40 / 56
心地よさと不安
しおりを挟む
ジョナスから促されるままに部屋を出た透花は、徐々に後悔していた。どこに行くか告げられていないものの、そこには間違いなくフィルがいるだろう。
ジョナスは気にする必要がないと言うが、一体どんな顔をして会えば良いのか分からない。
「引き返しますか?」
半歩前を歩いていたジョナスが、足を止めて静かな瞳で透花を見つめている。そこには何の感情も窺えないが、どこか気遣いのようなものが感じられた。
(引き返したいとは思うけど……)
透花が頷けばジョナスはきっと部屋まで送り届けてくれるだろう。だがこの機会を逃してしまえば、自らの意思でフィルに会いに行けないような気もしていた。
「これは俺の独断ですので、御子様をお連れしなくても問題はありませんよ」
透花の葛藤を見透かすように言葉を付け足すジョナスに、透花は疑問に思っていたことを口にした。
「ジョナス先生はどうして私に会いにきたんですか?」
ジョナスはフィルの補佐役で、基本的にはフィルの命令でしか透花と関わることはない。だが今回のことはフィルの指示でないと明言されれば、どうしても気になってしまった。
「勝手ながら過去の自分と少し重ねてしまったから、というのが一番大きな理由でしょうね。主人に仕事をして欲しいという理由もなくはないのですが」
孤児院で育ったジョナスは家族との縁が薄いのだろうと何となく察していた。だがそれが理由だと言うのは少し違和感がある。ジョナスを疑うわけではないが、普段のジョナスの言動と一致しないのだ。
「俺はフィル様に取り立ててもらった立場ですが、あの方を信用するまで一年ほどかかりました。こういうことは他人がとやかく言っても無意味ですし、本人の選択だということも重々承知しています。ただ大抵の場合、知ることは知らないことよりも選択肢が広がりますから」
フィルを信用していなかった期間をジョナスは後悔しているのだろうか。透花は遠慮のない会話を交わし公私ともに良好な関係の二人しか知らないが、出会った当初は違ったのかもしれない。
そんなジョナスの想いに背中を押されるように、透花は再び歩き始めた。
扉を開ける前に、ジョナスは人差し指を口の前に立てた。静かにするように、という合図は共通なのだなと変なところで感心しながらも、鼓動が早くなるのを感じる。
「ただいま戻りました」
「……ああ。レビノス伯爵に書状を送ってくれ。彼は珍しい魔道具について造詣が深かったはずだ」
ジョナスの目配せにより背後から室内を窺えば、大量に積み上げられた本の中で一心不乱に何かを書き綴っているフィルの姿があった。
「休憩は取られましたか?少しは休まないと効率が落ちますよ」
「休んでいる暇などない。こうしている間にも、トーカが傷ついているというのに」
(私が……?)
傷つけたのは透花の方なのだ。それなのにどうしてフィルはそんな風に思っているのだろう。
当惑する透花をよそにジョナスは会話を続けている。
「居場所を感知する魔道具なんて一朝一夕に作れるものではありません。いっそ鈴でも身に付けておいたらいかがですか?」
「そんな取り外し可能なものに意味はない。今の僕には信用がないのだから、トーカを怖がらせないためには必要だ」
居場所を知らせるために鈴をつけるのは自分なのだと思いきや、どうやら逆らしい。とはいえ透花は基本的に御子専用の住居エリアから出ないため、フィルが来なければ顔を合わせる可能性などほぼないはずだ。
そんな透花の内心を読み取ったようにジョナスはフィルに訊ねた。
「怖がらせたくないのであれば、御子様に会いにいかなければ済むことでは?」
ペンを動かしていた手がぴたりと止まる。
「…………それがトーカの望みならそうする。トーカの気持ちを考えずに気持ちを告げたのは僕だ。友人だと信じていた相手が別の感情を抱いていたのだから、裏切られたと思うのも無理はない」
より深く俯いてしまったフィルの表情は、透花の位置からは見えない。だが痛切な想いが込められた声に心が騒めいて、透花は無意識のうちに一歩前へと足を踏み出す。
「それでもトーカを護るのは僕の役目でありたい。側を離れたせいで彼女を失うなんて二度と御免だ。隣にいられなくても、トーカが幸せでいられるならそれでいい。どうしようもないぐらい大好きで大切なんだ。だから――」
ようやく顔を上げたフィルは瞠目したまま、固まっている。ジョナスに話しかけていたはずなのに、この場にいないはずの透花が目の前にいたのだから当然の反応だろう。
透花としても、フィルにどう声を掛けていいか分からず、しばし二人は無言で見つめ合っていた。
我に返ったのはフィルのほうが早かった。立ち上がりかけて、その勢いに驚いた透花が肩を震わせた途端に、即座に座りなおす。
「ジョナス!」
「フィル様のご様子に気を取られてうっかり失念しておりました。お茶の準備をして参りますので、失礼いたします」
全く悪びれる様子もなく告げたジョナスがさっさと部屋から出て行くと、小さな溜息が聞こえた。
