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第18話 2人の想い
仁志はスマホで動画を見ていた。お気に入りの配信者があげた新作の動画。
それを見ていた時に、仁志のスマホが鳴り始める。
「これは……」
郁人からの電話だった。仁志は電話を取ろうかどうか迷っていた。
最近、話していないこともあってか気まずさを感じてしまう。着信音が重なる度に仁志の中で感情が揺さぶられていく。
取るべきか取らないべきか。それをどうしても決めることができない。
「くっ……」
仁志はこれまでのことを思い出した。郁人と過ごしてきた日々。
最初は彼女を寝取った相手に嫌がらせをしてやろうとしか思っていなかった。
でも、何度か話していく内に仁志の中で郁人という存在が大きくなっていったのだ。
数年付き合った希子でも、そこまで仁志の感情を動かすことはなかった。
電話の着信音が鳴る度に郁人の顔がより鮮明に思い浮かんでしまう。
ここで本当に電話を取らなくてもいいのか。もし、今ここで電話をとらなければ……自分は一生郁人に関わることができない気がしてきた。
そんな不安に駆られた時、仁志の指は勝手に動いていた。
ピッ……郁人と通話が繋がった。
「もしもし」
「もしもし……風見君。やっとつながった……! 今時間大丈夫?」
「ああ。大丈夫。ちょうど暇をしていたところだった」
そんな会話が始まる。ここから数秒の沈黙が流れた。郁人も話したいことがたくさんあるはずなのに、話す内容がまとまっていなくてどう切り出していいのかわからなかった。
「えっと……風見君。最近、その……忙しいとかそういうことはない?」
「いや。まあ、バイトは続けているけど、それだけだ」
「そっか……その、あんまり連絡がなくてちょっと心配してたから」
「なんで心配すんだよ。学校で毎日顔合わせているだろ」
淡々とした会話が続く。郁人も中々自分の本音をぶつけることができない。仁志も自分の本心を守るために心にもないことを言っていた。
「そっか。まあ、別に元気そうなら良かったよ」
「それだけか……?」
あまり要領を得ない郁人の会話。仁志はここで会話を打ち切ろうとする空気を出す。
仁志としてもこれ以上郁人と話しているとかえって辛くなってしまう。そう思っていた。
郁人もそういう打ち切る空気を感じ取り、ここで会話を間違えると取り返しのつかないことが起きる。そんな予兆がした。
「僕はその……やっぱり良くないよ。どうして、僕に連絡くれないの」
郁人はついに自分の想いを仁志にぶつけた。仁志はその言葉にハッとしてしまう。
「あ、え、えーと……飯塚。もしかして怒っているか?」
「そうだよ! 散々、人のことを振り回しておいて、感情も情緒もぐちゃぐちゃにして、それで放っておかれたら……僕だって悲しいよ」
今までせき止めていた想いが決壊する。郁人の口から溢れるのは嘘偽りのない言葉ばかりだ。
「え、えっと……悪かったよ。その、俺だって……お前をこれ以上振り回すのは良くないのかなって」
「それは佐倉さんと別れたから?」
「あ、ああ……お前は希子に女装していたことを知られたくないから、俺に付きあってくれてたんだろ。それがなくなったら、俺とお前の関係はもう……」
仁志が言葉を詰まらせる。それから先の言葉を言おうとしたら胸が辛くなる。
「やだ。終わらせない」
「え?」
「たしかに最初に僕と風見君を縛り付けていたのは佐倉さんのことだよ。でも、今となっては……そんなことなくても僕は風見君のことが」
郁人は言葉を飲み込んだ。言おうとしていた言葉。それを言ってしまったら、2人の関係は大きく変わってしまう。
良い方にも悪い方にも変わりかねないこの言葉。それを口にできずに郁人が悶々としていると……
「なんだよハッキリ言えよ」
「え、えっと……」
仁志につつかれて、郁人は困ってしまう。でも、ここで言わないと関係の修復は難しそうだった。だから、郁人は深呼吸をして覚悟を決めたその時だった。
「俺なら言える。飯塚。お前のことが好きだ」
「え……え、あ、あ、あれ……?」
急に仁志に好きと言われて郁人は感情が消失してしまった。自分が聞いたその言葉。幻聴なのか、空耳なのか、それをまず疑ってしまう。
「好きだからこそ辛かったんだ。俺とお前の関係を結び付けているのが希子だということに。お前が希子と別れたから、その関係ももう終わったのかと思って……次に連絡したら、関係の解消を持ち出されてもおかしくないってずっと思っていたんだ」
仁志も自分の胸中を語る。郁人はそれを「うんうん」と頷いて聞いていた。
「そっか。そうだったんだ。確かに僕はそうだった。もし、佐倉さんと付き合っていなかったら、風見君と女装デートはしなかったよ。でも、今は違う。僕は……なんの条件がなくても風見君と一緒にいたいよ。風見君が喜んでくれるんだったらどんな格好でもできる」
「…………!」
仁志は郁人の言葉に胸を打たれた。自分はどうして、今まで郁人の気持ちを考えなかったのだろうか。
郁人が自分のことを好きでいてくれる。そんなありえるかもしれない事実にずっと目を反らし続けていた。
「風見君。あのね。僕だって、どうでもいい相手や嫌いな相手にさ。ブラとか見せたりしないよ。あの時から、僕はもう既に風見君のことが好きだったんだから」
「そ、そうなのか……」
ここで郁人が見せてくれたブラのことを思い出した。ちょっとシリアスでしんみりとした空気だったが、仁志の頭の中にスケベな妄想が広がる。
「あ、今。えっちなことを考えたでしょ」
「か、考えてねーよ」
「ほんとかな?」
くすくすと電話口から郁人の笑い声が聞こえてくる。仁志はその笑い声を聞いてどこか安心をした。
「そっか。それじゃあ、また……デートでもするか」
「あ、それはちょっと待ってほしい。もうすぐ期末試験が始まるでしょ?」
「あ、そうだったテスト期間か」
高校生にとっての一大イベント。それが試験。それの結果によって、今後の人生が大きく左右されることになってしまう。
「デートはその後でね……」
「なあ、飯塚。もし、俺が次のテストでまた良い点を取ったら……」
「うん、わかっている。でもなー。風見君はもう頭良くなっちゃったし、もっとハードル上げてもいいかなー」
郁人がちょっと意地悪なことを言い始める。仁志も郁人の機嫌を損ねると条件そのものがなしになってしまうことがあるのでこれには従わざるを得ない。
「もし、次の期末試験で僕に勝てたら、上と下。両方の下着を見せてあげるよ」
「ほ、本当か!」
仁志は気になっていた。男の娘の下の下着はどうなっているのか。付いているものが付いているので、どういう感じになるのかと実物を見てみたい気持ちになる。
しかし、条件が厳しかった。成績優秀の郁人に勝つには相当な勉強をしないといけない。
「その代わり、もし僕が勝ったら……そうだなー。逆に風見君が女装してデートするっていうのはどう?」
「な、なに言ってんだお前。お、俺の女装なんて需要ねーだろ」
仁志は需要を言い訳にそんな条件をなしにしようとする。しかし、郁人にも言い分はある。
「そうかな。別に風見君は骨格自体は悪くないからメイク次第でいけそうな気がするけど……それに、需要ならあるよ。僕にね」
「うーむ……」
郁人に需要があると言われてしまっては、仁志も弱かった。誰に需要がなくても、郁人に需要があるならその願いをかなえてやるのは悪くないことだ。
「で、どうする? 僕と勝負する? それとも逃げる?」
「や、やってやろうじゃねえか! かわいい下着用意して待ってやがれってんだ」
「ふふ。ついでに風見君用のメイクと衣装も用意しないとね」
