グリモワールの狙撃手

雪兎

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1章

2話村からの追放

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村が、崩壊してから数週間後
「マリアちゃんや」フラメルがそう言うとマリアは
「あ、フラメルさん」マリアは思った、何故両親が死んでこんな老人が生きて居るのかと
「どうした?気分でも悪いのかの?」
フラメルがそう言うがマリアはマリアは黙ったままだった
「フラメルさん、皆はどうしたんですか?」
するとフラメルは
「皆、村の復興に大忙しじゃな、それがどうしたのかの?」
「あ、いいえ、なんでもないです」
「そうか、あまり無理しちゃダメだからのう」
マリアは分かったとだけ言って家に帰ったが、家は崩壊しており、とても住める状態では無かった
しかしマリアは瓦礫を避けながら奥へと進み少し壊れかけたベッドに腰をかけてステータスブックを開いた

名前・・・マリア・ベルリール
性別・・・女性
種族・・・エルフ
職業・・・射手

Lv・・・10
体力・・・11
魔力・・・34
持久力・・・7
筋力・・・6
耐久力・・・9

スキル・・・射撃、潜伏、薬調合
集中砲火、追尾する矢、フォーリングアロー

称号・・・冥府神の血を引き継ぎし者

0ケール

「そう言えば、所持品も表示されるんだ」
(ワイバーン倒したらLvが上がったな)
「ハデス、あまりワイバーンの名前は言わないで」
ハデスは察し分かったと言った

「ねぇ、ハデス「ねぇーちゃん!ハデスって誰?ここに居るの?」

(おい、どうやら餓鬼が話を聞いてたみたいだな)
するとその子供は走って行った
「どうしよう、バレたらここから追い出される」
そう言うとマリアは家から出てその子供が走って行った方向に走って行った
(そんなにバレたらいけないのか?)
ハデスがマリアに聞くとマリアは必死に走るだけで返事は無かった

そしてマリアが村の中心に着くと

「貴様のせいか!出て行け!この異端者が!」フラメルがそう言うと周りのエルフ達も出て行けだの消えろだのてめぇが死ねだの次々にマリアに罵倒を浴びせた、その中にはマリアに向かって石を投げてくる者もいた

そしてマリアは村から反対方向へ走った

そして何分か経ち、森から出るとマリアは息を落ち着かせるために大きく深呼吸した

(どうしたんだ?皆さっきまで優しかったのに)そうハデスが言うとマリアはハデスに教えた、エルフ達はハデスを嫌っていて、この森の掟を自分が破った事を

(森の掟とはなんだ?)続けてハデスがマリアに聞くと

「1つ森の掟は絶対
 2つこの森に不純物を持ち込んではいけない
 3つ邪神を信仰する事を禁ずる」
続けてマリアはこう言った
「だから、この場合は2つ目、3つ目に引っかかったから皆私に対しての態度が変わったんだよ」
するとハデスは必死に抗議した
「我が邪神なのは認めるが!だが!我は不純物では無い!」
「ハデス、あのエルフ達にとってはハデスは不純物」
マリアがそう言うとハデス何も言わなくなった

「でも、どこ行けばいいんだろ、取り敢えず森に入らないように周りを歩こう」

すると見覚えのある場所に来た

「ここってさっきの場所?」
そう聞くとハデスは
「そうだよ、てかお主方向音痴過ぎるだろ」
するとマリアは
「私は方向音痴じゃない、そもそも・・・」
「と、取り敢えずあそこの海に行けば良いんじゃないか?」

そしてマリアは海に向かって歩いていった

すると海の前に立っている者がいた、それは魔族だった

「キサマエルフカ?ナゼココニイル、キサマガクルバショジャナイトットトタチサレ!」
するとマリアは
「ここに用事があって来た、だから通して」
「ソレハデキナイトオリタケレバオレヲタオセ!」
するとその魔族はマリアに向かって突進をしてきたがマリアはそれを避けるとハデスに向かって「前みたいに殺って!早く!」
「お主気にして無いのk「早く!」
ハデスは分かったと言ってマリアの体に乗り移った

その後は蹂躙された魔族の死体が残った

「そうだ、お主ステータスブック見てみろ」
マリアはハデスに言われた通りにステータスブックを開くと

Lv・・・57
体力・・・12
魔力・・・42
持久力・・・10
筋力・・・8
耐久力・・・14

名前・・・マリア・ベルリール
性別・・・女性
種族・・・エルフ
職業・・・射手

スキル・・・射撃、潜伏、薬調合、集中砲火、追尾する矢
フォーリングアロー、闇魔法、ハントソウル
念動力
称号・・・冥府神の血を引き継ぎし者、冥府神の眷属

「あ、結構変わってる」
するとハデスはマリアの反応に対して
「お主あんまり驚かないんだな」
するとマリアは
「あまり興味が無いから」
と言って魔海に入ろうとするとハデスに止められた
「お主何してんの?」
ハデスが聞くと
「ハデスがあの海に行けば良いって言った」
「すまん、前言撤回させていただきます」
するとマリアはハデスに向かって
「ハデスって本当に神なの?」
「当たり前だ!我だってこれでも頑張ってんだよ」
するとマリアはハデスに謝ると
「やめろ、我が惨めに思えてくる」

するとハデスが急に指をさした
「どうしたの?」
「ほら、あっちに国が見えるから、あの国に行くぞ」
「分かった」

そしてマリアはその方向に歩いていった


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