72 / 92
7.女神VS吸血鬼
⑰
しおりを挟む
「エラントドラゴンとそれに従うコモドラゴンの群れか。最低最悪な状況だな」
アイゼアは不機嫌そうにそう吐き捨てた。
赤獅子団のメンバーは皆一様に黒地に赤い糸で刺繍されたそろいの制服を身に纏っていた。首には赤いストールが巻かれ、青鷲団と同じ軍服のようなデザインだが、彼らよりもいくぶんか洒落て見える。
そろいの衣装を身を包んだ5人が並んでいる姿は圧巻だ。
その中でもリーダーと名乗ったアイゼアは多少目つきは険しいもののその華やかな容姿から一際目立っていた。
(美形じゃないとリーダーになれない世界なのだろうか……)
そんな馬鹿なことを考えてしまうのはただ単に莉々子の現実逃避だ。
正直同性と話すのですら辛い莉々子にとって異性のいかにも怖い顔をした攻撃性のある美形など挨拶をするのすら苦痛である。
しかも今、彼は非常に不機嫌だ。主にユーゴのあんぽんたんなドラゴン掃討作戦を聞いたせいで。
「エラントドラゴンをわずか12人で倒すなどそんな妄言を吐くほど貴殿が幼い方だとは存じ上げませんでしたがね」
「妄言か、確かにそうであろうな。しかし俺に確実に言えることがあるとするならば、その妄言を現実に変えなければこの領地には未来はないということだろうな」
強風をものともせず空にたゆたう旗のように飄々としたそのユーゴの物言いに、紅い瞳がぎらり、と鈍く輝く。
「あいにくと俺たちは貴方の犬ではないものでね。どこぞの青い犬共のように尻尾を振ってついていくなどということはありませんよ。正当な理屈がない限りはね」
「まぁまぁ、アイゼア、落ち着いて。そんな失礼な口をきいてはいけないよ」
アイゼアの不遜な言葉をガスパールが再びなだめるが、しかし彼もその意見を否定しようとまではしなかった。
どうやら赤獅子団は青鷹団とは異なり、ユーゴに対して厳しい態度を取っている派閥らしい。
莉々子には一体どのような由来があってそのような関係性になったのかは全く検討もつかないが、ユーゴに対して懐疑的な団体というのは将来的に考えて莉々子にとって利益があるかも知れない。
(まぁ、私が仲良くなれるかどうかは今は考えないことにして……)
ひとまず恐ろしいので莉々子は口を閉ざして空気に徹することにした。
空気はピンと張り詰めている。
「とりあえず今確認出来る限りではエラントドラゴンが1体とコモドラゴンが13体いましたよ~」
そんな険悪な空気を破るように赤獅子団の中で紅一点の少女がぴょんぴょんと近くの岩の上で跳ねながら報告してきた。
薄桃色の髪をツインテールにした鮮やかな赤い瞳をきらきらと輝かせた少女は非常に健やかで邪気がない。
その無邪気な様子にアイゼアも気勢をそがれたのか小さな舌打ちをして一度矛を収めた。
しかし邪気はないし非常に愛らしい少女だが、その背中には巨大な槌のようなものを背負っている。本当に槌なのかどうかはその先端が皮のカバーで覆われていて定かではないが、少なくともぶん回す系のなんらかの武器であることはその形状と大きさから察せられた。
莉々子ならば持ち上げることも叶わないであろう重量のそれを背負ったまま、彼女は軽々と岩からアイゼアの近くへと降り立った。
「コモドラゴンだけなら一人一体ずつ倒せばなんとかなりそうですけどね~。まぁ、集団で来られるとさすがにまずいんでなんとかそれぞれを分散してお相手したいもんですけど~。でもエラントドラゴンなんて相手にしたらちょーやばいですよ~」
きゃっきゃっと可愛らしく笑いながら、絶望的なことを言う。
「んなことはてめぇに言われなくてもわかってんだよ、コール。必要なことだけ報告しろ」
アイゼアがうんざりと返す。しかしその態度は先程よりも随分と軟化しているように見えた。
莉々子は生まれてこの方そういったものを持ち合わせたことがなかったため、過分にして知らなかったが、可愛さというものはどうやら大変偉大らしい。怖い大人の怖さを半減する効果がある。
莉々子には一生かかっても手に入れられなさそうな可愛げを全身から振りまきながらコールは「は~い」と明るく返事をすると「どーやらドラゴン達はあそこの谷を住み家にしているみたいですよ~」と探ってきたことを告げた。
どうやら彼女は赤獅子団の中では斥候のような役割を担っているらしい。
「普段は谷の下に隠れていて餌を漁る時だけ出てくるみたいですね~。10㎞前後の距離まで近づくと気づかれちゃいます~。あんまり近づくとコモドラゴンがうっとうしそうなので接近戦はおすすめ出来ませんかねぇ。遠距離から攻撃するならあの谷の東方に位置する崖の上からが良さそうですね~」
「ドラゴンはあまり目が良くなくて嗅覚と聴覚で獲物を補足すると言われているから、上方から狙うというのは確かに良いかも知れないね」
血まみれのガスパールが穏やかにそれに同意を示す。一応現実的にドラゴンを倒すための方法を検討してくれたらしい。
「うるせぇ、遠方から攻撃を仕掛けても途端に位置がバレて集団で襲ってくるだろうが」
しかしそれもアイゼアに呆気なく一蹴されてしまったが。
「エラントドラゴンは体格がでかすぎる。一撃を与えること自体も難しいが、息絶えるまでの抵抗が一番やべぇ。手負いのまま逃がせば街に被害が出るかも知れねぇし、死ぬまで繰り返し攻撃を仕掛けるのはこの人数ではリスクが高すぎる。全員無駄死にさせるようなもんだ」
「一撃で致命傷を与えることが出来れば倒すのも不可能ではないということだな」
「そんな夢みたいな方法が存在するというのならば、ぜひとも教えていただきたいものですな、ユーゴ殿?」
アイゼアの嫌みは、しかし反論するには難しかったのかユーゴは一度黙り込む。しかしすぐにその口元ににやり、と不敵な笑みを浮かべた。
「その方法を教えれば、協力をしてくれるということだな?」
「なにぃ?」
その余裕綽々な態度に、アイゼアは眉尻を吊り上げる。しばし険しい顔でユーゴを睨んだのち、「ハッ」と馬鹿にするように息を吐いて笑った。
「いいぜ、その時は協力してやる。もしもそんな方法が本当に存在するならなぁ」
(ふむ……)
その言い争いを尻目に、莉々子はドラゴン達の飛び交う空を見上げて思案した。
ひとまず考えなくてはならないことは最低でも3つあるようだ。
コモドラゴンの集団攻撃を防ぐ手立て。
どの位置からドラゴンに攻撃を仕掛けるべきか。
そして、エラントドラゴンに一撃で致命傷を与える方法。
「……まぁ、なくもないでしょう」
そう何気なく思案しながら呟いた莉々子の言葉に、赤獅子団の面々は驚きの、ユーゴは面白がるような表情で振り向いた。
その視線の圧力に莉々子はちょっと仰け反る。
「さすがは俺の義姉だな。貴様はやっぱり頼りになる」
“頼りになる”などと下手に出たようにほざいているが、その目線はどう見ても犬を褒める飼い主のものだった。
「ドラゴン狩りの手柄は貴様にやろう、リリィ」
「……はぁ」
こいつ絶対無策のくせにはったりで啖呵を切ってやがったな、とその態度に確信しつつ、莉々子はかくん、と気の抜けたように頷いてみせた。
アイゼアは不機嫌そうにそう吐き捨てた。
赤獅子団のメンバーは皆一様に黒地に赤い糸で刺繍されたそろいの制服を身に纏っていた。首には赤いストールが巻かれ、青鷲団と同じ軍服のようなデザインだが、彼らよりもいくぶんか洒落て見える。
そろいの衣装を身を包んだ5人が並んでいる姿は圧巻だ。
その中でもリーダーと名乗ったアイゼアは多少目つきは険しいもののその華やかな容姿から一際目立っていた。
(美形じゃないとリーダーになれない世界なのだろうか……)
そんな馬鹿なことを考えてしまうのはただ単に莉々子の現実逃避だ。
正直同性と話すのですら辛い莉々子にとって異性のいかにも怖い顔をした攻撃性のある美形など挨拶をするのすら苦痛である。
しかも今、彼は非常に不機嫌だ。主にユーゴのあんぽんたんなドラゴン掃討作戦を聞いたせいで。
「エラントドラゴンをわずか12人で倒すなどそんな妄言を吐くほど貴殿が幼い方だとは存じ上げませんでしたがね」
「妄言か、確かにそうであろうな。しかし俺に確実に言えることがあるとするならば、その妄言を現実に変えなければこの領地には未来はないということだろうな」
強風をものともせず空にたゆたう旗のように飄々としたそのユーゴの物言いに、紅い瞳がぎらり、と鈍く輝く。
「あいにくと俺たちは貴方の犬ではないものでね。どこぞの青い犬共のように尻尾を振ってついていくなどということはありませんよ。正当な理屈がない限りはね」
「まぁまぁ、アイゼア、落ち着いて。そんな失礼な口をきいてはいけないよ」
アイゼアの不遜な言葉をガスパールが再びなだめるが、しかし彼もその意見を否定しようとまではしなかった。
どうやら赤獅子団は青鷹団とは異なり、ユーゴに対して厳しい態度を取っている派閥らしい。
莉々子には一体どのような由来があってそのような関係性になったのかは全く検討もつかないが、ユーゴに対して懐疑的な団体というのは将来的に考えて莉々子にとって利益があるかも知れない。
(まぁ、私が仲良くなれるかどうかは今は考えないことにして……)
ひとまず恐ろしいので莉々子は口を閉ざして空気に徹することにした。
空気はピンと張り詰めている。
「とりあえず今確認出来る限りではエラントドラゴンが1体とコモドラゴンが13体いましたよ~」
そんな険悪な空気を破るように赤獅子団の中で紅一点の少女がぴょんぴょんと近くの岩の上で跳ねながら報告してきた。
