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プロローグ
プロローグⅡ
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そう、はずだったのだ。
だから、今、辺り一面真っ白の空間で僕と同じような白髪青眼の男性の膝の上に座らせられ、後ろから抱きつかれてグスグス泣かれられているはずがないのだ。
でも、もうずっとこのような状態でいる。手放す気はないとばかりにムギューと抱きつかれている。
……端から見たらシュールな光景なんだろうな、きっと。
あ、肩に鼻までのせてきてスンスン匂い嗅いでる……。
そうしたら訳の分からないことを言ってきた。
「やっと会えたよ~~。゚(゚´Д`゚)゚。」
「?やっと会えたって……?」
聞いても肩に男の顔があるため自分の顔を動かせない。それに泣いているので聞こえないのか答えない。
僕の声も聞こえない、抱きつかれたまんま、顔を動かせない、の三重だからどうしようもない。
そのまましばらくいると、やっと落ち着いてきたのか、泣く声のボリュームが下がってきた。
「………ぐすっ、ひっく」
「………………あの、…落ち着きましたか?」
「……うん、落ち着いた……」
今、気がついたのだが、この男性、僕に似ている。まあ、いいや。まずは……
「………………聞きたいことがあるのですが、」
「…なぁに?」
「……(この質問、失礼かなぁ……)あなたは誰ですか?」
「……( ・д・)……え?( ゚A゚ )」
「え、いや、……以前どこかでお会いしました?……すいません」
「……あ、ううん……そっか、そうだよね(´・ω・)覚えてるわけないか」
「?」
「う~んとね、誰ですかってことなら、僕は神だよ。所謂、創造神ってやつだね」
「???」
また訳の分からないことを言ってきた……。
……でも、神、それも創造神なら死んだはずの僕がこんなところにいることの説明がつくな。でも、奴隷になる前のなけなしの時間に教会で教えてもらった創造神ってこんなだったっけ?
「それとね、僕は君のパパなんだよ」
「????」
……そりゃ、生きとし生けるものは全てあなたの子だろうに。可笑しいな、感情がないはずの僕の精神がビックリしてる。
「う~んと、う~んと、そういうことじゃなくて、え~と、君は僕が存在から何から何まで一から創った子なんだよ。だから他の子等とは違うんだ。この世界に生まれた最初の神なんだよ。まあ、僕は別の世界からこの状態で来たからね~、最初に生まれた、ではないからな~」
僕の考えを読んだのか、そんなことを説明してくるが僕の頭がキャパオーバーしそう。
だが、そんなことお構いなしに神は説明を続ける。
「だけどね?生まれたばかりの君をあやしてる途中で転んでしまって君を下界に堕としてしまったんだ」
……う~ん、キャパオーバーだ。
そう思って僕は気絶した。
********************
会話文に入ってる顔文字は神の表情そのまんまです
まあ、だいぶ愛嬌のある神になりましたが。
主人公は今のところ名無しです。
そんでもって、本人の自己申告通り感情がないので基本無表情です。
よろしくお願いします🙇⤵️
だから、今、辺り一面真っ白の空間で僕と同じような白髪青眼の男性の膝の上に座らせられ、後ろから抱きつかれてグスグス泣かれられているはずがないのだ。
でも、もうずっとこのような状態でいる。手放す気はないとばかりにムギューと抱きつかれている。
……端から見たらシュールな光景なんだろうな、きっと。
あ、肩に鼻までのせてきてスンスン匂い嗅いでる……。
そうしたら訳の分からないことを言ってきた。
「やっと会えたよ~~。゚(゚´Д`゚)゚。」
「?やっと会えたって……?」
聞いても肩に男の顔があるため自分の顔を動かせない。それに泣いているので聞こえないのか答えない。
僕の声も聞こえない、抱きつかれたまんま、顔を動かせない、の三重だからどうしようもない。
そのまましばらくいると、やっと落ち着いてきたのか、泣く声のボリュームが下がってきた。
「………ぐすっ、ひっく」
「………………あの、…落ち着きましたか?」
「……うん、落ち着いた……」
今、気がついたのだが、この男性、僕に似ている。まあ、いいや。まずは……
「………………聞きたいことがあるのですが、」
「…なぁに?」
「……(この質問、失礼かなぁ……)あなたは誰ですか?」
「……( ・д・)……え?( ゚A゚ )」
「え、いや、……以前どこかでお会いしました?……すいません」
「……あ、ううん……そっか、そうだよね(´・ω・)覚えてるわけないか」
「?」
「う~んとね、誰ですかってことなら、僕は神だよ。所謂、創造神ってやつだね」
「???」
また訳の分からないことを言ってきた……。
……でも、神、それも創造神なら死んだはずの僕がこんなところにいることの説明がつくな。でも、奴隷になる前のなけなしの時間に教会で教えてもらった創造神ってこんなだったっけ?
「それとね、僕は君のパパなんだよ」
「????」
……そりゃ、生きとし生けるものは全てあなたの子だろうに。可笑しいな、感情がないはずの僕の精神がビックリしてる。
「う~んと、う~んと、そういうことじゃなくて、え~と、君は僕が存在から何から何まで一から創った子なんだよ。だから他の子等とは違うんだ。この世界に生まれた最初の神なんだよ。まあ、僕は別の世界からこの状態で来たからね~、最初に生まれた、ではないからな~」
僕の考えを読んだのか、そんなことを説明してくるが僕の頭がキャパオーバーしそう。
だが、そんなことお構いなしに神は説明を続ける。
「だけどね?生まれたばかりの君をあやしてる途中で転んでしまって君を下界に堕としてしまったんだ」
……う~ん、キャパオーバーだ。
そう思って僕は気絶した。
********************
会話文に入ってる顔文字は神の表情そのまんまです
まあ、だいぶ愛嬌のある神になりましたが。
主人公は今のところ名無しです。
そんでもって、本人の自己申告通り感情がないので基本無表情です。
よろしくお願いします🙇⤵️
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