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4章
法王
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城の瓦礫が散乱する中をゆっくりと優雅にこちらに近づいてくる女性。
その女性は金髪のウェーブのかかった長い髪を風に揺らしながら、純白のドレスが太陽の光を反射させ、まるでキラキラと輝いているように見えた。
「誰・・・なの?」
「わかりませんわ・・・敵なのか・・・味方なのか・・・」
すでに戦う魔力も体力も残っていない私たちは、先ほどグランが立ち上がった時すでに絶体絶命の状態であった。あのまま、グランとの戦闘が続いていれば確実に負けていただろう。
そのことを考えれば私たちを助けてくれ様にも思えるが・・・どうなんだろう。
「間に合いましたね、ご無事ですか?」
その女性はにこやかに微笑んで、私に手を差し伸べてくれた。
「ありがとう・・・ございます」
私は警戒を怠らず、だけど、差し伸べられた手を無視することも出来ず、握り返し立ち上がった。
「あなたは?」
「貴様!女王を知らぬと申すのか!!」
私が女性に尋ねると、後ろに控えていた鎧姿の男性が声を荒げる・・・女王?
もしかしてシェリーのお母さん?
私がそう思いシェリーの方を見てみると、シェリーは驚いたような表情で女王と呼ばれた女性を見ていた。
「・・・メリアンナ・・・法王・・・」
シェリーがこれでもかと言うくらい目を見開きながらそう言った。
はて・・・メリアンナ法王・・・?どっかで聞いたことあるような?
「メリアンナ法王ですって!?」
「エリンシア、知ってる人?」
「おバカちゃん!メリアンナ法王といえば、ベラリッサ法国の女王ですわよ!」
あー、そういえば、ベラリッサの女神の化身とか言われてる人がそんな名前だった気がするよ。
いやー、ベラリッサにはいい思い出が無いから忘れてたね・・・うんうん・・・お城一つ壊しちゃったし・・・・・・・・・あれ?
「わわわわっ!」
私はそう聞いて慌ててメリアンナ女王から距離をとる。
「ふふふ、あなたが闇の魔女ね?」
「こんな小娘が!?」
メリアンナ女王が私の事に気付き、微笑む・・・笑顔が怖い。
「では貴様が、国境にある我が国の城を破壊した極悪人か!!」
「うぐっ、確かに壊しちゃったけど」
あれは、こっちの話も聞かずに監禁されて、ベラリッサなら私のいう事を聞いてくれんじゃって期待してたのを裏切られて・・・なんか、むしゃくしゃしてやっちゃいました!ごめんなさい!
などと、私は良いわけにもならないようなことを頭の中で言っていた。
「やめなさい、ゴンズ。あれはこちらの不手際よ。今回の件でグランルーンは魔族とつながっていることが解ったわ。それなら、あの国に指名手配されたこの子は何かしらの理由で罠に嵌められたと考えるべきでしょう?」
「しかし、ただの極悪人という可能性も・・・それに現に我が国の城がひとつ」
ご、ごごごご極悪人じゃないもん!・・・・・善人とは言えないかもしれないけど。
「それならば、クーネル国の王女と共にこの国を救おう等とはしていないわ、あなたも見たでしょう?魔族と対峙しているこの子の姿を」
「む、むぅ・・・女王がそうおっしゃるのならば・・・」
「解ってくれて嬉しいわ」
再びにこやかに微笑むと、メリアンナ女王は私を再び見た。
「嫌な思いをさせてしまってごめんなさい」
「い、いえ、城を壊したのは本当ですし・・・」
私が、顔を俯きながらそう言うと、彼女は「大丈夫ですよ」と優しく言った。
「それで、あなたはなぜここに来たのかしら?」
「なっ、ぬいぐるみが喋るだと!面妖な!!」
「ぬいぐるみじゃないわよ!!!」
私の顔の前にふわりと浮いて、私とメリアンナの間に立った、ディータは女王相手にもいつも通りである。
「あら、かわいい」
「撫でるな!!!」
「あら、ごめんなさい、なぜここにと言われると、クーネル国の王女を助けに来たのよ?」
「私をですか?」
「ええ、王女が国を取り戻そうと頑張っていると聞いたわ、だから少しでも力になれないかと思って・・・でも、魔女さんのお陰でほとんど戦いは終わってたみたいですけどね」
確かに、ほとんどの魔族を倒し、帝国の兵士はリザードマンにやられ、そのリザードマンたちはすでにディータの腹の中である。傍から見れば殆ど私たちの勝利で終わっているように見えるかもしれないが、最後に残っていた12神将の1人グランは桁違いの強さであった。
おそらく、あそこでメリアンナ女王が助けてくれなければ私達は負けていただろう。
結局、クーネル国を救ったのはこのメリアンナ女王なのだ。
「いえ、メリアンナさんが助けてくれなかったら負けてました、ありがとうございます」
「少しでもお役に立ててうれしいですね」
「で、アンタはこれからどうするつもりなの?」
「ちょ、ディータ!」
ディータはなぜか、メリアンナ女王に噛みつく・・・一体どうしたの?
「とりあえずは、クーネル国の復興に協力させてもらってもいいでしょうか?」
「いいんですか?」
思ってもいなかった言葉に、シェリーが驚きの声を上げた。
「是非・・・それと、もしよかったらツァインの王様にもご挨拶させてもらってもいいかしら?」
「王様に?・・・うん、大丈夫だと思うけど・・・。」
「よかった、ではゴンズ、あなたはこの国の復興に力を貸してあげて、兵士達は全て預けます。」
「はっ、かしこまりました。して、陛下は?」
ゴンズと呼ばれた兵士は恭しく頭を下げると、兵士全てを預けると言われたことに疑問を思ったのか女王にそう聞いた。
「私は、魔女さんと一緒にツァインに行かせてもらいます、ツァインとも協力体制をとっていきたいですから」
「はっ、お気を付けて」
「ありがとう」
ニッコリと微笑んでゴンズにお礼を言うメリアンナ女王・・・え、一人で行かせちゃっていいの?
「女王を一人で行かせてしまって、いいんですの?」
「我が女王はとても強いお方だ、辺境の国がもし牙をむこうとも問題ない」
確かに、光の魔法の最高位であるラ・ピュリオンを使ったりととんでもない強さなのは確かだろうけど、さすがに護衛一人もなしは過信し過ぎなんじゃ?
「ふふふ、心配してくれてありがとうございます。ですが大丈夫ですよ。」
何が大丈夫なのか全然わかんないけど・・・まあ、本人がそう言うのならいいかな。
「それじゃ、シェリー、私たちは一回ツァインに戻って、王様にクーネル国の復興の手助けを頼んでくるよ」
「ありがとうございます、お姉さま・・・本当に・・・」
私は、シェリーの頭を撫でてあげると、シェリーは涙を眼に一杯ため込んで抱き着いてきた。
「エリンシア、コロ、ミャア三人はここでシェリーの手助けを頼んでもいい?」
「は、はい!」
「力仕事なら任せるニャ」
「解りましたわ、こちらは任せてくださいまし」
「よろしく」
ベラリッサの兵士なら大丈夫だとは思うけど、すでに一度、他国に侵略されているのだシェリーも不安があるだろう。エリンシアがいればそこら辺も気を使ってくれるだろうし、三人に任せて私たちはツァインへ戻ろう。
「それじゃ、早速戻るけどいいですか、メリアンナさん」
「はい、私は大丈夫です、あなたは休まなくていいのですか?」
「うん、出来るだけ早くこの国の復興を手伝いたいからね」
「お優しいんですね」
そう言われて、私は少し顔を赤くした。
と、とにかく、出来るだけ早く戻ってこよう、ベラリッサがただの厚意で助けに来てくれたとは限らないしね・・・とはいえ、メリアンナ女王以外の人達は普通の兵士といった感じだ、三人がいれば何かあっても大丈夫だろう。
後は、ツァインに帰ったら王様と相談だね。
その女性は金髪のウェーブのかかった長い髪を風に揺らしながら、純白のドレスが太陽の光を反射させ、まるでキラキラと輝いているように見えた。
「誰・・・なの?」
「わかりませんわ・・・敵なのか・・・味方なのか・・・」
すでに戦う魔力も体力も残っていない私たちは、先ほどグランが立ち上がった時すでに絶体絶命の状態であった。あのまま、グランとの戦闘が続いていれば確実に負けていただろう。
そのことを考えれば私たちを助けてくれ様にも思えるが・・・どうなんだろう。
「間に合いましたね、ご無事ですか?」
その女性はにこやかに微笑んで、私に手を差し伸べてくれた。
「ありがとう・・・ございます」
私は警戒を怠らず、だけど、差し伸べられた手を無視することも出来ず、握り返し立ち上がった。
「あなたは?」
「貴様!女王を知らぬと申すのか!!」
私が女性に尋ねると、後ろに控えていた鎧姿の男性が声を荒げる・・・女王?
もしかしてシェリーのお母さん?
私がそう思いシェリーの方を見てみると、シェリーは驚いたような表情で女王と呼ばれた女性を見ていた。
「・・・メリアンナ・・・法王・・・」
シェリーがこれでもかと言うくらい目を見開きながらそう言った。
はて・・・メリアンナ法王・・・?どっかで聞いたことあるような?
「メリアンナ法王ですって!?」
「エリンシア、知ってる人?」
「おバカちゃん!メリアンナ法王といえば、ベラリッサ法国の女王ですわよ!」
あー、そういえば、ベラリッサの女神の化身とか言われてる人がそんな名前だった気がするよ。
いやー、ベラリッサにはいい思い出が無いから忘れてたね・・・うんうん・・・お城一つ壊しちゃったし・・・・・・・・・あれ?
「わわわわっ!」
私はそう聞いて慌ててメリアンナ女王から距離をとる。
「ふふふ、あなたが闇の魔女ね?」
「こんな小娘が!?」
メリアンナ女王が私の事に気付き、微笑む・・・笑顔が怖い。
「では貴様が、国境にある我が国の城を破壊した極悪人か!!」
「うぐっ、確かに壊しちゃったけど」
あれは、こっちの話も聞かずに監禁されて、ベラリッサなら私のいう事を聞いてくれんじゃって期待してたのを裏切られて・・・なんか、むしゃくしゃしてやっちゃいました!ごめんなさい!
などと、私は良いわけにもならないようなことを頭の中で言っていた。
「やめなさい、ゴンズ。あれはこちらの不手際よ。今回の件でグランルーンは魔族とつながっていることが解ったわ。それなら、あの国に指名手配されたこの子は何かしらの理由で罠に嵌められたと考えるべきでしょう?」
「しかし、ただの極悪人という可能性も・・・それに現に我が国の城がひとつ」
ご、ごごごご極悪人じゃないもん!・・・・・善人とは言えないかもしれないけど。
「それならば、クーネル国の王女と共にこの国を救おう等とはしていないわ、あなたも見たでしょう?魔族と対峙しているこの子の姿を」
「む、むぅ・・・女王がそうおっしゃるのならば・・・」
「解ってくれて嬉しいわ」
再びにこやかに微笑むと、メリアンナ女王は私を再び見た。
「嫌な思いをさせてしまってごめんなさい」
「い、いえ、城を壊したのは本当ですし・・・」
私が、顔を俯きながらそう言うと、彼女は「大丈夫ですよ」と優しく言った。
「それで、あなたはなぜここに来たのかしら?」
「なっ、ぬいぐるみが喋るだと!面妖な!!」
「ぬいぐるみじゃないわよ!!!」
私の顔の前にふわりと浮いて、私とメリアンナの間に立った、ディータは女王相手にもいつも通りである。
「あら、かわいい」
「撫でるな!!!」
「あら、ごめんなさい、なぜここにと言われると、クーネル国の王女を助けに来たのよ?」
「私をですか?」
「ええ、王女が国を取り戻そうと頑張っていると聞いたわ、だから少しでも力になれないかと思って・・・でも、魔女さんのお陰でほとんど戦いは終わってたみたいですけどね」
確かに、ほとんどの魔族を倒し、帝国の兵士はリザードマンにやられ、そのリザードマンたちはすでにディータの腹の中である。傍から見れば殆ど私たちの勝利で終わっているように見えるかもしれないが、最後に残っていた12神将の1人グランは桁違いの強さであった。
おそらく、あそこでメリアンナ女王が助けてくれなければ私達は負けていただろう。
結局、クーネル国を救ったのはこのメリアンナ女王なのだ。
「いえ、メリアンナさんが助けてくれなかったら負けてました、ありがとうございます」
「少しでもお役に立ててうれしいですね」
「で、アンタはこれからどうするつもりなの?」
「ちょ、ディータ!」
ディータはなぜか、メリアンナ女王に噛みつく・・・一体どうしたの?
「とりあえずは、クーネル国の復興に協力させてもらってもいいでしょうか?」
「いいんですか?」
思ってもいなかった言葉に、シェリーが驚きの声を上げた。
「是非・・・それと、もしよかったらツァインの王様にもご挨拶させてもらってもいいかしら?」
「王様に?・・・うん、大丈夫だと思うけど・・・。」
「よかった、ではゴンズ、あなたはこの国の復興に力を貸してあげて、兵士達は全て預けます。」
「はっ、かしこまりました。して、陛下は?」
ゴンズと呼ばれた兵士は恭しく頭を下げると、兵士全てを預けると言われたことに疑問を思ったのか女王にそう聞いた。
「私は、魔女さんと一緒にツァインに行かせてもらいます、ツァインとも協力体制をとっていきたいですから」
「はっ、お気を付けて」
「ありがとう」
ニッコリと微笑んでゴンズにお礼を言うメリアンナ女王・・・え、一人で行かせちゃっていいの?
「女王を一人で行かせてしまって、いいんですの?」
「我が女王はとても強いお方だ、辺境の国がもし牙をむこうとも問題ない」
確かに、光の魔法の最高位であるラ・ピュリオンを使ったりととんでもない強さなのは確かだろうけど、さすがに護衛一人もなしは過信し過ぎなんじゃ?
「ふふふ、心配してくれてありがとうございます。ですが大丈夫ですよ。」
何が大丈夫なのか全然わかんないけど・・・まあ、本人がそう言うのならいいかな。
「それじゃ、シェリー、私たちは一回ツァインに戻って、王様にクーネル国の復興の手助けを頼んでくるよ」
「ありがとうございます、お姉さま・・・本当に・・・」
私は、シェリーの頭を撫でてあげると、シェリーは涙を眼に一杯ため込んで抱き着いてきた。
「エリンシア、コロ、ミャア三人はここでシェリーの手助けを頼んでもいい?」
「は、はい!」
「力仕事なら任せるニャ」
「解りましたわ、こちらは任せてくださいまし」
「よろしく」
ベラリッサの兵士なら大丈夫だとは思うけど、すでに一度、他国に侵略されているのだシェリーも不安があるだろう。エリンシアがいればそこら辺も気を使ってくれるだろうし、三人に任せて私たちはツァインへ戻ろう。
「それじゃ、早速戻るけどいいですか、メリアンナさん」
「はい、私は大丈夫です、あなたは休まなくていいのですか?」
「うん、出来るだけ早くこの国の復興を手伝いたいからね」
「お優しいんですね」
そう言われて、私は少し顔を赤くした。
と、とにかく、出来るだけ早く戻ってこよう、ベラリッサがただの厚意で助けに来てくれたとは限らないしね・・・とはいえ、メリアンナ女王以外の人達は普通の兵士といった感じだ、三人がいれば何かあっても大丈夫だろう。
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