殺人マシーンと呼ばれた少女はサザンカとして旅に出ます

カマヤ

文字の大きさ
1 / 1
序章〜少女の叫び〜

1−1理想

しおりを挟む
幼い頃父は私に言った。お前は、人を殺すためだけに生きなさいと



ある時お父さんが死んだ。私が殺したのだ。全てが楽になると思った。これから普通の暮らしができるのだと。でも、私に普通の暮らしが許されるわけが無かった。地下深くの牢獄に私は、閉じ込められた。兵士たちは私のことを気味悪いなどと中傷をしてきた。でも私は何も感じない。だって私は、ただの殺人マシーンなのだから。






「おう、何してるんだ?」「あなたは、誰?」「俺は、今日からこの牢獄の監視をする兵士だ。よろしくな」私は、無視をする。どうせこの人も私を馬鹿にしたいだけなのだから「おい、無視かよ。お兄さん悲しいな~」「…」「うーん、よっしお前を笑わせてやる。そしたら喋るだろ」無駄だ、私に感情などないのだから「じゃあ、俺の旅について話してやろう」この兵士さんは、外の世界についてたくさん話してくれた。外の世界についてなんか気にしていなかった私ににとってはどれも貴重な話だった。




いつしか私はその話を楽しみになった。笑うようにもなった。




そう、感情を持ったのだ。





「嬉しいよ。最近笑うようになってくれて」「兵士さんが面白い話をしてくれるからだよ」「そうだ。俺のことはバルサでいいぜ」「分かった。バルサ」「お前はなんて名なんだ?」「…私、名前ない…」「…そうか、じゃあ俺がつけてやるよ。うーんそうだな、サザンカはどうだ?」「サザンカ?」「あぁ、困難に打ち克つって意味だ。」「…」「だからよ、俺とさ外へ出ねぇか?」「外?」
「あぁ、こんなところにいたら楽しいことを何も味わえねぇ」「でも私は、人殺し…」「おい!!その言葉二度と使うなよ」「で、でも…」「でもじゃねぇお前はそんなものじゃねぇよ。一人の人間。かわいらしい少女さ」「…」「どうだ、いかねぇか外に」「行きたい!!私、こんなところで終わりたくない!!」「よっし、じゃあ行こうぜ外に」









こうしてひとりの少女、いやサザンカは旅立つこととなったのです

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。

古森真朝
ファンタジー
 「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。  俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」  新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは―― ※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...