召喚された元勇者はこの世界に適応する

海月 結城

文字の大きさ
3 / 15

進路

しおりを挟む
「明人さん、夕食の時間になりましたよ」
「おう、今行くよ」

 結局、夕食の時間まで本を読み漁っていた。それで、わかったことを簡単にまとめてみようか。

 1つ、この世界は「シュリルーナ」と、言う世界だ。この世界には、大きく分けて4つの大陸で構成されていて、それぞれに住んでる種族がちがう。それが、人族、妖精族、獣人族、魔族だ。人族が、色々な才を持っている種族で、ステータスは低めだ。妖精族は、なにか1つに特化した能力を持っている。妖精族には、ドワーフや、エルフなどが含まれる。獣人族は、身体能力が他種族よりも優れている。魔族は、人族の上位互換だ。色々な才を持ち、ステータスも高い。
 2つ、この世界には魔物が存在することだ。勇者が魔王を倒してから少しずつ減ってはいるが、まだ残っていて、どこからか、沸いて出てくるのだ。それを冒険者ギルドに登録している人たちが、討伐して、報酬を得ている。
 3つ、勇者もまた、地球から召喚されている可能性が高いということだ。名前が、ヒイロ・シャユウと、言うからだ。

 今回の読書で、知りたいことは知れたので、いい収穫だった。
 そして、食堂に着いた。あまり人は来ていないようだ。

「おーい、明人くん」
「どうしたんだ? 庄子さん」
「だから、りりかって呼んでって言ってるでしょ! ま、それはおいおいで。これからどうするか決めた?」
「冒険者になろうかなって思ってるよ」
「え!? そっか。......ね、私も連れてって欲しいの!」

 俺は、その言葉に驚いていた。地球にいた時から、気持ちには気づいてはいたが、ここまで積極的に来るとは思わなかったからだ。

「なんで、そう思ったか聞いてもいいか?」
「え、えっとね。私ね、迷ってたの。半年後のお祭までこの城で過ごすのもいいと思ってたけど、それは、悪い気がしてさ。だから、旅でもしたいと思ってたんだけど、一緒に行く人が居なくて。だから! 一緒に行こ?」

 一緒に行く人が居ないは嘘だろうな。だって、こいつ、友達多し。

「まぁ、良いよ」
「ほんと!? やった! これで、一緒に居られる」

 最後の方はよく聞こえなかったとは、言わないよ。バッチリ聞こえてたよ。なんで、こんなに好かれてるんだろうな? マジで、心当たりがないんだよなぁ。

「さて、みんな集まったな。では、一人づつこれからどうするか、聞かせてもらおうか」

 そこから、みんな自分のやりたいことを言い。
城に残る人、8人
旅に出る人、3人
冒険者になる人、4人
 こうゆう結果になった。旅に出るのは、勇者と、その仲間たちだ。そこに、庄子さんは入っていない。んで、冒険者になるのは、俺と庄子さんに、双子の姉妹の、凛道さんたちだ。

「よし、わかった。それぞれに最低限の準備物は与えるから、好きなようにこの世界を見て来てくれ」

 そう言われ、旅に出るもの、冒険者になるものは、馬車に乗り町の外へ、ギルドに向かった。

「ここが、ギルドか。大きいなぁ」
「そうだね、明人君。ここから私たちの旅が始まるんだね」
「勇者様方、中にどうぞ」

 騎士の案内により、俺たちはギルドに入った。

「ようこそ! ギルド総本部へ!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います

長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。 しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。 途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。 しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。 「ミストルティン。アブソープション!」 『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』 「やった! これでまた便利になるな」   これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。 ~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~

かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。  そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。  しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!  命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。  そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。 ――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

処理中です...