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第八回 精霊(ジン) 1
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夏の日、私は庭で猫達と戯れている。
直接日差しを浴びると、本当に熱くて火傷しそうだ。しかし空気は乾燥しており、木陰でぐーたらしていると、微風が顔を撫でる。心地よい。
クロはメス猫だが、未だ子を生したことはない。代わりに何匹もの猫が訪れては去っていく。その中に妊娠している猫が何故か多く、多くの仔猫と戯れるのが私の日課の一つだ。
人影を見つけ、声をかける。
「こんにちわ。」(こんにちわ、はじめまして?商人さんでしょうか。)
身なりの良い、東方風の衣装をまとい、香料の臭がする。
あれ?何を考えているのかさっぱりわからない。
「あなたは……この家の子供かい?」
「はい。おじさんは誰?」(どこから来たの?どうやって入ったの?)
「私はあなたのおじいさんとは古くからの知り合いでね。この家のこともよく知っているんだよ。」
ニッコリと笑う。悪い人には見えないが、どうだろう。それにおじいさんの知り合いと言うには若すぎるような。しかしこんな人にあったのは初めてだ。
「フウーッ!」(お前はだれだ?人じゃないだろう!)
クロが睨みつけ、唸っている。人じゃない?なにそれ?
「ああ、困ったな。こんなにすぐに見破られるとは思わなかった。君はすごいね。」
おじさんがクロに話しかける。あそう、やっぱり人じゃない……なら、何?
「君は生まれながらの魔法使いか、なら、そうだな。自己紹介をしよう。私はジンだよ。」
「ジン……」(ジンて、精霊の?魔法を使うの?悪いことをするの?)
「ああ、精霊ね。そうだね。魔法は使うが、別に悪いことはしないがねえ。同じ神に帰依しているしね。」
ジンはそう言ってウィンクする。
「名前はまだ内緒だよ。ちょっとこの辺りに私の使い魔が来ているようで、探しに来たのだよ。」
「使い魔。」(使い魔ってどんなの?)
「きれいな鳥だよ。」
え、まさかラウム?
「いや、白黒ではないよ、真っ黒な鳥さ。」
「ああ。ごめんなさい。知らない。」(よかった、うちのラウムじゃないのね。ごめんなさい、知らないわ。)
「謝らなくていいさ、ただ、もしよかったらあなたの眷属に聞いてもらっていいかな。真っ黒なカナリヤを見たことがないかってね。」
「はい。いいですよ。」(珍しい鳥ですね。わかりました。聞いてみますね。)
「とてもよい声で啼くので、拐われたようなのですよ。」
「かわいそう。」(まあ、可愛そうです。)
ジンは目を細め、私に近付くとクルッと手を回す。きれいな掌に、指輪が乗っている。透明な石の付いた金色の指輪だ。細かい文様が彫ってあり、とても手が込んでいるように見える。きれいだ。
「これをあげましょう。もし何か手がかりがあったら、この指輪におじいさんの名前を3回呼びかけなさい。私と連絡がつきますから。」
「え、これを?」(え、でもこの指輪高そうだし、知らない人からこんなものをもらうのも良くない気がするし、大きいような気がするし、)
「ええ、大きさは勝手に良いようになるから。これはお願いなのですよ、お気に入りの子でね、何とか助けてあげたいから。」
私はまだ少しためらったが、結局受け取ってしまう。何となく、右手の中指にはめると、すっと縮まって、小さな私の指にきれいに納まってしまった。
「あの、」(不思議、それで、あれ?)
男はすでにそこにいない。影も足跡もなく消えていた。
指輪は、どうやら他の人には見えないようだった。誰も気にかけない。お母さんもタナも、気付かない。
でも指にははまっているし、実際服を着るときに引っかかったり、コップを持つときに音が出たりしている。それでも気付かないのはなぜ?魔法がかかっているのか、というか、魔法の指輪だもんね。
詩人の物語や本の中に、あるいは日々の生活の中にもジンは出てくる。大体は、魔法を使う。人を騙す。悪いことをなす。が大体うまくいかない。勿論経典にも出て来るが、そんなに悪くは無さそう。
タナにジンについて聞いてみる。少しお姉さんになった私は、タナタナとは言わなくなった。
「ジンですか!」(ああ、恐ろしい言葉を聞いてしまった!)
