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第4章 サジタリアス領編
第72話 慈悲は無い!
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「ふぁ~~~、、、、、、すぅ、すぅ、すぅzzz」
ボフンッ
「あらら、リルちゃんが限界みたいなのでそろそろ寝ましょうか」
晩ご飯を食べて満腹になったリルちゃんは大きなアクビをすると、謎の煙に包まれ子犬の姿になって寝てしまった。
メルクリースの規格外の聖女力のお陰で、食っちゃ寝生活からは早くも卒業したリルちゃんだが、まだまだ成長期の子供なので睡眠時間は沢山必要なのだ。
「リルは将来有望だから沢山寝るのニャ。寝る子は育つのニャ」
「聖獣の将来って何をするんですか?」
「ボク達神獣の代わりに何処かの土地の管理を任されるとか色々あるニャ。まぁ早くても数百年先の話なのニャ」
「数百年先?神の視点から考えるとそういう気の長い話になるんでしょうねぇ」
「そういう事ニャ。ボク達も早く寝て早起きして、早く朝ご飯を食べるのニャ!」
「にゃっ!」
「ご飯を中心に生活するのはどうかと思いますけど、早寝早起きは賛成です。クロさんもカゲさんも、おやすみなさーい」
「ニャン」「にゃん」
◇ ◇ ◇
ゆさゆさゆさゆさゆさゆさ
「んっ、、ん~、まだ寝させて、、、はっ?!リルちゃん?」
「クロパーパがね、キャンピングカーの外に悪い人達が来てるから、メルマーマを起こして来てって」
「悪い人達?」
現在の時刻は、夜明けにはまだ早い午前4時頃
いち早く外の異変に気付いたクロさんからの念話を受けて、リルちゃんがメルクリースを起こしたのだ。
メルクリースとリルちゃんが素早く着替えて寝室から出ると、真っ暗なキャンピングカーの車内から目を光らせて外を見ているクロさんと影猫が居た。
文字通り、クロさんは瞳を金色に、影猫は瞳をエメラルドグリーンに光らせて外を見ていた。
「どぅわっ?!はぁ~、びっくりしたぁ(汗)」
「どうしたのニャ?」
「クロさんもカゲさんも見た目が猫だから目が光るのは理解しますけど、真っ暗な車内で目だけが光ってたら普通は驚きますって!」
「そういうものなのニャ?まぁそれはどうでも良いニャ。外に小悪党が集まって来たのニャ」
「どうでも良くは無いですけど、、、小悪党の目的ってやっぱりキャンピングカーですか?」
「『偽装』の効果でキャンピングカーは珍しい馬車に見えてるから、解体して部品を売ろうかって相談中なのニャ」
「なんですって?!キャンピングカーさんには傷1つ付けさせません!」
「普通の道具でキャンピングカーに傷なんて付かないけど、他の馬車に狙いを変更されても面倒だから追い払うニャ。車内のモニターに表示された許可ボタンを押すのニャ」
「何を許可するんですか?」
「自己防衛聖女システムを起動させてSJ-3で小悪党を迎撃する許可ニャ」
「クロさん、突っ込みどころが多過ぎます。」
「心配無いニャ。自己防衛聖女システムは専守防衛ニャ。小悪党が攻撃して来た時のみSJ-3で迎撃するのニャ」
「待て待て待て!これって完全にイージス艦の迎撃システムのパクリですよね?聖女だからSJなんでしょうけど、ようするにPAC-3って事ですよね?
キャンピングカーにどんだけ厳つい武器を付けてるんですか!」
「武器じゃ無いのニャ。自己防衛聖女システムSJ-3なのニャッ!防衛する為のシステムだから武器じゃ無いのニャ」
「詭弁だよぉ~、それは詭弁って言うんですよクロさ~ん。」
「詭弁も押し通せば正論なのニャ。とにかく許可ボタンを、ポチッとニャ」
「にゃ」
「あっ?!」
メルクリースの話を聞くのが面倒になったクロさんは、影猫に念話で頼んでモニターに表示された『許可』の文字にメルクリースの指を押し付けた。
「自己防衛聖女システム起動・・・・キャンピングカー二対シテ攻撃ヲ確認、迎撃開始シマス、SJ-3・・・発射!」
ブゥーーーーーーーーン
「「「「「ぎゃーーーーー?!」」」」」
「え?なんかモーター音みたいなのしか聞こえませんけど、迎撃してる?」
「SJ-3は1秒間に75発の木の実を発射するから、発射音が連続して聞こえてモーター音のように聞こえるかもしれないのニャ。それと、非殺傷弾だから安心安全なのニャ♪」
「あぁ、うん、今度はファランクス20mmガトリング砲のパクリなんですね、了解でーす。」
キャンピングカーの車内から一目散に逃げる男達を確認し、更に『非殺傷弾』と聞いて考える事を止めたメルクリース
『非殺傷弾』と言っても身体中アザだらけになるし、骨にヒビくらいは入るかもしれないのだが、まぁ小悪党相手にこれぐらいやっても問題は無いだろう。
この世にメルクリース達が居る限り、悪党を許しはしない!
