、右、左って」
「おぉ、たしか俺たちは右にいったよな」
「そう、それで京君は真っ直ぐ、ジョーさんは左だった」
「だから、どうなるんだぁ?」
「まあ、どうもならないんだけど…」
「よく分かんないからなぁ」
「とりあえず左の道に行ってみよう、正面に扉があるってことは真っ直ぐの道を逆走してきたんだ」
「じゃあ右と真っ直ぐは実質行ったって感じか」
「そう、もしかしたら残りのパネルもあるかも」
「なら行くしかないなぁ」
「…ねえちょっと」
後ろから声がした。
「あともう少しでパネルに届きそうだから手伝ってくれない?」
日向ちゃんだった。
「偶然ここに戻ってきたんだけど、扉の上見て」
日向ちゃんが指さしたところにパネルがあった、だが…
「これすげぇ遠いなぁ」
「3人いても届かなそうだね」
「そうなの、だから他の人を集めるために手伝ってほしいの」
「日向ちゃんはどの道から来たの?」
「こっちよ」
さっき僕らの来た真っ直ぐの道に視線を送った。
「じゃあ左行こうぜぇ、まだ行ってないんだろぉ?」
「分かったわ、ありがとう」
最初の頃とは全然違う、ある意味頼るものが無くなって成長したのかもしれない。
「なんか、人狼の時に守ってくれなんて言われたけどよぉ、あれはもう1人で大丈夫そうだなぁ」
砕が小さい声で語りかけてきた。
「そうだね」
僕も返事をした。
「早くー」
日向ちゃんは少し微笑んで手を振ってきた。
「おうぅ」
「入ってすぐの時は結構人いたのに、全然見当たらないなぁ」
「まあみんな入ってすぐのところにいたからね」
「やっと見つけた人がこの2人でよかった」
「なんか久々だなぁ、最初のミッションから一緒だからなぁ」
「この場所で言うと幼なじみになるのかな?」
「ああー、たしかに!」
日向ちゃんは楽しそうに笑った。
「それにしても人が誰一人いないなぁ」
「さすがにそろそろ会うはずだよね」
「時間もあと20分、全部見つけれないで終わるかも」
そう話していると、明らかに不自然に広い空間に出た。
「ん?」
「どうしたんだぁ?」
「向こうに3つのパネルがあるけど、こんな広いのに何も無い」
「まあせっかく誰も使ってないんだから行こうぜぇ」
「待って、そんなに道を曲がったりしてないから誰でも来れるはずなのに取られてない…」
「あれ、なんか聞こえない?」
日向ちゃんが不思議そうに言った。耳を澄ますと何か声が聞こえてきた。
「ここは罠だ!パネルに行こうとすると落ちるぞ!」
薄くだが声が聞こえた。
「本当かぁ?」
「本当だ!取ろうとしたら急に床に穴が空いたんだ!ゲホッ…」
相手は必死に叫んで僕らに伝えている。
「多分本当なんだよ、ここには行けない」
「じゃあ他のとこ探すかぁ、ありがとなぁ!!」
「頑張れや!!」
「誰か知らねぇけどいいやつだったなぁ」
「じゃあこっからどうしようか…」
「扉の上の取りたかったけど、もうこのまま時間切れまで待ってもいい気がしてきたよ」
日向ちゃんは座り込んだ。
「それもそうだね」
「なんでだぁ?」
「このまま動いてもいいけど、あと1つしか見つけてないのは無いからね」
「そうかぁ、じゃあ俺1人であのパネルのとこ行ってくるぜぇ」
「え、なんで!」
「暇だからよぉ」
砕は小走りでパネルの方に向かった。
「よーしぃ、行くぞぉー、ほぉっ」
ストンっ
「「あっ」」
砕はスルッと穴に落ちていった。
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