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想像 ~始まりの章~
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何かを失って何かを得る。
" 想像 " もしていなかったことが現実で起こるかもしれない。
けど、それはきっと自分で選んだ道。
だから、俺はやってみせる。
この世界を。この想像世界をもう一度取り戻すんだ…
" 始まりにして終わり。最初で最後の冒険であった。"
「なんだこれ… ルービックキューブか?」
「それに触れるんじゃない。」
「先生!こんにちは。」
「あぁ、こんにちは。それにしてもどこでそれを?」
「実はですね……」
数時間前______
「確かここら辺に……」
俺は学校に忘れ物を取りに来たのだが、その忘れ物が何処にも見当たらない。
「一体どこに行ったんだ……」
「もしかして、足が…生えた………?」
「まさかね…笑」
「あぁ、見つかんねぇな…物置探してみるか。昔友達に筆箱隠されてたしな……」
嫌な出来事はできるだけ思い出したくなかったが、後は物置小屋だけを探していなかったので探すことにした。
「うわっ、なんだこれ…埃だらけじゃねぇかよ。」
「ったく、掃除しとけよ……」
と、なんだかんだで今に至るわけだ。
「先生、このルービックキューブは一体何なんですか?」
「それはね…いやっ…ごめん。簡単には教えられない。」
「えぇ、先生そこまで言っといてそれありなんですか。」
「ごめんよ、それはとても大切なものなんだ。」
「これ、先生のなんですか?」
「いや、違うよ。誰のだろうね。昔から置いてあるんだ。」
「では、何故これが大切なものだと?」
「あぁ、実はね。昔このルービックキューブで不思議な体験をした人を見かけたんだ。」
「それってどんな?」
「ルービックキューブのネタバレにはなっちゃうけどね。それは自分で造り出した想像の世界なんだとさ。」
「想像の世界?」
「うん。人は各々自分の想像を使って生活をしている。その想像が造り出した世界。つまり、人各々見えているものは違い、自分だけの世界ということだよ。」
「そんな世界だったら自分のやりたい放題じゃないですか?」
「あぁ、確かにやりたい放題だ。でもね、このルービックキューブは大冒険をしたい人しかどうやら使えないそうなんだ。」
「その体験をした人も大冒険を?」
「そうみたいだな。最初は頭を打ったのかと思ったが、話を聞いてみるとどうやらもの凄い体験らしくてね。カリブ海を航ったとか海賊になったとか、色々だよ。」
「へぇー。なんか凄いですね(笑)」
「今なら君にもこれが使えると思ったが、その状態では無理かな……」
「いやいや!いけますよ!大冒険、したいですもん!」
「使ってみるかい?」
「はい!是非!」
「でもね、気をつけて。もし、その世界に行って死んでしまったりしたらこの現実世界でも君は死ぬことになる。」
「そんな……」
「それでもいいかな?」
「はい……やってみます。」
「じゃあ、準備しようか。」
「準備とは?」
「ずっと、黙っていてごめん。」
「何をですか?」
「その大冒険の探検をしたのは僕さ。」
「先生が!?でも、どうやってルービックキューブを?」
「自分で試行錯誤して造った未来探検器。」
「そうなんですね。まさか先生が…」
「じゃあ、こっちに来て。」
「はい。」
「それでは、始めよう最高の想像エンターテイメントを!」
" 想像 " もしていなかったことが現実で起こるかもしれない。
けど、それはきっと自分で選んだ道。
だから、俺はやってみせる。
この世界を。この想像世界をもう一度取り戻すんだ…
" 始まりにして終わり。最初で最後の冒険であった。"
「なんだこれ… ルービックキューブか?」
「それに触れるんじゃない。」
「先生!こんにちは。」
「あぁ、こんにちは。それにしてもどこでそれを?」
「実はですね……」
数時間前______
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俺は学校に忘れ物を取りに来たのだが、その忘れ物が何処にも見当たらない。
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「あぁ、見つかんねぇな…物置探してみるか。昔友達に筆箱隠されてたしな……」
嫌な出来事はできるだけ思い出したくなかったが、後は物置小屋だけを探していなかったので探すことにした。
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「ったく、掃除しとけよ……」
と、なんだかんだで今に至るわけだ。
「先生、このルービックキューブは一体何なんですか?」
「それはね…いやっ…ごめん。簡単には教えられない。」
「えぇ、先生そこまで言っといてそれありなんですか。」
「ごめんよ、それはとても大切なものなんだ。」
「これ、先生のなんですか?」
「いや、違うよ。誰のだろうね。昔から置いてあるんだ。」
「では、何故これが大切なものだと?」
「あぁ、実はね。昔このルービックキューブで不思議な体験をした人を見かけたんだ。」
「それってどんな?」
「ルービックキューブのネタバレにはなっちゃうけどね。それは自分で造り出した想像の世界なんだとさ。」
「想像の世界?」
「うん。人は各々自分の想像を使って生活をしている。その想像が造り出した世界。つまり、人各々見えているものは違い、自分だけの世界ということだよ。」
「そんな世界だったら自分のやりたい放題じゃないですか?」
「あぁ、確かにやりたい放題だ。でもね、このルービックキューブは大冒険をしたい人しかどうやら使えないそうなんだ。」
「その体験をした人も大冒険を?」
「そうみたいだな。最初は頭を打ったのかと思ったが、話を聞いてみるとどうやらもの凄い体験らしくてね。カリブ海を航ったとか海賊になったとか、色々だよ。」
「へぇー。なんか凄いですね(笑)」
「今なら君にもこれが使えると思ったが、その状態では無理かな……」
「いやいや!いけますよ!大冒険、したいですもん!」
「使ってみるかい?」
「はい!是非!」
「でもね、気をつけて。もし、その世界に行って死んでしまったりしたらこの現実世界でも君は死ぬことになる。」
「そんな……」
「それでもいいかな?」
「はい……やってみます。」
「じゃあ、準備しようか。」
「準備とは?」
「ずっと、黙っていてごめん。」
「何をですか?」
「その大冒険の探検をしたのは僕さ。」
「先生が!?でも、どうやってルービックキューブを?」
「自分で試行錯誤して造った未来探検器。」
「そうなんですね。まさか先生が…」
「じゃあ、こっちに来て。」
「はい。」
「それでは、始めよう最高の想像エンターテイメントを!」
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