聖女様のキャンピングカー世直し旅が、今はじま、、、るかどうかは未定である!
つづく。
ボフンッ
「あらら、リルちゃんが限界みたいなのでそろそろ寝ましょうか」
晩ご飯を食べて満腹になったリルちゃんは大きなアクビをすると、謎の煙に包まれ子犬の姿になって寝てしまった。
メルクリースの規格外の聖女力のお陰で、食っちゃ寝生活からは早くも卒業したリルちゃんだが、まだまだ成長期の子供なので睡眠時間は沢山必要なのだ。
「リルは将来有望だから沢山寝るのニャ。寝る子は育つのニャ」
「聖獣の将来って何をするんですか?」
「ボク達神獣の代わりに何処かの土地の管理を任されるとか色々あるニャ。まぁ早くても数百年先の話なのニャ」
「数百年先?神の視点から考えるとそういう気の長い話になるんでしょうねぇ」
「そういう事ニャ。ボク達も早く寝て早起きして、早く朝ご飯を食べるのニャ!」
「にゃっ!」
「ご飯を中心に生活するのはどうかと思いますけど、早寝早起きは賛成です。クロさんもカゲさんも、おやすみなさーい」
「ニャン」「にゃん」
◇ ◇ ◇
ゆさゆさゆさゆさゆさゆさ
「んっ、、ん~、まだ寝させて、、、はっ?!リルちゃん?」
「クロパーパがね、キャンピングカーの外に悪い人達が来てるから、メルマーマを起こして来てって」
「悪い人達?」
現在の時刻は、夜明けにはまだ早い午前4時頃
いち早く外の異変に気付いたクロさんからの念話を受けて、リルちゃんがメルクリースを起こしたのだ。
メルクリースとリルちゃんが素早く着替えて寝室から出ると、真っ暗なキャンピングカーの車内から目を光らせて外を見ているクロさんと影猫が居た。
文字通り、クロさんは瞳を金色に、影猫は瞳をエメラルドグリーンに光らせて外を見ていた。
「どぅわっ?!はぁ~、びっくりしたぁ(汗)」
「どうしたのニャ?」
「クロさんもカゲさんも見た目が猫だから目が光るのは理解しますけど、真っ暗な車内で目だけが光ってたら普通は驚きますって!」
「そういうものなのニャ?まぁそれはどうでも良いニャ。外に小悪党が集まって来たのニャ」
「どうでも良くは無いですけど、、、小悪党の目的ってやっぱりキャンピングカーですか?」
「『偽装』の効果でキャンピングカーは珍しい馬車に見えてるから、解体して部品を売ろうかって相談中なのニャ」
「なんですって?!キャンピングカーさんには傷1つ付けさせません!」
「普通の道具でキャンピングカーに傷なんて付かないけど、他の馬車に狙いを変更されても面倒だから追い払うニャ。車内のモニターに表示された許可ボタンを押すのニャ」
「何を許可するんですか?」
「自己防衛聖女システムを起動させてSJ-3で小悪党を迎撃する許可ニャ」
「クロさん、突っ込みどころが多過ぎます。」
「心配無いニャ。自己防衛聖女システムは専守防衛ニャ。小悪党が攻撃して来た時のみSJ-3で迎撃するのニャ」
「待て待て待て!これって完全にイージス艦の迎撃システムのパクリですよね?聖女だからSJなんでしょうけど、ようするにPAC-3って事ですよね?
キャンピングカーにどんだけ厳つい武器を付けてるんですか!」
「武器じゃ無いのニャ。自己防衛聖女システムSJ-3なのニャッ!防衛する為のシステムだから武器じゃ無いのニャ」
「詭弁だよぉ~、それは詭弁って言うんですよクロさ~ん。」
「詭弁も押し通せば正論なのニャ。とにかく許可ボタンを、ポチッとニャ」
「にゃ」
「あっ?!」
メルクリースの話を聞くのが面倒になったクロさんは、影猫に念話で頼んでモニターに表示された『許可』の文字にメルクリースの指を押し付けた。
「自己防衛聖女システム起動・・・・キャンピングカー二対シテ攻撃ヲ確認、迎撃開始シマス、SJ-3・・・発射!」
ブゥーーーーーーーーン
「「「「「ぎゃーーーーー?!」」」」」
「え?なんかモーター音みたいなのしか聞こえませんけど、迎撃してる?」
「SJ-3は1秒間に75発の木の実を発射するから、発射音が連続して聞こえてモーター音のように聞こえるかもしれないのニャ。それと、非殺傷弾だから安心安全なのニャ♪」
「あぁ、うん、今度はファランクス20mmガトリング砲のパクリなんですね、了解でーす。」
キャンピングカーの車内から一目散に逃げる男達を確認し、更に『非殺傷弾』と聞いて考える事を止めたメルクリース
『非殺傷弾』と言っても身体中アザだらけになるし、骨にヒビくらいは入るかもしれないのだが、まぁ小悪党相手にこれぐらいやっても問題は無いだろう。
この世にメルクリース達が居る限り、悪党を許しはしない!
聖女様のキャンピングカー世直し旅が、今はじま、、、るかどうかは未定である!
つづく。
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