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5章 必要とされない者
5-1 食事のお誘い
俺も十四歳になった。C級冒険者になっている。
砦は順調に動いている。
俺もいつも通り朝から砦長室でせっせと書類書きしている。
王族からの横槍もあの一件からは鳴りを潜めており、弟アミールの家庭教師を今日もまだルイ・ミミスは続けている。
クリスはたまに極西の砦に来て、買い物をしていってくれる。
一年に一足は妹ちゃん用のガラスの靴を購入してくれるのでありがたい。
あの足にフィットする靴を味わってしまったら、あの靴なしではいられないらしい。
王都や侯爵領のお土産を頻繁にくれる。絶対に空間転移魔法を使っているだろう。その魔法教えてくれないかな?権利料が高そうなので、こちらからは言わないけど。
砦の城壁の修繕費用も順調に貯まってきた。
これならば、俺が成人する頃には小規模修繕ではなく、大規模修繕も視野に入るかもしれない。見積もりを取っておこうかなー。相見積もりってこの世界にあるのかな?腕が良い職人さんたちを探さねば。
俺の奴隷たちの活躍による貢献も、大変に素晴らしいものである。
だから、俺は足で踏まれたいと願う者たちの頭を撫でておいた。
それはそれで尊いと言われてしまったので、何でもご褒美になってしまうようだ。
ルー、レイ、ロウの三人に欲しいものを聞くと、俺関連になる。俺の着古した下着が一番良いでーす、とか言われると何に使うか聞く気にもなれない。俺が飲むのに使ったコップ、食べるのに使ったスプーンやフォーク(ナイフは不可)、俺がこれまた着古した服、履き潰した靴、使用済みタオル、、、と聞いた俺が馬鹿な気がしたくらいだ。
俺に蔑みの目で見られたいがために、わざと言っているのではないかと思うくらいだ。
ので、魔の大平原で必要なものはあるかと聞くようにしている。
俺から貰えるものは何でも嬉しいでーす、と答える三人だが。
俺にこんなに貢ぐより、稼いだ金で遊び暮らした方が良いんじゃないかと思うんだけどなー。過去に戻る魔法はないからなー。
この三人の仲間になったビッシュら五人はすでにB級冒険者に昇級している。
環境が彼らを強くした。うんうん、立派になった。
けど、この三人が強すぎて、やっぱりビッシュら五人で半人前ほどの貢献度になっている。それでも、数多く魔物を倒すからそれなりの額を渡せるけど。
俺が魔物を彼らの元へ回収に行くことはなくなった。
三人に転送魔法の袋をあげた。小さい巾着みたいな形だが、魔法陣が縫い込まれている。
転送魔法の袋に彼らが討伐した魔物を入れようとすると、砦の一階の一室に転送される。
ちなみに生きているものを転送することはできない。
一方通行であり、その袋の方へ何かを送ることはできない。
ということで、補給係はやっぱり必要なのである。
「おい、リアム」
砦長室に入ってきたのは、A級冒険者のビーズだ。
彼も一年で罰金を払い終えた。今は息子リースとともに砦の冒険者になっている。
うん、あの三人も奴隷じゃなくて金にしておけば良かった。そうすれば、別に魔の大平原で飼っておかなくても良かったんだよなー。まあ、今さら言っても過ぎたことだ。。。
「ビーズ、今日は調整日か?」
「ああ。相談に乗ってくれ。息子がグレた」
「あー、はいはい」
今は砦まで来る魔物も落ち着いているから、E級、F級の魔物討伐の班編成も緩い活動内容となっている。俺の奴隷のおかげだろうか?討伐数が生半可なものではないからな。
が、リースは今日、F級冒険者の雑用当番だ。
そりゃ、父より雑用当番を優先する。事情を話して交替することは可能だ。可能なんだが、、、父親が冒険から帰って来て、終日イチャつきたいから当番を交替してくれ、、、って言えないよね。
一か月遠征に行って、帰ってきたら息子が冷たい、というわけではなさそうだ。数日間は砦で調整するんだろうから待ってやれ。
「昼食も夕食も一緒に食べようと思ったのにー」
おっとー、それはさすがに雑用当番でもそれぐらいの時間は取れるだろう、普通なら。。。
反抗期かなー?友人を大切にする時期かなー?仲間と一緒に食べたいのかなー?