「……ジョナスが余計な事を言ったのだろうけど、トーカは何も気にしなくていいから。悲しませて、傷つけたのにごめん。こんな醜態まで晒して、本当に僕は情けないね」
騙すような形でフィルの心情を聞いてしまったのは透花なのに、こんな時でもフィルは誠実な対応を取ろうとするのだ。
(責められたって仕方ないのに、フィ―はいつも私を甘やかしてくれる)
落ち着かないのに嬉しくて、心地よさと不安の間で心が揺れるのは今も変わらない。だけど逃げたくないと思ってしまった。向き合うのは怖いのに、ここで逃げてしまえば大切なものを失ってしまう気がする。
「フィーは情けなくなんかない。酷いこと言ってごめんなさい。……怖かったの」
「うん。トーカは……僕がいないほうが、僕以外の者に世話をしてもらう方がいい?」
どう説明していいか迷っていると、フィルから不安そうな表情で切り出された。真面目で優しくて、思いやりがあって、とても愛情深い人。
「フィーのことが好きなのに怖いの。これ以上幸せになったら、悪いことが起きるんじゃないかって。もしフィーから嫌われてしまったら、きっともう耐えられない」
想像するだけで目頭が熱くなるぐらい、透花は弱くなってしまった。失った時のことを考えて手を伸ばさないのは愚かなことだろう。
今でさえフィルの側は心地よくて安心できるのに、これ以上望めば離れられなくなる。
「どうしたらトーカを嫌いになれるのか分からない。ねえ、トーカ。怖いことからは僕が護るよ。トーカがいつか他の場所で生きていくことを望んでも、他の人を選んでも、僕はずっとトーカの味方であり続けるから。僕にトーカが幸せになるための手伝いをさせて」
フィルは透花の欲しい言葉ばかりくれるのに、自分は何も返せない。
「でも、フィーの気持ちを利用するみたいなことしたくない」
「それが僕の望みなのに?トーカが笑っているだけで僕は幸せなんだよ。もちろん同じ気持ちを抱いてくれれば嬉しいけど、それは望み過ぎだからね」
御子として以外何の価値もない透花にフィルはまるで宝物のように扱ってくれるのだ。友情なのか恋情なのか分からないが、フィルといたいと思う気持ちは変わらない。
「……フィーと、一緒にいてもいいの?」
「勿論だよ」
惜しみなく差し出される優しさに、喜びと罪悪感を覚える。それでも透花はフィルの側にいたいという望みを捨てることが出来なかった。
ジョナスは気にする必要がないと言うが、一体どんな顔をして会えば良いのか分からない。
「引き返しますか?」
半歩前を歩いていたジョナスが、足を止めて静かな瞳で透花を見つめている。そこには何の感情も窺えないが、どこか気遣いのようなものが感じられた。
(引き返したいとは思うけど……)
透花が頷けばジョナスはきっと部屋まで送り届けてくれるだろう。だがこの機会を逃してしまえば、自らの意思でフィルに会いに行けないような気もしていた。
「これは俺の独断ですので、御子様をお連れしなくても問題はありませんよ」
透花の葛藤を見透かすように言葉を付け足すジョナスに、透花は疑問に思っていたことを口にした。
「ジョナス先生はどうして私に会いにきたんですか?」
ジョナスはフィルの補佐役で、基本的にはフィルの命令でしか透花と関わることはない。だが今回のことはフィルの指示でないと明言されれば、どうしても気になってしまった。
「勝手ながら過去の自分と少し重ねてしまったから、というのが一番大きな理由でしょうね。主人に仕事をして欲しいという理由もなくはないのですが」
孤児院で育ったジョナスは家族との縁が薄いのだろうと何となく察していた。だがそれが理由だと言うのは少し違和感がある。ジョナスを疑うわけではないが、普段のジョナスの言動と一致しないのだ。
「俺はフィル様に取り立ててもらった立場ですが、あの方を信用するまで一年ほどかかりました。こういうことは他人がとやかく言っても無意味ですし、本人の選択だということも重々承知しています。ただ大抵の場合、知ることは知らないことよりも選択肢が広がりますから」
フィルを信用していなかった期間をジョナスは後悔しているのだろうか。透花は遠慮のない会話を交わし公私ともに良好な関係の二人しか知らないが、出会った当初は違ったのかもしれない。
そんなジョナスの想いに背中を押されるように、透花は再び歩き始めた。
扉を開ける前に、ジョナスは人差し指を口の前に立てた。静かにするように、という合図は共通なのだなと変なところで感心しながらも、鼓動が早くなるのを感じる。
「ただいま戻りました」
「……ああ。レビノス伯爵に書状を送ってくれ。彼は珍しい魔道具について造詣が深かったはずだ」
ジョナスの目配せにより背後から室内を窺えば、大量に積み上げられた本の中で一心不乱に何かを書き綴っているフィルの姿があった。
「休憩は取られましたか?少しは休まないと効率が落ちますよ」
「休んでいる暇などない。こうしている間にも、トーカが傷ついているというのに」
(私が……?)
