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第31話 彼氏の差
「ふう……やってしまった」
さなえと熱い一夜を過ごした後の仁志。自宅へと帰った後に、そのことを思い出してティッシュを使う行為をしてしまう。
「なんか物足りねえなあ」
そんなことを仁志はぼそっとつぶやく。別にこの行為自体が気持ち良くないわけではないが、やはり本物を知ってしまった以上はどうしても物足りなく感じてしまう。
1人での行為は、さなえの愛情も感じられずにただただむなしいだけである。
そんな時仁志のスマホに通知音が鳴る。仁志はスマホを確認した。
郁人からのメッセージだ。仁志はわくわくしながらそのメッセージを開封する。
『仁志。夏休みの宿題終わった? まだなら僕の家で一緒に勉強でもする?』
「う、うう、わああああ!」
仁志は現実に戻されてしまった。夏休みももう半ば。そろそろ宿題をやらなければならないような時期である。
さなえと結ばれてやったー。なんて言っている場合ではない。
幸いにも郁人が傍にいれば勉強のやる気自体は出るのである。というわけで仁志は郁人と一緒に勉強することを承諾した。
◇
仁志は郁人の部屋でお互いにテーブルに座り問題をひたすらに解いている。
「なあ、郁人。今日はさなえちゃんいないの?」
「なに? 僕じゃ不満なの?」
仁志としては、どうしてもさなえの方に会いたいだけであるが、郁人からしてみたら素の自分でも愛して欲しい気持ちはあるのである。
「不満とかそういうんじゃないけどさ。ただ、やっぱり……その。さなえちゃんがかわいすぎるのが悪いって言うか」
「む……ま、まあね。さなえちゃんは僕が思うかわいいを詰め込んだから」
郁人もさなえを褒められて悪い気はしなかった。女装は決して楽なものではない。クオリティを追求していけば沼にはまってしまうのである。
郁人もさなえをあれだけかわいく仕上げるのに並々ならぬ努力をしていたのだ。それを最愛の仁志に褒められるとやはり悪い気はしない。
「さなえちゃんがいてくれたら、もっとやる気が出るんだけどな」
「いや、だめ。どうせ仁志はえっちなことしか考えてないんでしょ?
「そ、そんなことはないぞ!」
仁志は否定するもそうとは言い切れない自分もいた。
実際にさなえと一線を越えてしまったわけであり、そこを指摘されると、やはりワンチャンスケベなことを狙っていると思われても仕方のない。
というより、仁志はちゃっかりとポケットの中にゴム製品を忍ばせているのである。
「今日は勉強する日だからそういうことはしないの」
「マジかよ」
「なに? ヤリ目で僕の部屋に来たの? ちょっとショックだなあ」
郁人は少しからかうように笑っている。
「な、なんだよ。別にその……いいだろ。俺たちもうそういう関係なんだから」
「まあ、別に僕もそういう性欲が溜まるっていう事情はわからなくもないし、性欲を処理することは嫌いじゃないけどさ。それだけを目的にはしてほしくないかなって」
なんでもかんでも受け入れるわけにはいかない。きっちりと引くべき戦はきちんと引いて、自分の体の価値を高めるように郁人は立ち回っている。
「わかったよ。もう、今日は勉強する日。それはもう揺るがないんだな?」
「そうそう。もっとさ。僕だってムードとかそういうのがある日にやりたいよ。勉強なんて色気がなにもないし」
それを言われると仁志も弱いのである。あの日、さなえと一線を越えた日もムードが高まっていたから、そのまま勢いでできたわけである。
もし、ナイトプールでお互いに楽しんだ後でなければ、ホテルから見える夜景がキレイでなかったとしたら、あの日の夜は燃え上がることはなかったかもしれない。
