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ダンジョン攻略~4~
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返り血を浴びたその女性は、その姿のまま僕たちに近づいてきた。
「私は勇者、プロメール。貴方達は?」
プロメールと名乗ったその女性の勇者という言葉に、僕とノルメは顔を見合わせて口を開いた。
「えっと、プロメールさんって呼んでいいですか?」
「ああ、もちろんさ」
「ノルメ、どう?」
「嘘は、ついてないです」
ノルメは聖女のパッシブスキルで相手が嘘を付いているかが分かる。そのノルメが嘘を付いていないと言っている。
と言うことは、ここには今、勇者が二人いることになる。
それは、可能なのだろうか? いや、可能だからこうなっているのか……。
「あの、プロメールさん。ここは、何処なんですか?」
「? 言っている意味が分からないが、『ディミオロゴ』だぞ」
ディミオロゴ、それは僕たちがダンジョンに入る前にいた星の名前だ。
なんで、同じ名前なんだ?
「そんなことより、君たちは何者だい? 魔王が闊歩するこの時に、兄妹かな、危ないじゃないか」
「僕はフォレスです」
「私はノルメと言います」
「フォレスにノルメ、うん、覚えたよ。ここじゃ危ないし、私たちの基地に来てよ」
「分かりました」
僕たちがプロメールさんに着いて行って、基地に向かっている最中、色々と話をしていた。
「なぁ、ここら辺で小さい少年を見なかったか?」
「小さい……」
「少年……」
僕とノルメが思いついたのは、あの子だろう。エレキレイ。
「もしかして、その少年の名前、エレキレイって言いませんか?」
「!? そうだ! 知っているのか?!」
衰弱しているのを助けたことを伝え、逃げたことも伝えると頭を押さえて謝られてしまった。
「申し訳ない、魔王によって虐殺されたこの世界で生きている子供が少ないからな。あの子を甘やかしていたから、わがままに育ってしまった」
魔王による虐殺、か。この世界の魔王はリュクスと違って最低な奴のようだ。
それから荒野を数十分歩くと、プロメールさんが何もない場所で止まった。
「さぁ、着いたぞ」
「え、ここ?」
「砂しかないですよ」
ここは、砂漠。その真ん中でプロメールさんは止まったのだ。
プロメールさんはしゃがみ込み、地面に手を入れて何かを探していた。そして、引っ掛かりを見つけてそれを上にあげた。
すると、下に続く階段がそこに現れた。
「さ、入ってくれ」
階段を降りると、そこは巨大なシェルターのようになっいて、多くの人がいることに気が付いた。
「あ! 勇者様!!」
一人の少女が勇者であるプロメールさんが帰ってきたことに気が付いた。
一人が気が付くと、子供たちがプロメールさんの周りに集まりだした。
「お帰り!! 勇者様!」
「ああ、ただいま。……エレキレイは帰って来てるか?」
その質問には、誰も頷かなかった。
「エレキレイは、僕たちの仲間が探しに行ってるので、大丈夫だと思いますよ」
「本当か!? では、その子たちを待つとしよう」
その時だった。大きな音と共に地面が揺れた。
時は遡り、リュクスとカリーナがフォレスとノルメと別れた時まで遡る。
「ったく、どこ行ったあいつ? ここら辺、魔力が濃すぎて探索が全く使いもんにならねぇ」
「ねぇ、この魔力……ううん、何でもない。ほら、立って、行くよ」
「……おう」
霧を抜けて、砂漠の方に行くと足跡がうっすらと残っていることに気が付いた。
足跡の大きさ的にエレキレイのもので間違いないと思う。
「カリーナ。こっちに足跡があったぞ」
「本当!? 早く見つけて二人のところに戻ろう!」
その足音を追って行くこと数十分。遠くから叫び声が聞こえた。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その声は、エレキレイの声と全く同じものだった。
そして、その声の次に地面が大きく揺れた。
「これは、少しまずいかもしれないよ」
急いでそっちのほうに向かうと、腰が抜けているエレキレイが巨大な地竜に食われそうになっていた。
「危ない!」
リュクスは、手を前に出して土魔法で作った石を目を目掛けて放った。
それは、狙い通りに目に直撃した。地竜は痛がるように顔を上に逸らして、食事を邪魔したこっちに狙いを変えてきた。
「エレキレイ!! 今のうちに逃げろ!!」
「あ、う……動けない……」
「カリーナ!」
「分かった!! エレキレイ! 逃げるよ!」
「ま、待ってよ!! あの地竜はダメだって! 魔王の力を借りてるんだ! 普通の地竜と違う!!」
「大丈夫だよ。リュクスも強いから」
そして、リュクスは『纏闇』を使い、その地竜を一撃で切り裂いた。
「す、凄い」
「でしょ?」
そして、地竜は纏闇に飲み込まれて消えて行った。
「おい、大丈夫か!!」
「あ、リュクス! カリーナ」
大きな音に基地から出てくると、リュクスが地竜を倒す現場に目撃した。
二人に近づこうとすると、首元を後ろに引っ張られた。
「いたた、何するんですか、プロメールさん」
「な、なぜこんなところにお前が居る!! 魔王!!! もしかして、お前ら、魔王の手先か!?!?」
そう言って、プロメールさんは僕たちに剣を向けた。
「私は勇者、プロメール。貴方達は?」
プロメールと名乗ったその女性の勇者という言葉に、僕とノルメは顔を見合わせて口を開いた。
「えっと、プロメールさんって呼んでいいですか?」
「ああ、もちろんさ」
「ノルメ、どう?」
「嘘は、ついてないです」
ノルメは聖女のパッシブスキルで相手が嘘を付いているかが分かる。そのノルメが嘘を付いていないと言っている。
と言うことは、ここには今、勇者が二人いることになる。
それは、可能なのだろうか? いや、可能だからこうなっているのか……。
「あの、プロメールさん。ここは、何処なんですか?」
「? 言っている意味が分からないが、『ディミオロゴ』だぞ」
ディミオロゴ、それは僕たちがダンジョンに入る前にいた星の名前だ。
なんで、同じ名前なんだ?