「俺もクズ親父に昼食夕食一緒に食べようなんて言われたら、吐くな」
つい自分の感想を言ってしまう。
絶対にあのクズ親父は言わんだろうけど、言われたら気分が悪いと言って俺は部屋に籠る。
「はあっ?そんなにかっ?」
「うちは元々家族と呼べない仲だからな。母上が亡くなってから、あのクズどもと食卓を囲んだのなんて片手で数えるほどしかないぞ。それを考えるとまだリースはマシな方だ」
「ううっ、リアムは万年反抗期か。リースが真似しないことを祈るしかないのか」
ガックリと膝を落とすな。リースが俺を真似することなんかないぞ?
俺の事情を知る者は、長年、砦にいる者だけだ。興味がなければ、長年いても知らないだろう。
「そろそろ、リースもE級冒険者に昇級できるし、順当なところだろう。親から独り立ちするために努力しているのなら認めてあげた方が嬉しいんじゃないか」
「成人もまだなのに、まだまだ独り立ちなんて」
「俺も成人はまだだけど」
俺の言葉にビーズの動きが止まった。
「そうだった。リアムはついつい年長者のような気がしてしまうな」
「、、、三十間近の年上って、俺、いくつに見えるんだ?」
ビーズは確か二十九歳。
俺、年寄っぽいのか?
「今の状況を見ていると、ねえ」
今の状況、とな?
ナーヴァルや補佐たちに書類の指導をしているが?
いつものことだが?
「コイツらにダメ出ししている状況を見ていると、どう見てもコイツらの年上の上司にしか見えん。先ほどのお前がクズ親父のことを言っているときは年相応だったら少しホッとしたくらいだ」
「クズ親父やクソ兄貴たちのことを言うときは幼い頃からこうだぞ。砦ではあまり口にすることはないが」
「万年反抗期かあ、、、」
「じゃあ、ビーズ、息子の代わりに俺と一緒に昼食でもするか?」
バキっ。
何かが折れた音がしたなあ。
どうでもいいけど。
「と言っても、砦内でだが」
「良いけど、今の音はスルーなのか、リアム」
「俺は坊ちゃんに食事を誘われたことないのにっ」
「俺もですよ、砦長。気にしないで。ペンを折らないでくださいっ」
横でナーヴァルと補佐が何か言ってるー。そんなことどうでもいいから早く書類を仕上げてくれないかなー。
「砦を守ってくれる者は、たまには労わないとなー」
「そこの砦長も補佐も砦を守ってくれているんじゃないのか」
「ある意味では砦を危険に晒している」
笑顔で俺は答える。
「へ?砦長、補佐自ら?」
「国や冒険者ギルドに提出するのに必要な書類が揃わなければ、砦がまずは注意勧告を受ける。本来、遅れたらペナルティがあるものもあるんだ」
遅れたら理由書をつけろ、遅延金を払えとかお役所仕事なのだ、アイツらは。あ、お役所か。権力が集中しているだけあって、言いたい放題な組織だ。前世より面倒この上ない。
袖の下を強請られることもある。メルクイーン男爵家には払えるものがないが。
理由書どころか書類すら放置できるほどの神経を持った者ならどうでもいいが。。。
歴代の男爵家当主は、意外と神経は図太かったらしい。
母上も平気で書類を放置していたからなあ。
もちろん、遅延金なんか請求されても払ってないよ。母上の時代以前はすでに時効だよ。砦の管理者も変更しているんだし。。。
こういうのは強く言った者勝ちなのだ、この世界では。あまりにもごねると法が裁くことになるが、魔の大平原を放置されても困るわけだ。国も冒険者ギルドも。
ある程度は、斟酌してくれる。
「へーーーー」
ビーズがナーヴァルたちを見る。ナーヴァルたちは書類を頑張って書いている。
徐々には進化していっているから問題はないだろうが、管理する者がいなくなると国や冒険者ギルドが泣くことになるんだろうな。確認作業でも大幅な時間ロスになるだろう。
だから、大目に見てくれ。
砦にいる冒険者の数はあまりにも多いのだから。
砦は順調に動いている。
俺もいつも通り朝から砦長室でせっせと書類書きしている。
王族からの横槍もあの一件からは鳴りを潜めており、弟アミールの家庭教師を今日もまだルイ・ミミスは続けている。
クリスはたまに極西の砦に来て、買い物をしていってくれる。
一年に一足は妹ちゃん用のガラスの靴を購入してくれるのでありがたい。
あの足にフィットする靴を味わってしまったら、あの靴なしではいられないらしい。
王都や侯爵領のお土産を頻繁にくれる。絶対に空間転移魔法を使っているだろう。その魔法教えてくれないかな?権利料が高そうなので、こちらからは言わないけど。
砦の城壁の修繕費用も順調に貯まってきた。
これならば、俺が成人する頃には小規模修繕ではなく、大規模修繕も視野に入るかもしれない。見積もりを取っておこうかなー。相見積もりってこの世界にあるのかな?腕が良い職人さんたちを探さねば。
俺の奴隷たちの活躍による貢献も、大変に素晴らしいものである。
だから、俺は足で踏まれたいと願う者たちの頭を撫でておいた。
それはそれで尊いと言われてしまったので、何でもご褒美になってしまうようだ。
ルー、レイ、ロウの三人に欲しいものを聞くと、俺関連になる。俺の着古した下着が一番良いでーす、とか言われると何に使うか聞く気にもなれない。俺が飲むのに使ったコップ、食べるのに使ったスプーンやフォーク(ナイフは不可)、俺がこれまた着古した服、履き潰した靴、使用済みタオル、、、と聞いた俺が馬鹿な気がしたくらいだ。
俺に蔑みの目で見られたいがために、わざと言っているのではないかと思うくらいだ。
ので、魔の大平原で必要なものはあるかと聞くようにしている。
俺から貰えるものは何でも嬉しいでーす、と答える三人だが。
俺にこんなに貢ぐより、稼いだ金で遊び暮らした方が良いんじゃないかと思うんだけどなー。過去に戻る魔法はないからなー。
この三人の仲間になったビッシュら五人はすでにB級冒険者に昇級している。
環境が彼らを強くした。うんうん、立派になった。
けど、この三人が強すぎて、やっぱりビッシュら五人で半人前ほどの貢献度になっている。それでも、数多く魔物を倒すからそれなりの額を渡せるけど。
俺が魔物を彼らの元へ回収に行くことはなくなった。
三人に転送魔法の袋をあげた。小さい巾着みたいな形だが、魔法陣が縫い込まれている。
転送魔法の袋に彼らが討伐した魔物を入れようとすると、砦の一階の一室に転送される。
ちなみに生きているものを転送することはできない。
一方通行であり、その袋の方へ何かを送ることはできない。
ということで、補給係はやっぱり必要なのである。
「おい、リアム」
砦長室に入ってきたのは、A級冒険者のビーズだ。
彼も一年で罰金を払い終えた。今は息子リースとともに砦の冒険者になっている。
うん、あの三人も奴隷じゃなくて金にしておけば良かった。そうすれば、別に魔の大平原で飼っておかなくても良かったんだよなー。まあ、今さら言っても過ぎたことだ。。。
「ビーズ、今日は調整日か?」
「ああ。相談に乗ってくれ。息子がグレた」
「あー、はいはい」
今は砦まで来る魔物も落ち着いているから、E級、F級の魔物討伐の班編成も緩い活動内容となっている。俺の奴隷のおかげだろうか?討伐数が生半可なものではないからな。
が、リースは今日、F級冒険者の雑用当番だ。
そりゃ、父より雑用当番を優先する。事情を話して交替することは可能だ。可能なんだが、、、父親が冒険から帰って来て、終日イチャつきたいから当番を交替してくれ、、、って言えないよね。
一か月遠征に行って、帰ってきたら息子が冷たい、というわけではなさそうだ。数日間は砦で調整するんだろうから待ってやれ。
「昼食も夕食も一緒に食べようと思ったのにー」
おっとー、それはさすがに雑用当番でもそれぐらいの時間は取れるだろう、普通なら。。。
反抗期かなー?友人を大切にする時期かなー?仲間と一緒に食べたいのかなー?