「でもさ。日常の中で生活感あるセックスをするのも良くないか?」
「うーん。その段階はまだ早い。もう少しムードを大切にしたい」
女装した時間が長くなったからか、思考が乙女に寄ってきている郁人。これ以上の説得は無理だと仁志は判断した。
日常の中でふとした瞬間に繋がる。そういうのは、まだまだお互いの関係を深めてから。仁志は慎重に郁人との関係を進めることにした。
◇
希子の彼氏のチャラ男。彼は友人と電話をしていた。
「あーあー。それな。本当にわかるわー。……んでさあ、俺の彼女の希子っているじゃん。あいつ、マジで最高だわ」
下卑た笑みを浮かべる希子の彼氏。
「本当に最高に都合の良い女でさ。俺が呼んだらすぐに来るし、その場で一発ヤラせてくれるしな。ん? ああ、まあ別に体が最高ってわけじゃないけど、まあ、そこは妥協しているかな」
ゲラゲラと笑いながら希子のことを語っている。
「まあ、俺の言うことならなんでも聞いてくれるまさに都合の良い女だな。ん? ああ、別に良いだろ。彼女がいたって他の女狙っても。あ? 別にキープしたままで良くね?」
希子の彼氏の化けの皮がどんどん剥がれていく。取り繕うことをやめれば、見た目以上にゲスの本能が剥きだしになる。
「別に最初から本命ってわけじゃねえよ。なんか軽そうになったから、声かけたらはまっただけ。ん? やだよ。なんでお前にヤラせなきゃならねえんだよ。一応俺の彼女だぞ? ヤるならせめて2万くらい払え」
発言がどんどんゲスじみてくる希子の彼氏。彼は友人の言葉を聞いて口角を歪めた。
「あ。マジ? やったー。払うもん払ってくれるなら別にいいや。ん? 大丈夫っしょ。あいつ、俺の言うことなら聞くし、まあセックスも好きだろ。多分」
希子当人の知らないところで話が次々に決まっていく。
「ん? ああ、別に全然いいよ。なんていうかさ。あいつとやることにもうありがたみがないって言うか、1回やってからはハードルが下がったって言うの? まあ、月のもので断られる時以外は大体オッケーしてくれるから」
希子の彼氏がゲラゲラと膝を叩いて笑いだす。
「あはは。マジかよ。お前考えることえぐいな。まあ、たしかに。俺も金は欲しいし、顔は広いから全然そういう斡旋とかできるよ。ん? ああ。まあ、親父が工場を経営していてな。いかにもモテなくて金だけため込んでいるようなおっさんの社員がいるからさ」
希子の彼氏がうんうんと電話口でうなずく。
「まあ、もっとあいつのセックスのハードルを下げていけば、いずれそういうこともできるようにはなるだろ。ん? 狙っている本命の子はどうなのかって? バカ言うなよ。あいつは身持ちが硬そうなタイプだぞ」
希子の彼氏の表情がちょっと強張る。
「まあ、正直、狙っている本命の方が希子よりもかわいいしな。全然、させてくれなくても許せるっていうか、ヤリたくなったら希子を使えばいいだけだからな。ん? そうだよ。二股狙っているよ。あ? どっちがキープか言わなくてもわかるだろ」
希子の彼氏が難しい表情をしながら頭をかく。
「あー? 今宿題の話すんなよ。どうせやる気なんかねえよ。別に提出しなかったからって死ぬわけでもないし。あー、でも希子に宿題やらせて写させてもらうのもありか。まあ、その方が堂々とできる分気が楽だな」
希子の彼氏の中で、希子の扱いがどんどん悪くなっていく。都合の良い存在ではあるが、不思議と価値が暴落してしまっている。
希子は別に今の彼氏に対して悪いことをしたわけではない。しかし、それでも彼氏の中での扱い、価値は下がり続ける一方である。
希子はまだ気づいていないのである。仁志がどれだけ自分を大切にしてくれていたかを。中学の時から付き合っていて、雑に手を出したことはただの1度もない。
