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7章 貴方に縋る
7-16 そしてまた一人、奈落に落ちていく ◆グジ視点◆
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◆グジ視点◆
イオの旦那の屋敷にいたときは、俺たちも一人一室を用意してもらえた。
もちろん兄ちゃんも一人部屋だった。
兄ちゃんもこの国の貴族のようで、イオの旦那も俺たちよりランクが上の部屋を用意していたようだが、迷惑をかけた俺たちが羨ましがる立場にはない。物置でも馬小屋でもどこでも寝る場所があれば良い方だった。
反対に俺たちを警備隊や騎士団に突き出さなかったイオの旦那の胆力に敬服する。
もし突き出されていれば俺たちはウィト王国で長い期間、犯罪者として刑に服さなければならなかっただろう。
その間に、妹の症状が進まないわけがない。
何のためにウィト王国に来たのか、本末転倒な結果になるところだった。
「美味しかったー」
にこやか兄ちゃんが宿屋の同室にいる。
庶民的な宿だ。ベッド同士の隙間は限りなく狭い。必要最小限の家具が小さい部屋に押し込まれているからだ。
イオの旦那の屋敷でも、こんな笑顔見たことがない。
兄ちゃんは意外と仏頂面、無表情が標準装備だ。多少の営業スマイルを浮かべることもあるが、他人が営業スマイルとわかる笑顔である。出会いが出会いなのだから仕方ないのだが。
「頭領もいい店知ってるねえ」
うっ、破顔すると可愛い。
酔っているとはいえ、アイツらの気持ちがわかりかけてしまう。。。
当初の被害者は五人だったが、すでに五人を超える者が餌食になりかけている。
フォークであーんができるとわかった途端、誰も彼もがやりたがってしまった。
甘い恋人同士のあーん、ではなく、兄ちゃん側にテレが何一つないので完全に餌付けのような絵面だとしても。
恐ろしい食事量がこのスレンダーなカラダに吸い込まれていった。いったいこのカラダのどこに入っているのやら。
大きい物でも頬張って口いっぱい詰め込んで食べている姿を見ると、小リスやハムスターのように愛らしい。
誰でも与えてみたくなるのはわかるが。
イオの旦那の前では上品に食事をしていたところを見ると、しっかりと使い分けているのだろう。
「ああ、必要物資を買い揃えるのときにいい宿屋がないか聞き込みした、ついでにいい居酒屋の情報も手に入れた」
「さすがは頭領ー、いい仕事するねえ」
いい笑顔で褒めるなっ。
惚れるぞっ。
俺が危ないので、明日は兄ちゃんとの同室、誰かに変わってもらおう。
彼女もまだいないのに、このままでは両親に孫を見せることができなくなってしまう。
、、、いや、兄ちゃんが俺を選ぶわけもないのだが。
すでに婚約者がいるのだから。
うんうん、冷静になれ、俺。
「明日も早いんだから、さっさと寝な」
「はーい、おやすみー」
ニコニコ笑顔で応対するなっ。
お腹いっぱいで幸せーって顔で無防備に寝るなっ。いや、寝てもらった方がいいんだけど。
兄ちゃんは俺の荷物がそばに置かれていない方のベッドに横になった。金髪のカツラをつけたまま。
可愛すぎる。
くっ。
ギャップか?
この落差で人は落ちるのか?
