47 / 70
闇魔法の本 1
しおりを挟む
ーーきてください、サチ様。
なんて良い声だろう。
低くて甘い声。
もっと聞きたい。
「起きてくださいサチ様。朝ですよ。起きてください。んんっ! 声がおかしいな。風邪か?」
ぱちっと目が覚めた。
大司教様だ!
「だいしきょしゃま!」
「サチ様、おはようございます。私は病を貰ったかもしれません。起きて部屋にお戻りください。移るといけませんからね」
「ちがいましゅ! だいしきょしゃま、わかがえっていましゅ!」
「私が? そんな冗談を言ってはいけませんよ」
サチが言った「若返っている」をまともに受け取らずに幼児の冗談だと微笑ましげにサチを見る。
「ほんとうでしゅ! きにょう、しょうじょうしんしゃまに、だいしきょしゃま、かごをもりゃいました。しんりきもちゅかえましゅ」
サチに言われて昨夜に創造神様に合ったのを思い出したようだ。
「そうです! あれが創造神様ですよね! サチ様のおかげでお会いすることができました! ありがとうございます! 本当に大きかったですね! 威厳もありました!」
ああ、大司教様が理解してくれないっ。
はっ! 鏡で見れば理解してくれるか?
サチは飛んでベッドの下に降りる。
靴を履いてると大司教様が手伝ってくれた。
優しい。
顔も男らしさと繊細さを兼ね備えている。
うっとり、してる場合じゃないよ! 鏡だ鏡! 姿見鏡があったはず。
収納から出す。
「だいしきょしゃま! みてくだしゃい!」
大司教様が鏡を覗きこんで固まった。
大丈夫か? 服を触っている。
次は顔を触った。
髪も触っている。
ちょっと前髪が後退してたからね。
うおっ! ぐりんと私に振り返った!
「サチ様! 若くなってます! どうしてですか!?」
「しょうじょうしんしゃまの、かごのせいでしゅ」
「しょうじょうしんのしゃまのかご、創造神様の加護!? わ、私が? 本当ですか?」
「ほんとうでしゅ。しんりきもちゅかえましゅ」
「神力も!? ああっ! どうしましょう! 教皇様に何と報告すれば!」
「しょれにゃりゃ、わたちがきょうこうしゃまにあうときに、だいしきょしゃまをむかえにきましゅ」
また、大司教様がサチをぐりんと見てきた。
「それでいきましょう! サチ様! よろしくお願いします!」
「はい!」
大司教様に頼られたサチは嬉しくなった。
サチの『おうち』の部屋に繋がるドアを開くとラズがいた。
「おはようこじゃいましゅ、りゃず。きょうはだいしきょしゃまと、ちょうしょくをたべましゅ。りゃずたちはしゅきにしてくだしゃい」
「おはようございます、サチ様。分かりました。そのようにさせていただきます」
よし! 連絡も終わった! あとは大司教様と食堂に行くだけだ。
「だいしきょしゃま、ごはんをたべましゅ」
「そうですね。食堂に行きましょう」
大司教様に抱っこしてもらう。
大司教様は部屋から続いているドアを開けた。
「おはようございます、大司教さ、ま?」
大司教様のお世話係のスクリナが若返った大司教様を見て固まった。
「スクリナ、おはよう。この姿はね、創造神様の加護をいただいて、若返ってしまったんだ。いつも通り頼むよ。それと領主館に行くから手配を頼む」
「創造神様の加護……」
大司教様の側近のスクリナが呆然としたように繰り返す。
「そうだよ、さあ、サチ様、口をすすいでください」
「だいじょうぶでしゅ。にょうりょくでできましゅ。だいしきょしゃまがちゅかってくだしゃい」
「そうですか。それなら少しお待ちくださいね」
私は飛んで能力で水球の用意をする。
口をすすいで、顔を洗う。
〈水球よ消えろ!〉
消えたー。
あー、顔がべちゃべちゃだ。
タオルを創造して顔と手を拭く。
綺麗になった。
使ったタオルは収納にポイ。
大司教様がスクリナに手伝ってもらって着替えている。
いやん。
でも、裸も見せ合った仲、恥ずかしくない。
スクリナは心の中でどうにか折り合いをつけたようだ。
真面目な顔で大司教様の準備を手伝っている。
着替え終わった大司教様の胸に引っ付くと、抱っこしてくれた。
そのまま部屋を出ると書斎みたいな部屋に出た。
その次は応接間だな。
やっと廊下。
大司教様が歩いているとギョッとして2度見3度見してくる人がいる。
私も見られるけど。
服によって役職違うからね。
大司教様はこの教会で1人だけなのさ。
食堂に入ったらざわっとした。
大司教様が声を張り上げる。
「皆、おはよう! 昨日、創造神様の加護を受けて若返った! 本当か確かめたければ食後に礼拝堂で待つがいい! 私のステータスを見せよう!」
大司教様が言うと更に食堂が騒ついた。
私はお誕生日席に座らされる。
まだ置いてくれてあったんだね。
嬉しい。
スクリナが食事を持って来てくれた。
あ、私のお世話をしてくれるの? ありがとう。
「サチ様、あーんです」
「あーん」
大司教様が羨ましそうに見てきた。
あーんしたいの? されたいの? どっち?
