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第三話 押して押して押し倒せ!
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大学は、初日で授業はなくオリエンテーションだけだった。席に座ると、すでに仲良しグループができあがっていて、でも不思議と寂しさは感じなかった。
『そういえば、最近の大学生はLINEとかで入学する前から交友関係を築いてるらしいって聞いたけど本当だったんだなぁ』と思っただけだった。孤立するのはいつものことだから。
チャイムが鳴る少し前に教員が現れ、チャイムが鳴ると同時に大学生活についての説明がはじまった。授業についてや、履修登録の方法、単位のシステムなどなど。
そして最後に、教員は『君たち大学生になったからといって羽目を外しすぎるなよ』と前置きしたうえでコンドームの使い方のレクチャーがはじまった。
生徒たちは少し騒めいて、遠くの席から『お前はぜってぇ必要ないだろ』『うっせぇ、死ね』と軽口を叩きあう声がした。ふと横を見ると、隣の席のイケメンが真面目にノートを取っていて、気まずくなって目をそらす。
教員の『コンドームは、愛するパートナーを守るために大切なものです』の言葉に、ふとルカの顔が浮かんで赤面した。
は? 何で今アイツの顔が浮かぶんだよ!? 顔を両手で覆いながら苛立ってくる。
目をつぶっても、彼の顔が脳裏から消えない。それどころか『何テレてんだよ、俺様を見ろよぉ~~!』と、挑発的に犬歯を見せびらかしながら笑っている。口の中で舌ピがキラリと光った。
アイツのことなんか全然好きじゃないのに、消えろ、消えろよ! そう念じるほどに、幻想はどんどん色濃く、そしてさらには分裂して、たくさんのルカが僕の周りをくるくると回るようになる。馬鹿にする奴、笑っている奴、怒っている奴、ケツを振っている奴。くっそ~! 何なんだよもぉ~~!!
『そういえば、最近の大学生はLINEとかで入学する前から交友関係を築いてるらしいって聞いたけど本当だったんだなぁ』と思っただけだった。孤立するのはいつものことだから。
チャイムが鳴る少し前に教員が現れ、チャイムが鳴ると同時に大学生活についての説明がはじまった。授業についてや、履修登録の方法、単位のシステムなどなど。
そして最後に、教員は『君たち大学生になったからといって羽目を外しすぎるなよ』と前置きしたうえでコンドームの使い方のレクチャーがはじまった。
生徒たちは少し騒めいて、遠くの席から『お前はぜってぇ必要ないだろ』『うっせぇ、死ね』と軽口を叩きあう声がした。ふと横を見ると、隣の席のイケメンが真面目にノートを取っていて、気まずくなって目をそらす。
教員の『コンドームは、愛するパートナーを守るために大切なものです』の言葉に、ふとルカの顔が浮かんで赤面した。
は? 何で今アイツの顔が浮かぶんだよ!? 顔を両手で覆いながら苛立ってくる。
目をつぶっても、彼の顔が脳裏から消えない。それどころか『何テレてんだよ、俺様を見ろよぉ~~!』と、挑発的に犬歯を見せびらかしながら笑っている。口の中で舌ピがキラリと光った。
アイツのことなんか全然好きじゃないのに、消えろ、消えろよ! そう念じるほどに、幻想はどんどん色濃く、そしてさらには分裂して、たくさんのルカが僕の周りをくるくると回るようになる。馬鹿にする奴、笑っている奴、怒っている奴、ケツを振っている奴。くっそ~! 何なんだよもぉ~~!!
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