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3章
敵は・・・
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ワタクシは街の屋根を伝いながら一気に宙に浮いている敵に向かって急いだ。
向かう途中に、帝国の鎧を着た男がもう一人、城の方へ走るのが目の端に入る。
「もう一人いましたのね・・・」
ワタクシはその男に気付いたが、目の前で街を破壊しようとした男を放って置くわけにもいかない。
それに城にはクオンさんもおりますし、あの男はクオンさんにお任せしましょう、彼ならきっと気づくだろう。そう思いなおしワタクシは再び上空の敵へと視線を移した。
敵はワタクシを見据えている、どうやら、ワタクシを敵と認識しているようだ。下手に続けて街を攻撃されずに済んで助かるが、なぜあの男はいきなりツァインの街を攻撃したのか?
よくはわかりませんが攻撃をしたということは敵でよろしいんですわよね!
ワタクシは敵と認識した相手に向かって魔弾を放つ。
だが、敵はワタクシの攻撃を避けようともしない、微動だにせずワタクシの魔弾の直撃を受けましたわ。
「何を考えてますの?」
疑問がそのまま口に出るが、何かしらの結界魔法でも使ったのか敵は魔弾の直撃を受けたにも関わらず表情一つ変えてなかった。
「それならっ、炸裂弾!!」
炎の魔法を混ぜた弾丸を放つ。
この弾丸は相手に着弾したと同時に爆発をするのでたとえ結界を貼っていたとしてもその結界を打ち破りダメージを与える自信があった。
予想通り、敵に着弾をして炸裂する。
「やりましたの?」
まだ爆炎が残る中、ワタクシは敵の動向を見据えます。
そして、爆炎が晴れてきたと思ったところに黒い炎の攻撃がワタクシの方へと向かってきた。
「っ!、風咆弾!!」
黒炎に向けて咄嗟に風の魔法を混ぜた弾丸を撃つ。
黒炎に当たった弾丸は爆風で炎を霧散させる。
「ワタクシの攻撃を受けてダメージを受けていないって言うのはどういうことですの?」
最初の魔弾もそうだが、今の炎の弾丸もまるでダメージを受けている様子がない。
・・・まさか、まさかとは思いますが。
私は一つの可能性を考えると、そんなことはさすがにないだろうと思いながらも確認の為にも行動を起こす。
「聖滅弾!!」
光の魔法を混ぜた弾丸が敵に向かって放たれる・・・そして。
「・・・ぐっ」
ダメージを与えた、先ほどと同じように微動だにせずワタクシの攻撃を受けた敵はわずかに眉を動かしながら声を漏らした。
「嫌な予想というのは当たりますわね」
通常の攻撃や光の魔法以外の攻撃が効かない相手といえば一つしかない・・・。
「魔族ですのね・・・」
そう、今自分の目の前にいる、帝国の鎧を着た男は魔族だという事だ。
敵は冷徹な目をしたまま、こちらを見下ろしている。
そして、先ほどまでは移動をせずその場でこちらを見ていた男の姿が一瞬にして目の前に現れた。
目の前に現れた敵はワタクシの首を掴み持ち上げる。
「邪魔をするな」
「ぐっ・・・お断り・・・しますわっ!」
ワタクシは敵を蹴り飛ばし、その反動で手から逃れるが少し距離を取ったワタクシに敵は黒炎の追撃を放ってくる。
咄嗟に風の結界を張って、自分の身を護ろうとするのだが、ワタクシの魔法の結界ではその黒炎を防ぎきることが出来ずにダメージを受けてしまう。
「くっ・・・やってくれますわね!」
ワタクシは銃を相手に向けると聖滅弾《セイクリッドブリッツ》を放つ。
今度は敵も、ワタクシの攻撃を受けずに躱した。
そして、再びワタクシの近くに距離を縮めると拳を振り上げながら言った。
「銃使いか・・・懐に入られれば脆かろう」
敵はワタクシに拳を振り下ろすとすでに勝った気でいるのかワタクシに興味はないというような無表情な顔でワタクシを見下ろしていた。
そんな、相手の攻撃をワタクシは相手の攻撃がスピードに乗る前に左手で力の方向を変え、避ける。
そして・・・。
「舐めるんじゃありませんわよ・・・光纏拳!!」
ワタクシの言葉と同時にワタクシの拳に光の魔法の力が集約する。
そして、その拳を魔族の鳩尾へ深々と突き刺した。
「ぐほおっ・・・な、なんだと!?」
「まだまだ、行きますわよ!!」
殴る、殴る、殴る殴る殴る。
