17 / 84
低粘度油性ボールペン
ゼブラ ブレン
しおりを挟む
[種別]ノック式エマルジョンインクボールペン
[ボール径]0.5/0.7mm(全3色)
[純正芯]
NC芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[互換芯]
EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[問題あり]
PILOT BRFV-10(NC芯の長さに切れば入る)
[使用不可]
ゼブラ JF芯、三菱鉛筆 UMR、SXR(太いため入らない)
[コメント]
筆記振動や各部のガタつきを低減することをテーマにしたボールペン。0.5mm、0.7mm、インクは基本の3色のリリース。黒インクのみ、軸の色を黒、灰、白の三色から選べる。
2019年8月30日に、数量限定で色付きの軸が発売された。
私はボールペンのガタつきが気になったことはほとんどないから、このペンの試みがどのくらい成功しているかはわからないが、確かにこのペンでの筆記時にガタつきを感じることはない。
また、ペン先に金属の重りが入っているようで、心持ち低重心になっている。持って重いと感じるほど強調されているわけでもなく、なかなか使い心地はいい。
ただ、低減したと謳っているノック部のノイズは消せておらず、振るとカチャカチャ鳴る。ネットでは「鳴らない」と言っている人もいるので、個体差があるのかもしれない。気になる人は店頭で確かめた方がいいだろう。
あとは、ペン先が見えない、見づらいという意見もある。私は特に気にならなかったが、確かにペン先が太めで埋もれ気味になっているから、ペンの持ち方や姿勢などによっては見えづらい可能性がある。この点も店頭でチェックした方がいい。
グリップは、シグノRT1とよく似た形状をしている。ペン先にかなり近いところまでラバーになっているから、ペン先を持つ人でも扱いやすい。
持ち手の太さもシグノRT1と同等。サラサスティックより気持ち細いくらい。つまりは結構太い方だから、好みが分かれるところだろう。
また、ラバーの素材もシグノRT1と似ていて、ホコリがかなりくっつきやすく、手では取りにくい。水で洗えば簡単に落ちるが、ブレンのグリップ部にはバネと金属製の重りが入っているので水洗いは避けたい。セロテープなどを使うといいだろう。
リフィルのNC芯は、EQ芯とほぼ同じ形状で、基本的にはEQ芯と互換性がある。ただ、少しだけパイプの径が太くなっており、これが筆記振動を抑えるために何らかの役割を果たしている可能性もある。
EQ芯の入る軸にはNC芯は問題なく入る。スラリやスラリ300で使えることは確認済み。
JF芯系のリフィルを使っている軸との互換性もEQ芯と同様。ジェットストリーム、シグノRT、シグノRT1、サラサクリップの軸には入る。ノック式エナージェル軸は、バネ径が太すぎて抜ける。バネごと移植すれば入るかもしれない。エナージェルトラディオには入らない。エラベルノには一応入るが、長さが足りずにペン先がほとんど出てこなくなるから、使うなら改造が必要だろう。
軸の互換性についてはスラリなど、EQ芯対応の軸と同じ。
EQ芯とは互換性があるが、NC芯の太さが振動低減の役に立っているのであれば、あまりやらないほうがいいような気もする。
JF芯やジェットストリームのSXRは、径が太いため入らない。アクロボールのBRFVは、そのままでは使えないが、少し切って長さを調整すれば使えるようになる。少し長めに切ることで、ペン先が見えにくい欠点を改善できる。
インクはスラリと同じ。初期のスラリに比べると、ダマやインクの糸引きは少なくなっているが、やはりジェットストリームやアクロボールと比べるとインクの出が多すぎる傾向がある。そのかわり、書き出しのかすれは少ない。低粘度油性の中では滑りすぎないのも同様。
軸のデザインはnendoによるもの。わざわざデザインした会社名を公表しているからには、ゼブラとしては自信のあるデザインなのだろうが、私は正直、この軸は「ダサい」に片足を突っ込んでいると思う。狙いすぎて外した感じ。だいたい、スタイリッシュなペンにしたいなら、駄洒落の名前ではダメだろう。