食事が終わって礼拝堂での祈りが終われば、大司教様のステータスを見せる時間。
ステータスの水晶に大司教様が触り、それを見て行く教会関係者達。
みんな見て驚いている。
大司教様を拝んでる人もいる。
私は飛んで隣にいる。
久しぶりに翼を見せてるよ。
全員、大司教様のステータスを見終わったら終わり。
午後から領主館に行くんだって。
一度向こうに帰って冒険者ギルドで肉を貰ってこないと。
それとエレナの本を買いにね。
大司教様と午後の約束をして、おうちの部屋に帰る。
ラズが待っていた。
律儀だなぁ。
「りゃず、ぼうけんしゃぎりゅどにいきましゅ」
「それでは、行きましょう」
部屋を出るとお風呂場の前のソファにエレナとカイザーがいた。
「サチ様、おはようございます」
「サチ様、おはようございます」
「えりぇにゃ、おはよう」
私に無視されたカイザーが落ち込んでるけど、これは罰なのだ。
私を溺れさせた罪は深いぞ。
「エレナ、冒険者ギルドに行きます」
「分かりました。先導します」
おうちから出て収納におうちをしまう。
マントをつけてもらって飛んでいく。
教会から出て、冒険者ギルドに行く。
後ろを護衛しているカイザーの気配が重い。
なんて良い声だろう。
低くて甘い声。
もっと聞きたい。
「起きてくださいサチ様。朝ですよ。起きてください。んんっ! 声がおかしいな。風邪か?」
ぱちっと目が覚めた。
大司教様だ!
「だいしきょしゃま!」
「サチ様、おはようございます。私は病を貰ったかもしれません。起きて部屋にお戻りください。移るといけませんからね」
「ちがいましゅ! だいしきょしゃま、わかがえっていましゅ!」
「私が? そんな冗談を言ってはいけませんよ」
サチが言った「若返っている」をまともに受け取らずに幼児の冗談だと微笑ましげにサチを見る。
「ほんとうでしゅ! きにょう、しょうじょうしんしゃまに、だいしきょしゃま、かごをもりゃいました。しんりきもちゅかえましゅ」
サチに言われて昨夜に創造神様に合ったのを思い出したようだ。
「そうです! あれが創造神様ですよね! サチ様のおかげでお会いすることができました! ありがとうございます! 本当に大きかったですね! 威厳もありました!」
ああ、大司教様が理解してくれないっ。
はっ! 鏡で見れば理解してくれるか?
サチは飛んでベッドの下に降りる。
靴を履いてると大司教様が手伝ってくれた。
優しい。
顔も男らしさと繊細さを兼ね備えている。
うっとり、してる場合じゃないよ! 鏡だ鏡! 姿見鏡があったはず。
収納から出す。
「だいしきょしゃま! みてくだしゃい!」
大司教様が鏡を覗きこんで固まった。
大丈夫か? 服を触っている。
次は顔を触った。
髪も触っている。
ちょっと前髪が後退してたからね。
うおっ! ぐりんと私に振り返った!
