ソウル&ウィッチ&フレイム

柊マロン

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3、素直さ

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 魔女退治の依頼を終えてから数日後、シスは日が傾きかけた時間にギルド内の飲食スペースで紅茶を飲みながら前回の依頼時に不在だったもう1人の冒険者──ヨシュアとテーブルを囲んでいた。

 依頼を終えて帰って来る冒険者が多い時間帯であるため、どのテーブルも冒険者たちで賑わっていた。

 目の前の青年、ヨシュアは黒い髪と金の瞳が印象的で黒いカソックを着こんでいた。彼は元々孤児でその服も育ててもらった教会を出る時にもらったものらしい。

 治癒魔法を得意とする彼は、パートナーとしては頼もしかった。
 シスはヨシュアに魔女退治の時のことを話していた。
 ある程度話し終えた後、ヨシュアはお茶を一口飲んだ後意外そうに言う。



「魔女のこと、知らなかったんですね」

「知らなかったよ! 教えてくれたら良かったのに」



 シスがやや不満げに言うと、ヨシュアは困ったような顔をする。



「いえ、そもそも知らないとは思っていませんでしたので聞かれでもしなければ教えることも」

「ん? あー…、そうだな。みんな知ってんだっけ?」

「ほとんどの人が知っていると思いますよ。ですので、俺もあなたが魔女のことを知らないということをそもそも知りませんでしたよ」



 そのことすら知らなかったのだからヨシュアにはどうしようもないことだった。

 言われてみれば、理不尽なことを言ってしまった気がしてシスは少しだけ申し訳ない気分になった。

 それほど当たり前のことのようだった。



「故郷で聞いたことがないという話、本当ですか? 俺も辺境から出てきましたが魔女の話は伝わってましたよ。よほど閉鎖的な村とか……?あ、いえ、何か事情があるなら聞くべきではありませんね、すみません」

「いやいや、そんな特殊な環境とかじゃないから全然! というか、俺が知らなかったってだけで普通にみんなは知ってたかもな。俺、冒険者になるまで屋敷からほとんど出たことなかったし」



 少し考えれば、伝わってないとは言い切れなかった。シス自身、冒険者になるまではほとんど家から出たことはなかった。外で誰かと交流するようなこともなければ、積極的に外のことを知ろうとしたこともなかったかもしれない。

 実家と言えば幼い頃から居辛い場所であった。父の不貞で生まれた子供であったシスは父は優しくはしてくれたものの、周りに白い目で見られることが多かったため自分の部屋から出ることは少なかった。

 できるだけ人の目に触れないように生活していた分、取りこぼしていた情報はきっと多い。
 ただ隠れるように過ごす自分を変えたくて、冒険者になったもののこうして初めて知ることがあると自分が何も知らないことを痛感する。



「……そういうこともありますよね。魔女のことはある程度聞いたと思いますが魔女退治そのものが冒険者ギルドの役割になりつつありますね」

「あ、そう! その理由まだ知らねぇなって……」



 あまり事情に踏み込まず、魔女の話を続きをしてくれるヨシュアに内心感謝しつつ耳を傾ける。



「人の身体を乗っ取るという性質上、乗っ取られた本人だけに留まらずその関係者も身内の死体さえ帰って来ないというのはやはり不安が大きい。自分の親しい人物の死体が得体の知れない何かに乗っ取られてその姿で人を脅かすなんて想像したくもない話です。故に、魔女に対する不安は大きい」

「それはそう、だよな……」



 単純な魔物よりも脅威を感じるのは簡単に想像することができた。

 親しい誰かが魔女に乗っ取られているかもしれないなんて、耐え難いことで。

 

「魔女の魂は基本的に視認できる人は少ないですし、できたとしても実体を持たない魂を消滅させられるような手段は存在しません。魔女が実体と力を持つのは基本的に死人の身体に入り込んだ時のみ。どの程度残っているのか分かりませんが、長い間いくらでも出て来るという感じで完全な根絶は難しいという話です」

「終わりが見えない…か」

「騎士団が対応しようにも、他に多くの仕事がありますしそこで間口が広く数の多い冒険者ギルドが魔女退治を請け負うという契約が交わされたんです。王家からの援助もあって、冒険者ギルドの運営もかなりやりやすくなって魔女退治をする組織として以前より国民からの冒険者の印象も良くなっていますし王家は支援をすることで、魔女退治のために動いているという姿勢を国民に見せることもできると」

「どっちに対してもメリットがあるってことかぁ……。うん、俺も頑張らないとな」



 シスは頷く。元々魔女のことも知らなかったため、それは冒険者になった理由というわけでもない。
 だが、ある程度役目というものがあるのならば意識はしておきたかった。
 そんなことを考えていたところで、声をかけられる。



「ちょっといいか?」
「へ?」



 聞き覚えのある声に顔を上げると、そこには先日共に依頼をこなしたトルテともう1人、少女が立っていた。
 もう1人の少女の方は顔見知りではなかった。やわらかい桃色の髪を肩あたりまで伸ばしたボブカット、紫色の瞳で可愛らしい顔立ちをしていた。
 少し驚いていたシスの様子を気にすることもなく、トルテは腕を組んで即座に本題に入る。



「ええと……、なんだ、お前らって2人組か?」
「あ、ああ…そうだけど」
「そうか、ならちょうどいいな。この前の、依頼一緒にこなしたのは俺とお前だけどまあ悪くはなかったからパーティ組まねぇか?こっちも2人だけじゃ人手が足りなくて不便なことも多いし、お前らも多少は経験あるメンバーがいた方がいいだろ?」



 一応はこの前の依頼のことを遠回しに褒めてくれているようなことを言いつつ、やや早急な物言いは気にはなったものの、純粋に2人ずつのコンビを統合して4人でパーティを組みたいという話だった。
 いきなりすぎる話ではあるが、新人冒険者のシスやヨシュアにとっては他のパーティメンバーを探すということに関しては苦戦していたところではあり魅力的な提案ではあった。
 新人冒険者が組んでもらえるような相手を探すというのはやはり難しい。ベテラン冒険者となれば既に長年パーティを組んでいて、今更新人を招き入れて面倒を見るというのも厳しかったりということもあり新人同士で組むことが多い。
 こうして声をかけられるのは貴重な機会でもある。



「ええと、こういう話は助かるけど……ヨシュアはどうだ?」



 流石にシスの独断で決めるわけにはいかない。そう思い、ヨシュアに尋ねる。



「えーと、そっちのお前はヨシュアでいいのか? どういう戦い方するんだ?」



 初対面にしては無遠慮にトルテが尋ねる。
 それに対し、その隣にいた少女が慌てるように制止して頭を下げる。



「トルテ、いきなりは失礼だよ。というか、自己紹介もしてないでしょ? ええと、いきなりごめんなさい。こっちはトルテで、あたしはルーニ。提案はさっきトルテが言ったことなんだけど、あたしは剣の扱いが得意でトルテは銃の扱いが得意なの。この前、トルテが魔法が使える人と組めるとお互い補えるかなって話をしててあなたたちのことも聞いてもいいかな?」



 ルーニと名乗った彼女は、そう説明する。

 それに対し、シスとヨシュアは顔を見合わせてそれぞれ自己紹介をする。



「俺は、多分ちょっとは聞いてると思うけど、シスって言うんだ。炎魔法が使えるくらいでコントロールとかはちょっと苦手だけど……」

「俺はヨシュアと言います。治癒魔法とサポートならそれなりに…でしょうか」
「そっかそっか。ありがとう、あたしたち魔法は全然で──魔法を扱える人が仲間になってくれるならすごく心強いと思うんだ!」
「ん、そうだな…俺たちも、腕っぷしはあんまりだから助かるかも…」
「うん。だから、良かったら、考えてほしいの。返事はすぐじゃなくていいから──」
「おい、ルーニ。すぐじゃなくていいって面倒だろ。今すぐこの場で返事しろ」



 話に割り込むトルテは、思ったより融通が利かない。

 

「トルテ、この人たちにも都合とかはあるでしょ? 無理に急かすのは良くないから」
「なんだよ、俺は急いでるんだっつの。返事聞くまで動かない」
「トルテ、わがまま言わないで……」



 そんなやりとりをしている2人組だったが、なんとなくお互い信頼関係は強そうだった。
 そもそも2人で組んでいる分、それなりの信頼があってこそだろうが。
 シスは少しだけ思案するものの、答えはほぼ決まっていた。とはいえ、ヨシュアの了解を得ずに答えるわけにはいかないので彼に視線を向ける。



「ヨシュア、その、俺は組んでもいいと思うんだけどお前はどう思う?」

「少し心配はありますが……悪くはないと思います」

「だよな。俺たちじゃ、どっちも魔法を使うのがメインだし魔法に頼らない戦い方ができる仲間がいた方が」
「その点は同意です。俺はあの2人のどちらもよく知りませんが、シスさんは組んでもやっていけそうな相手だと? ルーニさんの方に関しては態度に関しても問題はないと思います。トルテさんの方は……シスさんはこの前同じ依頼受けたんですよね? どうだと思いますか?」



 そんな質問をしてくるヨシュアの表情は真剣だった。パーティを組むとなれば、これから共に仕事をする機会はかなり多くなる相手だ。上手くやっていけるような相手なのかを重視するのは当然のことだった。
 ヨシュアの様子を見ると態度のやわらかいルーニはともかく、トルテに関してはやや懸念を抱いているようだ。

 シスにとっては依頼を共にして、それなりに助られたのもあって好意的な印象を持っている。



「あー…その、うん、いい人だったと思う。ちょっと態度は大きいけどまあ先輩だし……依頼の時、ちゃんとフォローしてくれたし!あと、危ない時も助けてくれて」
「それはまあ…当然かと思いますが。新米冒険者を連れ出して無事に生還させられないとなれば評判にも響きますし…よほど手に負えない自分も死にかねない状況意外で見捨てることなんて普通はないですし」
「あ、あと!こう、精神的にきつくなってきた俺の緊張を解そうと声かけてくれたんだ!」



 精神的に疲弊してしまっていた時、声をかけてくれたのはかなり助かった。
 唐突すぎる好きなものの質問だったりしたが、彼女の気遣いは伝わってきて。
 シスがとにかくあれこれと彼女の話をしていると、ヨシュアは目を閉じてしばし考えた後頷いた。



「……分かりました。少なくとも、あなたは上手くやっていけると思っているんですね。なら、そうしましょう」



 完全に納得した様子ではなかったものの、ヨシュアは了承してくれた。
 

「そっか! 絶対大丈夫だ!俺、多分人を見る目はあるし……」



 そういってシスは胸を張ってみる。

 人を見る目はあると自分では思う。そもそも最初に声をかけたヨシュアも組むことを応じてくれて、心根が優しい人物だ。
 今までうまくやってきた、きっとトルテやルーニともうまくやれる。そんな確信がシスの中にはあった。



「で、決まったのか。目の前で話し合いする度胸には俺もびっくりだぜ。あとヨシュア?に俺のことを警戒されたのは気に食わないけどシスが俺のことを持ちあげてくれたのに免じて許してやるよ」
「あ、わりぃ…軽くOKかどうか聞くだけのつもりだったんだけど……」



 先ほどの彼女の発言を思い出せば、その場に留まっているので当然で会話内容を丸々聞かれていることを忘却していたため少しバツが悪くなりシスは頭を掻いた。
 思ったよりヨシュアの返事があっさりではなかったため、説得に集中してしまっていた。



「そういうことで、俺たちで良ければ!良ければ…だけど」
「声かけたのはこっちだけどな。でも、思った通りだ。んじゃ、よろしく」
「急に声かけちゃったけどありがとう、これからよろしくね」



 トルテに続いて、ルーニも嬉しそうに頷いた。

 





 ★





 その日の夜、シスは宿の自室で本を読んでいたがいまいち気が乗らず廊下へ出た。

 窓から夜空でも眺めようと思い、大きめの窓があるスペースまであまり足音を立てないように歩いて行く。夜中ということもあって、あまり大きな音を立てて他の冒険者たちを起こすわけにはいかない。
 慎重な足取りで、窓際に近づいたところで先客がいることに気がつき思わず声を上げそうになったが冷静になり、大きな声を出さないにその先客に声をかける。



「あ、偶然だな。えーと…トルテ、でいいのか?」
「それ以外の呼び方があるのか?」
「いや、」



 声をかけたトルテにあっさりと返されシスは一旦黙り込む。
 パーティを組んだばかりということもあって、まだあまりお互いの人となりを把握しきっているわけではない。
 窓の外を眺める彼女の横に並ぶのもなんだか気が引けて、少し離れた場所に立ったまましばし考え込んだ後ようやく自然な話題を見つけ、振ってみる。

 

「そういえば、なんで俺たちを誘ってくれたんだ?」
「それなら言っただろ。この前の依頼一緒にやった時悪くなかったって」
「いや! それは聞いてたけど、もう少し具体的な理由知りてぇなって……。パーティ組むならもうちょっと考えてることとか知っておきてぇかもって…」



 このまま会話が終わるというのもなんだか気まずくなりそうだと思い、食い下がってみる。
 やや緊張気味のシスに対して、彼女は一瞬沈黙した後口を開く。



「素直さ……」
「へ?」

「まあなんだ、お前はあの魔女退治の時、ちゃんと俺の指示に従っただろ? 新米冒険者ってなるとまだ場慣れしてないから慣れた奴の指示に従うってのは重要だろ。勝手に意気込みすぎて暴走して…って奴は面倒見切れない。お前は俺の言うことを軽視しないでちゃんと言う通りに動いた。新人が生き残るにはそういうのって大事だろ?」

「お、おう…たしかに、トルテの指示は本当に助かったぜ……。うん、少しでも無視とかしてたら本当に危なかったと思うし、下手すると死んでたかもしんねぇ。だから、すごく助かったんだ」

「そういうこと。仮にお前がバカみたいに突っ走る奴だったらお前も俺も大怪我──下手すりゃ死ぬ。冒険者ってそんなもんだろ?魔法の腕はまあ…改善してほしいところが多すぎるが、冒険者で戦闘能力が高い天才なんてそうそういない。だから、重要なのはまともに連携が取れるって部分ってわけ」



 たしかに、冒険者になるものに特別能力が優れているものは多くはないと聞く。

 そもそも優れているならば、冒険者より騎士団や王宮に仕えたり魔術師ならば魔術の研究を行う機関などを目指すのが一般的ではある。
 英雄と呼ばれるような冒険者などごく一部だ。足りないものを抱えてるものの方が多い。
 ならば、人柄の合う合わないや上手く連携を取れるかどうかが重視されるのはおかしな話ではない。
 少なくとも、彼女のぶっきらぼうな態度はともかくシスのそういった部分で上手くやれると判断してくれたようだった。



「そっかそっか、よく分かったよ! 改めて、これからよろしく!」
「ああ」
「あと…前の依頼の時のことで」
「なんだ?なんか文句でもあんのか?」
「文句はないって。そんな喧嘩腰にならなくても…じゃなくて! 俺がその、精神的にきつかった時話題振って話してくれてそれですごく助かったからさ…」

「ああ、あれか……」



 シスはその件について礼を言うと、彼女は少しだけ顔を逸らした後頬をかいた。



「天気の話並みに残念な話題選びだったけど…ならよかった」

 そう言うトルテは少しだけ先ほどまでと比べて態度がやわらかかった。



「えっと、とにかくすごく助かったし!場慣れしてたしすごいベテランなんだよな!俺なんかに声かけてくれて嬉しかったよ」
「ベテラン?いや、俺も一年くらいだけど」




 さらっと返されて、シスは静止した。


 かなり頼りになって場慣れした雰囲気と、態度もあっててっきり数年は冒険者をやっているものだと思っていたがそうでもなかったらしい。

 

「ふっ…ははっ!そうかそうか!つまり俺がベテランに見えるくらいすごかったってことだろ!」



 シスが固まっているとトルテは先程までの雰囲気と一転して笑い始めた。
 いままでの態度からは想定できないくらいの、子供のような笑いっぷりだった。

 

「ええ!?そ、そうなのかよ…?ベテランじゃなくてもああってことはすごいってこと、だよな?」
「その認識でいいぞ。本当に素直な奴…」



 シスの反応に対して、彼女はひたすらに機嫌が良さそうだった。
 初めて依頼を共にした時と比べると、ずっと感情豊かだった。こちらが彼女の素なのだろうとシスは思った。


「まああれだ? 自信なさそうに指示されても不安になるだろ?年季なんか関係なく、俺は依頼はクールにやるってだけだ。中身の自信がついてくるのなんか後からでもいいってね」



 そして少し間をおいて、もう一度トルテが口を開く。



「お前のその明るいキャラ作りみたいなやつもそうだ。そういうのも続けてりゃそのうち本物になるだろ」
「うえっ!? 気づいてたのかよ?」
「気づかない奴も多いと思うからそんなに心配しなくてもいいぜ。ちょっと自信なさそうなところとか慎重すぎるところがちょいちょい漏れてたからさ…俺は性格変えようなんて思ったことないけど、なんか似てるところを感じたから気付いただけだ」
「へへへ…そっか…」



 シスは言われて苦笑いをした。
 冒険者になったのも、境遇からずっと屋敷に閉じこもっていて変わりたいと思ったのがきっかけだった。
 それなりに、上手くやれていると思っていたが彼女には気付かれていたようだ。

 

「ま、胸張っとけよ。俺みたいに」


 得意げに言う彼女は似てるなんて思えなかったが、自分が気付いてない何かがあるのだろう。
 嘘ではないことも、からかわれているわけでもないこともなんとなく分かった。
 だから、シスは拳を握って気合を入れた。

「お、おう!もっと上手くやるぜ!本当に!」





「ああ…な奴は嫌いじゃない」



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