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遺跡の探索⑧
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院長とお別れしてからの翌々日、クリエイ王国から別の場所に向かう前に勇者と魔王の遺跡に向かうことにした。
今回の遺跡は、お祭りに使った鉱山から更に奥に進んでいった場所に建造されていた。
その遺跡は大きな洞窟の中にあり、遺跡の真上は綺麗に丸く切り抜かれていた。そこから降り注がれる光は壁に生えている苔などを照らしてとても神秘的だった。
遺跡の周には横幅三十メートルの川が流れていた。
「それじゃ、飛び越えるか」
「・・・え? は? 飛び越える!?」
「行くぞ!!!」
「カリーナ?!?!」
リュクスとカリーナは助走を付け、全速力で走りだし川の淵から跳んだ。
リュクスとカリーナは綺麗な弧を描きながら対岸に綺麗に着地した。対岸から手を振る二人を見ながら横でぽけーっと立っているノルメをどうしようか考えていた。
「お兄さん、跳べますか?」
その問いに、僕は困った。
お兄さんと呼ばれている以上、ノルメは僕の妹だ。妹の期待には応えないといけない。けれど、あの芸当が僕に出来るか分からない。地球でももちろん、この世界でもあんなに跳んだことは無い。
「フォレスー!! 跳ぶ瞬間に脚に魔力を込めるんだ!!」
「なるほどな。分かった!!」
リュクスの言う通りにやってみることにした。
助走を付けるために川から少し遠ざかった。それをノルメはじーっと見てくる。
「ノルメ、来て」
「うん!」
僕はノルメをお姫様抱っこして駆け出した。
「え、ちょっと、お兄さん!?!? お、降ろし……!!??」
ノルメの言葉を無視してそのまま対岸まで跳んだ。
リュクスの言う通りに跳ぶ瞬間に脚に魔力を込めた。
「え、は!?!?」
確かに対岸まで絶対に届く距離跳んだけど、高さも距離も異常だった。上の開いた穴まで届く高さまで跳んだ。そして、遺跡を超えて更に奥まで跳んでしまった。
「お、とっと……」
「す、凄い、流石、お兄さん」
「あ、はは、ここまで跳ぶのは予想外だったけどね」
入口のある正面に向かい、二人と合流した。
院長が持ってきた本にはこの遺跡の場所は書かれていたが、中がどんな作りになっているかは書いていなかった。
遺跡の入り口には一般的な扉が設置してあった。その扉を開けて中に入るとたった一つの部屋が僕たちを迎え入れた。
部屋の左右にはステンドグラスが使われていて、上から入ってきている光に綺麗に照らされている。正面には初めて入った遺跡にあった壁画と同じ大きさの壁画が存在していた。
「この壁画、最初の遺跡に跡だけあった壁画だよな?」
「うん、そうだと思う」
最初に見つけた壁画には『天から差し込む2本の光。光の先にいる男女とその前にいる羽の生えた人?』の様子が描かれていた。
今回見つけた壁画には『魔族以外の種族が魔王を囲み、その内側に鎧と盾を装備したオーガ族、大きな弓を構えたエルフ、杖を装備した獣人族の三人と光を放つ剣を持った人たちが魔王を倒そうとしている』様子が描かれていた。
「ってことは、次の行先はエルフの森か、獣人族が隠れ住んでいる場所か、どっちかだな」
「三人は、次どっちに行きたいか話し合っててよ。僕は、この絵を模写してるから」
模写が終わるころ、三人での話し合いも終わったようで次の目的地が決まった。
「次は何処に行くか決まった?」
「「「エルフの森」」」
勇者の仲間を探すのが大事かと言われるとそうではないが、院長の言葉も気になる。仲間が多くて困ることは無い。
それに、勇者と魔王の秘密をその異界の者が知っている可能性もある。
そいつを倒せばすべてが分かると、僕の直感は言っているのだ。
今回の遺跡は、お祭りに使った鉱山から更に奥に進んでいった場所に建造されていた。
その遺跡は大きな洞窟の中にあり、遺跡の真上は綺麗に丸く切り抜かれていた。そこから降り注がれる光は壁に生えている苔などを照らしてとても神秘的だった。
遺跡の周には横幅三十メートルの川が流れていた。
「それじゃ、飛び越えるか」
「・・・え? は? 飛び越える!?」
「行くぞ!!!」
「カリーナ?!?!」
リュクスとカリーナは助走を付け、全速力で走りだし川の淵から跳んだ。
リュクスとカリーナは綺麗な弧を描きながら対岸に綺麗に着地した。対岸から手を振る二人を見ながら横でぽけーっと立っているノルメをどうしようか考えていた。
「お兄さん、跳べますか?」
その問いに、僕は困った。
お兄さんと呼ばれている以上、ノルメは僕の妹だ。妹の期待には応えないといけない。けれど、あの芸当が僕に出来るか分からない。地球でももちろん、この世界でもあんなに跳んだことは無い。
「フォレスー!! 跳ぶ瞬間に脚に魔力を込めるんだ!!」
「なるほどな。分かった!!」
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助走を付けるために川から少し遠ざかった。それをノルメはじーっと見てくる。
「ノルメ、来て」
「うん!」
僕はノルメをお姫様抱っこして駆け出した。
「え、ちょっと、お兄さん!?!? お、降ろし……!!??」
ノルメの言葉を無視してそのまま対岸まで跳んだ。
リュクスの言う通りに跳ぶ瞬間に脚に魔力を込めた。
「え、は!?!?」
確かに対岸まで絶対に届く距離跳んだけど、高さも距離も異常だった。上の開いた穴まで届く高さまで跳んだ。そして、遺跡を超えて更に奥まで跳んでしまった。
「お、とっと……」
「す、凄い、流石、お兄さん」
「あ、はは、ここまで跳ぶのは予想外だったけどね」
入口のある正面に向かい、二人と合流した。
院長が持ってきた本にはこの遺跡の場所は書かれていたが、中がどんな作りになっているかは書いていなかった。
遺跡の入り口には一般的な扉が設置してあった。その扉を開けて中に入るとたった一つの部屋が僕たちを迎え入れた。
部屋の左右にはステンドグラスが使われていて、上から入ってきている光に綺麗に照らされている。正面には初めて入った遺跡にあった壁画と同じ大きさの壁画が存在していた。
「この壁画、最初の遺跡に跡だけあった壁画だよな?」
「うん、そうだと思う」
最初に見つけた壁画には『天から差し込む2本の光。光の先にいる男女とその前にいる羽の生えた人?』の様子が描かれていた。
今回見つけた壁画には『魔族以外の種族が魔王を囲み、その内側に鎧と盾を装備したオーガ族、大きな弓を構えたエルフ、杖を装備した獣人族の三人と光を放つ剣を持った人たちが魔王を倒そうとしている』様子が描かれていた。
「ってことは、次の行先はエルフの森か、獣人族が隠れ住んでいる場所か、どっちかだな」
「三人は、次どっちに行きたいか話し合っててよ。僕は、この絵を模写してるから」
模写が終わるころ、三人での話し合いも終わったようで次の目的地が決まった。
「次は何処に行くか決まった?」
「「「エルフの森」」」
勇者の仲間を探すのが大事かと言われるとそうではないが、院長の言葉も気になる。仲間が多くて困ることは無い。
それに、勇者と魔王の秘密をその異界の者が知っている可能性もある。
そいつを倒せばすべてが分かると、僕の直感は言っているのだ。
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追記:2025/09/20
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