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第1章
第16話 さあ、行くよ、龍
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「ところで、この組織のトップってどこの国なんですか」
「それは・・・」
弁護士が、ちょっと遠慮気味にパソコンの画面を指さした。その先を目で追うと、
「えっ、えっ、えっ、に、に、に、日本!?」
まさか、世界一平和と言われるこの国に、世界中の悪の総本山があろうとは。が、しかし、考えようによってはこれはチャンス!
「よっしゃ! なら全員で龍に乗って一気に総攻撃かけるわよおおおおおおおおおおお!」
「やる気はいいんだけど、どうやって戦うか分かってるの?」
「そんなの決まってるでしょ、全員で龍に乗って総本山に乗り込んで、連中ぶったおして、その後で龍のエネルギーで洗脳よ」
「はははっ、4人で組織ごとぶったおせると思う?」
「えっ、宇宙人なんだから出来るでしょ」
「いや、宇宙人なんだと思ってるの? それに今人間だから」
「でも、洗脳とかできるんでしょ。そんなの人間にはできないよ」
「何言ってるの、人間は毎日洗脳されまくってるよ。CMや情報番組、歌の歌詞、僕の洗脳力っていうのはそういうのを操って人間の脳に浸透させていくっていうやつ」
「はあ、それじゃ人間とあんまりかわんないじゃない」
「いや、だから人間だから」
「でも、宇宙人でしょ」
「いや、宇宙人だけど人間」
はあ! もういいや。
「とにかく、全員で龍に乗って総攻撃よ!」
「龍に乗れるのは1人だけだよ」
「誰が乗るの?」
「龍に乗る人は龍が指名する」
「ふーん、で、戦い方は?」
「龍はエネルギーだからね、敵の闇のエネルギーと戦うんだよ」
「闇のエネルギーって?」
「龍に乗ると闇のエネルギーが見えるようになるから、龍と波動を合わせて。そしたら龍が闇のエネルギーを飲み込んで、光に変えて吐き出すんだ」
「えっ、じゃあ、龍だけ行けばいいんじゃないんですか」
「いや、闇の破片が火の粉みたいに飛んで、そのままにしとくと世界中に飛び散って、小さな闇があちこちの国に落ちちゃうから、それをこの伝説の剣で消滅させる」
言いながら弁護士が弁護士バッチから小さな剣を取り出して、息を吹きかけると大きな剣になった。そして、もう一度息を吹きかけると短剣は元の大きさに戻った。
「あの、今まで闇の破片が飛び散って落ちたことあるんですか」
「まあ、小さいのはよく落ちてるよ。だから世界中に犯罪がなくならないんだよね」
と弁護士が小さなため息をついたけど、ため息ついてる場合じゃないよ。あんたたちもっとちゃんと働いてよ!
「でも、新しいシステムも出来て、優秀なクルーが育ってるからそれもなくなる日が近いと思うよ」
「思ってるだけじゃ駄目よお! 実行に移してえ!」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
と、3人と龍に謝られた。
もう、ほんと、頼むよ
「それは・・・」
弁護士が、ちょっと遠慮気味にパソコンの画面を指さした。その先を目で追うと、
「えっ、えっ、えっ、に、に、に、日本!?」
まさか、世界一平和と言われるこの国に、世界中の悪の総本山があろうとは。が、しかし、考えようによってはこれはチャンス!
「よっしゃ! なら全員で龍に乗って一気に総攻撃かけるわよおおおおおおおおおおお!」
「やる気はいいんだけど、どうやって戦うか分かってるの?」
「そんなの決まってるでしょ、全員で龍に乗って総本山に乗り込んで、連中ぶったおして、その後で龍のエネルギーで洗脳よ」
「はははっ、4人で組織ごとぶったおせると思う?」
「えっ、宇宙人なんだから出来るでしょ」
「いや、宇宙人なんだと思ってるの? それに今人間だから」
「でも、洗脳とかできるんでしょ。そんなの人間にはできないよ」
「何言ってるの、人間は毎日洗脳されまくってるよ。CMや情報番組、歌の歌詞、僕の洗脳力っていうのはそういうのを操って人間の脳に浸透させていくっていうやつ」
「はあ、それじゃ人間とあんまりかわんないじゃない」
「いや、だから人間だから」
「でも、宇宙人でしょ」
「いや、宇宙人だけど人間」
はあ! もういいや。
「とにかく、全員で龍に乗って総攻撃よ!」
「龍に乗れるのは1人だけだよ」
「誰が乗るの?」
「龍に乗る人は龍が指名する」
「ふーん、で、戦い方は?」
「龍はエネルギーだからね、敵の闇のエネルギーと戦うんだよ」
「闇のエネルギーって?」
「龍に乗ると闇のエネルギーが見えるようになるから、龍と波動を合わせて。そしたら龍が闇のエネルギーを飲み込んで、光に変えて吐き出すんだ」
「えっ、じゃあ、龍だけ行けばいいんじゃないんですか」
「いや、闇の破片が火の粉みたいに飛んで、そのままにしとくと世界中に飛び散って、小さな闇があちこちの国に落ちちゃうから、それをこの伝説の剣で消滅させる」
言いながら弁護士が弁護士バッチから小さな剣を取り出して、息を吹きかけると大きな剣になった。そして、もう一度息を吹きかけると短剣は元の大きさに戻った。
「あの、今まで闇の破片が飛び散って落ちたことあるんですか」
「まあ、小さいのはよく落ちてるよ。だから世界中に犯罪がなくならないんだよね」
と弁護士が小さなため息をついたけど、ため息ついてる場合じゃないよ。あんたたちもっとちゃんと働いてよ!
「でも、新しいシステムも出来て、優秀なクルーが育ってるからそれもなくなる日が近いと思うよ」
「思ってるだけじゃ駄目よお! 実行に移してえ!」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
「はい、すいません」
と、3人と龍に謝られた。
もう、ほんと、頼むよ
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