この軸はシンプルさや清潔感を感じさせるデザインになっているわけだが、これを成立させるなら、ホコリの付きやすいラバーを使ったことは大失敗だと言わざるを得ない。
ただ、2019年に数量限定で販売された色付き軸については、見栄えの問題を大幅に改善したと思う。このペンは無彩色よりも、落ち着いた色の方が合っている。限定といわず、レギュラー化すべきだと思う。
そもそも、ブレの低減という、デザインを大きく制限しそうな新技術を投入しながら、同時にデザインも優れたペンを開発し、なおかつそれを定価150円で実現しようという目標が欲張りすぎだったのではないかと思う。デザインにこだわるのは技術を確立してからでも遅くなったかのではないか。まずは機能面を重視したエントリーモデルを出して、後に「nendoスペシャルモデル」を300円から500円くらいで出すとか、段階を踏めば良かったのではなかろうか。
このペンとライバル関係になるのは、同社のスラリやスラリ300だろう。
ブレンのデザインやコンセプトがどうでもいい人や、透明軸がいいという人は従来のスラリで充分。
スラリ300は名前の通り300円でブレンの倍するが、少なくとも私はガタつきを感じないし、ノックはカチャカチャ言わないし、ラバーへのホコリはブレンよりは付かない。また、無難で実用的なデザインの軸である。ゼブラのエマルジョンインクが使える単色ペンが欲しいなら、私はブレンよりスラリ300を勧める。
一方、ブレンが優位なのは、軽量かつ低重心気味の筆記感がいいこと。太めのグリップと低重心の筆記感が好みなら、ブレンの方が使い心地がいいかもしれない。
あと、アクロインキが嫌いでなければ、BRFVを入れてアクロボール・ブレンとして使う手は結構アリだと思う。
BRFVの移植は無意味な行為だと思っていたが、やってみると想像以上に相性がいい。純正ブレンの欠点のいくつかが解消され(ダマと埋まり気味のペン先)、かつ、純正のアクロボールよりも心持ち滑らかな筆記感になる。
純正芯ではいまいち実感できなかった「書き心地の改善」とやらが、BRFVを使うことではっきりと実感できてしまった。
[ボール径]0.5/0.7mm(全3色)
[純正芯]
NC芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[互換芯]
EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[問題あり]
PILOT BRFV-10(NC芯の長さに切れば入る)
[使用不可]
ゼブラ JF芯、三菱鉛筆 UMR、SXR(太いため入らない)
[コメント]
筆記振動や各部のガタつきを低減することをテーマにしたボールペン。0.5mm、0.7mm、インクは基本の3色のリリース。黒インクのみ、軸の色を黒、灰、白の三色から選べる。
2019年8月30日に、数量限定で色付きの軸が発売された。
私はボールペンのガタつきが気になったことはほとんどないから、このペンの試みがどのくらい成功しているかはわからないが、確かにこのペンでの筆記時にガタつきを感じることはない。
また、ペン先に金属の重りが入っているようで、心持ち低重心になっている。持って重いと感じるほど強調されているわけでもなく、なかなか使い心地はいい。
ただ、低減したと謳っているノック部のノイズは消せておらず、振るとカチャカチャ鳴る。ネットでは「鳴らない」と言っている人もいるので、個体差があるのかもしれない。気になる人は店頭で確かめた方がいいだろう。
あとは、ペン先が見えない、見づらいという意見もある。私は特に気にならなかったが、確かにペン先が太めで埋もれ気味になっているから、ペンの持ち方や姿勢などによっては見えづらい可能性がある。この点も店頭でチェックした方がいい。
グリップは、シグノRT1とよく似た形状をしている。ペン先にかなり近いところまでラバーになっているから、ペン先を持つ人でも扱いやすい。
持ち手の太さもシグノRT1と同等。サラサスティックより気持ち細いくらい。つまりは結構太い方だから、好みが分かれるところだろう。
また、ラバーの素材もシグノRT1と似ていて、ホコリがかなりくっつきやすく、手では取りにくい。水で洗えば簡単に落ちるが、ブレンのグリップ部にはバネと金属製の重りが入っているので水洗いは避けたい。セロテープなどを使うといいだろう。
リフィルのNC芯は、EQ芯とほぼ同じ形状で、基本的にはEQ芯と互換性がある。ただ、少しだけパイプの径が太くなっており、これが筆記振動を抑えるために何らかの役割を果たしている可能性もある。
EQ芯の入る軸にはNC芯は問題なく入る。スラリやスラリ300で使えることは確認済み。
JF芯系のリフィルを使っている軸との互換性もEQ芯と同様。ジェットストリーム、シグノRT、シグノRT1、サラサクリップの軸には入る。ノック式エナージェル軸は、バネ径が太すぎて抜ける。バネごと移植すれば入るかもしれない。エナージェルトラディオには入らない。エラベルノには一応入るが、長さが足りずにペン先がほとんど出てこなくなるから、使うなら改造が必要だろう。
軸の互換性についてはスラリなど、EQ芯対応の軸と同じ。
EQ芯とは互換性があるが、NC芯の太さが振動低減の役に立っているのであれば、あまりやらないほうがいいような気もする。
JF芯やジェットストリームのSXRは、径が太いため入らない。アクロボールのBRFVは、そのままでは使えないが、少し切って長さを調整すれば使えるようになる。少し長めに切ることで、ペン先が見えにくい欠点を改善できる。
インクはスラリと同じ。初期のスラリに比べると、ダマやインクの糸引きは少なくなっているが、やはりジェットストリームやアクロボールと比べるとインクの出が多すぎる傾向がある。そのかわり、書き出しのかすれは少ない。低粘度油性の中では滑りすぎないのも同様。
軸のデザインはnendoによるもの。わざわざデザインした会社名を公表しているからには、ゼブラとしては自信のあるデザインなのだろうが、私は正直、この軸は「ダサい」に片足を突っ込んでいると思う。狙いすぎて外した感じ。だいたい、スタイリッシュなペンにしたいなら、駄洒落の名前ではダメだろう。
この軸はシンプルさや清潔感を感じさせるデザインになっているわけだが、これを成立させるなら、ホコリの付きやすいラバーを使ったことは大失敗だと言わざるを得ない。
ただ、2019年に数量限定で販売された色付き軸については、見栄えの問題を大幅に改善したと思う。このペンは無彩色よりも、落ち着いた色の方が合っている。限定といわず、レギュラー化すべきだと思う。
そもそも、ブレの低減という、デザインを大きく制限しそうな新技術を投入しながら、同時にデザインも優れたペンを開発し、なおかつそれを定価150円で実現しようという目標が欲張りすぎだったのではないかと思う。デザインにこだわるのは技術を確立してからでも遅くなったかのではないか。まずは機能面を重視したエントリーモデルを出して、後に「nendoスペシャルモデル」を300円から500円くらいで出すとか、段階を踏めば良かったのではなかろうか。
このペンとライバル関係になるのは、同社のスラリやスラリ300だろう。
ブレンのデザインやコンセプトがどうでもいい人や、透明軸がいいという人は従来のスラリで充分。
スラリ300は名前の通り300円でブレンの倍するが、少なくとも私はガタつきを感じないし、ノックはカチャカチャ言わないし、ラバーへのホコリはブレンよりは付かない。また、無難で実用的なデザインの軸である。ゼブラのエマルジョンインクが使える単色ペンが欲しいなら、私はブレンよりスラリ300を勧める。
一方、ブレンが優位なのは、軽量かつ低重心気味の筆記感がいいこと。太めのグリップと低重心の筆記感が好みなら、ブレンの方が使い心地がいいかもしれない。
あと、アクロインキが嫌いでなければ、BRFVを入れてアクロボール・ブレンとして使う手は結構アリだと思う。
BRFVの移植は無意味な行為だと思っていたが、やってみると想像以上に相性がいい。純正ブレンの欠点のいくつかが解消され(ダマと埋まり気味のペン先)、かつ、純正のアクロボールよりも心持ち滑らかな筆記感になる。
純正芯ではいまいち実感できなかった「書き心地の改善」とやらが、BRFVを使うことではっきりと実感できてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる