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序章 事件の発端

1人の少年

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それは西暦2XXX年、日本は先進化した首都圏や関西と、過疎化した地方の差が大きくなり、地方に住む人間は首都圏より思考も法も技術も10年遅れた生活を余儀なくされた。そんな中である首都圏から引っ越してきた少年が汚職を目撃したところを殺された。しかし情報統制により、少年は元から存在しないことにされた。しかし心臓を撃ち抜かれた少年は、目撃する前にとある機械を開発していた。その機械は人体に埋め込む方式の機械で、少年の感情を持っていた。少年は機械が見つからないように作業場にメンタルトラップを仕掛けた。少年が銃撃された後200年経った後、とある警官が一人で調査に向かった時にトラップにかかった。警官は作業場でいろいろな作業を行い、少年は再び地球に舞い降りた。
少年は近くのありとあらゆる物を確認した。2世紀経ってもやはり遅れていた。そして汚い大人が蔓延っていて、洗脳された子どもは首都圏で見られるような綺麗な茶色の瞳は無く、黒く染まり切っていた。そんな場所を恨んだ少年はその子どもたちを、子どもたちだけを首都圏に逃がした。その後の話はもう語られていない。その土地は消え去ってそしてそこに住んでいた人間は子ども以外全て海の底に沈んだ。これは10年の間「The judgment of archon神の裁き」と呼ばれ恐れられながらも研究されていった。その事件で少年は能力を使った反動で左目と左腕を失い、顔には大きな痣ができた。これが事件の全容だ。しかしその少年は10年の間首都圏のどこかで眠っていたが突如目を覚まし、仮面をつけて再び動き出した。
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