神に赦しと救いの言葉をひとしきり祈ってから向き直ると、厳しい顔で私に告げる。
「ああ、ジンはとても恐ろしいものです。」(旦那様、申し訳ありません、お話しても宜しいでしょうか。)
つかの間目を瞑ると意を決したように言う。
「お嬢様のお祖父様は、ジンに殺されたのです。」(ああ、言ってしまった!しかし、お嬢様を守るため。)
「ジンにですか?」(あれ?そうなんですか?)
「はい、私は見たんです、ご主人様が倒れている前にいた男がそうなんです!私に見られるとドロンと音を立てて消えてしまいました!こんなことが出来るのはジンしかおりません!」(ああ、思い出すだけでも恐ろしい、でも妙にいい男だった……)
「ええ?じゃあ、見てないの?」(え、それは、殺害の現場を見たわけじゃないのね?)
「いえ、見たようなものです!突然消えるなんて……恐ろしい!」(ああ、神よ!恐ろしい!神よ救い給え!)
タナは跪くとぐるっと向きを変えて正しい方角に祈りだす。なんというか、よくわからない。お母さんに聞きましょう。お父さんのほうがいいかな?でもお父さんはおじいちゃんの話をしたがらないんだよなあ。おばあちゃんは、私の力でも話が通じないし……。
ラウムとクロに、黒いカナリヤの話を聞いてみたが、知らないらしい。それぞれの知り合いというか仲間というか、そういう者に聞いてくれることになった。
ラウムは、黒い烏よりも、カササギと仲がいいらしい。少し小さいが、色も似ているし、話がよく通じるそうだ。黒い烏は意地悪をしてくるので、距離をおいているそうだ。
クロは、何者にも物怖じしないから、羊だろうが駱駝だろうが聞いてくれることになった。
そう、ライオンにも、向かっていってくれたっけ。どちらも大事な家族だ。
「シャムスはジンを見たこと有るかしら?」(ジン、って知ってる?)
「ぐわお。」(知っている。見たことも有る。)
「!ほんとに!」(え、びっくり!ほんとに見たこと有るの?)
「……。」(ああ。人間に捕まる前と、捕まった後にな。ジンというのは精霊だろう?人間と違う臭がするから分かるぞ。それにあれは強いからな。向かっていく気にはならぬよ。)
「へー。どんな感じ?」(そうなんだ、強いんだ。見た目はどんな感じなの?)
「……。」(ああ、初めて見た時は、大きな真っ黒な象だった。この世のものではなかった。だからジンなのだと思う。次は、小男で、東の国の服を着ていた。何か色々魔法を披露していたぞ。)
「ふーん。すごいね。」(どっちも違う姿なんだ。すごいね。)
「……ぐああ。」(それよりも退屈だ。遊ばないか?)
「ごめんなさい。クロに。じゃあね。」(ああ、ちょっと時間がないの、今日はごめんなさい。またクロにお願いするわ。それじゃあ。)
「くぉぉぉん。」(クロ殿に頼むな。ではまたな。)
シャムスと遊ぶのは楽しいが、服がドロドロのボロボロになるので、なかなかタイミングが難しいのだ。
ジンが訪れた2日後に場所がわかった。
「がーかー。」(いたぞ、かわいい子よ。黒いカナリアの場所を聞いたぞ。)
「え!ありがとう。どこかしら?」(まあ、すごいわね、ありがとう。一体どこなのかしら?)
「かーがーかー。」(あちらの大きな城の中の大きな丸い屋根の横の青い建物の中ということだ。)
「まー、お城?よくわかったわね。」(まー、お城なのね。それにしてもよくわかったわね。どうやって知ったの?)