「俺もクズ親父に昼食夕食一緒に食べようなんて言われたら、吐くな」
つい自分の感想を言ってしまう。
絶対にあのクズ親父は言わんだろうけど、言われたら気分が悪いと言って俺は部屋に籠る。
「はあっ?そんなにかっ?」
「うちは元々家族と呼べない仲だからな。母上が亡くなってから、あのクズどもと食卓を囲んだのなんて片手で数えるほどしかないぞ。それを考えるとまだリースはマシな方だ」
「ううっ、リアムは万年反抗期か。リースが真似しないことを祈るしかないのか」
ガックリと膝を落とすな。リースが俺を真似することなんかないぞ?
俺の事情を知る者は、長年、砦にいる者だけだ。興味がなければ、長年いても知らないだろう。
「そろそろ、リースもE級冒険者に昇級できるし、順当なところだろう。親から独り立ちするために努力しているのなら認めてあげた方が嬉しいんじゃないか」
「成人もまだなのに、まだまだ独り立ちなんて」
「俺も成人はまだだけど」
俺の言葉にビーズの動きが止まった。
「そうだった。リアムはついつい年長者のような気がしてしまうな」
「、、、三十間近の年上って、俺、いくつに見えるんだ?」
ビーズは確か二十九歳。
俺、年寄っぽいのか?
「今の状況を見ていると、ねえ」
今の状況、とな?
ナーヴァルや補佐たちに書類の指導をしているが?
いつものことだが?
「コイツらにダメ出ししている状況を見ていると、どう見てもコイツらの年上の上司にしか見えん。先ほどのお前がクズ親父のことを言っているときは年相応だったら少しホッとしたくらいだ」
「クズ親父やクソ兄貴たちのことを言うときは幼い頃からこうだぞ。砦ではあまり口にすることはないが」
「万年反抗期かあ、、、」
「じゃあ、ビーズ、息子の代わりに俺と一緒に昼食でもするか?」
バキっ。
何かが折れた音がしたなあ。
どうでもいいけど。
「と言っても、砦内でだが」
「良いけど、今の音はスルーなのか、リアム」
「俺は坊ちゃんに食事を誘われたことないのにっ」
「俺もですよ、砦長。気にしないで。ペンを折らないでくださいっ」
横でナーヴァルと補佐が何か言ってるー。そんなことどうでもいいから早く書類を仕上げてくれないかなー。
「砦を守ってくれる者は、たまには労わないとなー」
「そこの砦長も補佐も砦を守ってくれているんじゃないのか」
「ある意味では砦を危険に晒している」
笑顔で俺は答える。
「へ?砦長、補佐自ら?」
「国や冒険者ギルドに提出するのに必要な書類が揃わなければ、砦がまずは注意勧告を受ける。本来、遅れたらペナルティがあるものもあるんだ」
遅れたら理由書をつけろ、遅延金を払えとかお役所仕事なのだ、アイツらは。あ、お役所か。権力が集中しているだけあって、言いたい放題な組織だ。前世より面倒この上ない。
袖の下を強請られることもある。メルクイーン男爵家には払えるものがないが。
理由書どころか書類すら放置できるほどの神経を持った者ならどうでもいいが。。。
歴代の男爵家当主は、意外と神経は図太かったらしい。
母上も平気で書類を放置していたからなあ。
もちろん、遅延金なんか請求されても払ってないよ。母上の時代以前はすでに時効だよ。砦の管理者も変更しているんだし。。。
こういうのは強く言った者勝ちなのだ、この世界では。あまりにもごねると法が裁くことになるが、魔の大平原を放置されても困るわけだ。国も冒険者ギルドも。
ある程度は、斟酌してくれる。
「へーーーー」
ビーズがナーヴァルたちを見る。ナーヴァルたちは書類を頑張って書いている。
徐々には進化していっているから問題はないだろうが、管理する者がいなくなると国や冒険者ギルドが泣くことになるんだろうな。確認作業でも大幅な時間ロスになるだろう。
だから、大目に見てくれ。
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