キスもしてなければ、交わってもいない。強引に迫るようなことはしなくて、相手の意思を尊重してくれるのがどれだけ優しいかを理解していなかったのだ。
さなえと熱い一夜を過ごした後の仁志。自宅へと帰った後に、そのことを思い出してティッシュを使う行為をしてしまう。
「なんか物足りねえなあ」
そんなことを仁志はぼそっとつぶやく。別にこの行為自体が気持ち良くないわけではないが、やはり本物を知ってしまった以上はどうしても物足りなく感じてしまう。
1人での行為は、さなえの愛情も感じられずにただただむなしいだけである。
そんな時仁志のスマホに通知音が鳴る。仁志はスマホを確認した。
郁人からのメッセージだ。仁志はわくわくしながらそのメッセージを開封する。
『仁志。夏休みの宿題終わった? まだなら僕の家で一緒に勉強でもする?』
「う、うう、わああああ!」
仁志は現実に戻されてしまった。夏休みももう半ば。そろそろ宿題をやらなければならないような時期である。
さなえと結ばれてやったー。なんて言っている場合ではない。
幸いにも郁人が傍にいれば勉強のやる気自体は出るのである。というわけで仁志は郁人と一緒に勉強することを承諾した。
◇
仁志は郁人の部屋でお互いにテーブルに座り問題をひたすらに解いている。
「なあ、郁人。今日はさなえちゃんいないの?」
「なに? 僕じゃ不満なの?」
仁志としては、どうしてもさなえの方に会いたいだけであるが、郁人からしてみたら素の自分でも愛して欲しい気持ちはあるのである。
「不満とかそういうんじゃないけどさ。ただ、やっぱり……その。さなえちゃんがかわいすぎるのが悪いって言うか」
「む……ま、まあね。さなえちゃんは僕が思うかわいいを詰め込んだから」
郁人もさなえを褒められて悪い気はしなかった。女装は決して楽なものではない。クオリティを追求していけば沼にはまってしまうのである。
郁人もさなえをあれだけかわいく仕上げるのに並々ならぬ努力をしていたのだ。それを最愛の仁志に褒められるとやはり悪い気はしない。
「さなえちゃんがいてくれたら、もっとやる気が出るんだけどな」
「いや、だめ。どうせ仁志はえっちなことしか考えてないんでしょ?
「そ、そんなことはないぞ!」
仁志は否定するもそうとは言い切れない自分もいた。
実際にさなえと一線を越えてしまったわけであり、そこを指摘されると、やはりワンチャンスケベなことを狙っていると思われても仕方のない。
というより、仁志はちゃっかりとポケットの中にゴム製品を忍ばせているのである。
「今日は勉強する日だからそういうことはしないの」
「マジかよ」
「なに? ヤリ目で僕の部屋に来たの? ちょっとショックだなあ」
郁人は少しからかうように笑っている。
「な、なんだよ。別にその……いいだろ。俺たちもうそういう関係なんだから」
「まあ、別に僕もそういう性欲が溜まるっていう事情はわからなくもないし、性欲を処理することは嫌いじゃないけどさ。それだけを目的にはしてほしくないかなって」
なんでもかんでも受け入れるわけにはいかない。きっちりと引くべき戦はきちんと引いて、自分の体の価値を高めるように郁人は立ち回っている。
「わかったよ。もう、今日は勉強する日。それはもう揺るがないんだな?」
「そうそう。もっとさ。僕だってムードとかそういうのがある日にやりたいよ。勉強なんて色気がなにもないし」
それを言われると仁志も弱いのである。あの日、さなえと一線を越えた日もムードが高まっていたから、そのまま勢いでできたわけである。
もし、ナイトプールでお互いに楽しんだ後でなければ、ホテルから見える夜景がキレイでなかったとしたら、あの日の夜は燃え上がることはなかったかもしれない。
「でもさ。日常の中で生活感あるセックスをするのも良くないか?」
