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高等部とイケメンハーレム
106:結婚は突然に【ヴィンセントSIDE】
しおりを挟むあっという間にイクスと結婚してしまった。
じつは、昨夜
早朝、王宮に来るようにと
王家の蝋印がされた手紙が届いていた。
俺も父も理由はわからなかったが
王印が使われているのだ。
断れるはずもない。
とにかく父と一緒に
陛下の元へと行くと、
謁見の間にはなぜか
公爵殿と、夫人、そしてレックスまでいる。
陛下のそばには宰相殿までいて
俺は何が起こったのかと
内心焦った。
陛下に挨拶をすると
すかさず宰相が話を始める。
何事かと思ったら、
イクスが隣国のレオナルド殿下から
プロポーズされたという。
その話は公爵殿から陛下に
伝わってはいたが、
イクスに付けられていた王家の影も
一部始終を見ていたらしい。
というか、陛下、
いつのまにかイクスに
王家の影を付けていたとは。
まぁ、ありえないが
イクスが国家転覆でも謀ったら
あっという間に国1つぐらい
消え去るだろうしな。
可愛がっている子息という
以外ににも、イクスの重要性は
陛下も理解しているのだろう。
だからこその監視なのだろうが、
このことはイクスは知っているのだろうか。
一度、イクスにさりげなく
このことを伝えてもいいかもしれない。
俺がそんなことを考えている間にも
宰相の言葉が続いていく。
レオナルド殿下の
イクスへのプロポーズの言葉は
「俺と一生一緒に居て、
一生俺を叱ってくれ!」
だったらしい。
なんだ、それは。
俺は何の冗談かと思ったが、
イクスも「嫌」と即答だったらしい。
しかも「一生かけた罰ゲームか」
と言ったとか。
そりゃそうだ。
そんなプロポーズを
誰が喜ぶ?
というか、本気にする?
イクスもまたその言葉を
レオナルド殿下のいつもの
暴走気味の思い付きか
遊びの一環とでも思っていたらしく、
レオナルド殿下が傷付いたと
アピールしているとしか
思えないような幼稚な泣きまねをして
去った後も、呆れたような
顔をしていたらしい。
だが、王家の影の報告では
レオナルド殿下だけは
本気だったようだ。
王宮に戻って来た後、
本人はすっかり気落ちして
イクスに合わせる顔が無い、
しばらく学校には行かないと
自国の侍従に泣きながら
訴えているらしい。
だが冷静に考えても
すでにレオナルド殿下の
妹君が公爵家に嫁いでくることが
決まっている。
同じ家と、同じ他国の王族が
婚姻で結びつくなど、
外交的にはあり得ない話だ。
レオナルド殿下がイクスを望もうと
イクスと結婚など通常ではありえない。
双方のどちらにとっても
政略結婚をするメリットがないからだ。
だが、と宰相は言う。
隣国はレオナルド殿下を
持て余し気味だ。
もしかしたらこのままだと
隣国からゴリ押しで
イクスを娶る話に発展するかもしれない。
その言葉に俺とレックスが驚きの息を漏らした。
だが俺の父も公爵殿も
予想の範囲だったのだろう。
二人は小さく頷いたが、
公爵公爵夫人は顔が真っ青だ。
陛下がどのように判断するのか
俺たちは口を挟めずにいる。
だが父が、最初に口を開いた。
父はいつも俺のすることに
口を出すことは無いが、
さすがに隣国ともめることは
避けたいと考えたのだろう。
ちらりと俺を見て
陛下に発言の許可を取る。
「息子のことは構いません。
どうぞ、陛下の良いように
ご判断ください」
その言葉に俺は拳を握る。
父はイクスの【価値】を知らない。
だからこそ言える言葉だ。
だがイクスの重要性を知る陛下は
イクスをこの国から出さない筈だ。
そう信じているが、
もし陛下が他国との
争いを避けるために
イクスを手放すと判断するのであれば
俺は表面上はそれに従わなければ
ならないだろう。
この国には父も母もいる。
だがそうなったとしても
俺はどんな手を使ってでも
イクスを取り戻すつもりではいるが。
そう決意する俺を見て
陛下は大丈夫だ、というように
少し表情をやわらげた。
「イクスは他国にはやらん。
大事な息子の一人だからな」
な、と陛下はからかう様に
公爵殿を見る。
公爵殿は少し嫌な顔をしたが
すっと頭を下げた。
「そこでだ。
特例を出すことにした。
イクスとハーディマン侯爵家の
長男との結婚を許可しよう」
は?って思った。
が。
俺の隣で父が
「謹んでお受けいたします」と
すぐさま返事をする。
待て。
イクスと結婚?