こうして2人はまた仲直りをして元の関係に戻った。それと同時に2人の負けられない戦いが始まってしまった。
それを見ていた時に、仁志のスマホが鳴り始める。
「これは……」
郁人からの電話だった。仁志は電話を取ろうかどうか迷っていた。
最近、話していないこともあってか気まずさを感じてしまう。着信音が重なる度に仁志の中で感情が揺さぶられていく。
取るべきか取らないべきか。それをどうしても決めることができない。
「くっ……」
仁志はこれまでのことを思い出した。郁人と過ごしてきた日々。
最初は彼女を寝取った相手に嫌がらせをしてやろうとしか思っていなかった。
でも、何度か話していく内に仁志の中で郁人という存在が大きくなっていったのだ。
数年付き合った希子でも、そこまで仁志の感情を動かすことはなかった。
電話の着信音が鳴る度に郁人の顔がより鮮明に思い浮かんでしまう。
ここで本当に電話を取らなくてもいいのか。もし、今ここで電話をとらなければ……自分は一生郁人に関わることができない気がしてきた。
そんな不安に駆られた時、仁志の指は勝手に動いていた。
ピッ……郁人と通話が繋がった。
「もしもし」
「もしもし……風見君。やっとつながった……! 今時間大丈夫?」
「ああ。大丈夫。ちょうど暇をしていたところだった」
そんな会話が始まる。ここから数秒の沈黙が流れた。郁人も話したいことがたくさんあるはずなのに、話す内容がまとまっていなくてどう切り出していいのかわからなかった。
「えっと……風見君。最近、その……忙しいとかそういうことはない?」
「いや。まあ、バイトは続けているけど、それだけだ」
「そっか……その、あんまり連絡がなくてちょっと心配してたから」
「なんで心配すんだよ。学校で毎日顔合わせているだろ」
淡々とした会話が続く。郁人も中々自分の本音をぶつけることができない。仁志も自分の本心を守るために心にもないことを言っていた。
「そっか。まあ、別に元気そうなら良かったよ」
「それだけか……?」
あまり要領を得ない郁人の会話。仁志はここで会話を打ち切ろうとする空気を出す。
仁志としてもこれ以上郁人と話しているとかえって辛くなってしまう。そう思っていた。
郁人もそういう打ち切る空気を感じ取り、ここで会話を間違えると取り返しのつかないことが起きる。そんな予兆がした。
「僕はその……やっぱり良くないよ。どうして、僕に連絡くれないの」
郁人はついに自分の想いを仁志にぶつけた。仁志はその言葉にハッとしてしまう。
「あ、え、えーと……飯塚。もしかして怒っているか?」
「そうだよ! 散々、人のことを振り回しておいて、感情も情緒もぐちゃぐちゃにして、それで放っておかれたら……僕だって悲しいよ」
今までせき止めていた想いが決壊する。郁人の口から溢れるのは嘘偽りのない言葉ばかりだ。
「え、えっと……悪かったよ。その、俺だって……お前をこれ以上振り回すのは良くないのかなって」
「それは佐倉さんと別れたから?」
「あ、ああ……お前は希子に女装していたことを知られたくないから、俺に付きあってくれてたんだろ。それがなくなったら、俺とお前の関係はもう……」
仁志が言葉を詰まらせる。それから先の言葉を言おうとしたら胸が辛くなる。
「やだ。終わらせない」
「え?」
「たしかに最初に僕と風見君を縛り付けていたのは佐倉さんのことだよ。でも、今となっては……そんなことなくても僕は風見君のことが」
郁人は言葉を飲み込んだ。言おうとしていた言葉。それを言ってしまったら、2人の関係は大きく変わってしまう。
良い方にも悪い方にも変わりかねないこの言葉。それを口にできずに郁人が悶々としていると……
「なんだよハッキリ言えよ」
「え、えっと……」
仁志につつかれて、郁人は困ってしまう。でも、ここで言わないと関係の修復は難しそうだった。だから、郁人は深呼吸をして覚悟を決めたその時だった。
「俺なら言える。飯塚。お前のことが好きだ」
「え……え、あ、あ、あれ……?」
急に仁志に好きと言われて郁人は感情が消失してしまった。自分が聞いたその言葉。幻聴なのか、空耳なのか、それをまず疑ってしまう。
「好きだからこそ辛かったんだ。俺とお前の関係を結び付けているのが希子だということに。お前が希子と別れたから、その関係ももう終わったのかと思って……次に連絡したら、関係の解消を持ち出されてもおかしくないってずっと思っていたんだ」
仁志も自分の胸中を語る。郁人はそれを「うんうん」と頷いて聞いていた。
「そっか。そうだったんだ。確かに僕はそうだった。もし、佐倉さんと付き合っていなかったら、風見君と女装デートはしなかったよ。でも、今は違う。僕は……なんの条件がなくても風見君と一緒にいたいよ。風見君が喜んでくれるんだったらどんな格好でもできる」
「…………!」
仁志は郁人の言葉に胸を打たれた。自分はどうして、今まで郁人の気持ちを考えなかったのだろうか。
郁人が自分のことを好きでいてくれる。そんなありえるかもしれない事実にずっと目を反らし続けていた。
「風見君。あのね。僕だって、どうでもいい相手や嫌いな相手にさ。ブラとか見せたりしないよ。あの時から、僕はもう既に風見君のことが好きだったんだから」
「そ、そうなのか……」
ここで郁人が見せてくれたブラのことを思い出した。ちょっとシリアスでしんみりとした空気だったが、仁志の頭の中にスケベな妄想が広がる。
「あ、今。えっちなことを考えたでしょ」
「か、考えてねーよ」
「ほんとかな?」
くすくすと電話口から郁人の笑い声が聞こえてくる。仁志はその笑い声を聞いてどこか安心をした。
「そっか。それじゃあ、また……デートでもするか」
「あ、それはちょっと待ってほしい。もうすぐ期末試験が始まるでしょ?」
「あ、そうだったテスト期間か」
高校生にとっての一大イベント。それが試験。それの結果によって、今後の人生が大きく左右されることになってしまう。
「デートはその後でね……」
「なあ、飯塚。もし、俺が次のテストでまた良い点を取ったら……」
「うん、わかっている。でもなー。風見君はもう頭良くなっちゃったし、もっとハードル上げてもいいかなー」
郁人がちょっと意地悪なことを言い始める。仁志も郁人の機嫌を損ねると条件そのものがなしになってしまうことがあるのでこれには従わざるを得ない。
「もし、次の期末試験で僕に勝てたら、上と下。両方の下着を見せてあげるよ」
「ほ、本当か!」
仁志は気になっていた。男の娘の下の下着はどうなっているのか。付いているものが付いているので、どういう感じになるのかと実物を見てみたい気持ちになる。
しかし、条件が厳しかった。成績優秀の郁人に勝つには相当な勉強をしないといけない。
「その代わり、もし僕が勝ったら……そうだなー。逆に風見君が女装してデートするっていうのはどう?」
「な、なに言ってんだお前。お、俺の女装なんて需要ねーだろ」
仁志は需要を言い訳にそんな条件をなしにしようとする。しかし、郁人にも言い分はある。
「そうかな。別に風見君は骨格自体は悪くないからメイク次第でいけそうな気がするけど……それに、需要ならあるよ。僕にね」
「うーむ……」
郁人に需要があると言われてしまっては、仁志も弱かった。誰に需要がなくても、郁人に需要があるならその願いをかなえてやるのは悪くないことだ。
「で、どうする? 僕と勝負する? それとも逃げる?」
「や、やってやろうじゃねえか! かわいい下着用意して待ってやがれってんだ」
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