薄桃色の髪をツインテールにした鮮やかな赤い瞳をきらきらと輝かせた少女は非常に健やかで邪気がない。
その無邪気な様子にアイゼアも気勢をそがれたのか小さな舌打ちをして一度矛を収めた。
しかし邪気はないし非常に愛らしい少女だが、その背中には巨大な槌のようなものを背負っている。本当に槌なのかどうかはその先端が皮のカバーで覆われていて定かではないが、少なくともぶん回す系のなんらかの武器であることはその形状と大きさから察せられた。
莉々子ならば持ち上げることも叶わないであろう重量のそれを背負ったまま、彼女は軽々と岩からアイゼアの近くへと降り立った。
「コモドラゴンだけなら一人一体ずつ倒せばなんとかなりそうですけどね~。まぁ、集団で来られるとさすがにまずいんでなんとかそれぞれを分散してお相手したいもんですけど~。でもエラントドラゴンなんて相手にしたらちょーやばいですよ~」
きゃっきゃっと可愛らしく笑いながら、絶望的なことを言う。
「んなことはてめぇに言われなくてもわかってんだよ、コール。必要なことだけ報告しろ」
アイゼアがうんざりと返す。しかしその態度は先程よりも随分と軟化しているように見えた。
莉々子は生まれてこの方そういったものを持ち合わせたことがなかったため、過分にして知らなかったが、可愛さというものはどうやら大変偉大らしい。怖い大人の怖さを半減する効果がある。
莉々子には一生かかっても手に入れられなさそうな可愛げを全身から振りまきながらコールは「は~い」と明るく返事をすると「どーやらドラゴン達はあそこの谷を住み家にしているみたいですよ~」と探ってきたことを告げた。
どうやら彼女は赤獅子団の中では斥候のような役割を担っているらしい。
「普段は谷の下に隠れていて餌を漁る時だけ出てくるみたいですね~。10㎞前後の距離まで近づくと気づかれちゃいます~。あんまり近づくとコモドラゴンがうっとうしそうなので接近戦はおすすめ出来ませんかねぇ。遠距離から攻撃するならあの谷の東方に位置する崖の上からが良さそうですね~」
「ドラゴンはあまり目が良くなくて嗅覚と聴覚で獲物を補足すると言われているから、上方から狙うというのは確かに良いかも知れないね」
血まみれのガスパールが穏やかにそれに同意を示す。一応現実的にドラゴンを倒すための方法を検討してくれたらしい。
「うるせぇ、遠方から攻撃を仕掛けても途端に位置がバレて集団で襲ってくるだろうが」
しかしそれもアイゼアに呆気なく一蹴されてしまったが。
「エラントドラゴンは体格がでかすぎる。一撃を与えること自体も難しいが、息絶えるまでの抵抗が一番やべぇ。手負いのまま逃がせば街に被害が出るかも知れねぇし、死ぬまで繰り返し攻撃を仕掛けるのはこの人数ではリスクが高すぎる。全員無駄死にさせるようなもんだ」
「一撃で致命傷を与えることが出来れば倒すのも不可能ではないということだな」
「そんな夢みたいな方法が存在するというのならば、ぜひとも教えていただきたいものですな、ユーゴ殿?」
アイゼアの嫌みは、しかし反論するには難しかったのかユーゴは一度黙り込む。しかしすぐにその口元ににやり、と不敵な笑みを浮かべた。
「その方法を教えれば、協力をしてくれるということだな?」
「なにぃ?」
その余裕綽々な態度に、アイゼアは眉尻を吊り上げる。しばし険しい顔でユーゴを睨んだのち、「ハッ」と馬鹿にするように息を吐いて笑った。
「いいぜ、その時は協力してやる。もしもそんな方法が本当に存在するならなぁ」
(ふむ……)
その言い争いを尻目に、莉々子はドラゴン達の飛び交う空を見上げて思案した。
ひとまず考えなくてはならないことは最低でも3つあるようだ。
コモドラゴンの集団攻撃を防ぐ手立て。
どの位置からドラゴンに攻撃を仕掛けるべきか。
そして、エラントドラゴンに一撃で致命傷を与える方法。
「……まぁ、なくもないでしょう」
そう何気なく思案しながら呟いた莉々子の言葉に、赤獅子団の面々は驚きの、ユーゴは面白がるような表情で振り向いた。
その視線の圧力に莉々子はちょっと仰け反る。
「さすがは俺の義姉だな。貴様はやっぱり頼りになる」
“頼りになる”などと下手に出たようにほざいているが、その目線はどう見ても犬を褒める飼い主のものだった。
「ドラゴン狩りの手柄は貴様にやろう、リリィ」
「……はぁ」
こいつ絶対無策のくせにはったりで啖呵を切ってやがったな、とその態度に確信しつつ、莉々子はかくん、と気の抜けたように頷いてみせた。
0
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音(旧・神木 空)
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる