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26話 空襲警報
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8月17日 1600 演習場宿営地
爆心地での救助活動は
まだ続いているものの
小隊の消耗が激しい為
宿営地に帰隊する事になった。
私達は宿営地に帰隊した。
紀伊3尉はすぐに司令部に
向かい、
宿舎には爆発による怪我で
搬送されていた霞2曹が
待っていた。
私達は再会を
喜び合った。
親しい人間に
生きて再び会える事が
こんなにも活力を得る
事だとは思わなかった。
「生きていてくれて
良かった!!」
私は霞2曹に語りかける。
「当たり前だ。
こんな時に
くたばれるかよ」
霞2曹が皮肉交じりに
笑った。
胸部を強打したようだが
どうやら問題はないらしい。
「……しかし
人数が減っちまったな…」
霞2曹は少しだけ
遠くを見ているような目を
して言った。
彼にしては珍しい事だ。
ため息が出る様だった。
最初は15人いた小隊が
2日で6人にまで減った。
犠牲を出して敵拠点を
制圧したのに
状況は良くなるどころか
悪くなるばかりだ。
そういえば、霞2曹は
旅団長がどうなったのか
知っているんだろうか…?
「霞、お前の親父さんは」
「ああ、知ってるよ
更迭されたんだろ?」
「っち、バカ親父が
こうなる事くらい
わかってただろうに」
「だが、決断力はあった」
早期の段階で敵の拠点を割り出し
包囲殲滅を行った旅団長の
決断力は疑うべくもない。
「……そうだな。
だが、後先考えてないバカだ。」
「旅団長の代わりはすぐにはこないだろう。
副旅団長も今は駐屯地だしな
この危急時だ司令官不在はやばいぞ…」
親と仲が悪いとはいえ
思うところがあったのだろう
霞2曹は複雑な心境であろうことが
窺えた。
ヴァ―ン、ヴァーン、ヴァーン
その時に聞き慣れない
サイレンが聞こえた。
「「空襲警報、空襲警報
日本政府から緊急事態宣言が
発令されました。」」
「「市民の皆さまは速やかに
避難して下さい
繰り返します」」
我々の小隊は
唖然とした。
これが発令された
という事はいよいよ
本格的に制空権が奪われた
という事だ。
もはや日本が完全な
戦争状態に入った事を
私は肌で感じていた。
爆心地での救助活動は
まだ続いているものの
小隊の消耗が激しい為
宿営地に帰隊する事になった。
私達は宿営地に帰隊した。
紀伊3尉はすぐに司令部に
向かい、
宿舎には爆発による怪我で
搬送されていた霞2曹が
待っていた。
私達は再会を
喜び合った。
親しい人間に
生きて再び会える事が
こんなにも活力を得る
事だとは思わなかった。
「生きていてくれて
良かった!!」
私は霞2曹に語りかける。
「当たり前だ。
こんな時に
くたばれるかよ」
霞2曹が皮肉交じりに
笑った。
胸部を強打したようだが
どうやら問題はないらしい。
「……しかし
人数が減っちまったな…」
霞2曹は少しだけ
遠くを見ているような目を
して言った。
彼にしては珍しい事だ。
ため息が出る様だった。
最初は15人いた小隊が
2日で6人にまで減った。
犠牲を出して敵拠点を
制圧したのに
状況は良くなるどころか
悪くなるばかりだ。
そういえば、霞2曹は
旅団長がどうなったのか
知っているんだろうか…?
「霞、お前の親父さんは」
「ああ、知ってるよ
更迭されたんだろ?」
「っち、バカ親父が
こうなる事くらい
わかってただろうに」
「だが、決断力はあった」
早期の段階で敵の拠点を割り出し
包囲殲滅を行った旅団長の
決断力は疑うべくもない。
「……そうだな。
だが、後先考えてないバカだ。」
「旅団長の代わりはすぐにはこないだろう。
副旅団長も今は駐屯地だしな
この危急時だ司令官不在はやばいぞ…」
親と仲が悪いとはいえ
思うところがあったのだろう
霞2曹は複雑な心境であろうことが
窺えた。
ヴァ―ン、ヴァーン、ヴァーン
その時に聞き慣れない
サイレンが聞こえた。
「「空襲警報、空襲警報
日本政府から緊急事態宣言が
発令されました。」」
「「市民の皆さまは速やかに
避難して下さい
繰り返します」」
我々の小隊は
唖然とした。
これが発令された
という事はいよいよ
本格的に制空権が奪われた
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もはや日本が完全な
戦争状態に入った事を
私は肌で感じていた。
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