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第一章 始まり
3 整理しよう
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コノハは何故こんなことになったのか馬車の中ずっと考えていた。
(ええっと…まず整理、うん、整理しよう!!!!)
コノハはぐちゃぐちゃになった頭の中をとりあえず整理することにした。
(コノハ・リース、8歳。両親は6歳の時に亡くして身寄りはなし。この世界では珍しい銀髪にラピスラズリの瞳。)
うん、と心の中で頷いてから続ける。
(私の能力は『記憶力』と『魔力増幅』。趣味は能力を利用して魔道具を作ったりすること。)
能力とは人が生まれた時から持つスキルのことだ。それは様々で基本的にギルドなどで知ることができる。
『記憶力』は記憶力がよくなり、一度読んだ本も簡単に覚えることができる。
『魔力増幅』は文字通り。自分が持っている魔力にさらに上乗せされるのだ。
……ついでだが、能力は基本、一人一つである。
さらにいえば、普通魔道具作りを趣味にしている人などいない。魔道具を作るのはとても難しく、能力があるからといって、ホイホイと作れる物ではないのだ。
そんなことができるなら、魔道具作りを仕事にするだろうから。
………………。
(…………………………………あれ、もしかして私、おかしい?)
コノハは自分の異常さにほんの少し、やっと、気づいた。
(ええっと…まず整理、うん、整理しよう!!!!)
コノハはぐちゃぐちゃになった頭の中をとりあえず整理することにした。
(コノハ・リース、8歳。両親は6歳の時に亡くして身寄りはなし。この世界では珍しい銀髪にラピスラズリの瞳。)
うん、と心の中で頷いてから続ける。
(私の能力は『記憶力』と『魔力増幅』。趣味は能力を利用して魔道具を作ったりすること。)
能力とは人が生まれた時から持つスキルのことだ。それは様々で基本的にギルドなどで知ることができる。
『記憶力』は記憶力がよくなり、一度読んだ本も簡単に覚えることができる。
『魔力増幅』は文字通り。自分が持っている魔力にさらに上乗せされるのだ。
……ついでだが、能力は基本、一人一つである。
さらにいえば、普通魔道具作りを趣味にしている人などいない。魔道具を作るのはとても難しく、能力があるからといって、ホイホイと作れる物ではないのだ。
そんなことができるなら、魔道具作りを仕事にするだろうから。
………………。
(…………………………………あれ、もしかして私、おかしい?)
コノハは自分の異常さにほんの少し、やっと、気づいた。
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