まだイクスは16歳だぞ。
「ここにサインを」
と宰相が俺の前に来て
書類を差し出すから
俺はその圧に負けてサインをした。
が。
よく見るとそれは結婚証明書だった。
陛下のサインもすでに入っている。
「ふむ。
イクスはまだ未成年だから
親のサインで構わんだろう」
陛下はそう言うと、
公爵殿にサインをさせて
「新しい家族を祝福しよう」と
笑顔で言って謁見を終えた。
俺は、いや、俺とレックスは
取り残された感満載で、
呆然としている。
「よし。
これから細かいことを決めよう」
公爵殿の声に俺は我に返った。
父が頷くと、控えていた侍従が
陛下が準備していたという
別室に案内するという。
このあたりで
レックスがようやく
え?
結婚?
なんで?
と呟いたが、そんなレックスを
宥めるように公爵夫人が
イクスを守るためよ、と
小声でいう。
俺たちは別室に案内されて
ソファーに座るなり、
すぐに両家の細かい取り決めを話し合った。
とにかく大枠は
公爵夫人もレックスも
イクスのことが心配だと言うので
成人するまでは公爵家で過ごすこと。
婚姻はするが、今まで通り
学校にも通って構わないこと。
子どもを作るのは、
イクスの同意の元、
イクスが成人してからにすること。
といった要望が出された。
もちろん、異存はない。
しかも今のイクスと
子どもを作る行為など
できるはずがない。
男の身体でも
子どもを生むことはできる。
ただし、それには魔力を
凝縮した魔石を媒体に作った
特別な魔法薬が必要だ。
それはかなり高額で、
俺も実際に見たことは無い。
話を聞くところによると
その魔法薬を使っても
子どもが確実にできるという
確証はなく、
なおかつ、子どもを生む
ために身体を作り替える為
身体への負担もかなり
大きいと言う。
それを知っているのに
イクスに子を生んで欲しいなど
言えるはずもない。
むしろ、将来、
そんな話になったら、
どうしても子供が必要だと
言うのであれば、
俺が生んでもいいとさえ思う。
イクスに負担など掛けたくはない。
それにもともと
ハーディマン侯爵家の
跡継ぎは一応俺に
決まってはいるが
俺以外でも優秀な親戚の
子どもはいるし、
俺が継いだとしても
その後は俺の子どもで
無くても構わないと
イクスとの婚約が
決まった段階で
父に言われていた。
俺の負担を減らすための
言葉だとは思うが
有難いとは思っている。
とはいえ
今のところ、ハーディマン侯爵家の
跡継ぎは俺だし、
イクスはその伴侶になる。
ずっと公爵家の子息のままと
いうわけにもいかない。
そこで父はイクスの生活は
今までと同じで構わないが
今後はハーディマン侯爵にも
顔を出すようにして、
次期当主を支える準備をすることを
取り決めの時に提案した。
また今後のイクスの
社交界に関しては
公爵夫人と相談しつつ決めることや
何があった場合は、その都度、
相談をして決めたり変更することで
ハーディマン侯爵家と
パットレイ公爵家は合意をし
書面を交わした。
レックスも公爵夫人も。
そして俺の父にも、イクスが
この世界にとって大切で
稀有な存在だということは知らせていない。
だが、陛下の態度から
この国にとってイクスがなんらかの
価値があるということに気が付いたのだろう。
公爵殿が
「イクスを守るためによろしく頼む」
と頭を下げた時、
俺も含めてその場にいた全員が
同じ気持ちになった気がした。
イクスを守ってやろう。
誰も口には出さなかったが、
俺の父も同じ気持ちになった筈だ。
あまり人前で笑顔など見せない父が
「これからは家族だ。
こちらこそ、よろしく頼む」
と公爵殿に笑顔で握手を求めたのだ。
陛下と、公爵殿と俺の父。
イクスにはこれだけの後ろ盾があるのだ。
いや、辺境伯のヘルマン叔父上もいる。
これだけの面々に守られているのだ。
イクスが意に沿わぬ結婚で
隣国に行くことは無いだろう。
それはそう思い、
安堵から、強張っていた
身体の力をようやく抜いた。
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