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23、召喚勇者たち
しおりを挟む「初めまして、タカシです。よろしくお願いします」
今回、国際連邦に集まった召喚勇者13人には会議室に集まってもらった。
結界で情報漏洩は防いでいるよ。
他に修行の旅に出てしまっている召喚勇者が5名、引きこもってしまった召喚勇者が2名いる。
修行の旅に出てしまっている召喚勇者のうち2名は純粋に力を着けようとしているようだが、残りの3名は各地で問題を起こしている。
具体的には住民への暴力、金品の要求が主だ。
多くの不正を行っている貴族と結託もしていたともいう。
今、不正の証拠を集めているらしい。
裁判にかける予定だ。
さて、集まってもらった13人の召喚勇者たちには鶯シティーの視察に参加してもらっている。
彼らも鶯シティーの生活に興味を持っているようだ。
「皆さんは地球に帰ることができます。ただし、私が上級悪魔を倒してからになります」
「私たちは上級悪魔の討伐を手伝わなくてよいのでしょうか?」
「手伝っていただくにはもう少し強くなってもらわなければなりません。現状では中級悪魔の相手が限界でしょう」
「いや、私たちは強いぞ。10人の騎士団が1体の悪魔を倒していた時、私は他の1体を単独で倒した」
「記録は見ております。但し、皆さんがこれまで対応していたのは下級悪魔です。中級悪魔には出会ったこともありませんよ」
「そんなぁ」
「あの、タカシさん一ついいですか。私たちは勝手にこちらに連れてこられたのですよね。それに対する謝罪や補償はなされないのでしょうか?」
「それは遠くないうちに神とこちらで皆さんを召喚した人たちに謝罪や補償をしてもらおうと考えています。神がこちらの住民に商家の方法を授けてのが問題ですからね」
「タカシさんは神の使徒ということですよね。神の代理として謝罪や補償をしてくださるのではないでしょうか」
「うーん、ちょっと違うんですよね。神の使徒という立場はこの世界の住民に対しての立場ですよ。その方が都合がいいのでね。私も一種の被害者ですので。神に協力して私の抱える問題を解決しているところです。その過程で鶯学園の皆さんも助けて欲しい、ついでに召喚勇者も何とかしてもらいたいということなのです」
「そうなのですか。私たちはついでだったのですね」
「貴方たちに謝罪すべき神はこの世界の神です。私は貴方がたに対しては仲介者の立場です。私に依頼をしている神はこの世界の神と地球の神の両方です。私が謝罪の言葉を言ってもただの伝言でしかありません。補償に関してはこのままではこちらの物は持っていけませんよ」
「確かにそうですよね。何かタカシさんは神に優遇されているように感じます」
「うーん、私も地球に帰らないと厄介なことが地球で起こりそうですからね。地球の悪魔も私が討伐しなければならないかもしれないので」
「タカシさんは地球でも力を持っていたのですか?」
「ええ、私は除霊師の手伝いを行っていたことがありましてね。力を無意識に使っていたようです。だからこちらの悪魔退治も任されたのでしょう」
情報を少しあいまいにしながら伝えた。
地球に上級悪魔が出現したのはこちらで生まれた欠片が勇者召喚の時に地球に漏れ、地球の人々の強い悪意や邪心によって上級悪魔に育ってしまったわけだ。
お陰で私は死にかけている。
ということで私もアリス神様の怠慢の被害者というわけだ。
悪魔討伐の現状と地球との時間的関係を説明して召喚勇者たちには鶯学園関係者に近い内容で鶯シティー交易街区での生活を提案した。
地球同様の生活を保障するが働いてもらうということだよ。
そしてステータスを上げないと地球に帰る時にこちらの記憶を失うということも鶯学園関係者同様に伝えた。
さらに高いステータスに上げれば一度地球に帰ってきた後にこちらにも来ることができるようになることも説明した。
「ステータスを上げずに地球に帰ると神様の補償もないということですか?」
「おそらく地球での生活が少し良くなるでしょう。詳しくは地球に帰る前に伝えられることになります」
「わかりました。ステータスを上げるように頑張ります」
では召喚勇者の皆さんにも頑張ってもらいますか。
大変だと思うけど。。。。
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