幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

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一周年記念~地球での三人+α~

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 太陽が昇り、カーテンの隙間から注がれる陽の光で僕は目を覚ました。
 腕を伸ばして、体をほぐしてベッドから起き上がった。
 階段を下りて洗面台に向かいながら、今日の小テストのことを思い出していた。

(今日の小テストは数学Ⅱだったよな)

 洗面台に着くと、そこには妹のノールが居た。
 両親が日本とイギリスなので、妹と僕はハーフだ。だから、名前も苗字が感じで名前がカタカナなのだ。

「フォーレお兄ちゃん。おはよう」
「おはよう、ノール」

 朝ごはんを食べ終わり、学校への準備を終えた僕たちは外で待ってる二人と合流した。

「おはよう、利奈、龍」
「おはよう! フォーレ!! ノール」
「……」
「ちょっと、龍、朝の挨拶ぐらいちゃんとしなさい!」
「……るさ、……はよ」
「全く、ぶっきらぼうなんだから」

 僕たちが通っている高校は家から徒歩で通える近さにある県立高だ。
 男女ともにブレザーが制服になっている。
 女子であるノールと利奈はセーラー服が良かったと、入学するときにごねていた。

「それよりさ、二人とも今日小テストだったけど、大丈夫?」
「え!? 今日小テストなの!?」
「利奈、またか~? 何回目だよ。そろそろ授業中寝ないでちゃんと授業受けろ。一緒の大学に行けなくなるぞ」
「え~、授業中寝ないのは、ちょっと無理かな。でも、一緒の大学に行けなくなるのは嫌だ」

 う~ん、う~ん、と唸っている利奈は置いておいて、龍の方を見ると顔に余裕と書いてあった。
 まぁ、龍も授業中寝てるけど龍は特殊な能力を持っていて、一回見たものは忘れないといった能力を持っている。更に、速読を完璧に使えるので最強といっていい。

「じゃ、速く学校行って今日の分教えるから、急ぐよ」

 学校に着くと、ちらほらと生徒たちが集まっていた。

「フォーレ先輩、おはようございます!」
「おはよう」

 僕とノールはハーフってこともあり、顔立ちが良くて学校でも人気者だ。
 龍と、利奈は完璧な日本人だが利奈はモデル顔負けの容姿をしていて、性格も良いので先生にも生徒にも人気者だ。龍は、ぶっきらぼうで授業中も寝ているが、テストでは上位五位には必ず入っているので、先生には嫌われているが、少し悪いところが生徒からは人気がある。容姿も良いしね。

 教室に着いた僕たちはそれぞれの席に荷物を置いて利奈の机に集まった。

「ってか、いつまで居るんだ、ノール」
「今日初めての長文がそれって、何? まぁいいけどさ、良いでしょ別に、来年の勉強なんてお兄ちゃんと一緒にほとんど終わらせたし」
「お前、ほんと努力家だよな」

 それから、ホームルームが始まるまで利奈に勉強を教え込んだ。
 ノールはチャイムが鳴る数分前に自分の教室に帰っていた。

 そして、今日の小テストがある、数学Ⅱ。
 テストが始まって十五分後、解き終わった僕は、少し遠くに座っている利奈を見ると……寝ていた。

 小テストは、三十分。それから先生が答え合わせをしながらテストの説明をするのだが、利奈はテストが終わる十分前むくっと起き上がって、テストを解き始めた。

 そして、テストが終わると同時に利奈はテストを解き終えた。

「それじゃ、解説始めるから赤ペンだけ机の上に出してくれ。それ以外の筆記用具は机の中かカバンの中にしまってくれ。確認でき次第解説始めるぞ」

 テストの解説が終わって自己採点していると、利奈が駆け寄って来た。

「ねぇ! 今日の小テスト100点だったよ!!」
「まじで? 基礎は教えたけど、応用は教えてなかったと思うんだけど……」
「うん。でも出来たよ!!」

 褒めて褒めて! と、頭を突き出してくるので、よしよしと撫でてやると、利奈は嬉しそうに笑った。

「利奈はやればできる子なんだから、来年の受験に向けてもうちょっとちゃんと勉強しような」
「はーい」

 お昼休みになると、僕たちは食堂に集合する。

「お兄ちゃん!! 待ってたよ!!」
「お待たせ、ノール」
「二人とも、さっきぶり! 利奈ちゃんは小テストどうだった?」
「ふふふ、驚きなさい!! 100点よ!!」
「嘘!? あれだけの時間で100点取ったの!?」

 それぞれが食べたい食券を買ってきた。
 僕とノールはいつもの味噌と塩のラーメン、利奈は減塩のタンメン、龍はカレーライスを食べていた。

 お昼ご飯を食べながら談笑をしていた。

「そう言えば、駅前に新しいケーキ屋さんが出来たんですけど、明日土曜日だし、みんなで行きませんか?」
「私もそれ気になってたの! フォーレも龍も行くよね?」
「僕はもちろんいいよ」
「……めんど」
「龍も、もちろん、来るよね?」
「……行く」

 それから午後の授業を受け終わって僕たちは帰路に着いた。

「それじゃ、明日の一時にフォーレの家に集合ね」

 次の土曜日。僕たちはケーキ屋さんにやって来た。
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