新米女神トモミの奮闘記

広野香盃

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第1章 惑星ルーテシア編

4. 状況整理

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 私はといえば、話の流れについていけず涙目でルーテシア様の出て行った扉を眺めていた。ふと気が付くとハルちゃんが優しく私の手を取って、とりあえず座って落ち着こうと言ってくれた。
 まだ手を付けていなかったお茶を口に含む。少し冷めてしまっているがハーブティのような味で結構おいしい。少し落ち着いたところでハルちゃんがルーテシア様から聞いたことも合わせ、頭の中を整理してみた。今までに判ったことはこんなところだろうか。

 1. 惑星ルーテシアは女神ルーテシア様が管理する比較的歴史の浅い(といっても数億年は経っているらしい)惑星である。通常この様な若い惑星は適切な神の管理が必要であり、手を抜くとたやすく滅亡する。
 2.  今から4年前、女神ルーテシア様に上位神(上級神か中級神かは不明)から、5年後に別の惑星への異動する様命令があった。しかも惑星ルーテシアに後任の神が来る予定はないらしい。通常神の異動は数百年間の準備期間が与えられる。また惑星ルーテシアの様な若い惑星の神を異動させることもないことから、かなりイレギュラーな異動と思われる。
 3. 上位神からの指示を受けてから4年、ルーテシア様は自分が去っても惑星が維持出来る様手を尽くしてはいるが、まだまだ準備不足である。後1年で準備を完了するのは不可能に近い。
 4. そのような状況下で、息子のハルトが妻の私をつれて里帰りしてきた。私が神であると見抜いたルーテシア様は、惑星ルーテシアが安定期にはいるまでここに留まり管理してくれる様希望している。なお、安定期に入るまでという期間限定であることから私を永久に惑星ルーテシアに縛り付ける意図はないと思われる。安定期と言うのはこの星の内部構造が安定して地震や火山活動が穏やかになる時期とう意味らしい。といっても安定期に入るには今から1万年くらいかかるとの事。神様って気が長いよね。ちなみに私が神の力を取り戻せれば不老不死になれるので、1万年でも問題ないらしい。
 5. しかし私には神としての自覚がなく、また力も使えないと判明。原因は魂のインターフェースが故意に曲げられているためらしい。ルーテシア様は現在私の魂を元に戻す方法を検討中。

 今判っているのはこんなところかな、と考えていると扉がノックされた。
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