転生したら遊び人だったが遊ばず修行をしていたら何故か最強の遊び人になっていた

ぐうのすけ

文字の大きさ
78 / 136

第78話 奴の対処

しおりを挟む
「一番の問題は木材不足、次が鉄鉱石不足です」
「鉱山が気になりました」
「木材不足ではなくてか?」

「はい、鉱山のゴーレムを倒して鉄鉱石を僕が運べば、鉄鉱石の物流と余分に配置している兵を削減できると思います。その兵士で違う部分を改善出来れば、流れが少し変わる気がします。その兵士が木を切ってもいいわけですし」
「レオ、鉱山のゴーレムを倒せば、兵はどの程度持って来られる?」

「鉄鉱石の運搬を無くし、ゴーレムがいない、と考えれば、約100の兵士を別任務に就かせることが出来るかと」
「悪く、無いか」

「待ってください。ユウタ、ゴーレムは固い。ユウタのステッキと相性が悪いぜ」
「セリア・サーラ・アリーチェを借りたいです。僕が倒さなくてもいいですよ」
「ユウタ、3人はユウタのパーティーだ。今後確認はしなくていい」

「ありがとうございます。鉱山に行ってみますね」
「分かった。頼む」
「実際に鉱山を見てみたいです。それと向こうに受け渡したい物資があれば届けますし、他の問題を見つけたら出来る事があるかもしれません」

「希望が見えてきましたな」
「物資は食料を自分で調達して現地で売ってほしい。現場を見て物流の判断は任せる」
「わかりました」
「すぐに向かって欲しいが、その前にユウタ」
「はい?」
「冒険者ランクを上げていないな?」
「そう、ですね」
「ギルドから手続きをするように要請が来ている。ついでにアリーチェも冒険者登録をしておくのだ。今すぐ行ってきてくれ。いったん会議は休憩だ、食後に会議を再開する」
 
 俺達はギルドに向かった。

「ユウタさんはBランク、アリーチェさんはFランクからスタートです」

 今まで貯めていた魔石の納品とゴブリンキング防衛のクエストが後処理でギルド依頼扱いになっていたようで俺のランクは一気にBランクに上がった。

 俺:Bランク
 セリア:Aランク
 サーラ:Bランク
 アリーチェ:Fランク

 サーラはBランクになっていた。

「ユウタさんとアリーチェさんはその気になればすぐランクを上げられますよ。頑張ってください」
「ありがとうございます」
「頑張るわ」

 みんなで食事を摂った。

「アリーチェ、冒険者になって良かったのか?」
「いいわ、その気になればいつでも兵士団には入れるし、冒険者ランクを上げておけば待遇が良くなるのよ」
「アリーチェならBランクまではすぐですよ」

「私もすぐ皆に追いつくわ!」
「その前に学園の卒業があるけどな」
「勉強さえ終われば……」
「しばらく忙しくなるかもしれない、勉強はしばらく難しいかもしれないな」

「食事も終わりましたし、王城に戻りましょう」

 会議が再開された。

 大臣がすっと手を挙げた。

「おさわりじじいを、どうしますか?」

 一気にテンションが下がった。
 連続で会議を続けた上でおさわりじじいの案件を出されていたら心が折れていたのかもしれない。

「奴が、いたか」
「はい、ステータスは優秀で、死ぬ心配はありませんが、兵士の労力を無駄に使わせる害虫的な側面があります」

「しぶとい奴め」

 王が顔を歪めながら小さな声で言った。
 手を焼いてきたのだろう。

「おさわりじじいが今望んでいる事はありますか?」
「そうですなあ、ユウタパーティーの3人におさわりし、あわよくば、と考えてます」

 3人が反射的に体をガードした。

「それと、娼館に最近は言ったお気に入りの娘を予約しようとしてうまく行っていないようです」
「ふん、おさわりじじいには信頼が無いのだ!」

 王はおさわりじじいが本当に嫌いらしい。

「ここに金貨1000枚があります」

 俺はテーブルに金貨1000枚を出した。

「王か、大臣でも良いのですが、娼館のお気に入り娘をこれで説得できませんか?おさわりじじいに餌をちらつかせてモンスターを狩らせたいです。ロレンツさんが同じ方法でおさわりじじいを封印していました」

 その瞬間に大臣の目が光った。

「おもしろいですなあ! 交渉は私にお任せください!」
「大臣に頼もう。だがユウタ、金貨1000枚も使って良いのか?」
「はい、おさわりじじいは性欲でしか動きませんし、ここまでしなければ封印できません。邪魔なのでモンスターでも狩っていて貰いましょう。本当に手に負えないので」

「所で、もし余った金貨はどうされますか?」
「大臣のものです。うまく交渉をして欲しいです」
「いいですなあ! あのおさわりじじいは強敵、しかしだからこそやりがいがあります! 話は以上ですかな」
「うむ、特にない」

「では、行ってきます」
「頼んだぞ」

 俺達は王都を出た。
 
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果

安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。 そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。 煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。 学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。 ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。 ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は…… 基本的には、ほのぼのです。 設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

処理中です...