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1章
2話
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無事にアンリープベリーの街に入る事の出来た拙者たちはジェイス殿に買い取ってもらった素材で得たお金で宿を取る。宿とはいっても安宿だ。一泊2000Gで質素だが食事も付く。普通の宿だとボリュームのある食事とベッドで5000Gくらいかかるのでお金が足りず泊まることが出来なかった。
安宿と言っても見た目はぼろいが掃除が行き届いているのか埃はない。
ベッドも寝る分には問題ないのだろう。アウラ殿がベッドの上に座り弾みながら笑顔になっていた。
(さて、今日はこれでいいでござるが明日はどうするでござる?お金を稼がないと明日はまた野宿でござるよ?)
「そうですわね。とりあえずは冒険者ギルドに参りましょうですわ」
(冒険者ギルドに登録して依頼を受けるのでござるな?)
「その通りですわ!」
それしかないでござるよな。依頼を選べばきっと危険も少ないでござろうし、出来るだけ安全に稼ぐでござる。
それより、時間があればアウラ殿の呪いを解く方法を調べたいでござるな。
それもギルドで聞いてみるのが一番でござろう。呪いをかけた本人を探せれば一番でござるがアウラ殿の兄上が雇ったものということしか情報がないでござる。それでは探しようがないでござるしな。
「それじゃ、今日は寝ますわ!おやすみなさいですわカゲトラ様!スヤスヤぁ」
(寝るの早いでござるな!?)
久しぶりのベッドだから寝る宣言をしてすぐにアウラ殿は寝入ってしまう。
もう少し明日のことを話し合いたかったが仕方ないでござる。
拙者も寝るでござる・・・刀なので寝る必要はないのだが、なぜか寝ようと思えば寝れるでござる。
摩訶不思議でござるな・・・自分のことでござるのに。
翌朝、目が覚めるとアウラ殿はすでに準備を完成させていた。
「おはようございますわ」
(おはようでござる)
挨拶を交わすとアウラ殿は拙者をもって部屋を出る。
食事をとるために、下の階に降りテーブルに座ると周りにいた人間たちが距離を取るために移動する。
黒い体毛のハーフというのはなんというか恐れられてもいるでござるな?
関わると不幸になるという迷信がそれだけ浸透しているのだろうか?
迫害と聞いていたのでアウラ殿の兄上のように敵意をむき出しに来る人間が多いのかと思ったがどちらかというと逃げていった冒険者たちと同じようにアウラ殿に近寄ろうとしない者が多い。
宿屋の店主ですら食事を運んだらすぐに離れてしまう。
これは予想外でござるな・・・少し、先行きが不安でござる。ギルドでまともに対応されるでござろうか?
「それじゃ、ギルドに参りましょうですわ」
(そうでござるな)
周囲の反応など気にもしないかのようにアウラ殿が言う。
気にしていないなどという事はないだろう。だが、それでも明るくふるまう彼女に拙者は出来る限り普通に返事をするしか出来ないでいた。
宿を出て大通りを通ると一際大きな建物を見つける。そこにはお目当ての『冒険者ギルド』という文字が刻まれていた。
「ここが、冒険者ギルドですのね!ワクワクしてきましたわ!」
アウラ殿が鼻息を荒くして息巻いていると、周りの人間が距離を取る。
見た目からして冒険者である彼らが距離を取るということはそういうことだろう。
不安はさらに大きくなるがここで引き返すわけにもいかない。
今夜の宿の為にも冒険者になるしかないのだ。
意を決してアウラ殿と共に冒険者ギルドの扉を潜る。
すると、モーゼが海を割ったかのように前にいた人々がその場から離れ壁に寄って行った。
アウラ殿はその中を堂々と歩き、受付に近づく。
「冒険者登録をしたいんですけれど、こちらでよろしいでしょうか?」
「ひぃ!!」
アウラ殿が丁寧に問うと、受付にいた人族のギルド員は逃げ出した。
それならばと、隣にいたギルド員に目を向けるとそのギルド員も逃げ出す。
最後には受付に誰もいなくなってしまった。
「おい、なんで半獣がギルドにいるんだよ」
「しらねぇよ・・・一体何しに来やがったんだ」
「さっき登録をしに来たって言わなかったか?」
「嘘だろ、半獣が冒険者になんかなったらこの街はどうなっちまうんだよ?」
小声で冒険者たちが話始める。
勝手なことを・・・ただの迷信を信じてありもしない噂を立てないで欲しいでござる。
「どうしましょう?」
「ふざけんな!半獣が冒険者になろうとするんじゃねぇよ!」
「やめろ!関わるな!お前まで女神に嫌われるぞ!」
女神に嫌われる?・・・そういえば、アウラ殿の状態に女神の封印などという言葉があったでござるな。
もしかして、半獣と忌み嫌われるのは迷信ではなくちゃんと理由があったりするのでござろうか?
