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処女からの卒業
第6話 →別れ
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バスツアーの最後の場所は、意外にもただのコテージだった。もっと何かあるところだと思っていたけれど、これはもしかして・・・・・・
ーー最後だから、道具も何も使わずに本人たちだけでセックスをしろという・・・・・・
「能々ちゃん♪ 早速ヤろうよぉ♪」
「・・・・・・うん!」
普通だったら、こんなにセックスをしていたらバリエーションも減ってくるものだが、官太君はそんな気配を一切みせない。
「くっ・・・・・・あぁぁ♪ んくっ」
我慢しようと思っても快感は押さえられないものだ。ついつい喘ぎ声がでてしまう・・・・・・。
あぁ、んんっ。
官太君が私のアナルにおちんちんを突っ込んだかと思えば、両手で私のおっぱいをプロ並みの手つきで揉んできた。
快感!!!!!
「ああああああああああぁぁぁぁぁぁんっ」
すぐにイク癖は結局ツアーの最後まで治らなかった。
・・・・・・ツアーの最後・・・・・・。
「・・・・・・能々ちゃん?」
官太君が不思議そうに聞いてくる。どうやら、顔に出てしまっていたらしい。
「官太君・・・・・・。ここが終わったら、もう、官太君とはお別れ・・・・・・なんだね」
「能々ちゃん・・・・・・。」
官太君もセックスをやめ、両者上着を羽織って向き合った。
「ねぇ・・・・・・能々ちゃん。僕さ、最初に言ったけど、初めてイったのが能々ちゃんだったんだ。ママとやるセックスは気持ちいいけど、あのおじさんと同じ。僕に教えるためのセックス。けど、能々ちゃんが僕にやってくれたセックスは、心があった。能々ちゃんは僕にとって、とっても大切な人になったし、一生忘れないと思う」
「官太君・・・・・・っ。私っ・・・・・・も、官太君が初めてだった。私を必要としてくれたのも、そして・・・・・・」
退屈だった中学生活に光を与えてくれたのは、貴方だった。だから、私は初めて・・・・・・
「・・・・・・恋をしたのも」
「! 能々ちゃん・・・・・・」
官太君は目を丸くして驚いていた。無理もない。そもそも言わないつもりだった。心に封印しとくはずだったのに・・・・・・
ポンッーー
頭に優しい感触。見上げると、笑顔の官太君が立っていた。
「能々ちゃん。僕ね、今、すっごく嬉しい。好きな人に好きっていってもらえて」
「え・・・・・・?」
耳を疑った。『好きな人に好きっていってもらえて』・・・・・・? つまりーー
「僕も・・・・・・能々ちゃんのことが好きだよ。セックスとか、そんなのはもう、どうでもいい。能々ちゃんのことが本当に、好き。」
「官太君・・・・・・」
ギュッと官太君に抱き締められる。ふいに涙が溢れた。
「能々ちゃん。僕はまだ子供だ。だからきっと能々ちゃんに見合う男の子になって来るよ。それまで・・・・・・待ってくれる?」
嫌なはずない。
「うん・・・・・・ずっと、ずっと待ってる!」
再度、官太君に抱き締められる。弱い力で力強く抱き締めてくれた。
『皆さ~ん♪ お帰りの時間ですよ~♪』
ガイドさんの声。私たちはギュッと手を握りしめて、バスへ向かった。
ーーあれから何年たっただろう? あの日から・・・・・・。私はずっと待っている。あの人を・・・・・・。
時々我慢できなくてバス停に行くこともあった。けど、あの人に会えないと心が冷め、ツアーに行く気もなくなった。そんなときはクラスで思いを発散することもあった。そのせいで学級崩壊してしまった時もあったけれど、もう・・・・・・過去の事だ。
まだ彼は現れない。こんなに時がたつというのに。私はただ、待っていた。
ーー帰り道。高校生活にも慣れた高2の夏。歩き慣れた道を歩いていると、いつもの交差点で誰かとぶつかってしまった。学ラン姿の、中学生らしい少年。
「あっ・・・・・・ごめんなさい! 前を見てなくて・・・・・・」
咄嗟に手を伸ばした。しかし、少年は手をとることなく、驚いたように私を見つめた。
そして、
「能々・・・・・・ちゃん?」
と、すっかり低くなってしまった声で呟いたのだった。
ーー最後だから、道具も何も使わずに本人たちだけでセックスをしろという・・・・・・
「能々ちゃん♪ 早速ヤろうよぉ♪」
「・・・・・・うん!」
普通だったら、こんなにセックスをしていたらバリエーションも減ってくるものだが、官太君はそんな気配を一切みせない。
「くっ・・・・・・あぁぁ♪ んくっ」
我慢しようと思っても快感は押さえられないものだ。ついつい喘ぎ声がでてしまう・・・・・・。
あぁ、んんっ。
官太君が私のアナルにおちんちんを突っ込んだかと思えば、両手で私のおっぱいをプロ並みの手つきで揉んできた。
快感!!!!!
