失う記憶と後輩生徒

ゆきち

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生徒会としての私

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「おはようございます。生徒会副会長の白石です。今回私から校則を説明させていただきます。」
新入生のクラスに校則を説明する。星影には厳しい校則がない。
だからこそ節度ある行動が求められるのだ。服装も見た目も持ち物も何も指定がないからこそ判断の基準を提示している。
「校則で指定はありませんが大体の基準を生徒会が提示しています。大きく外れることをしなければ何も言われませんので把握しておくようにしてください。」
写真や説明を書いたスライドを使いながら説明をした。
今年の新入生はちゃんと聞いてくれる人たちが多くて助かった。
「生徒会からの説明は以上になります。質問などがあれば今お答えします。」
「過度な露出を控えるとありましたが大体の目安を教えてほしいです。」
回答を準備しておいた質問が来て安心した。
「生徒会が取り締まる基準にしているのは膝上15cm以上のショート丈のものやへそ出しのような必要ない露出を基準にしています。タンクトップなどは基準内という扱いになっていますが、過度なダメージ加工が入っているものは取り締まることになっています。」
基準を伝えながらも、キツイ言い方にならないように注意して話した。
新入生の質問に答えている時、じっと私の方を見ている視線に気がついた。
窓際に座るいかにも普通の男子生徒。
面識があるわけでもなくただぼーっと私の方を見ていた。
質問があるわけではなさそうなので、触れずに終わることにした。
「それでは質問がなさそうなのでこれで終わりにします。わからないことがあれば私たち生徒会役員や先輩に聞いてください。ご清聴いただきありがとうございました。」
一礼をして教室を出る。私のクラスが1番初めに終わったらしい。
生徒会室で他の役員が帰ってくるのを待とうと思う。
じっと私を見ていた男子生徒のことは気にしないことにした。
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