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2章 帝国の呪い
2-86 棺に眠るのは、
「ここは、」
意識がはっきりとしてくる。
手足が縛られ、身動きが取れない。
暗く、辺りは見えにくいが、どこだかわかった。
囲まれている状況から、自分がどこに寝かされているか瞬時に理解した。
蓋をされていなくて良かった。
「おや、兄上、もう目覚められましたか?」
明瞭な口調。
声で誰だかわかる。
オドオドとした態度を見せるいつもの第四皇子とは大違い。
いつものアレは演技だったとでもいうのか。
「眠ったままなら、痛みを味わうこともなかったのに」
そう言いながら、口の端で笑っている。
目覚めるのを待っていたかのような。
そうなると、私に痛みを味わわせたかったという話になる。
彼らが私を恨んでいないわけがないとは思っていた。
瞳の奥の光に狂気が混じっているようにしか見えない。
弟のフィーアが凶行を本気で実行しようとしている。
ここには他の弟たちの姿はない。
警戒はしていた、はずなのに。
トリステラの葬儀のあの一言から。
わざわざ、思い通りになると思うなと言い捨ててくれたのだから警戒しないわけがない。
けれど。
何かがおかしい。
私のそばには複数の護衛がいた。
なぜ騒ぎにもならずに私をかどわかすことができたんだ?
「なーんか、ね、頭がスッキリしているんだよ。今まで誰かに力強く押さえつけられていたようだった。自分が自分ではない感じだったけど、帝国のため、皇帝陛下のために、私は努力し続けていた」
フィーアが笑顔で語り始める。
私は本来トリステラが眠るはずの棺に寝かされているのだろう。
周囲を囲む花の香りが鼻をくすぐる。
「でも、気づいたんだ。皇帝の跡継ぎが一人しかいなければ、最終的に選ばれるのはその残った一人」
ねっとりとした粘度を増した声は、自分に酔っているかのようにも聞こえる。
「帝国の歴史にあったではないか。不適格な一人が残ったときに皇女の一人が女帝になったことが。他の皇子たちを卑劣な手段で殺害して国に皇帝として認められると思うのかっ」
それが帝国の歴史。
跡継ぎとなる皇子が一人しか残らなかったとしても、その者が選ばれるとは限らない。
何とか上半身を起こし、フィーアを見返す。
固く結ばれた縄が手首に食い込み、簡単に解けそうにもない。その上、魔力が制限されていることに気づいた。
「けれど、今回もそうなるとは限らないでしょう」
フィーアの笑顔は崩れない。
後継者争いで、皇子同士が、皇子の陣営同士が戦うのは帝国では少なくないことだ。
より強い後継者を皇帝にするために。
ただし、今回は弟たちが自ら引いた形となった。
争いなく、私が皇太子に選ばれた。
「やってみなければ、結果はわからない」
フィーアの目が私をとらえた。
弟たちが納得していないとは思っていた。
自分たちが犠牲となって死ぬことを。
いつか、このように弓を引かれるのではないかと思っていた。
「それに、どうせ皇帝になれなかった者は死ぬのですから、私の手にかかって死んでも同じことでしょう。残る皇子が少々変わるだけで、帝国にとっては何の問題も生じない」
「フィーア、お前、兄弟全員を手にかける気なのか。まさか、トリステラの奇行は、、、」
帝国の皇子が人工池の罠を知らないわけがない。
どのような策でフィーアはトリステラを。
「いえ、トリステラ兄上陣営の奇行は私にも読めなかった。あの人工池で水遊びをするなんて。私がせっかくそれぞれにふさわしい舞台の準備をしていたところだったのに、本当に残念だった。まあ、今年の夏は例年に比べて猛暑だったから、思考も馬鹿になってしまったのかな?兄弟のなかでもトリステラ兄上は頭脳明晰とうたわれていたはずなのに、暑さとストレスには勝てなかったというところかな」
フィーアから自分の手で殺したかったという気持ちがあふれ出ている。
どこにこんな狂気を隠していたのか。
ということは、トリステラは本当に自分の意志で人工池で訓練していたのか?
暑さで罠のことも忘れてしまっていたのか?
本当に愚かに?