出会いのときは、返り血浴びた玄人かと思ったくらいだ。
裏稼業の。
仲間たちが平然と誘ったのも不思議だったが。
その道の専門家じゃないと知ったときの方が驚きであった。
彼も同じく冒険者であり、魔物討伐の後であんなに汚れていたらしいが。。。
確かに服だけでなく全身汚れていたが、それ以上に眼光が鋭かった。
しかも、魔剣持ちだった。
大貴族や大商人でもなければ、ソイ王国では魔剣など持てない。
金の問題で。
S級冒険者なら国によって一人か二人は持たされているとも言われているが、王都の冒険者ギルドに行ったこともないので真偽はわからない。
ウィト王国でも同じような状況だと思う。
兄ちゃんに会うまで魔剣持ちなんて見たことないのだから。
あのとき、兄ちゃんの魔剣が俺たちに向けて本気で抜かれていたのならと思うとゾッとする。
兄ちゃんは自分に向けてしまったが。
魔道具が壊れたので、何か操作ミスでもしてしまったのだろう。
アレは自傷行為にしか見えなかったのだから。
ここまで強かったら、自ら死にたいと思う人間はいないだろう。
貴族ならなお、周囲からもてはやされることだろう。
あの魔道具によっておかしくなっていた俺たちだが、冒険者としての実力は本物だ。だが、俺たち十三人でも兄ちゃんには敵わなかった。
完全に手を抜かれているのは、彼の動きでもわかった。
無駄のない美しい動きで、俺たち全員が気を失うまでそう時間はかからなかった。
さあって、俺もさっさと寝よ。
兄ちゃんの寝顔を眺め続けたら、俺もどうなるかわからん。
早くソイ王国に入らないとな。
ウィト王国内の移動はさくさくと進んだ。
王都へ向かう道は、情報収集もありあっちに行ったりこっちに行ったり寄り道しながら進んだが、帰りはソイ王国への国境の街に直行である。
しかも、兄ちゃんの足は俺たちが思っている以上に速かった。
そして、兄ちゃんに疲れているところを見せたくない強がりな者たちが多くなり過ぎたので、けっこう頑張って歩いた。
んで、あっという間に国境の街。
ところで、皆、気づいてないんだろうなあ。
妹を治したら、兄ちゃんとはお別れだってこと。
うちの街に早く着くのは嬉しいが、早い別れは辛い。
しばし、観光でもしていってくれないだろうか。観光として見るものは教会ぐらいしかないけど。。。
うん、一日もいらないな。
そうだな、休息をしていってくれないだろうか。
冒険者でもたまにはカラダを休ませなければ。
それにお礼もしたいしっ。
金だけじゃなくっ。
そう、兄ちゃんは高額を請求しなかった。
不治の病と言われていたから、俺たちはある程度の金額を兄ちゃんに提示した。
もしものときの薬の保険を込みで三分の一程度の価格に落ち着いてしまった。
残りは迷惑料で取っておけと。
実際、不治の病でなくとも治療魔法はウィト王国でもかなりお高いらしい。庶民でも金があれば依頼はできるが、庶民では手の出せないお値段であると、薬で治る病気でも普通に俺たちが最初に提示した額ぐらいは軽く取られると聞いた。
治療魔法を使うのは貴族や金のある者たちの特権みたいなものだ。
貴族でも嫌がる値段のこともあるとも聞いたが。治療魔導士を初期の頃からお抱えにした方が安いくらいらしい。
おそらく兄ちゃんは事情持ちだ。
もしかしたら国外逃亡でも図っているのかもしれない。
王族お抱えの魔導士で、自由なくこき使われているのかもしれない。
あんなボロボロの姿になるまで。
それは悲惨だ。
本当に。
まだ若そうなのに。
もしかしたら、魔道具の誤操作などではなく、あの自傷が本人の意志を、欲望を強めたものだとしたら。
ウィト王国は兄ちゃんにひどいことをしている可能性が高い。
兄ちゃんとイオの旦那たちがいなければ、俺たちは今ソイ王国に戻る道を歩いていなかった。
ならば、たとえ妹が治った後、どんな迷惑が被られることになろうとも、その恩には報いたい。
そうそう、俺は兄ちゃんに惚れている場合ではないのだ。
毎秒毎秒、俺は自分に言い聞かせている。
銀髪も良いが、金髪も良いね、とか。
年相応の笑顔を見せてくれるようになった、とか。
自腹のときは普通の量しか食べないのに、奢りとかあげるとかという言葉には弱く、食べられるときに食べるとか。
新たな一面を見せられる度に、俺の何かがグラつく。
ちなみに、イオの旦那たちの食事や寝床や服等の提供を頑なに断ろうとしていたのは、相手が貴族だったかららしい。
ソイ王国でもいろいろあるんだから、ウィト王国もいろいろあるんだろうなっ。
兄ちゃんが無条件に何もかも奢られるのではなくて安心した。
俺たちに奢られるのは信頼関係が構築されたのかな、って思ったら壁に頭を叩きつけたくなった。
そうっ、信頼関係だっ、やましい関係じゃあないっ、断じてっ。
「明朝はとうとうソイ王国に戻るぞーっ。皆、冒険者カードはしっかり持っているなーっ」
「おうっ」
明日、出入国管理事務所の窓口が開いたら、ウィト王国をさっさと出国する。
宿屋の食堂で最後の晩餐、、、ではないが、明日からは基本的に野宿となる。
酒を持って歩くと大変なので、街に着くまでの飲酒は最後だ。
酒が入る前に重要なことはしっかり確認しておかなければ。
「一応確認しておけ」
と言って、それぞれ冒険者カードをテーブルの上に出す。
「、、、え」
皆が兄ちゃんの冒険者カードの色を見て、一時停止する。
確認した兄ちゃんはさっさと冒険者カードをしまってしまう。
普通、一般のA級までの冒険者カードは銅色である。
唯一違う色がS級の冒険者カードの金色だ。
冒険者でも別格扱い。
兄ちゃんの冒険者カードは金色だった。
イオの旦那の屋敷にいたときは、俺たちも一人一室を用意してもらえた。
もちろん兄ちゃんも一人部屋だった。
兄ちゃんもこの国の貴族のようで、イオの旦那も俺たちよりランクが上の部屋を用意していたようだが、迷惑をかけた俺たちが羨ましがる立場にはない。物置でも馬小屋でもどこでも寝る場所があれば良い方だった。
反対に俺たちを警備隊や騎士団に突き出さなかったイオの旦那の胆力に敬服する。
もし突き出されていれば俺たちはウィト王国で長い期間、犯罪者として刑に服さなければならなかっただろう。
その間に、妹の症状が進まないわけがない。
何のためにウィト王国に来たのか、本末転倒な結果になるところだった。
「美味しかったー」
にこやか兄ちゃんが宿屋の同室にいる。
庶民的な宿だ。ベッド同士の隙間は限りなく狭い。必要最小限の家具が小さい部屋に押し込まれているからだ。
イオの旦那の屋敷でも、こんな笑顔見たことがない。
兄ちゃんは意外と仏頂面、無表情が標準装備だ。多少の営業スマイルを浮かべることもあるが、他人が営業スマイルとわかる笑顔である。出会いが出会いなのだから仕方ないのだが。
「頭領もいい店知ってるねえ」
うっ、破顔すると可愛い。
酔っているとはいえ、アイツらの気持ちがわかりかけてしまう。。。
当初の被害者は五人だったが、すでに五人を超える者が餌食になりかけている。
フォークであーんができるとわかった途端、誰も彼もがやりたがってしまった。
甘い恋人同士のあーん、ではなく、兄ちゃん側にテレが何一つないので完全に餌付けのような絵面だとしても。
恐ろしい食事量がこのスレンダーなカラダに吸い込まれていった。いったいこのカラダのどこに入っているのやら。
大きい物でも頬張って口いっぱい詰め込んで食べている姿を見ると、小リスやハムスターのように愛らしい。
誰でも与えてみたくなるのはわかるが。
イオの旦那の前では上品に食事をしていたところを見ると、しっかりと使い分けているのだろう。
「ああ、必要物資を買い揃えるのときにいい宿屋がないか聞き込みした、ついでにいい居酒屋の情報も手に入れた」
「さすがは頭領ー、いい仕事するねえ」
いい笑顔で褒めるなっ。
惚れるぞっ。
俺が危ないので、明日は兄ちゃんとの同室、誰かに変わってもらおう。
彼女もまだいないのに、このままでは両親に孫を見せることができなくなってしまう。
、、、いや、兄ちゃんが俺を選ぶわけもないのだが。
すでに婚約者がいるのだから。
うんうん、冷静になれ、俺。
「明日も早いんだから、さっさと寝な」
「はーい、おやすみー」
ニコニコ笑顔で応対するなっ。
お腹いっぱいで幸せーって顔で無防備に寝るなっ。いや、寝てもらった方がいいんだけど。
兄ちゃんは俺の荷物がそばに置かれていない方のベッドに横になった。金髪のカツラをつけたまま。
可愛すぎる。
くっ。
ギャップか?
この落差で人は落ちるのか?
出会いのときは、返り血浴びた玄人かと思ったくらいだ。
裏稼業の。
仲間たちが平然と誘ったのも不思議だったが。
その道の専門家じゃないと知ったときの方が驚きであった。
彼も同じく冒険者であり、魔物討伐の後であんなに汚れていたらしいが。。。
確かに服だけでなく全身汚れていたが、それ以上に眼光が鋭かった。
しかも、魔剣持ちだった。
大貴族や大商人でもなければ、ソイ王国では魔剣など持てない。
金の問題で。
S級冒険者なら国によって一人か二人は持たされているとも言われているが、王都の冒険者ギルドに行ったこともないので真偽はわからない。
ウィト王国でも同じような状況だと思う。
兄ちゃんに会うまで魔剣持ちなんて見たことないのだから。
あのとき、兄ちゃんの魔剣が俺たちに向けて本気で抜かれていたのならと思うとゾッとする。
兄ちゃんは自分に向けてしまったが。
魔道具が壊れたので、何か操作ミスでもしてしまったのだろう。