「サチ様! 若くなってます! どうしてですか!?」
「しょうじょうしんしゃまの、かごのせいでしゅ」
「しょうじょうしんのしゃまのかご、創造神様の加護!? わ、私が? 本当ですか?」
「ほんとうでしゅ。しんりきもちゅかえましゅ」
「神力も!? ああっ! どうしましょう! 教皇様に何と報告すれば!」
「しょれにゃりゃ、わたちがきょうこうしゃまにあうときに、だいしきょしゃまをむかえにきましゅ」
また、大司教様がサチをぐりんと見てきた。
「それでいきましょう! サチ様! よろしくお願いします!」
「はい!」
大司教様に頼られたサチは嬉しくなった。
サチの『おうち』の部屋に繋がるドアを開くとラズがいた。
「おはようこじゃいましゅ、りゃず。きょうはだいしきょしゃまと、ちょうしょくをたべましゅ。りゃずたちはしゅきにしてくだしゃい」
「おはようございます、サチ様。分かりました。そのようにさせていただきます」
よし! 連絡も終わった! あとは大司教様と食堂に行くだけだ。
「だいしきょしゃま、ごはんをたべましゅ」
「そうですね。食堂に行きましょう」
大司教様に抱っこしてもらう。
大司教様は部屋から続いているドアを開けた。
「おはようございます、大司教さ、ま?」
大司教様のお世話係のスクリナが若返った大司教様を見て固まった。
「スクリナ、おはよう。この姿はね、創造神様の加護をいただいて、若返ってしまったんだ。いつも通り頼むよ。それと領主館に行くから手配を頼む」
「創造神様の加護……」
大司教様の側近のスクリナが呆然としたように繰り返す。
「そうだよ、さあ、サチ様、口をすすいでください」
「だいじょうぶでしゅ。にょうりょくでできましゅ。だいしきょしゃまがちゅかってくだしゃい」
「そうですか。それなら少しお待ちくださいね」
私は飛んで能力で水球の用意をする。
口をすすいで、顔を洗う。
〈水球よ消えろ!〉
消えたー。
あー、顔がべちゃべちゃだ。
タオルを創造して顔と手を拭く。
綺麗になった。
使ったタオルは収納にポイ。
大司教様がスクリナに手伝ってもらって着替えている。
いやん。
でも、裸も見せ合った仲、恥ずかしくない。
スクリナは心の中でどうにか折り合いをつけたようだ。
真面目な顔で大司教様の準備を手伝っている。
着替え終わった大司教様の胸に引っ付くと、抱っこしてくれた。
そのまま部屋を出ると書斎みたいな部屋に出た。
その次は応接間だな。
やっと廊下。
大司教様が歩いているとギョッとして2度見3度見してくる人がいる。
私も見られるけど。
服によって役職違うからね。
大司教様はこの教会で1人だけなのさ。
食堂に入ったらざわっとした。
大司教様が声を張り上げる。
「皆、おはよう! 昨日、創造神様の加護を受けて若返った! 本当か確かめたければ食後に礼拝堂で待つがいい! 私のステータスを見せよう!」
大司教様が言うと更に食堂が騒ついた。
私はお誕生日席に座らされる。
まだ置いてくれてあったんだね。
嬉しい。
スクリナが食事を持って来てくれた。
あ、私のお世話をしてくれるの? ありがとう。
「サチ様、あーんです」
「あーん」
大司教様が羨ましそうに見てきた。
あーんしたいの? されたいの? どっち?
食事が終わって礼拝堂での祈りが終われば、大司教様のステータスを見せる時間。
ステータスの水晶に大司教様が触り、それを見て行く教会関係者達。
みんな見て驚いている。
大司教様を拝んでる人もいる。
私は飛んで隣にいる。
久しぶりに翼を見せてるよ。
全員、大司教様のステータスを見終わったら終わり。
午後から領主館に行くんだって。
一度向こうに帰って冒険者ギルドで肉を貰ってこないと。
それとエレナの本を買いにね。
大司教様と午後の約束をして、おうちの部屋に帰る。
ラズが待っていた。
律儀だなぁ。
「りゃず、ぼうけんしゃぎりゅどにいきましゅ」
「それでは、行きましょう」
部屋を出るとお風呂場の前のソファにエレナとカイザーがいた。
「サチ様、おはようございます」
「サチ様、おはようございます」
「えりぇにゃ、おはよう」
私に無視されたカイザーが落ち込んでるけど、これは罰なのだ。
私を溺れさせた罪は深いぞ。
「エレナ、冒険者ギルドに行きます」
「分かりました。先導します」
おうちから出て収納におうちをしまう。
マントをつけてもらって飛んでいく。
教会から出て、冒険者ギルドに行く。
後ろを護衛しているカイザーの気配が重い。
303
あなたにおすすめの小説
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
【本編完結】転生隠者の転生記録———怠惰?冒険?魔法?全ては、その心の赴くままに……
ひらえす
ファンタジー
後にリッカと名乗る者は、それなりに生きて、たぶん一度死んだ。そして、その人生の苦難の8割程度が、神の不手際による物だと告げられる。
そんな前世の反動なのか、本人的には怠惰でマイペースな異世界ライフを満喫するはず……が、しかし。自分に素直になって暮らしていこうとする主人公のズレっぷり故に引き起こされたり掘り起こされたり巻き込まれていったり、時には外から眺めてみたり…の物語になりつつあります。