傷つけたのは透花の方なのだ。それなのにどうしてフィルはそんな風に思っているのだろう。
当惑する透花をよそにジョナスは会話を続けている。
「居場所を感知する魔道具なんて一朝一夕に作れるものではありません。いっそ鈴でも身に付けておいたらいかがですか?」
「そんな取り外し可能なものに意味はない。今の僕には信用がないのだから、トーカを怖がらせないためには必要だ」
居場所を知らせるために鈴をつけるのは自分なのだと思いきや、どうやら逆らしい。とはいえ透花は基本的に御子専用の住居エリアから出ないため、フィルが来なければ顔を合わせる可能性などほぼないはずだ。
そんな透花の内心を読み取ったようにジョナスはフィルに訊ねた。
「怖がらせたくないのであれば、御子様に会いにいかなければ済むことでは?」
ペンを動かしていた手がぴたりと止まる。
「…………それがトーカの望みならそうする。トーカの気持ちを考えずに気持ちを告げたのは僕だ。友人だと信じていた相手が別の感情を抱いていたのだから、裏切られたと思うのも無理はない」
より深く俯いてしまったフィルの表情は、透花の位置からは見えない。だが痛切な想いが込められた声に心が騒めいて、透花は無意識のうちに一歩前へと足を踏み出す。
「それでもトーカを護るのは僕の役目でありたい。側を離れたせいで彼女を失うなんて二度と御免だ。隣にいられなくても、トーカが幸せでいられるならそれでいい。どうしようもないぐらい大好きで大切なんだ。だから――」
ようやく顔を上げたフィルは瞠目したまま、固まっている。ジョナスに話しかけていたはずなのに、この場にいないはずの透花が目の前にいたのだから当然の反応だろう。
透花としても、フィルにどう声を掛けていいか分からず、しばし二人は無言で見つめ合っていた。
我に返ったのはフィルのほうが早かった。立ち上がりかけて、その勢いに驚いた透花が肩を震わせた途端に、即座に座りなおす。
「ジョナス!」
「フィル様のご様子に気を取られてうっかり失念しておりました。お茶の準備をして参りますので、失礼いたします」
全く悪びれる様子もなく告げたジョナスがさっさと部屋から出て行くと、小さな溜息が聞こえた。
「……ジョナスが余計な事を言ったのだろうけど、トーカは何も気にしなくていいから。悲しませて、傷つけたのにごめん。こんな醜態まで晒して、本当に僕は情けないね」
騙すような形でフィルの心情を聞いてしまったのは透花なのに、こんな時でもフィルは誠実な対応を取ろうとするのだ。
(責められたって仕方ないのに、フィ―はいつも私を甘やかしてくれる)
落ち着かないのに嬉しくて、心地よさと不安の間で心が揺れるのは今も変わらない。だけど逃げたくないと思ってしまった。向き合うのは怖いのに、ここで逃げてしまえば大切なものを失ってしまう気がする。
「フィーは情けなくなんかない。酷いこと言ってごめんなさい。……怖かったの」
「うん。トーカは……僕がいないほうが、僕以外の者に世話をしてもらう方がいい?」
どう説明していいか迷っていると、フィルから不安そうな表情で切り出された。真面目で優しくて、思いやりがあって、とても愛情深い人。
「フィーのことが好きなのに怖いの。これ以上幸せになったら、悪いことが起きるんじゃないかって。もしフィーから嫌われてしまったら、きっともう耐えられない」
想像するだけで目頭が熱くなるぐらい、透花は弱くなってしまった。失った時のことを考えて手を伸ばさないのは愚かなことだろう。
今でさえフィルの側は心地よくて安心できるのに、これ以上望めば離れられなくなる。
「どうしたらトーカを嫌いになれるのか分からない。ねえ、トーカ。怖いことからは僕が護るよ。トーカがいつか他の場所で生きていくことを望んでも、他の人を選んでも、僕はずっとトーカの味方であり続けるから。僕にトーカが幸せになるための手伝いをさせて」
フィルは透花の欲しい言葉ばかりくれるのに、自分は何も返せない。
「でも、フィーの気持ちを利用するみたいなことしたくない」
「それが僕の望みなのに?トーカが笑っているだけで僕は幸せなんだよ。もちろん同じ気持ちを抱いてくれれば嬉しいけど、それは望み過ぎだからね」
御子として以外何の価値もない透花にフィルはまるで宝物のように扱ってくれるのだ。友情なのか恋情なのか分からないが、フィルといたいと思う気持ちは変わらない。
「……フィーと、一緒にいてもいいの?」
「勿論だよ」
惜しみなく差し出される優しさに、喜びと罪悪感を覚える。それでも透花はフィルの側にいたいという望みを捨てることが出来なかった。
50
あなたにおすすめの小説
差し出された毒杯
しろねこ。
恋愛
深い森の中。
一人のお姫様が王妃より毒杯を授けられる。
「あなたのその表情が見たかった」
毒を飲んだことにより、少女の顔は苦悶に満ちた表情となる。
王妃は少女の美しさが妬ましかった。
そこで命を落としたとされる少女を助けるは一人の王子。
スラリとした体型の美しい王子、ではなく、体格の良い少し脳筋気味な王子。
お供をするは、吊り目で小柄な見た目も中身も猫のように気まぐれな従者。
か○みよ、○がみ…ではないけれど、毒と美しさに翻弄される女性と立ち向かうお姫様なお話。
ハピエン大好き、自己満、ご都合主義な作者による作品です。
同名キャラで複数の作品を書いています。
立場やシチュエーションがちょっと違ったり、サブキャラがメインとなるストーリーをなどを書いています。
ところどころリンクもしています。
※小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿しています!
ざまぁに失敗したけど辺境伯に溺愛されています
木漏れ日
恋愛
天才魔術師セディが自分の番である『異界渡りの姫』を召喚したとき、16歳の少女奈緒はそれに巻き込まれて、壁外という身分を持たない人々が住む場所に落ちました。
少女は自分を異世界トリップに巻き込んだ『異界渡り姫』に復讐しようとして失敗。なぜかロビン辺境伯は少女も『異界渡りの姫』だと言って溺愛するのですが……
陰陽の姫シリーズ『図書館の幽霊って私のことですか?』と連動しています。
どちらからお読み頂いても話は通じます。
逆行したので運命を変えようとしたら、全ておばあさまの掌の上でした
ひとみん
恋愛
夫に殺されたはずなのに、目覚めれば五才に戻っていた。同じ運命は嫌だと、足掻きはじめるクロエ。
なんとか前に死んだ年齢を超えられたけど、実は何やら祖母が裏で色々動いていたらしい。
ザル設定のご都合主義です。
最初はほぼ状況説明的文章です・・・
薬師の能力を買われた嫁ぎ先は闇の仕事を請け負う一族でした
あねもね
恋愛
薬師として働くエリーゼ・バリエンホルムは貴族の娘。
しかし両親が亡くなって以降、叔父に家を追い出されていた。エリーゼは自分の生活と弟の学費を稼ぐために頑張っていたが、店の立ち退きを迫られる事態となる。同時期に、好意を寄せていたシメオン・ラウル・アランブール伯爵からプロポーズを申し込まれていたものの、その申し出を受けず、娼館に足を踏み入れることにした。
エリーゼが娼館にいることを知ったシメオンは、エリーゼを大金で身請けして屋敷に連れ帰る。けれどそこは闇の仕事を請け負う一族で、シメオンはエリーゼに毒薬作りを命じた。
薬師としての矜持を踏みにじられ、一度は泣き崩れたエリーゼだったが……。
――私は私の信念で戦う。決して誰にも屈しない。
姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚
mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。
王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。
数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ!
自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。
ラディ
恋愛
一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。
家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。
劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。
一人の男が現れる。
彼女の人生は彼の登場により一変する。
この機を逃さぬよう、彼女は。
幸せになることに、決めた。
■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です!
■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました!
■感想や御要望などお気軽にどうぞ!
■エールやいいねも励みになります!
■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。
※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。
悪夢から逃れたら前世の夫がおかしい
はなまる
恋愛
ミモザは結婚している。だが夫のライオスには愛人がいてミモザは見向きもされない。それなのに義理母は跡取りを待ち望んでいる。だが息子のライオスはミモザと初夜の一度っきり相手をして後は一切接触して来ない。
義理母はどうにかして跡取りをと考えとんでもないことを思いつく。
それは自分の夫クリスト。ミモザに取ったら義理父を受け入れさせることだった。
こんなの悪夢としか思えない。そんな状況で階段から落ちそうになって前世を思い出す。その時助けてくれた男が前世の夫セルカークだったなんて…
セルカークもとんでもない夫だった。ミモザはとうとうこんな悪夢に立ち向かうことにする。
短編スタートでしたが、思ったより文字数が増えそうです。もうしばらくお付き合い痛手蹴るとすごくうれしいです。最後目でよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる