35 / 44
35.辛いよ…
しおりを挟む「二人きりになりたいな……」
「…………は?」
前回のあらすじ 優がキモイ
んーーー?ちょっと待ってねー
僕の頭が追いつかないんだけどー
「いや…、急に何?キモイ」
「酷くない?(泣)」
優が目を潤ませて言うが、キモイものはキモイ…
「僕…、最近時雨が他の奴とばっかり仲良くしてて悔しかったの…。だから…、アイツらに邪魔されない今…、時雨と2人きりで話したい……」
優は涙を拭きながら小さな声で話した
こんなにも、しおらしい優は初めて見たかもしれない……
ウケるwww←
「……どうせ、僕に拒否権ないんでしょー?」
「あ、バレた?w」
ほーーーら、やっぱりねー
本当にむかつくーー
優はテヘペロとぶりっ子しながら僕の腕を掴んだ
「じゃ、行こっか♡」
「♡うざーい……」
しばらく引きずられて辿り着いたのは、屋上だった
うーん!風が心地いいし、見晴らしもいいから、ここは割と嫌いじゃないなー
こんな状況じゃなければねー
「ねぇ、時雨!」
前にいた優がニコニコしながら、こちらを振り返る
「覚えてる?僕が時雨に因縁つけた時」
「あー…、覚えてるよー。あの時はコイツアホだなーって思ってたよーw」
「え、そんなこと思ってたの……?」
「言ってなかったっけ?w」
「言われてないよ!!(泣)」
それから、僕と優は幼少期の話や最近の勉強のこと…、いろいろと話した
優とこうして喋るのも割と楽しいかも…
いや、でも普段うざいしやっぱ無理w
「時雨、今酷いこと考えたよね?」
「そんなことないよーw」
「………………」
僕がいつも通り、へらりと返すと優は急に黙り込んでしまった
「え、何…?もしかして、そんなに傷ついたの?」
普段落ち込むことなんてないのに、急に黙られると困るんだけどー……
気まずくなっていると、優が立ち上がり時雨の腕を掴んだ
「あのね…、時雨……」
「なにー?急に……」
え、なんで…
なんでそんな辛そうな顔してんの?優………
「僕…、時雨が本気で好きなんだよ…?アイツらよりもずっと前から時雨のこと好きだった…」
優は、大きな瞳からポロポロと涙を零しながら、震える声で話し始めた
「でも、最近はアイツらの方が時雨と仲良さそうだし……、時雨は僕を全然見てくれないし…、僕…、辛いよ…」
グズグズと泣き出す優に時雨は困り果ててしまう
何より…、こんなにも辛そうな顔は見たことがない…。なんて言えばいいのかもわからない…
なにこれめんど……
そう思いつつも…、時雨は優を抱きしめていた…
「………え?」
「うざいから泣くのやめてくれなーい?ていうかー、優と僕は腐れ縁の幼馴染みでしょー。恋愛対象にはならないけど、僕は優のこと嫌いじゃないよー」
「…ほっ、ほんと…?」
「うん…。ていうか、なんか臭いセリフ言っちゃったじゃーん…。恥ずかしくなってきたんだけどー…」
時雨が頬を赤くし照れているところを見た優は……
「僕…、死んでもいいかも……」
嬉しさと興奮のあまり鼻血を出してぶっ倒れた
「やっぱキモイwww」
26
あなたにおすすめの小説
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
聞いてた話と何か違う!
きのこのこのこ
BL
春、新しい出会いに胸が高鳴る中、千紘はすべてを思い出した。俺様生徒会長、腹黒副会長、チャラ男会計にワンコな書記、庶務は双子の愉快な生徒会メンバーと送るドキドキな日常――前世で大人気だったBLゲームを。そしてそのゲームの舞台こそ、千紘が今日入学した名門鷹耀学院であった。
生徒会メンバーは変態ばかり!?ゲームには登場しない人気グループ!?
聞いてた話と何か違うんですけど!
※主人公総受けで過激な描写もありますが、固定カプで着地します。
他のサイトにも投稿しています。
モブらしいので目立たないよう逃げ続けます
餅粉
BL
ある日目覚めると見慣れた天井に違和感を覚えた。そしてどうやら僕ばモブという存存在らしい。多分僕には前世の記憶らしきものがあると思う。
まぁ、モブはモブらしく目立たないようにしよう。
モブというものはあまりわからないがでも目立っていい存在ではないということだけはわかる。そう、目立たぬよう……目立たぬよう………。
「アルウィン、君が好きだ」
「え、お断りします」
「……王子命令だ、私と付き合えアルウィン」
目立たぬように過ごすつもりが何故か第二王子に執着されています。
ざまぁ要素あるかも………しれませんね
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる