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番外編 例のリング
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今夜で何度目のエッチだろうか? だいぶ慣れてきた。ゆっくりと唇を離すと、ルカの服を脱がせる。
生まれたままの姿になった彼は誘うように、僕の太ももを両腿で挟んでこすりつけてくる。根元にリングをつけられた小さな肉棒が、僕の膝に押し付けられて
「ねぇ、ルカ。そのリングのことなんだけどさ」
「んあ? ああ、これは封印してんだよ」
インキュバスの精液に強力な催淫作用があって、それを出さないように根元を縛っていることは知っていたが、封印って言い方はなんか厨ニっぽくてカッコいいな。
「でも、その催淫作用、僕には効かないみたいなんだ」
「あー、まぁたまにそんなやつもいる」
それで会話は終了。はやくつづきをやろうぜと誘うように、彼はさらに上半身も密着させてきた。
背中にまわされた腕と、胸に逞しい大胸筋のぬくもりを感じながら、彼の短い銀髪をそっと撫でる。
「だからその、リングを外してほしいんだけど……だめ?」
「やだ。汚いのが悠斗につくだろ」
即答だった。自分の精液を汚いと言い放つ彼に対して、胸がズシリと痛むような悲しさを感じた。克服したと思っていた過去は、彼の心の奥底でまだどす黒く渦巻いているのだ。
ぎゅっと抱きしめて、そっと離すと今度は目を合わせて、諭すように語りかける。
「汚くないよ。君に汚いところなんてない。それに、僕は、君にもいっぱい気持ちよくなってほしいんだ」
星屑のような赤い光を宿した瞳が大きく見開かれ、紫へと変わっていった。彼は頬を真っ赤に染め上げて、
「で、でも……恥ずかしい、から……」
消え入りそうな声で言う。
「なんで? 何が恥ずかしいの?」
ルカは僕の胸に顔をうずめる。
「それ、外したら、おかしく、なっちゃう」
生まれたままの姿になった彼は誘うように、僕の太ももを両腿で挟んでこすりつけてくる。根元にリングをつけられた小さな肉棒が、僕の膝に押し付けられて
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「んあ? ああ、これは封印してんだよ」
インキュバスの精液に強力な催淫作用があって、それを出さないように根元を縛っていることは知っていたが、封印って言い方はなんか厨ニっぽくてカッコいいな。
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「あー、まぁたまにそんなやつもいる」
それで会話は終了。はやくつづきをやろうぜと誘うように、彼はさらに上半身も密着させてきた。
背中にまわされた腕と、胸に逞しい大胸筋のぬくもりを感じながら、彼の短い銀髪をそっと撫でる。
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「やだ。汚いのが悠斗につくだろ」
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