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様でほぼ同時投稿しています。
※残酷描写は保険です。
※誤字脱字多いと思います。教えてくださると助かります。
1000年ぶりに目覚めた「永久の魔女」が最強すぎるので、現代魔術じゃ話にもならない件について
水定ゆう
ファンタジー
【火曜、木曜、土曜、に投稿中!】
千年前に起こった大戦を鎮めたのは、最強と恐れられ畏怖された「魔女」を冠する魔法使いだった。
月日は流れ千年後。「永久の魔女」の二つ名を持つ最強の魔法使いトキワ・ルカはふとしたことで眠ってしまいようやく目が覚める。
気がつくとそこは魔力の濃度が下がり魔法がおとぎ話と呼ばれるまでに落ちた世界だった。
代わりに魔術が存在している中、ルカは魔術師になるためアルカード魔術学校に転入する。
けれど最強の魔女は、有り余る力を隠しながらも周囲に存在をアピールしてしまい……
最強の魔法使い「魔女」の名を冠するトキワ・ルカは、現代の魔術師たちを軽く凌駕し、さまざまな問題に現代の魔術師たちと巻き込まれていくのだった。
※こちらの作品は小説家になろうやカクヨムでも投稿しています。
初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―
望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」
【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。
そして、それに返したオリービアの一言は、
「あらあら、まぁ」
の六文字だった。
屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。
ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて……
※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆1/19〜1/27まで、予約投稿を1話ずつ行います。
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
迷惑異世界のんびり道中記~ちびっ子勇者とともに~
沢野 りお
ファンタジー
なんということもない普通の家族が「勇者召喚」で異世界に召喚されてしまった。
兄、橘葵二十八歳。一流商社のバリバリエリートのちメンタルに負担を受け退職後、一家の主夫として家事に精を出す独身。
姉、橘桜二十五歳。出版社に勤める美女。儚げで庇護欲をそそる美女。芸能人並みの美貌を持つオタク。あと家事が苦手で手料理は食べたら危険なレベル。
私、橘菊華二十一歳。どこにでいもいる普通の女子大生。趣味は手芸。
そして……最近、橘一家に加わった男の子、右近小次郎七歳。両親が事故に亡くなったあと、親戚をたらい回しにされ虐げられていた不憫な子。
我が家の末っ子として引き取った血の繋がらないこの子が、「勇者」らしい。
逃げました。
姉が「これはダメな勇者召喚」と断じたため、俗物丸出しのおっさん(国王)と吊り上がった細目のおばさん(王妃)の手から逃げ……られないよねぇ?
お城の中で武器を持った騎士に追い詰められて万事休すの橘一家を助けたのは、この世界の神さまだった!
神さまは自分の落ち度で異世界召喚が行われたことは謝ってくれたけど、チート能力はくれなかった。ケチ。
兄には「生活魔法」が、姉には「治癒魔法」が、小次郎は「勇者」としてのチート能力が備わっているけど子どもだから鍛えないと使えない。
私には……「手芸創作」って、なにこれ?
ダ神さまにもわからない能力をもらい、安住の地を求めて異世界を旅することになった橘一家。
兄の料理の腕におばさん軍団から優しくしてもらったり、姉の外見でおっさんたちから優遇してもらったり、小次郎がうっかりワイバーン討伐しちゃったり。
え? 私の「手芸創作」ってそんなことができちゃうの?
そんな橘一家のドタバタ異世界道中記です。
※更新は不定期です
※「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています
※ゆるい設定でなんちゃって世界観で書いております。
弟に前世を告白され、モブの私は悪役になると決めました
珂里
ファンタジー
第二王子である弟に、ある日突然告白されました。
「自分には前世の記憶がある」と。
弟が言うには、この世界は自分が大好きだったゲームの話にそっくりだとか。
腹違いの王太子の兄。側室の子である第二王子の弟と王女の私。
側室である母が王太子を失脚させようと企み、あの手この手で計画を実行しようとするらしい。ーーって、そんなの駄目に決まってるでしょ!!
……決めました。大好きな兄弟達を守る為、私は悪役になります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる