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商業ギルド 2
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サチの言葉にいち早くラズが応じる。
「私も行きましょう。エレナとカイザーは私達が帰って来てからお願いしますね」
所詮「連れションは出来ねぇぜ」だ。
「分かりました。いってらっしゃいませ」
エレナに声をかけられて空いている場所におうちを出した。
素早くおうちの中にラズと入る。
鑑定官と補佐はぼけーとそれを見ていた。
そして心の中で思った「この人達マイペースすぎだ」と。
もちろん初めて見る魔法に驚いていたけどね。
◇◇◇
おうちの中では、サチのパンツまで脱がせたラズが自分もトイレに行った。
サチはおまるで踏ん張った。
サチがトイレットペーパーで拭き拭きした頃出てきたラズは手を洗ってからサチのパンツを履かせ身だしなみを整えてくれた。
サチがおまるを収納にしまったら、抱っこして歩き出す。
商業ギルドの10番の部屋に戻ったらエレナが休憩に行った。
おじさん鑑定官はまだ、鑑定していた。
サチが気まぐれで出した商品になるかもしれない物品を熱心に見ている。
どうやら『特殊な温泉の湯』が気になるらしい。
今日、私が出した品全部、鑑定で値段が出ない。
誰もこの世界で値付けして無いからだ。
だからこの商品鑑定で値段が決まる。
マジックバッグも壊れないバッグが無いようで、同じく値段が出ない。
サチはマジックバッグがいくらの値段がつくかワクワクだ。
今、ラズ、エレナ、カイザー達が使っているバッグも値段が付いていない。
多分値付けされたら、収納量がほぼ無限に作ってあるから凄い値段が付くと思う。(サチの想像)
酒屋のおっちゃんに作ってあげたマジックバッグも適正な値段だったのか気になるし。
その時、鑑定官が顔を上げてサチにロックオンした。
「すみません、スメラギ様この『特殊な温泉の湯』に書いてあることは本当ですか?」
サチは『嘘はない』と小さく頷く。
相変わらずラズの膝の上にちょこんと座っているが。
「ほんとうでしゅ」
「お金を入れて試したいのですが、まだありますか?」
『特殊な温泉の湯』の容器だけを収納の中で複製して机の上に出す。
ついでに『特殊な温泉の湯』の購入金額の大銀貨1枚も。
普通は相手の前まで品物を押し出すのだが、心は大人でも体が幼児なので机まで手が届かない。
サチは翼を出して飛んでいる方が安定してうごけるのだけど、この近距離では翼を出しては邪魔になってしまう。
「こりぇで、ためしてくだしゃい」
鑑定官が容器と大銀貨1枚を受け取る。
サチは幼児だし、周りの大人が動かないので鑑定官が机に身を乗り出してキャッチしたが。
「それでは失礼して、ケイトよく見ておいてください。2人で証人になるのです」
「はい!」
鑑定官とケイトと呼ばれた補佐は瞬きもせずに容器の中が空なのを確認して蓋をしめてから、底の蓋を外し中に大銀貨1枚を入れてから下蓋をしめる。
その時に容器が重くなった。
上蓋を開けると中には乳白色の液体が入っていた。
2人は目を丸くして信じられない思いだが、確かに見たのだ。
容器の中に何も入って無いことを。
上の蓋をしめて、底の蓋を取ると大銀貨1枚は無くなっていた。
2人で書類にサインをする。
『特殊な温泉の湯』に嘘は無いという報告書だ。
だが、まだ証明するには人がいる。
傷・病気・慢性疲労を持っている人物を治療するのだ。
鑑定官がサチに確認する。
「すみません、こちらの『特殊な温泉の湯』が貴重なお品なのは分かっていますが、正式な鑑定となると実際の効能を調べねばなりません。使ってもよろしいですか?」
「いいでしゅ。つかってくだしゃい」
いつのまにか鑑定官もサチ語に慣れてきたようだ。
「ありがとうございます。しばらく部屋を留守にします。お待ちくださいませ」
鑑定官と補佐は書類を持って部屋を出た。
心当たりのある怪我人と病人、慢性疲労の人を見つけなければいけない。
今から2人で該当する人物を探す。
これが一番大変な作業になりそうだ。
慢性疲労の人の心当たりはあるが。
あと、怪我人も。
受けてくれるかはわからないが、検証には複数人必要だ。
肌に塗って使うのと、飲んで使う為に。
◇◇◇
カイザーも休憩が終わり暇になったサチ達一行。
担当者達は、しばらく帰って来ないと行っていた。
サチは翼を出して机の上を片付けてから『人生ゲーム・貴族版』を出した。
ラズも何をするのか理解したのか、一緒に準備をする。
サチが人生ゲームを広げてラズとアイコンタクトをする。
ラズは『承知』と顔で合図を受け取った。
「さあ、エレナ、カイザー、今からゲームしますよ」
カイザーが反応した。
好奇心旺盛な男だ。
「ゲームって貴族がやるやつか?」
「違います。これはサチ様のゲーム、名付けて『人生ゲーム』です! やってみればわかります。さあ、席に着いてください」
訝しげにしながらも席に着いたエレナとカイザー。
偽の紙幣と小さな車を用意される。
あと棒人間も。
サチは翼が邪魔にならないように少しラズから離れながら盤上を覗き込んでゲームする気満々だ。
そう!
サチは【天使】だから歩くよりも飛んでいる方が楽だし安定しているのだ!
ラズの説明でゲームが進んでいく。
エレナとカイザーの2人もなんとなく遊び方が分かってきたみたいだ。
4人で黙っと熱中する。
サチは滞空しての参加だ。
ゲームが終盤に差し掛かった頃、部屋のノックが鳴った。
みんな無視した。
再度ノックが鳴り、しばらくして扉が開いた。
護衛2人は素早く視線を侵入者に走らせる。
入って来た人達を無害認定してゲームの続きをする。
そこには声をかけるのも躊躇う空間が出来ていた。
あるよね? 途中からの参加者がハブられるのも。
入って来た者達が興味深げに机を覗く。
サチ達4人は無視してゲームを遊ぶ。
最終局面に真剣だ。
そして勝者と敗者が出る。
嬉しい声と悔しい声が響いた。
入って来た者達は「なんだか楽しそうだ」と思った。
飛んでいるサチはスルーだ。
「私も行きましょう。エレナとカイザーは私達が帰って来てからお願いしますね」
所詮「連れションは出来ねぇぜ」だ。
「分かりました。いってらっしゃいませ」
エレナに声をかけられて空いている場所におうちを出した。
素早くおうちの中にラズと入る。
鑑定官と補佐はぼけーとそれを見ていた。
そして心の中で思った「この人達マイペースすぎだ」と。
もちろん初めて見る魔法に驚いていたけどね。
◇◇◇
おうちの中では、サチのパンツまで脱がせたラズが自分もトイレに行った。
サチはおまるで踏ん張った。
サチがトイレットペーパーで拭き拭きした頃出てきたラズは手を洗ってからサチのパンツを履かせ身だしなみを整えてくれた。
サチがおまるを収納にしまったら、抱っこして歩き出す。
商業ギルドの10番の部屋に戻ったらエレナが休憩に行った。
おじさん鑑定官はまだ、鑑定していた。
サチが気まぐれで出した商品になるかもしれない物品を熱心に見ている。
どうやら『特殊な温泉の湯』が気になるらしい。
今日、私が出した品全部、鑑定で値段が出ない。
誰もこの世界で値付けして無いからだ。
だからこの商品鑑定で値段が決まる。
マジックバッグも壊れないバッグが無いようで、同じく値段が出ない。
サチはマジックバッグがいくらの値段がつくかワクワクだ。
今、ラズ、エレナ、カイザー達が使っているバッグも値段が付いていない。
多分値付けされたら、収納量がほぼ無限に作ってあるから凄い値段が付くと思う。(サチの想像)
酒屋のおっちゃんに作ってあげたマジックバッグも適正な値段だったのか気になるし。
その時、鑑定官が顔を上げてサチにロックオンした。
「すみません、スメラギ様この『特殊な温泉の湯』に書いてあることは本当ですか?」
サチは『嘘はない』と小さく頷く。
相変わらずラズの膝の上にちょこんと座っているが。
「ほんとうでしゅ」
「お金を入れて試したいのですが、まだありますか?」
『特殊な温泉の湯』の容器だけを収納の中で複製して机の上に出す。
ついでに『特殊な温泉の湯』の購入金額の大銀貨1枚も。
普通は相手の前まで品物を押し出すのだが、心は大人でも体が幼児なので机まで手が届かない。
サチは翼を出して飛んでいる方が安定してうごけるのだけど、この近距離では翼を出しては邪魔になってしまう。
「こりぇで、ためしてくだしゃい」
鑑定官が容器と大銀貨1枚を受け取る。
サチは幼児だし、周りの大人が動かないので鑑定官が机に身を乗り出してキャッチしたが。
「それでは失礼して、ケイトよく見ておいてください。2人で証人になるのです」
「はい!」
鑑定官とケイトと呼ばれた補佐は瞬きもせずに容器の中が空なのを確認して蓋をしめてから、底の蓋を外し中に大銀貨1枚を入れてから下蓋をしめる。
その時に容器が重くなった。
上蓋を開けると中には乳白色の液体が入っていた。
2人は目を丸くして信じられない思いだが、確かに見たのだ。
容器の中に何も入って無いことを。
上の蓋をしめて、底の蓋を取ると大銀貨1枚は無くなっていた。
2人で書類にサインをする。
『特殊な温泉の湯』に嘘は無いという報告書だ。
だが、まだ証明するには人がいる。
傷・病気・慢性疲労を持っている人物を治療するのだ。
鑑定官がサチに確認する。
「すみません、こちらの『特殊な温泉の湯』が貴重なお品なのは分かっていますが、正式な鑑定となると実際の効能を調べねばなりません。使ってもよろしいですか?」
「いいでしゅ。つかってくだしゃい」
いつのまにか鑑定官もサチ語に慣れてきたようだ。
「ありがとうございます。しばらく部屋を留守にします。お待ちくださいませ」
鑑定官と補佐は書類を持って部屋を出た。
心当たりのある怪我人と病人、慢性疲労の人を見つけなければいけない。
今から2人で該当する人物を探す。
これが一番大変な作業になりそうだ。
慢性疲労の人の心当たりはあるが。
あと、怪我人も。
受けてくれるかはわからないが、検証には複数人必要だ。
肌に塗って使うのと、飲んで使う為に。
◇◇◇
カイザーも休憩が終わり暇になったサチ達一行。
担当者達は、しばらく帰って来ないと行っていた。
サチは翼を出して机の上を片付けてから『人生ゲーム・貴族版』を出した。
ラズも何をするのか理解したのか、一緒に準備をする。
サチが人生ゲームを広げてラズとアイコンタクトをする。
ラズは『承知』と顔で合図を受け取った。
「さあ、エレナ、カイザー、今からゲームしますよ」
カイザーが反応した。
好奇心旺盛な男だ。
「ゲームって貴族がやるやつか?」
「違います。これはサチ様のゲーム、名付けて『人生ゲーム』です! やってみればわかります。さあ、席に着いてください」
訝しげにしながらも席に着いたエレナとカイザー。
偽の紙幣と小さな車を用意される。
あと棒人間も。
サチは翼が邪魔にならないように少しラズから離れながら盤上を覗き込んでゲームする気満々だ。
そう!
サチは【天使】だから歩くよりも飛んでいる方が楽だし安定しているのだ!
ラズの説明でゲームが進んでいく。
エレナとカイザーの2人もなんとなく遊び方が分かってきたみたいだ。
4人で黙っと熱中する。
サチは滞空しての参加だ。
ゲームが終盤に差し掛かった頃、部屋のノックが鳴った。
みんな無視した。
再度ノックが鳴り、しばらくして扉が開いた。
護衛2人は素早く視線を侵入者に走らせる。
入って来た人達を無害認定してゲームの続きをする。
そこには声をかけるのも躊躇う空間が出来ていた。
あるよね? 途中からの参加者がハブられるのも。
入って来た者達が興味深げに机を覗く。
サチ達4人は無視してゲームを遊ぶ。
最終局面に真剣だ。
そして勝者と敗者が出る。
嬉しい声と悔しい声が響いた。
入って来た者達は「なんだか楽しそうだ」と思った。
飛んでいるサチはスルーだ。
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