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第19話 運命の期末試験
期末試験までのテスト勉強期間中。仁志は郁人の家で勉強をしていた。
「いや、悪いな。飯塚。賭けをしているのに俺の勉強を見てもらって」
仁志と郁人は賭けをしていた。仁志が勝てば、郁人はさなえの下着を上下見せる約束をしている。そして、郁人が勝てば仁志は女装を強要されてしまう。
そんなお互いに負けられない戦いの中で、郁人は仁志の勉強を見ていたのだ。
「まあね。ここはどうしてもフェアにやらないとね」
郁人が仁志の勉強の面倒を見なければ郁人が余裕で勝てる勝負であった。
しかし、郁人は性格上そういうことができない。きちんと公平な勝負をしたい。そういうフェアプレイの精神を持ち合わせているのだ。
「なあ、郁人。ここの英文なんだけどさ。どうしてここにこの単語が入るんだ?」
「ああ、それはね、この単語を入れないと意味が変わっちゃうんだ。例えば――」
こうして、真面目に勉強をして、その日は解散をした。
仁志としては、さなえと一緒に勉強できることを期待していたのであるが、郁人が女装をしなくてガッカリしてしまう。
「ふう……」
仁志が帰った後、郁人はクローゼットを開ける。新しい女装用の衣装。まだ仁志にも見せていないものを見てため息をつく。
「早く風見君に見せたいな」
郁人にとって勝負がどっちに転んでも良かった。仁志を女装させるのも楽しみだし、仁志にかわいい衣装を見てもらうのも良かった。
この勝負は最初から郁人にとっては特しかなかったのだ。
「まあ、でも……僕の女装姿を見るためにがんばってくれる風見君。いいなあ……本当にそういうところが……」
郁人は目を細めながらクローゼットを閉じた。そして、今日の範囲の復習をもう1度するのであった。
◇
そして、期末試験が始まった。仁志と郁人はお互いに緊張してピリピリとした空気を醸し出していた。
「飯塚。俺は絶対に負けないぞ」
「僕だって」
郁人としては勝負はどっちに転んでも良いけれども、どうせやるなら勝ちたい。そういう想いで本気で臨んでいる。
周りの生徒が必死になって勉強をしている中、勉強なんて無縁と言わんばかりに遊んでいる生徒も何人かいた。
その中の1人希子もいる。希子はネイルを塗っていて、まるで勉強をする気がない。
今まで飾り気がなかった希子の爪も、いまでは校則違反にならないような装飾が施されている。
本音を言えば、希子だってもっとゴテゴテとしたネイルにしてみたい気持ちはあるが、そこはまだ校則を守るという理性が残っているのでガマンしている。
そして、試験が始まり仁志と郁人は勉強の成果を発揮する。
受験勉強以外で本気を出した経験がない仁志。ここまで期末試験に真剣に打ち込んだのは初めてである。
ガリガリと解答用紙に答えを書き込んでいく。問題が解けるのが楽しい。今までの勉強の成果が目に見える形で反映されていくのは努力が報われている気がして心地よかった。
だが、それは郁人も同じことである。仁志以上のスピードでガリガリと問題を解いていく。問題を見た瞬間に、答えが頭の中に浮かんでいく。
仁志の影響で郁人もまた勉強を今まで以上にがんばろうと思えた。
お互いにいい影響を及ぼしあって、そしてその成果が出る。
◇
「よーし、それじゃあ一気に見せるぞ」
「うん」
「いっせーので!」
仁志の合図でお互いのテストの点数を公開する。その合計点は……
「僕の勝ちだね」
「くぅ……後1歩及ばなかったか!」
仁志は悔しそうに唇をかみしめた。ここで仁志は女装をすることが決定してしまった。
「わかった。もう俺が負けた時の条件については諦める。勝負は勝負だ!」
「うん。潔くていいね」
仁志のその漢気に郁人は感心して惚れ直す勢いだった。しかし――
「俺が勝った時の条件。一瞬だけでいいから、それを見せてくれないか?」
「思ったより潔くないね」
負けは受け入れるが、それはそれで勝った時の報酬は欲しい。なんとも身勝手なルール変更である。
「だ、だって。俺が勝っている教科もあるぞ。世界史は俺の方が点高いし」
「勝ってるのは世界史だけね」
「だから、世界史の分だけ。な? 世界史の分だけ見せてくれ」
「えーどうしよっかな~」
郁人と仁志がそんなイチャイチャとしたやり取りをしている。郁人も求められてまんざらでもないが、条件をまける気は今のところはない。
仁志と郁人がお互いに高得点を取って喜びあっているところ、希子の方では。
「ねえ、希子。その点っていくらなんでもやばくない?」
希子の友人が希子の落ちぶれた点数を見て心配をしている。
「え? そうかな。赤点ラインは回避しているし。別に補修受けなくていいから良くない?」
希子は自分の点数が下がったことをまるで他人事のように捉えていた。
「そんなんで親に怒られないの?」
「別に……怒られるだけで済むならそれでいいってか。まあ、補修がなければ遊ぶ時間は減らないわけだし。怒られる時間も勉強時間に比べたら短いでしょ? こっちの方がタイパが良いって」
希子も平均くらいの学力はあった。だが、それも一瞬にして落ちぶれてしまい、平均に満たない学力になってしまう。
希子と同程度の学力だった友人も、希子のことを心配している。
「ま、まあ。希子が良いって言うなら良いけど……なんか最近の希子おかしくない?」
「別に? なにがおかしいの? むしろ最近調子よくてね。この前もナンパされちゃってね」
希子は自分がナンパされた時の詳細なエピソードを語っていった。
友人はそれに対して若干引いたような感じで聞いていて、希子との今後の付き合いを考え直そうとすら思い始めていた。
◇
期末試験も終わり、仁志はしばらく休んでいたコンビニバイトを再開した。
「風見君。この商品の陳列お願い」
「はーい」
店長に言われて商品の陳列を始める。その商品は衣類の陳列だった。まずは男性用の下着を棚に並べる。靴下、シャツ、パンツなど。続いて女性用のストッキング等の下着も陳列することになるのだが、それを見て仁志は物思いに耽ってしまう。
今まで意識をしてこなかったものである。自分とは無縁なもの。絶対に着ることがないと思っていたものも、これから着なければならないかもしれない。
そう思うとなんだか不思議な気持ちになってくる。自分の中でなにか新しい扉が開くような、世界が広がっていくような感覚。
衣類の陳列が終わったら、次は化粧品。これも仁志が今まで興味がなかったものである。最近では男性でもメイクをすることもあるが、それは男性用のメイクである。
でも、仁志はこれから郁人に女性用のメイクをさせられるかもしれない。そう思うとなんだか自分が自分でなくなる気がした。
自分のアイデンティティはどこにあるのだろうか。自分は間違いなく男であるが、女の恰好をしたらその男のアイデンティティは崩壊するのだろうか。
まだ女装を経験してない仁志にとっては未知の領域であり、考えていても答えの出ないことに不安を感じてしまう。
商品の陳列を終えた仁志はレジへと戻り、再び接客の仕事に戻る。仁志が並べた女性用の化粧品やストッキングを買っていく女性がいた。しかし、当然のことながら男性でそれを買っていくような人物は誰1人として存在しなかった。
自分はもしかして、これからとんでもないことをさせられるんじゃないかと仁志は思ってしまう。
次に郁人の家に行く日。そこで仁志の人生は大きく変わってしまうかもしれない。あれほど楽しみにしていた郁人の家が、今では蛇の腹の中に見えてしまうのであった。
「いや、悪いな。飯塚。賭けをしているのに俺の勉強を見てもらって」
仁志と郁人は賭けをしていた。仁志が勝てば、郁人はさなえの下着を上下見せる約束をしている。そして、郁人が勝てば仁志は女装を強要されてしまう。
そんなお互いに負けられない戦いの中で、郁人は仁志の勉強を見ていたのだ。
「まあね。ここはどうしてもフェアにやらないとね」
郁人が仁志の勉強の面倒を見なければ郁人が余裕で勝てる勝負であった。
しかし、郁人は性格上そういうことができない。きちんと公平な勝負をしたい。そういうフェアプレイの精神を持ち合わせているのだ。
「なあ、郁人。ここの英文なんだけどさ。どうしてここにこの単語が入るんだ?」
「ああ、それはね、この単語を入れないと意味が変わっちゃうんだ。例えば――」
こうして、真面目に勉強をして、その日は解散をした。
仁志としては、さなえと一緒に勉強できることを期待していたのであるが、郁人が女装をしなくてガッカリしてしまう。
「ふう……」
仁志が帰った後、郁人はクローゼットを開ける。新しい女装用の衣装。まだ仁志にも見せていないものを見てため息をつく。
「早く風見君に見せたいな」
郁人にとって勝負がどっちに転んでも良かった。仁志を女装させるのも楽しみだし、仁志にかわいい衣装を見てもらうのも良かった。
この勝負は最初から郁人にとっては特しかなかったのだ。
「まあ、でも……僕の女装姿を見るためにがんばってくれる風見君。いいなあ……本当にそういうところが……」
郁人は目を細めながらクローゼットを閉じた。そして、今日の範囲の復習をもう1度するのであった。
◇
そして、期末試験が始まった。仁志と郁人はお互いに緊張してピリピリとした空気を醸し出していた。
「飯塚。俺は絶対に負けないぞ」
「僕だって」
郁人としては勝負はどっちに転んでも良いけれども、どうせやるなら勝ちたい。そういう想いで本気で臨んでいる。
周りの生徒が必死になって勉強をしている中、勉強なんて無縁と言わんばかりに遊んでいる生徒も何人かいた。
その中の1人希子もいる。希子はネイルを塗っていて、まるで勉強をする気がない。
今まで飾り気がなかった希子の爪も、いまでは校則違反にならないような装飾が施されている。