「ああああああああああぁぁぁぁぁぁんっ」
すぐにイク癖は結局ツアーの最後まで治らなかった。
・・・・・・ツアーの最後・・・・・・。
「・・・・・・能々ちゃん?」
官太君が不思議そうに聞いてくる。どうやら、顔に出てしまっていたらしい。
「官太君・・・・・・。ここが終わったら、もう、官太君とはお別れ・・・・・・なんだね」
「能々ちゃん・・・・・・。」
官太君もセックスをやめ、両者上着を羽織って向き合った。
「ねぇ・・・・・・能々ちゃん。僕さ、最初に言ったけど、初めてイったのが能々ちゃんだったんだ。ママとやるセックスは気持ちいいけど、あのおじさんと同じ。僕に教えるためのセックス。けど、能々ちゃんが僕にやってくれたセックスは、心があった。能々ちゃんは僕にとって、とっても大切な人になったし、一生忘れないと思う」
「官太君・・・・・・っ。私っ・・・・・・も、官太君が初めてだった。私を必要としてくれたのも、そして・・・・・・」
退屈だった中学生活に光を与えてくれたのは、貴方だった。だから、私は初めて・・・・・・
「・・・・・・恋をしたのも」
「! 能々ちゃん・・・・・・」
官太君は目を丸くして驚いていた。無理もない。そもそも言わないつもりだった。心に封印しとくはずだったのに・・・・・・
ポンッーー
頭に優しい感触。見上げると、笑顔の官太君が立っていた。
「能々ちゃん。僕ね、今、すっごく嬉しい。好きな人に好きっていってもらえて」
「え・・・・・・?」
耳を疑った。『好きな人に好きっていってもらえて』・・・・・・? つまりーー
「僕も・・・・・・能々ちゃんのことが好きだよ。セックスとか、そんなのはもう、どうでもいい。能々ちゃんのことが本当に、好き。」
「官太君・・・・・・」
ギュッと官太君に抱き締められる。ふいに涙が溢れた。
「能々ちゃん。僕はまだ子供だ。だからきっと能々ちゃんに見合う男の子になって来るよ。それまで・・・・・・待ってくれる?」
嫌なはずない。
「うん・・・・・・ずっと、ずっと待ってる!」
再度、官太君に抱き締められる。弱い力で力強く抱き締めてくれた。
『皆さ~ん♪ お帰りの時間ですよ~♪』
ガイドさんの声。私たちはギュッと手を握りしめて、バスへ向かった。
ーーあれから何年たっただろう? あの日から・・・・・・。私はずっと待っている。あの人を・・・・・・。
時々我慢できなくてバス停に行くこともあった。けど、あの人に会えないと心が冷め、ツアーに行く気もなくなった。そんなときはクラスで思いを発散することもあった。そのせいで学級崩壊してしまった時もあったけれど、もう・・・・・・過去の事だ。
まだ彼は現れない。こんなに時がたつというのに。私はただ、待っていた。
ーー帰り道。高校生活にも慣れた高2の夏。歩き慣れた道を歩いていると、いつもの交差点で誰かとぶつかってしまった。学ラン姿の、中学生らしい少年。
「あっ・・・・・・ごめんなさい! 前を見てなくて・・・・・・」
咄嗟に手を伸ばした。しかし、少年は手をとることなく、驚いたように私を見つめた。
そして、
「能々・・・・・・ちゃん?」
と、すっかり低くなってしまった声で呟いたのだった。
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