「そんなことより、君たちは何者だい? 魔王が闊歩するこの時に、兄妹かな、危ないじゃないか」
「僕はフォレスです」
「私はノルメと言います」
「フォレスにノルメ、うん、覚えたよ。ここじゃ危ないし、私たちの基地に来てよ」
「分かりました」
僕たちがプロメールさんに着いて行って、基地に向かっている最中、色々と話をしていた。
「なぁ、ここら辺で小さい少年を見なかったか?」
「小さい……」
「少年……」
僕とノルメが思いついたのは、あの子だろう。エレキレイ。
「もしかして、その少年の名前、エレキレイって言いませんか?」
「!? そうだ! 知っているのか?!」
衰弱しているのを助けたことを伝え、逃げたことも伝えると頭を押さえて謝られてしまった。
「申し訳ない、魔王によって虐殺されたこの世界で生きている子供が少ないからな。あの子を甘やかしていたから、わがままに育ってしまった」
魔王による虐殺、か。この世界の魔王はリュクスと違って最低な奴のようだ。
それから荒野を数十分歩くと、プロメールさんが何もない場所で止まった。
「さぁ、着いたぞ」
「え、ここ?」
「砂しかないですよ」
ここは、砂漠。その真ん中でプロメールさんは止まったのだ。
プロメールさんはしゃがみ込み、地面に手を入れて何かを探していた。そして、引っ掛かりを見つけてそれを上にあげた。
すると、下に続く階段がそこに現れた。
「さ、入ってくれ」
階段を降りると、そこは巨大なシェルターのようになっいて、多くの人がいることに気が付いた。
「あ! 勇者様!!」
一人の少女が勇者であるプロメールさんが帰ってきたことに気が付いた。
一人が気が付くと、子供たちがプロメールさんの周りに集まりだした。
「お帰り!! 勇者様!」
「ああ、ただいま。……エレキレイは帰って来てるか?」
その質問には、誰も頷かなかった。
「エレキレイは、僕たちの仲間が探しに行ってるので、大丈夫だと思いますよ」
「本当か!? では、その子たちを待つとしよう」
その時だった。大きな音と共に地面が揺れた。
時は遡り、リュクスとカリーナがフォレスとノルメと別れた時まで遡る。
「ったく、どこ行ったあいつ? ここら辺、魔力が濃すぎて探索が全く使いもんにならねぇ」
「ねぇ、この魔力……ううん、何でもない。ほら、立って、行くよ」
「……おう」
霧を抜けて、砂漠の方に行くと足跡がうっすらと残っていることに気が付いた。
足跡の大きさ的にエレキレイのもので間違いないと思う。
「カリーナ。こっちに足跡があったぞ」
「本当!? 早く見つけて二人のところに戻ろう!」
その足音を追って行くこと数十分。遠くから叫び声が聞こえた。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その声は、エレキレイの声と全く同じものだった。
そして、その声の次に地面が大きく揺れた。
「これは、少しまずいかもしれないよ」
急いでそっちのほうに向かうと、腰が抜けているエレキレイが巨大な地竜に食われそうになっていた。
「危ない!」
リュクスは、手を前に出して土魔法で作った石を目を目掛けて放った。
それは、狙い通りに目に直撃した。地竜は痛がるように顔を上に逸らして、食事を邪魔したこっちに狙いを変えてきた。
「エレキレイ!! 今のうちに逃げろ!!」
「あ、う……動けない……」
「カリーナ!」
「分かった!! エレキレイ! 逃げるよ!」
「ま、待ってよ!! あの地竜はダメだって! 魔王の力を借りてるんだ! 普通の地竜と違う!!」
「大丈夫だよ。リュクスも強いから」
そして、リュクスは『纏闇』を使い、その地竜を一撃で切り裂いた。
「す、凄い」
「でしょ?」
そして、地竜は纏闇に飲み込まれて消えて行った。
「おい、大丈夫か!!」
「あ、リュクス! カリーナ」
大きな音に基地から出てくると、リュクスが地竜を倒す現場に目撃した。
二人に近づこうとすると、首元を後ろに引っ張られた。
「いたた、何するんですか、プロメールさん」
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そう言って、プロメールさんは僕たちに剣を向けた。
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