まっさらな記憶のお姫様を守るために魔王やります

魔族のお姫様とは？

俺はリリムと会話することにする。なにもない囚人部屋ような殺風景へやにベットから腰掛けボケーとしていた。


「すまん暇したよな？急な仕事やってたもんで、遅れてすまん」

「・・・ぇっと？？ショウ？？」

「そうそう物覚えがいいな。時間会ったら会いに来るから覚えてくれると嬉しい、あっでもなんか殺風景だよな・・ゾーンに言っておいてやるよ。なにか欲しいものないのか？」


「欲しいもの？？って何？」

「なんだろうな？？逆にそういわれても、困るっていうか、リリムが頭に浮かび望む物ならなんでもだ！」



　言葉づかいは完璧だが、なにもかもいっきに忘れたいうのが良く考えたら怖い

もっと過去のリリムと色々会話して好きなのとか、趣味を聞いておけば良かったと後悔した。



　そもそも最後まで人間と思い込んだ以前のリリムとは今度は違う。魔族のお姫様と魔物として自覚をもち、負の連鎖を繰り返さないように、箱入り娘としてここで生活させないといけない

「わたしってなんでここ出れないの？」

　とてもぶっちゃけた話しリリムには、ショッキングな出来事だろうからな、なんせ気が付いたら魔物ハウスに住んでるだもんな、当分落ち着くまではここで監禁するしか道はない・・

「そうだなその・・・君には早いだ・・気持ちの整理というかな・・暇すぎるのなんとかするからさ・・数日は我慢してほしい」

運が悪いと、この子ショックになり泣き叫んで脱走なんてありえるだろうからな・・

「わたしってなんか悪いことしたの？」

「いやリリムよ。君はその・・みんなから守ってるんだ」

「なんで？」

「そのな・・お姫様なんだ！！」

「そもそも、お・ひ・め・さ・まってなに！？」

おそらくこのリリム精神年齢とか生活知識は5歳児程度だが、それ以外の知識はほぼ忘れて３歳以下と考えたほうがいいと判断した



「そうだな・・そうだ！！絵本用意するようにゾーンに言っておく」


しかし参ったな～絵本すら用意するには、最低でも数日はかかるし・・あっそうだ、ストーリぐらいなら熟知してそうな子が？？いた！いた！！俺は急いでリリムの部屋を後にしてとある部屋をきた



「ショウ良かったようやく一区切り終わったのよ」

サナは書類に山住をまとめ椅子に斜め座りリラックスして、手を広げリラックスする

「サナすまねえ・・リリムの子守付き合ってくんね～か」

「どうせ暇つぶしになにか話しでも、聞かせてくれと言いたいでしょ」

「お前なんでわかった？？そうそうあまりにもリリムのもの知識が乏しいだよ。お願いしますよ」


「はいはい」

そういいながら肩を自分で叩き背伸びして、二人はリリムの部屋に向かう

「初めましてリリムちゃん」

「えっと誰？」

「俺のともだちだ。今後仲良くしてやってサナって言うだ」

「それあだ名でしょ！！」

「いや日ごろ俺が、呼んでるからよ。問題ないって」

「それにしても殺風景なへやね・・まあ明日辺り改装しておくわ」

「さすがサナ話しが早い」

サナの妙なアレンジの昔ばなしは、好評でいいのだが、なんかしっくりしないだが・・

「こうして魔王は勇者を倒しましたとさ。めでたしめでした」
「なぁ？サナこれ全部逆だろ、勇者物語をそのまま魔王に変換してるだろ」

「だってこの子ベースしたらそうなるでしょ？だってこの子魔族のお姫様でしょ？」
「そうだけどなんか～だめだ・・有名だけど俺にはいまいちかな」

「あなたに向けた話しを造って訳じゃないもん、そこは魔王がヒーロでいいのよ」
「色々わかったけど・・なんで？お姫様は魔王と結婚というのをするの？」

「ほら～見ろ！色々矛盾発生しまくりだろ」
「その王様が、悪い勇者を撃退したものこそ跡継ぎしたかったのよ。まあようはご褒美として、美しいお姫様と一緒になれることをプレゼントしたのよ」


「なにその無理やり物語の改変？」
「えっじゃあ、お姫様って物みたいに扱われて、魔王トンヌラとずっと一緒にいないといけないの？」

　それ言った瞬間深く考えてしまう・・リリムはこの魔族宮殿でどんな存在なんだ？勇者に目をつけられ。リリス様の娘と崇められ実際は、普通の女の子はずだ。一生ここで暮らすして、魔族のお姫様として生きるしかないのか・・


「ショウ・・ショウ！！バカしっかり、リリムが寝てるから一緒にベットに抱えるから手伝って」


「おっすまんすまん」
「それにしてもどっから見ても人間だよな・・」
「そもそもこの子リリスの娘とか言ってるけど」

「サナはリリス知ってるんか？」
「リリスって四大魔王のひとりよ、よく新聞に載ってるから！彼女ために国の内政が狂ったってね」

「あの人そんなすごい魔王だったのか」
「というかなにもしらなかったの？ところであの子の父親って？」

「聖王キビトらしい」
「ありえない聖王って歴史書で、習う聖王キビトよ。約１０００年前の偉人よ冗談言わないで」

「いやリリスさんに言われたから間違いないしゾーンさん知ってるみたいだからよ」
「ありえない、魔族と人間の大戦争を終わらせた偉人なのよ。そんなのもし存在してれば」

「なんだよ。だめなのか？」
「ショウ一部しか知ってないトップシークレットだと思って、中途半端な魔族知れば、あの子の命の危機につながるから」


「それもそうかだから、リリムはリリスさんいるような魔界の居場所に住めないのかもな」

「なるほど・・このダンジョン｜《ベルフェゴール》がベストってわけか・・・どうりで色々分かってきた、この子は、色々やっかいな気がしたわ」

　きっといつかこの子の成長次第では、世界を影響するだろうか？とか考えてしまう。以前のような、心の美しい女性にはまた育ててみたいと思い。幸せそうにピンクのまつ毛を泳ぎながら寝てるこの子を見てそう決心した。