魔族の顔面、お腹、胸と光魔法を纏った拳を叩き込みまくった。
そして、とどめの蹴りとばかりに光の魔法を最大限に集約し、再び相手の鳩尾のあたりに強烈な蹴りを一撃決めたのだ。
敵はその一撃で吹き飛び、街の中心にある広場へと落ちる。
街には、この異常事態に気付いた冒険者や兵士たちが一般人を避難させるべく未だ奔走している。
「エリンシア殿!」
兵士の一人が落ちてきた敵とそれを追って広場に降りたワタクシを見て声を掛けてくる。
「街に魔族が侵入しておりますわ!人々の避難を!城は危険な可能性がありますので教会か冒険者ギルドに避難させてくださいませ!」
「ま、魔族が!?・・・了解しました!」
一冒険者であるエリンシアの言う事を兵士の男は疑いもせず言葉に従う。
普通の冒険者であれば兵士がこうも素直に動くことはないだろう、だが、エリンシアは街の救世主である闇の魔女の仲間で、彼女自身もランクS判定を貰った冒険者であり、ウェアウルフ事件の時には何匹ものウェアウルフたちを屠っているのだ。
彼女たち闇の魔女の仲間の信頼は確かなものになっていたのだ。
「驚いた・・・人間にここまでの使い手がいようとは・・・。」
「驚きついでに滅んでいただきますわよ!」
ワタクシはそういうと魔導銃を相手に向けてセイクリッドブリッツを放つ。
魔族にダメージを与えられる方法はワタクシの持っている中では光の魔法を混ぜたこの銃と拳だけである。
・・・困りましたわね。
ダメージを与えることは出来るのだが、決定打に欠けるのだ。
拳はヴィクトールさん程の威力は出せない、なので何発も何発も入れるしかないがそうやすやすと滅びる程殴らせてはくれないだろう。
かと言って、セイクリッドブリッツの方もそれなりの威力はあるが魔族を滅ぼすには少々足りない・・・。
とすれば、ワタクシの切り札であるフルバスターに光の魔法を混ぜて最大限にぶっ放すしかありませんわね。
今まで、フルバスターに魔法を乗せたことはない、なぜなら加減が効かず魔力全てを込めてしまい、その時点で戦力にならなくなってしまうからだ。
カモメさんのように大量の魔力量を持っていればポンポン使えるんですけれどね・・・。
そういうわけにはいきませんので・・・一発を確実に当てないといけませんわね。
敵を魔弾で牽制しながらワタクシは最大の一発を放つ隙を伺うのであった。
向かう途中に、帝国の鎧を着た男がもう一人、城の方へ走るのが目の端に入る。
「もう一人いましたのね・・・」
ワタクシはその男に気付いたが、目の前で街を破壊しようとした男を放って置くわけにもいかない。
それに城にはクオンさんもおりますし、あの男はクオンさんにお任せしましょう、彼ならきっと気づくだろう。そう思いなおしワタクシは再び上空の敵へと視線を移した。
敵はワタクシを見据えている、どうやら、ワタクシを敵と認識しているようだ。下手に続けて街を攻撃されずに済んで助かるが、なぜあの男はいきなりツァインの街を攻撃したのか?
よくはわかりませんが攻撃をしたということは敵でよろしいんですわよね!
ワタクシは敵と認識した相手に向かって魔弾を放つ。
だが、敵はワタクシの攻撃を避けようともしない、微動だにせずワタクシの魔弾の直撃を受けましたわ。
「何を考えてますの?」
疑問がそのまま口に出るが、何かしらの結界魔法でも使ったのか敵は魔弾の直撃を受けたにも関わらず表情一つ変えてなかった。
「それならっ、炸裂弾!!」
炎の魔法を混ぜた弾丸を放つ。
この弾丸は相手に着弾したと同時に爆発をするのでたとえ結界を貼っていたとしてもその結界を打ち破りダメージを与える自信があった。
予想通り、敵に着弾をして炸裂する。
「やりましたの?」
まだ爆炎が残る中、ワタクシは敵の動向を見据えます。
そして、爆炎が晴れてきたと思ったところに黒い炎の攻撃がワタクシの方へと向かってきた。
「っ!、風咆弾!!」
黒炎に向けて咄嗟に風の魔法を混ぜた弾丸を撃つ。
黒炎に当たった弾丸は爆風で炎を霧散させる。
「ワタクシの攻撃を受けてダメージを受けていないって言うのはどういうことですの?」
最初の魔弾もそうだが、今の炎の弾丸もまるでダメージを受けている様子がない。
・・・まさか、まさかとは思いますが。
私は一つの可能性を考えると、そんなことはさすがにないだろうと思いながらも確認の為にも行動を起こす。
「聖滅弾!!」
光の魔法を混ぜた弾丸が敵に向かって放たれる・・・そして。
「・・・ぐっ」
ダメージを与えた、先ほどと同じように微動だにせずワタクシの攻撃を受けた敵はわずかに眉を動かしながら声を漏らした。
「嫌な予想というのは当たりますわね」
通常の攻撃や光の魔法以外の攻撃が効かない相手といえば一つしかない・・・。
「魔族ですのね・・・」
そう、今自分の目の前にいる、帝国の鎧を着た男は魔族だという事だ。
敵は冷徹な目をしたまま、こちらを見下ろしている。
そして、先ほどまでは移動をせずその場でこちらを見ていた男の姿が一瞬にして目の前に現れた。
目の前に現れた敵はワタクシの首を掴み持ち上げる。
「邪魔をするな」
「ぐっ・・・お断り・・・しますわっ!」
ワタクシは敵を蹴り飛ばし、その反動で手から逃れるが少し距離を取ったワタクシに敵は黒炎の追撃を放ってくる。
咄嗟に風の結界を張って、自分の身を護ろうとするのだが、ワタクシの魔法の結界ではその黒炎を防ぎきることが出来ずにダメージを受けてしまう。
「くっ・・・やってくれますわね!」
ワタクシは銃を相手に向けると聖滅弾《セイクリッドブリッツ》を放つ。
今度は敵も、ワタクシの攻撃を受けずに躱した。
そして、再びワタクシの近くに距離を縮めると拳を振り上げながら言った。
「銃使いか・・・懐に入られれば脆かろう」
敵はワタクシに拳を振り下ろすとすでに勝った気でいるのかワタクシに興味はないというような無表情な顔でワタクシを見下ろしていた。
そんな、相手の攻撃をワタクシは相手の攻撃がスピードに乗る前に左手で力の方向を変え、避ける。
そして・・・。
「舐めるんじゃありませんわよ・・・光纏拳!!」
ワタクシの言葉と同時にワタクシの拳に光の魔法の力が集約する。
そして、その拳を魔族の鳩尾へ深々と突き刺した。
「ぐほおっ・・・な、なんだと!?」
「まだまだ、行きますわよ!!」
殴る、殴る、殴る殴る殴る。
魔族の顔面、お腹、胸と光魔法を纏った拳を叩き込みまくった。
そして、とどめの蹴りとばかりに光の魔法を最大限に集約し、再び相手の鳩尾のあたりに強烈な蹴りを一撃決めたのだ。
敵はその一撃で吹き飛び、街の中心にある広場へと落ちる。
街には、この異常事態に気付いた冒険者や兵士たちが一般人を避難させるべく未だ奔走している。
「エリンシア殿!」
兵士の一人が落ちてきた敵とそれを追って広場に降りたワタクシを見て声を掛けてくる。
「街に魔族が侵入しておりますわ!人々の避難を!城は危険な可能性がありますので教会か冒険者ギルドに避難させてくださいませ!」
「ま、魔族が!?・・・了解しました!」
一冒険者であるエリンシアの言う事を兵士の男は疑いもせず言葉に従う。
普通の冒険者であれば兵士がこうも素直に動くことはないだろう、だが、エリンシアは街の救世主である闇の魔女の仲間で、彼女自身もランクS判定を貰った冒険者であり、ウェアウルフ事件の時には何匹ものウェアウルフたちを屠っているのだ。
彼女たち闇の魔女の仲間の信頼は確かなものになっていたのだ。
「驚いた・・・人間にここまでの使い手がいようとは・・・。」
「驚きついでに滅んでいただきますわよ!」
ワタクシはそういうと魔導銃を相手に向けてセイクリッドブリッツを放つ。
魔族にダメージを与えられる方法はワタクシの持っている中では光の魔法を混ぜたこの銃と拳だけである。
・・・困りましたわね。
ダメージを与えることは出来るのだが、決定打に欠けるのだ。
拳はヴィクトールさん程の威力は出せない、なので何発も何発も入れるしかないがそうやすやすと滅びる程殴らせてはくれないだろう。
かと言って、セイクリッドブリッツの方もそれなりの威力はあるが魔族を滅ぼすには少々足りない・・・。
とすれば、ワタクシの切り札であるフルバスターに光の魔法を混ぜて最大限にぶっ放すしかありませんわね。
今まで、フルバスターに魔法を乗せたことはない、なぜなら加減が効かず魔力全てを込めてしまい、その時点で戦力にならなくなってしまうからだ。
カモメさんのように大量の魔力量を持っていればポンポン使えるんですけれどね・・・。
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