本音を言えば、希子だってもっとゴテゴテとしたネイルにしてみたい気持ちはあるが、そこはまだ校則を守るという理性が残っているのでガマンしている。
そして、試験が始まり仁志と郁人は勉強の成果を発揮する。
受験勉強以外で本気を出した経験がない仁志。ここまで期末試験に真剣に打ち込んだのは初めてである。
ガリガリと解答用紙に答えを書き込んでいく。問題が解けるのが楽しい。今までの勉強の成果が目に見える形で反映されていくのは努力が報われている気がして心地よかった。
だが、それは郁人も同じことである。仁志以上のスピードでガリガリと問題を解いていく。問題を見た瞬間に、答えが頭の中に浮かんでいく。
仁志の影響で郁人もまた勉強を今まで以上にがんばろうと思えた。
お互いにいい影響を及ぼしあって、そしてその成果が出る。
◇
「よーし、それじゃあ一気に見せるぞ」
「うん」
「いっせーので!」
仁志の合図でお互いのテストの点数を公開する。その合計点は……
「僕の勝ちだね」
「くぅ……後1歩及ばなかったか!」
仁志は悔しそうに唇をかみしめた。ここで仁志は女装をすることが決定してしまった。
「わかった。もう俺が負けた時の条件については諦める。勝負は勝負だ!」
「うん。潔くていいね」
仁志のその漢気に郁人は感心して惚れ直す勢いだった。しかし――
「俺が勝った時の条件。一瞬だけでいいから、それを見せてくれないか?」
「思ったより潔くないね」
負けは受け入れるが、それはそれで勝った時の報酬は欲しい。なんとも身勝手なルール変更である。
「だ、だって。俺が勝っている教科もあるぞ。世界史は俺の方が点高いし」
「勝ってるのは世界史だけね」
「だから、世界史の分だけ。な? 世界史の分だけ見せてくれ」
「えーどうしよっかな~」
郁人と仁志がそんなイチャイチャとしたやり取りをしている。郁人も求められてまんざらでもないが、条件をまける気は今のところはない。
仁志と郁人がお互いに高得点を取って喜びあっているところ、希子の方では。
「ねえ、希子。その点っていくらなんでもやばくない?」
希子の友人が希子の落ちぶれた点数を見て心配をしている。
「え? そうかな。赤点ラインは回避しているし。別に補修受けなくていいから良くない?」
希子は自分の点数が下がったことをまるで他人事のように捉えていた。
「そんなんで親に怒られないの?」
「別に……怒られるだけで済むならそれでいいってか。まあ、補修がなければ遊ぶ時間は減らないわけだし。怒られる時間も勉強時間に比べたら短いでしょ? こっちの方がタイパが良いって」
希子も平均くらいの学力はあった。だが、それも一瞬にして落ちぶれてしまい、平均に満たない学力になってしまう。
希子と同程度の学力だった友人も、希子のことを心配している。
「ま、まあ。希子が良いって言うなら良いけど……なんか最近の希子おかしくない?」
「別に? なにがおかしいの? むしろ最近調子よくてね。この前もナンパされちゃってね」
希子は自分がナンパされた時の詳細なエピソードを語っていった。
友人はそれに対して若干引いたような感じで聞いていて、希子との今後の付き合いを考え直そうとすら思い始めていた。
◇
期末試験も終わり、仁志はしばらく休んでいたコンビニバイトを再開した。
「風見君。この商品の陳列お願い」
「はーい」
店長に言われて商品の陳列を始める。その商品は衣類の陳列だった。まずは男性用の下着を棚に並べる。靴下、シャツ、パンツなど。続いて女性用のストッキング等の下着も陳列することになるのだが、それを見て仁志は物思いに耽ってしまう。
今まで意識をしてこなかったものである。自分とは無縁なもの。絶対に着ることがないと思っていたものも、これから着なければならないかもしれない。
そう思うとなんだか不思議な気持ちになってくる。自分の中でなにか新しい扉が開くような、世界が広がっていくような感覚。
衣類の陳列が終わったら、次は化粧品。これも仁志が今まで興味がなかったものである。最近では男性でもメイクをすることもあるが、それは男性用のメイクである。
でも、仁志はこれから郁人に女性用のメイクをさせられるかもしれない。そう思うとなんだか自分が自分でなくなる気がした。
自分のアイデンティティはどこにあるのだろうか。自分は間違いなく男であるが、女の恰好をしたらその男のアイデンティティは崩壊するのだろうか。
まだ女装を経験してない仁志にとっては未知の領域であり、考えていても答えの出ないことに不安を感じてしまう。
商品の陳列を終えた仁志はレジへと戻り、再び接客の仕事に戻る。仁志が並べた女性用の化粧品やストッキングを買っていく女性がいた。しかし、当然のことながら男性でそれを買っていくような人物は誰1人として存在しなかった。
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