「くーぐーかー。」(スズメたちのネットワークだな。このごろお城のカナリアの鳴き声がとても美しくなったという話を聞いた。カササギと私は虱潰しに、探したのだ。)
私は礼を言って頭を撫で、首や羽の間をマッサージしてあげる。暫くすると満足して飛んでいった。
それではさっそく呼んでみましょうか。
「ムスタファ、ムスタファ、ムスタファ。」
直接日差しを浴びると、本当に熱くて火傷しそうだ。しかし空気は乾燥しており、木陰でぐーたらしていると、微風が顔を撫でる。心地よい。
クロはメス猫だが、未だ子を生したことはない。代わりに何匹もの猫が訪れては去っていく。その中に妊娠している猫が何故か多く、多くの仔猫と戯れるのが私の日課の一つだ。
人影を見つけ、声をかける。
「こんにちわ。」(こんにちわ、はじめまして?商人さんでしょうか。)
身なりの良い、東方風の衣装をまとい、香料の臭がする。
あれ?何を考えているのかさっぱりわからない。
「あなたは……この家の子供かい?」
「はい。おじさんは誰?」(どこから来たの?どうやって入ったの?)
「私はあなたのおじいさんとは古くからの知り合いでね。この家のこともよく知っているんだよ。」
ニッコリと笑う。悪い人には見えないが、どうだろう。それにおじいさんの知り合いと言うには若すぎるような。しかしこんな人にあったのは初めてだ。
「フウーッ!」(お前はだれだ?人じゃないだろう!)
クロが睨みつけ、唸っている。人じゃない?なにそれ?
「ああ、困ったな。こんなにすぐに見破られるとは思わなかった。君はすごいね。」
おじさんがクロに話しかける。あそう、やっぱり人じゃない……なら、何?
「君は生まれながらの魔法使いか、なら、そうだな。自己紹介をしよう。私はジンだよ。」
「ジン……」(ジンて、精霊の?魔法を使うの?悪いことをするの?)
「ああ、精霊ね。そうだね。魔法は使うが、別に悪いことはしないがねえ。同じ神に帰依しているしね。」
ジンはそう言ってウィンクする。
「名前はまだ内緒だよ。ちょっとこの辺りに私の使い魔が来ているようで、探しに来たのだよ。」
「使い魔。」(使い魔ってどんなの?)
「きれいな鳥だよ。」
え、まさかラウム?
「いや、白黒ではないよ、真っ黒な鳥さ。」
「ああ。ごめんなさい。知らない。」(よかった、うちのラウムじゃないのね。ごめんなさい、知らないわ。)
「謝らなくていいさ、ただ、もしよかったらあなたの眷属に聞いてもらっていいかな。真っ黒なカナリヤを見たことがないかってね。」
「はい。いいですよ。」(珍しい鳥ですね。わかりました。聞いてみますね。)
「とてもよい声で啼くので、拐われたようなのですよ。」
「かわいそう。」(まあ、可愛そうです。)
ジンは目を細め、私に近付くとクルッと手を回す。きれいな掌に、指輪が乗っている。透明な石の付いた金色の指輪だ。細かい文様が彫ってあり、とても手が込んでいるように見える。きれいだ。
「これをあげましょう。もし何か手がかりがあったら、この指輪におじいさんの名前を3回呼びかけなさい。私と連絡がつきますから。」
「え、これを?」(え、でもこの指輪高そうだし、知らない人からこんなものをもらうのも良くない気がするし、大きいような気がするし、)
「ええ、大きさは勝手に良いようになるから。これはお願いなのですよ、お気に入りの子でね、何とか助けてあげたいから。」
私はまだ少しためらったが、結局受け取ってしまう。何となく、右手の中指にはめると、すっと縮まって、小さな私の指にきれいに納まってしまった。
「あの、」(不思議、それで、あれ?)
男はすでにそこにいない。影も足跡もなく消えていた。
指輪は、どうやら他の人には見えないようだった。誰も気にかけない。お母さんもタナも、気付かない。
でも指にははまっているし、実際服を着るときに引っかかったり、コップを持つときに音が出たりしている。それでも気付かないのはなぜ?魔法がかかっているのか、というか、魔法の指輪だもんね。
詩人の物語や本の中に、あるいは日々の生活の中にもジンは出てくる。大体は、魔法を使う。人を騙す。悪いことをなす。が大体うまくいかない。勿論経典にも出て来るが、そんなに悪くは無さそう。
タナにジンについて聞いてみる。少しお姉さんになった私は、タナタナとは言わなくなった。
「ジンですか!」(ああ、恐ろしい言葉を聞いてしまった!)