アレは自傷行為にしか見えなかったのだから。
ここまで強かったら、自ら死にたいと思う人間はいないだろう。
貴族ならなお、周囲からもてはやされることだろう。
あの魔道具によっておかしくなっていた俺たちだが、冒険者としての実力は本物だ。だが、俺たち十三人でも兄ちゃんには敵わなかった。
完全に手を抜かれているのは、彼の動きでもわかった。
無駄のない美しい動きで、俺たち全員が気を失うまでそう時間はかからなかった。
さあって、俺もさっさと寝よ。
兄ちゃんの寝顔を眺め続けたら、俺もどうなるかわからん。
早くソイ王国に入らないとな。
ウィト王国内の移動はさくさくと進んだ。
王都へ向かう道は、情報収集もありあっちに行ったりこっちに行ったり寄り道しながら進んだが、帰りはソイ王国への国境の街に直行である。
しかも、兄ちゃんの足は俺たちが思っている以上に速かった。
そして、兄ちゃんに疲れているところを見せたくない強がりな者たちが多くなり過ぎたので、けっこう頑張って歩いた。
んで、あっという間に国境の街。
ところで、皆、気づいてないんだろうなあ。
妹を治したら、兄ちゃんとはお別れだってこと。
うちの街に早く着くのは嬉しいが、早い別れは辛い。
しばし、観光でもしていってくれないだろうか。観光として見るものは教会ぐらいしかないけど。。。
うん、一日もいらないな。
そうだな、休息をしていってくれないだろうか。
冒険者でもたまにはカラダを休ませなければ。
それにお礼もしたいしっ。
金だけじゃなくっ。
そう、兄ちゃんは高額を請求しなかった。
不治の病と言われていたから、俺たちはある程度の金額を兄ちゃんに提示した。
もしものときの薬の保険を込みで三分の一程度の価格に落ち着いてしまった。
残りは迷惑料で取っておけと。
実際、不治の病でなくとも治療魔法はウィト王国でもかなりお高いらしい。庶民でも金があれば依頼はできるが、庶民では手の出せないお値段であると、薬で治る病気でも普通に俺たちが最初に提示した額ぐらいは軽く取られると聞いた。
治療魔法を使うのは貴族や金のある者たちの特権みたいなものだ。
貴族でも嫌がる値段のこともあるとも聞いたが。治療魔導士を初期の頃からお抱えにした方が安いくらいらしい。
おそらく兄ちゃんは事情持ちだ。
もしかしたら国外逃亡でも図っているのかもしれない。
王族お抱えの魔導士で、自由なくこき使われているのかもしれない。
あんなボロボロの姿になるまで。
それは悲惨だ。
本当に。
まだ若そうなのに。
もしかしたら、魔道具の誤操作などではなく、あの自傷が本人の意志を、欲望を強めたものだとしたら。
ウィト王国は兄ちゃんにひどいことをしている可能性が高い。
兄ちゃんとイオの旦那たちがいなければ、俺たちは今ソイ王国に戻る道を歩いていなかった。
ならば、たとえ妹が治った後、どんな迷惑が被られることになろうとも、その恩には報いたい。
そうそう、俺は兄ちゃんに惚れている場合ではないのだ。
毎秒毎秒、俺は自分に言い聞かせている。
銀髪も良いが、金髪も良いね、とか。
年相応の笑顔を見せてくれるようになった、とか。
自腹のときは普通の量しか食べないのに、奢りとかあげるとかという言葉には弱く、食べられるときに食べるとか。
新たな一面を見せられる度に、俺の何かがグラつく。
ちなみに、イオの旦那たちの食事や寝床や服等の提供を頑なに断ろうとしていたのは、相手が貴族だったかららしい。
ソイ王国でもいろいろあるんだから、ウィト王国もいろいろあるんだろうなっ。
兄ちゃんが無条件に何もかも奢られるのではなくて安心した。
俺たちに奢られるのは信頼関係が構築されたのかな、って思ったら壁に頭を叩きつけたくなった。
そうっ、信頼関係だっ、やましい関係じゃあないっ、断じてっ。
「明朝はとうとうソイ王国に戻るぞーっ。皆、冒険者カードはしっかり持っているなーっ」
「おうっ」
明日、出入国管理事務所の窓口が開いたら、ウィト王国をさっさと出国する。
宿屋の食堂で最後の晩餐、、、ではないが、明日からは基本的に野宿となる。
酒を持って歩くと大変なので、街に着くまでの飲酒は最後だ。
酒が入る前に重要なことはしっかり確認しておかなければ。
「一応確認しておけ」
と言って、それぞれ冒険者カードをテーブルの上に出す。
「、、、え」
皆が兄ちゃんの冒険者カードの色を見て、一時停止する。
確認した兄ちゃんはさっさと冒険者カードをしまってしまう。
普通、一般のA級までの冒険者カードは銅色である。
唯一違う色がS級の冒険者カードの金色だ。
冒険者でも別格扱い。
兄ちゃんの冒険者カードは金色だった。
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