未来の記憶と生徒会の先輩

ゆきち

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入学初日

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僕には未来が見える。
嘘だろとか厨二病とか思うかもしれないがこれが本当のことなのだ。
未来に逆らおうとすると強制的に修正される。途中から争うことを諦めた。
僕は私立の名門校「星影学園」に入学することを決め、今日が入学式だ。
「本当に疲れる…」
定期的に流れてくる未来予知の映像に頭を抱えながら校門をくぐった。
ふと校門のそばの桜の木を見たら1人の女子生徒が立っていた。
その姿はどこか儚くて、どこか寂しそうだった。
「綺麗だ…」
未来の記憶では見たことがない綺麗な生徒の姿に見惚れてしまった。
「…やっば!ただの変な人になっちゃうじゃん!」
僕は急いで入学式の会場に向かった。
なんとなく高校生活は楽しくなりそうな気がした。

偉い人たちの長い話が終わってクラスごとに教室に移動した。
未来の記憶で見た人たちに声をかけて早速友達になっておいた。
「生徒会の担当の人が来たから座れよ~」
「失礼します。」
朝、桜の木の下にいた人が教室に入ってきた。
また見れるとは思っていなかったので少しテンションが上がった。
「おはようございます。生徒会副会長の白石紗月です。今回私から校則を説明させていただきます。校則で指定はありませんが大体の基準を生徒会が提示しています。大きく外れることをしなければ何も言われませんので把握しておくようにしてください。」
高くて儚い声だが聞き取りやすく、落ち着きのある話し方が雰囲気にあっていた。
「生徒会からの説明は以上になります。質問などがあれば今お答えします。」
聞き惚れていたらいつの間にか説明が終わっていたらしい。
見た目が派手な女子が手を挙げた。
「過度な露出を控えるとありましたが大体の目安を教えてほしいです。」
「生徒会が取り締まる基準にしているのは膝上15cm以上のショート丈のものやへそ出しのような必要ない露出を基準にしています。タンクトップなどは基準内という扱いになっていますが、過度なダメージ加工が入っているものは取り締まることになっています。」
内容だけ見ると淡々と答えているように感じるが、言葉の節々に暖かさを感じて優しい人なのだと伝わってきた。
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