神に赦しと救いの言葉をひとしきり祈ってから向き直ると、厳しい顔で私に告げる。
「ああ、ジンはとても恐ろしいものです。」(旦那様、申し訳ありません、お話しても宜しいでしょうか。)
つかの間目を瞑ると意を決したように言う。
「お嬢様のお祖父様は、ジンに殺されたのです。」(ああ、言ってしまった!しかし、お嬢様を守るため。)
「ジンにですか?」(あれ?そうなんですか?)
「はい、私は見たんです、ご主人様が倒れている前にいた男がそうなんです!私に見られるとドロンと音を立てて消えてしまいました!こんなことが出来るのはジンしかおりません!」(ああ、思い出すだけでも恐ろしい、でも妙にいい男だった……)
「ええ?じゃあ、見てないの?」(え、それは、殺害の現場を見たわけじゃないのね?)
「いえ、見たようなものです!突然消えるなんて……恐ろしい!」(ああ、神よ!恐ろしい!神よ救い給え!)
タナは跪くとぐるっと向きを変えて正しい方角に祈りだす。なんというか、よくわからない。お母さんに聞きましょう。お父さんのほうがいいかな?でもお父さんはおじいちゃんの話をしたがらないんだよなあ。おばあちゃんは、私の力でも話が通じないし……。
ラウムとクロに、黒いカナリヤの話を聞いてみたが、知らないらしい。それぞれの知り合いというか仲間というか、そういう者に聞いてくれることになった。
ラウムは、黒い烏よりも、カササギと仲がいいらしい。少し小さいが、色も似ているし、話がよく通じるそうだ。黒い烏は意地悪をしてくるので、距離をおいているそうだ。
クロは、何者にも物怖じしないから、羊だろうが駱駝だろうが聞いてくれることになった。
そう、ライオンにも、向かっていってくれたっけ。どちらも大事な家族だ。
「シャムスはジンを見たこと有るかしら?」(ジン、って知ってる?)
「ぐわお。」(知っている。見たことも有る。)
「!ほんとに!」(え、びっくり!ほんとに見たこと有るの?)
「……。」(ああ。人間に捕まる前と、捕まった後にな。ジンというのは精霊だろう?人間と違う臭がするから分かるぞ。それにあれは強いからな。向かっていく気にはならぬよ。)
「へー。どんな感じ?」(そうなんだ、強いんだ。見た目はどんな感じなの?)
「……。」(ああ、初めて見た時は、大きな真っ黒な象だった。この世のものではなかった。だからジンなのだと思う。次は、小男で、東の国の服を着ていた。何か色々魔法を披露していたぞ。)
「ふーん。すごいね。」(どっちも違う姿なんだ。すごいね。)
「……ぐああ。」(それよりも退屈だ。遊ばないか?)
「ごめんなさい。クロに。じゃあね。」(ああ、ちょっと時間がないの、今日はごめんなさい。またクロにお願いするわ。それじゃあ。)
「くぉぉぉん。」(クロ殿に頼むな。ではまたな。)
シャムスと遊ぶのは楽しいが、服がドロドロのボロボロになるので、なかなかタイミングが難しいのだ。
ジンが訪れた2日後に場所がわかった。
「がーかー。」(いたぞ、かわいい子よ。黒いカナリアの場所を聞いたぞ。)
「え!ありがとう。どこかしら?」(まあ、すごいわね、ありがとう。一体どこなのかしら?)
「かーがーかー。」(あちらの大きな城の中の大きな丸い屋根の横の青い建物の中ということだ。)
「まー、お城?よくわかったわね。」(まー、お城なのね。それにしてもよくわかったわね。どうやって知ったの?)
「くーぐーかー。」(スズメたちのネットワークだな。このごろお城のカナリアの鳴き声がとても美しくなったという話を聞いた。カササギと私は虱潰しに、探したのだ。)
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