「うーん。その段階はまだ早い。もう少しムードを大切にしたい」
女装した時間が長くなったからか、思考が乙女に寄ってきている郁人。これ以上の説得は無理だと仁志は判断した。
日常の中でふとした瞬間に繋がる。そういうのは、まだまだお互いの関係を深めてから。仁志は慎重に郁人との関係を進めることにした。
◇
希子の彼氏のチャラ男。彼は友人と電話をしていた。
「あーあー。それな。本当にわかるわー。……んでさあ、俺の彼女の希子っているじゃん。あいつ、マジで最高だわ」
下卑た笑みを浮かべる希子の彼氏。
「本当に最高に都合の良い女でさ。俺が呼んだらすぐに来るし、その場で一発ヤラせてくれるしな。ん? ああ、まあ別に体が最高ってわけじゃないけど、まあ、そこは妥協しているかな」
ゲラゲラと笑いながら希子のことを語っている。
「まあ、俺の言うことならなんでも聞いてくれるまさに都合の良い女だな。ん? ああ、別に良いだろ。彼女がいたって他の女狙っても。あ? 別にキープしたままで良くね?」
希子の彼氏の化けの皮がどんどん剥がれていく。取り繕うことをやめれば、見た目以上にゲスの本能が剥きだしになる。
「別に最初から本命ってわけじゃねえよ。なんか軽そうになったから、声かけたらはまっただけ。ん? やだよ。なんでお前にヤラせなきゃならねえんだよ。一応俺の彼女だぞ? ヤるならせめて2万くらい払え」
発言がどんどんゲスじみてくる希子の彼氏。彼は友人の言葉を聞いて口角を歪めた。
「あ。マジ? やったー。払うもん払ってくれるなら別にいいや。ん? 大丈夫っしょ。あいつ、俺の言うことなら聞くし、まあセックスも好きだろ。多分」
希子当人の知らないところで話が次々に決まっていく。
「ん? ああ、別に全然いいよ。なんていうかさ。あいつとやることにもうありがたみがないって言うか、1回やってからはハードルが下がったって言うの? まあ、月のもので断られる時以外は大体オッケーしてくれるから」
希子の彼氏がゲラゲラと膝を叩いて笑いだす。
「あはは。マジかよ。お前考えることえぐいな。まあ、たしかに。俺も金は欲しいし、顔は広いから全然そういう斡旋とかできるよ。ん? ああ。まあ、親父が工場を経営していてな。いかにもモテなくて金だけため込んでいるようなおっさんの社員がいるからさ」
希子の彼氏がうんうんと電話口でうなずく。
「まあ、もっとあいつのセックスのハードルを下げていけば、いずれそういうこともできるようにはなるだろ。ん? 狙っている本命の子はどうなのかって? バカ言うなよ。あいつは身持ちが硬そうなタイプだぞ」
希子の彼氏の表情がちょっと強張る。
「まあ、正直、狙っている本命の方が希子よりもかわいいしな。全然、させてくれなくても許せるっていうか、ヤリたくなったら希子を使えばいいだけだからな。ん? そうだよ。二股狙っているよ。あ? どっちがキープか言わなくてもわかるだろ」
希子の彼氏が難しい表情をしながら頭をかく。
「あー? 今宿題の話すんなよ。どうせやる気なんかねえよ。別に提出しなかったからって死ぬわけでもないし。あー、でも希子に宿題やらせて写させてもらうのもありか。まあ、その方が堂々とできる分気が楽だな」
希子の彼氏の中で、希子の扱いがどんどん悪くなっていく。都合の良い存在ではあるが、不思議と価値が暴落してしまっている。
希子は別に今の彼氏に対して悪いことをしたわけではない。しかし、それでも彼氏の中での扱い、価値は下がり続ける一方である。
希子はまだ気づいていないのである。仁志がどれだけ自分を大切にしてくれていたかを。中学の時から付き合っていて、雑に手を出したことはただの1度もない。
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