だとしたら、拙者の失態でござるな。日本のカラスや黒猫のようなものだと思っていたでござる。
どうするでござる?このままここにいるのはアウラ殿にもキツイでござろう。
しかし、出直したところで意味がないでござるし・・・。
時間をおけば解決という事ではないのだ。
「どうされました?」
拙者が出直すが迷っていると知った声が聞こえる。
声の方向を見てみると門の前で出会ったメガネの商人。ジェイス殿でござった。
安宿と言っても見た目はぼろいが掃除が行き届いているのか埃はない。
ベッドも寝る分には問題ないのだろう。アウラ殿がベッドの上に座り弾みながら笑顔になっていた。
(さて、今日はこれでいいでござるが明日はどうするでござる?お金を稼がないと明日はまた野宿でござるよ?)
「そうですわね。とりあえずは冒険者ギルドに参りましょうですわ」
(冒険者ギルドに登録して依頼を受けるのでござるな?)
「その通りですわ!」
それしかないでござるよな。依頼を選べばきっと危険も少ないでござろうし、出来るだけ安全に稼ぐでござる。
それより、時間があればアウラ殿の呪いを解く方法を調べたいでござるな。
それもギルドで聞いてみるのが一番でござろう。呪いをかけた本人を探せれば一番でござるがアウラ殿の兄上が雇ったものということしか情報がないでござる。それでは探しようがないでござるしな。
「それじゃ、今日は寝ますわ!おやすみなさいですわカゲトラ様!スヤスヤぁ」
(寝るの早いでござるな!?)
久しぶりのベッドだから寝る宣言をしてすぐにアウラ殿は寝入ってしまう。
もう少し明日のことを話し合いたかったが仕方ないでござる。
拙者も寝るでござる・・・刀なので寝る必要はないのだが、なぜか寝ようと思えば寝れるでござる。
摩訶不思議でござるな・・・自分のことでござるのに。
翌朝、目が覚めるとアウラ殿はすでに準備を完成させていた。
「おはようございますわ」
(おはようでござる)
挨拶を交わすとアウラ殿は拙者をもって部屋を出る。
食事をとるために、下の階に降りテーブルに座ると周りにいた人間たちが距離を取るために移動する。
黒い体毛のハーフというのはなんというか恐れられてもいるでござるな?
関わると不幸になるという迷信がそれだけ浸透しているのだろうか?
迫害と聞いていたのでアウラ殿の兄上のように敵意をむき出しに来る人間が多いのかと思ったがどちらかというと逃げていった冒険者たちと同じようにアウラ殿に近寄ろうとしない者が多い。
宿屋の店主ですら食事を運んだらすぐに離れてしまう。
これは予想外でござるな・・・少し、先行きが不安でござる。ギルドでまともに対応されるでござろうか?
「それじゃ、ギルドに参りましょうですわ」
(そうでござるな)
周囲の反応など気にもしないかのようにアウラ殿が言う。
気にしていないなどという事はないだろう。だが、それでも明るくふるまう彼女に拙者は出来る限り普通に返事をするしか出来ないでいた。
宿を出て大通りを通ると一際大きな建物を見つける。そこにはお目当ての『冒険者ギルド』という文字が刻まれていた。
「ここが、冒険者ギルドですのね!ワクワクしてきましたわ!」
アウラ殿が鼻息を荒くして息巻いていると、周りの人間が距離を取る。
見た目からして冒険者である彼らが距離を取るということはそういうことだろう。
不安はさらに大きくなるがここで引き返すわけにもいかない。
今夜の宿の為にも冒険者になるしかないのだ。
意を決してアウラ殿と共に冒険者ギルドの扉を潜る。
すると、モーゼが海を割ったかのように前にいた人々がその場から離れ壁に寄って行った。
アウラ殿はその中を堂々と歩き、受付に近づく。
「冒険者登録をしたいんですけれど、こちらでよろしいでしょうか?」
「ひぃ!!」
アウラ殿が丁寧に問うと、受付にいた人族のギルド員は逃げ出した。
それならばと、隣にいたギルド員に目を向けるとそのギルド員も逃げ出す。
最後には受付に誰もいなくなってしまった。
「おい、なんで半獣がギルドにいるんだよ」
「しらねぇよ・・・一体何しに来やがったんだ」
「さっき登録をしに来たって言わなかったか?」
「嘘だろ、半獣が冒険者になんかなったらこの街はどうなっちまうんだよ?」
小声で冒険者たちが話始める。
勝手なことを・・・ただの迷信を信じてありもしない噂を立てないで欲しいでござる。
「どうしましょう?」
「ふざけんな!半獣が冒険者になろうとするんじゃねぇよ!」
「やめろ!関わるな!お前まで女神に嫌われるぞ!」
女神に嫌われる?・・・そういえば、アウラ殿の状態に女神の封印などという言葉があったでござるな。
もしかして、半獣と忌み嫌われるのは迷信ではなくちゃんと理由があったりするのでござろうか?
だとしたら、拙者の失態でござるな。日本のカラスや黒猫のようなものだと思っていたでござる。
どうするでござる?このままここにいるのはアウラ殿にもキツイでござろう。
しかし、出直したところで意味がないでござるし・・・。
時間をおけば解決という事ではないのだ。
「どうされました?」
拙者が出直すが迷っていると知った声が聞こえる。
声の方向を見てみると門の前で出会ったメガネの商人。ジェイス殿でござった。
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