いや、まだフィーアの言葉を信用してはいけない。
油断はできない。
「父上が解呪と口にしていたが、帝国の呪いの解呪ではないのかっ。フィーア、お前は我々を思う父上の気持ちを蔑ろにする気かっ」
「嫌だよねえ。精鋭部隊をこそこそ動かして。解呪される前に、私が早急に動く必要ができてしまったよ。生贄は多い方が良いのに。ベモガー兄上もそう思うでしょう?自分は犠牲にならず、皇太子として安穏と暮らしていたんだから」
清々しいほどの本音に晒されて、私は奥歯を噛みしめる。
弟たちから見たら、そう見えるに違いない。
皇太子として、父の、国の期待を背負った重圧など知りもしないで。
言葉を尽くしても伝わるとは思わない。
彼らからすると、唯一生き残る皇太子。
私は弟たちの輪の中に入れない。彼らのなかで自然に笑っていられる自信がない。
フィーアの反応から、弟たちは父の動きを感づいていたのがわかる。
父からは仕事を押しつけられ、私に何の相談もないのは解呪を反対すると思われたのか。
帝国の呪いの解呪という一大事に、私は除け者にされたのか。
「けれど、絶望の顔を見るのも燃えるかもねえ。一筋の希望が見えたところでバッサリと」
歪んでいる。
元からなのか、それとも、私のせいなのか?
「ベモガー兄上も泣き叫んで命乞いでもしてみれば?私の考えも変わるかもしれないよ」
フィーアの手に握られているのは短剣。
手足を縛られ、魔法を封じられている今、短剣でも簡単に息の根をとめられる。
「ぐっ」
髪を引っ張られ、首筋に刃があてられる。
助けを求めようとも、誰もいない。
警備すら、人の気配すらも全然しない。
この棺に遺体がないから、誰もいないのか。
皇族の葬儀には火葬するまで一昼夜警備の人員が割かれるはずなのに。
配置していたはずなのに。
「あはははっ、助けなんて来ないよっ」
ゆっくりと短剣がズラされていく。
赤い一筋の血が薄っすらと浮かぶ。
「警備体制、変更されたから」
「っ、」
皇太子にも報告がなく、勝手に変更なんてできるだろうか。
、、、勝手に?
警備に割く人員を誰がどこに移動させた?
「父上にー、泣きついたらー、快く護衛を増やしてくれたんだよ。帝城の敷地内で殺される危険があるのは、怖いーって。せめて火葬が終わる明日まででもーって。ディクス兄上とフェムにも鈴をつけられるし、一石二鳥」
「それならお前にも護衛が大勢ついているんじゃないのか」
「私の部屋の前に、ね」
くそっ。
監視対象に裏の隠し通路から逃げられているじゃないか。
父が皇帝なのだから帝城の警備体制を勝手に変更するは自由だが、せめて変更内容を連絡してほしかった。
息子たちを信じているからか?
それとも、私のことはどうでもいいのか?
私を担当する護衛まで変更を加えて。
私を殺す思惑に、父上は加担したことになる。たとえ、そのことを知らなかったとしても。
見捨てられた気がした。
父に。
フィーアの薄い策略を見抜けない皇帝じゃないだろ。
「さて、どこを切ったら、良い鳴き声を聞かせてくれるかな?」
耳元で囁くと同時に、フィーアが私の耳を噛んだ。
「つっ、」
「血の味がするねー。生きているって感じだー」
ヘラヘラと笑いながら、人を傷つける。
いたぶってから殺そうというのか。
「どこまで切り刻めば、殺してくださいとお願いしてくれるようになるかなー。棺はすでに用意されているから、後の仕上げは兄上が眠るだけだし、時間はたあーっぷりあるから、」
フィーアはうっとりとした目で短剣を振っている。
どこに刺そうか思案中のように、剣先をうろうろさまよわせている。
「まずはー、そこにしよう」
フィーアは急に短剣の柄をしっかり握り、私の肩に向かって迷いなく突き刺そうとした。
その短剣が弾かれて、空を飛んだ。
「ベモガーっっ、」
大声で私の名が呼ばれる。
私の救世主は、この場に似つかわしくない白いコックコートの叔父上だった。
大慌てで来たかのように、髪は乱れていたし、額には汗が浮かんでいる。
意識がはっきりとしてくる。
手足が縛られ、身動きが取れない。
暗く、辺りは見えにくいが、どこだかわかった。
囲まれている状況から、自分がどこに寝かされているか瞬時に理解した。
蓋をされていなくて良かった。
「おや、兄上、もう目覚められましたか?」
明瞭な口調。
声で誰だかわかる。
オドオドとした態度を見せるいつもの第四皇子とは大違い。
いつものアレは演技だったとでもいうのか。
「眠ったままなら、痛みを味わうこともなかったのに」
そう言いながら、口の端で笑っている。
目覚めるのを待っていたかのような。
そうなると、私に痛みを味わわせたかったという話になる。
彼らが私を恨んでいないわけがないとは思っていた。
瞳の奥の光に狂気が混じっているようにしか見えない。
弟のフィーアが凶行を本気で実行しようとしている。
ここには他の弟たちの姿はない。
警戒はしていた、はずなのに。
トリステラの葬儀のあの一言から。
わざわざ、思い通りになると思うなと言い捨ててくれたのだから警戒しないわけがない。
けれど。
何かがおかしい。
私のそばには複数の護衛がいた。
なぜ騒ぎにもならずに私をかどわかすことができたんだ?
「なーんか、ね、頭がスッキリしているんだよ。今まで誰かに力強く押さえつけられていたようだった。自分が自分ではない感じだったけど、帝国のため、皇帝陛下のために、私は努力し続けていた」
フィーアが笑顔で語り始める。
私は本来トリステラが眠るはずの棺に寝かされているのだろう。
周囲を囲む花の香りが鼻をくすぐる。
「でも、気づいたんだ。皇帝の跡継ぎが一人しかいなければ、最終的に選ばれるのはその残った一人」
ねっとりとした粘度を増した声は、自分に酔っているかのようにも聞こえる。
「帝国の歴史にあったではないか。不適格な一人が残ったときに皇女の一人が女帝になったことが。他の皇子たちを卑劣な手段で殺害して国に皇帝として認められると思うのかっ」
それが帝国の歴史。
跡継ぎとなる皇子が一人しか残らなかったとしても、その者が選ばれるとは限らない。
何とか上半身を起こし、フィーアを見返す。
固く結ばれた縄が手首に食い込み、簡単に解けそうにもない。その上、魔力が制限されていることに気づいた。
「けれど、今回もそうなるとは限らないでしょう」
フィーアの笑顔は崩れない。
後継者争いで、皇子同士が、皇子の陣営同士が戦うのは帝国では少なくないことだ。
より強い後継者を皇帝にするために。
ただし、今回は弟たちが自ら引いた形となった。
争いなく、私が皇太子に選ばれた。
「やってみなければ、結果はわからない」
フィーアの目が私をとらえた。
弟たちが納得していないとは思っていた。
自分たちが犠牲となって死ぬことを。
いつか、このように弓を引かれるのではないかと思っていた。
「それに、どうせ皇帝になれなかった者は死ぬのですから、私の手にかかって死んでも同じことでしょう。残る皇子が少々変わるだけで、帝国にとっては何の問題も生じない」
「フィーア、お前、兄弟全員を手にかける気なのか。まさか、トリステラの奇行は、、、」
帝国の皇子が人工池の罠を知らないわけがない。
どのような策でフィーアはトリステラを。
「いえ、トリステラ兄上陣営の奇行は私にも読めなかった。あの人工池で水遊びをするなんて。私がせっかくそれぞれにふさわしい舞台の準備をしていたところだったのに、本当に残念だった。まあ、今年の夏は例年に比べて猛暑だったから、思考も馬鹿になってしまったのかな?兄弟のなかでもトリステラ兄上は頭脳明晰とうたわれていたはずなのに、暑さとストレスには勝てなかったというところかな」
フィーアから自分の手で殺したかったという気持ちがあふれ出ている。
どこにこんな狂気を隠していたのか。
ということは、トリステラは本当に自分の意志で人工池で訓練していたのか?
暑さで罠のことも忘れてしまっていたのか?
本当に愚かに?
