テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

文字の大きさ
209 / 643
第8章 空へ

第186話 洞窟の主

しおりを挟む
洞窟の定番罠『転がる大岩』をクリアした俺達は、ゴレさんを先頭に洞窟の奥へと突き進むが、ほどなくして洞窟は行き止まりになってしまった。

辺りを見渡すけど入口らしき物は無い、こういう場所には隠しスイッチがあって、それを押したら扉が開くのが定番だ。

創造神様のセンスなら定番の仕掛けにしてると思うんだよな、だから隠しスイッチが必ずあるはず!


「おにいちゃん、この壁に何か絵が描いてあるよ!ここに光当てて」

「おう、ここだな」


メリルに言われた通り壁に懐中電灯の光を当ててみる

確かに絵がある、かなりの年月が経ってるからか薄くなってるけど、壁一面に描いてあるな


ただ懐中電灯1個じゃ全体が見えない

ここは物量作戦だ!

スキルの「店」から懐中電灯を追加で購入、1人2個ずつでヘッドライトもプラスする

俺はゴレさんにも強引に懐中電灯を持たせて、ヘッドライトも装着する


「みんな懐中電灯は持ったな?せーの」

ピカーー!


「おおっ!」

「「「「「わあっ!」」」」」


壁一面に描かれた絵が光に照らされ浮かび上がる

壁を見上げると、1番上に描かれた女性らしき絵は創造神様かな? 

その下に12体の、、、絵が薄くなっててよく分からんな

1体はドラゴンだろう、それと狐と蛇?

かろうじて分かるのはそれぐらいで他はさっぱりだ、そもそもこの世界固有の生物だったら俺にはお手上げだ。


「主様、ここを」

「おっ!それは分かる、中心にデカい木があるから浮島だな」



他にも色々描いてあるし何か意味があると思うんだけど


「カスミ、この絵をカメラで撮っておいて」

「はい!」

カシャカシャカシャカシャ、カシャカシャ、カシャカシャカシャカシャカシャカシャ、カシャカシャカシャカシャ、カシャカシャカシャカシャカシャカシャ


絵については帰ってからゆっくり調べよう。絵が大き過ぎてゆっくり見てる時間が無いからな。



「なぁケイト、ダンジョンには扉を開ける為の隠しスイッチとかあるだろ、ここにもあると思うんだけど分からないか?」

「残念だけど、ダンジョンに扉を開ける為の隠しスイッチがあるなんて聞いた事無いよ」


「えぇー!!普通あるだろ?」

「ダンナの普通が何かは知らないけどさ、階層ボスを倒さないと開かない扉はあるよ

でもそれを除けばダンジョンに扉は存在しないんだよ、だからスイッチも無い

そもそもここはダンジョンじゃない可能性はあるけど」



なんてこった、仮にダンジョンじゃないとしても、みんなが探してもそれらしき物は見当たらないし、ここがこの洞窟のゴールかよ(悲)


トントン

肩をトントンされたので振り向くと

ゴレさん!


ん?

この壁の出っぱりを持って引っ張れ?


ギィィィ

っておーい!

普通に開いとるがな

スイッチがあると思ってたから手当たり次第に壁を押してたけど

まさかの手前に引くタイプの扉があるとか思わんやろ!


しかも高さ1メートルちょいのゴレさん用の扉やん、みんなも微妙な表情してるし

とにかく扉の向こうに行くか、おじゃましまーす。



扉をくぐるとそこは凄く広い部屋だった。

懐中電灯で照らしてみるも向こうまで光が届かない程度には広い

野球場みたいな形と大きさかな?


ここは物量作戦パート2だ!

スキルの「店」から得用三色入りのサイリウム99本セットを5mpの激安価格で購入、これでこの部屋を照らしてやる!


「みんな、光る棒を渡すから手当たり次第に投げてくれ」

「「「「「おー!」」」」」

「はいスミレ、頑張って投げてな」

「うん♪、、、えい!」

「ほい!」「えい!」「そら!」「えい!」「まだまだ!」「えい!」


俺の背中におぶさっているスミレにサイリウムを渡して投げてもらう、良いねぇ

戦車の装填手と砲手みたいでとても楽しい♪


全員で99本のサイリウムを投げ終えると周辺は、赤、黄、青に照らされてとても幻想的だ♪


「わぁ♪」

「あははは、こりゃスゲェや!」

「記念に撮っておきますね」

カシャカシャ、カシャカシャカシャカシャ、カシャカシャ



あ゛っ!


光に照らされて部屋の奥に黒い物体が見えた、あれは


「ニィナ、ケイト、あそこに見えるのって俺にはドラゴンに見えるんだけど(汗)」

「ダンナ、間違い無いあれはドラゴンだよ、しかも馬鹿みたいにデッカイ奴だ!」

「眠っているようですが、葬りますか?」

「やめなさい!せっかく眠ってるんだからこのまま帰ろう」

「そうだよニィナ、あんなのと戦って怪我したらどうするの!」


うんうん、メリルさんもっと言ってやって下さい!



あっ!

いつの間にかゴレさんがドラゴンの側に居るよ

しかもドラゴンの口をベシベシ叩いて起こそうとしてるじゃないか!

なにやってんだよぉー(泣)



「グァ~~~~~」


ほら見ろ、ドラゴンが起きちゃったじゃないか!


「ん?、、ゴーレムではないか、もう食事の時間か、、、ほぉ、生き餌とは珍しいな」



やべぇ、あのドラゴン俺達を見て餌と勘違いしてる



「ふっ、ふっ、ふっ、たかがドラゴンの分際で我が主を餌扱いとは笑止!」

「ほぉほぉ、餌にしてはなかなかの覇気、、、そうか貴様達が我ガ待ち望んでいた勇者だな?」



「ニッ、ニィナ?!なに言っちゃってんだよ(汗)ドラゴンも俺達は勇者ちゃうし!」

「ダンナ、ヤバイよニィナが怒ってる!」




「聴けドラゴン!

我が名はニィナ、貴様を冥府に送る者也!」


「我ニ臆する事の無いその胆力、見事である♪

試練を受ける資格有りと認める!

ここは第一の試練勇気の間、我ハ守護獣にして見極めし者、見事我ヲ倒して世界の理を知るが良い!」





つづく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。

希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。 手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。 「このまま死ぬのかな……」 そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。 ​そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。 試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。 ​「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」 ​スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。 たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。

異世界で魔族が全滅してるらしいが、俺は普通にゴルフしてるだけ ~無能扱いされた男が 、距離だけで世界を変える話~

ぬこまる
ファンタジー
異世界に召喚されたのに、剣も魔法も使えず「無能」と言われて追い出された。 仕方ないので芝を探してゴルフを始めたら、 なぜか遠くの魔族が次々と全滅していく。 剣は振らない。魔法も使わない。 代わりに測るのは、距離と風と芝のご機嫌。 それだけで、なぜか魔族は全滅し、 人と国と経済が、勝手に整っていく。 ——今日も彼は、 普通にゴルフしているだけ。

限界勇者のスローライフ~追放気味に田舎暮らしに突入したけど、元魔王やら魔族の子と出会って何だか幸せに暮らせています~

みなかみしょう
ファンタジー
現代日本から転生し、魔王を倒した勇者クウト。 なんとか平和な世界を取り戻したはずが、彼だけは戦い続けていた。 その期間、120年。しかも年中無休、24時間営業である。 「さすがにこれは、ちょっとおかしくないか?」 戦いに疲れ果て、クウトはようやくそのことに気づいた。 自分を道具としてしか見ていない、かつての仲間の子孫にも飽き飽きだった。 会議の場で引退を宣言し、勇者の証も放棄。清々しく立場を強引に捨てることに成功。 遂に手に入れた自由な日々。 そんなクウトの前に、転生にも関わった女神が現れる。 想像よりも酷い状況を見て、女神は新たな力を授け言う。 「とりあえず、スローライフでもしてなさい」 そんな言葉と共に送り出された元勇者は、田舎でのんびり暮らすべく新生活を開始した。 しかし、そんな彼の前に現れたのは別世界に行ったはずの二代目魔王。 似たような事情を抱えた彼女の話を聞き、クウトは同居生活を提案する。 こうして、元勇者と元魔王の田舎暮らしが始まった。 無理のない範囲での畑仕事。 冒険者としての活動。 町の人々との触れ合い。 慣れない普通の生活に苦戦しつつも、二人は穏やかな日々を少しずつ手に入れていく。 たまに起きるトラブルは、その有り余るパワーで粉砕しながら……。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

異世界召喚はもう勘弁してください。~五度目の異世界召喚は国の再興からスタートです~

山椒
ファンタジー
今まさに召喚されようとしている男子高校生、星宮勇輝はただの男子高校生ではない。 一度ならず四度異世界召喚を経験している男子高校生であった。 四度も四つの世界を救い、ようやく落ち着けると思ったところで五度目の異世界召喚が行われた。 五度目の異世界召喚を受け異世界召喚されることが常識になりつつあった勇輝であったが、勇輝を呼び出した国は闇の者によって崩壊していた国であった。 世界を救わなければならず、国も復興しなければいけない状況であった。 だが勇輝は異世界召喚ごとにステータスを持ち越していたためそれができる存在であった。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

処理中です...