いや、まだフィーアの言葉を信用してはいけない。
油断はできない。
「父上が解呪と口にしていたが、帝国の呪いの解呪ではないのかっ。フィーア、お前は我々を思う父上の気持ちを蔑ろにする気かっ」
「嫌だよねえ。精鋭部隊をこそこそ動かして。解呪される前に、私が早急に動く必要ができてしまったよ。生贄は多い方が良いのに。ベモガー兄上もそう思うでしょう?自分は犠牲にならず、皇太子として安穏と暮らしていたんだから」
清々しいほどの本音に晒されて、私は奥歯を噛みしめる。
弟たちから見たら、そう見えるに違いない。
皇太子として、父の、国の期待を背負った重圧など知りもしないで。
言葉を尽くしても伝わるとは思わない。
彼らからすると、唯一生き残る皇太子。
私は弟たちの輪の中に入れない。彼らのなかで自然に笑っていられる自信がない。
フィーアの反応から、弟たちは父の動きを感づいていたのがわかる。
父からは仕事を押しつけられ、私に何の相談もないのは解呪を反対すると思われたのか。
帝国の呪いの解呪という一大事に、私は除け者にされたのか。
「けれど、絶望の顔を見るのも燃えるかもねえ。一筋の希望が見えたところでバッサリと」
歪んでいる。
元からなのか、それとも、私のせいなのか?
「ベモガー兄上も泣き叫んで命乞いでもしてみれば?私の考えも変わるかもしれないよ」
フィーアの手に握られているのは短剣。
手足を縛られ、魔法を封じられている今、短剣でも簡単に息の根をとめられる。
「ぐっ」
髪を引っ張られ、首筋に刃があてられる。
助けを求めようとも、誰もいない。
警備すら、人の気配すらも全然しない。
この棺に遺体がないから、誰もいないのか。
皇族の葬儀には火葬するまで一昼夜警備の人員が割かれるはずなのに。
配置していたはずなのに。
「あはははっ、助けなんて来ないよっ」
ゆっくりと短剣がズラされていく。
赤い一筋の血が薄っすらと浮かぶ。
「警備体制、変更されたから」
「っ、」
皇太子にも報告がなく、勝手に変更なんてできるだろうか。
、、、勝手に?
警備に割く人員を誰がどこに移動させた?
「父上にー、泣きついたらー、快く護衛を増やしてくれたんだよ。帝城の敷地内で殺される危険があるのは、怖いーって。せめて火葬が終わる明日まででもーって。ディクス兄上とフェムにも鈴をつけられるし、一石二鳥」
「それならお前にも護衛が大勢ついているんじゃないのか」
「私の部屋の前に、ね」
くそっ。
監視対象に裏の隠し通路から逃げられているじゃないか。
父が皇帝なのだから帝城の警備体制を勝手に変更するは自由だが、せめて変更内容を連絡してほしかった。
息子たちを信じているからか?
それとも、私のことはどうでもいいのか?
私を担当する護衛まで変更を加えて。
私を殺す思惑に、父上は加担したことになる。たとえ、そのことを知らなかったとしても。
見捨てられた気がした。
父に。
フィーアの薄い策略を見抜けない皇帝じゃないだろ。
「さて、どこを切ったら、良い鳴き声を聞かせてくれるかな?」
耳元で囁くと同時に、フィーアが私の耳を噛んだ。
「つっ、」
「血の味がするねー。生きているって感じだー」
ヘラヘラと笑いながら、人を傷つける。
いたぶってから殺そうというのか。
「どこまで切り刻めば、殺してくださいとお願いしてくれるようになるかなー。棺はすでに用意されているから、後の仕上げは兄上が眠るだけだし、時間はたあーっぷりあるから、」
フィーアはうっとりとした目で短剣を振っている。
どこに刺そうか思案中のように、剣先をうろうろさまよわせている。
「まずはー、そこにしよう」
フィーアは急に短剣の柄をしっかり握り、私の肩に向かって迷いなく突き刺そうとした。
その短剣が弾かれて、空を飛んだ。
「ベモガーっっ、」
大声で私の名が呼ばれる。
私の救世主は、この場に似つかわしくない白いコックコートの叔父上だった。
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