30 / 50
姉妹
5
しおりを挟む
気付いたら時間が立つのは早い
もぉ夕凪君が帰ってくる時間になっていた
『いけない、早く帰らないと…』
『そっか、なら行こっか』
『ゴメンね、ゆっくり出来なくて…』
『良いよ良いよ、また来ようね』
『うん、また来たい』
『会計済ましてくるから、先車乗ってて』
『ん、わかった』
言われた通り車に乗り込み、夕凪君にメールした
いま姉さんと一緒にカフェに行ってたからちょっと遅くなります。
ご飯買って帰るね?
…ヨシッ、送信!
これでオッケー、晩御飯何にしようかなぁ…
まだ決めてない自分がいます
『お待たせ~、スーパーで良いの?』
『うん、ありがとね。あとごちそう
さま』
『良いよ良いよ、こんど龍妃のご飯食べさせてね』
『ん…美味しいの作るね』
『よろしくね』
笑った顔にドキッとしてしまう自分、実の姉なのに…
姉さんの人懐こい性格が羨ましい…
『龍妃』
『な、なに?』
いきなり呼ばれてビックリした
なんだろ、何も悪いことしてないぞ?
『もっと素直になりな?じゃないと私みたいになっちゃうぞ。彼氏にもっと甘えなきゃ、女の子なんだからさ』
サングラス越しでもわかる優しい目、さすが姉…
すごい的確なアドバイスだ…
そっか…
もっと夕凪君に甘えれば良いのか
『着いたよ、またね龍妃』
『あ、ありがと。またね』
笑顔で手を振り去って行く
やっぱり、姉妹っていいなぁ
姉さんがいてくれて良かった
ありがと、龍華姉…
『っと、買い物しなくちゃ。何しよっか…あっ!』
鞄の中からエコバッグを出そうとしたら見事に家に忘れてしまった
はぁと溜め息を着くと後ろから服を引っ張られた
反射的に振り向くとエコバッグ肩に掛けた小さい男の子
私の天使が立っていた
『夕凪君!どぉしたの?』
『バック忘れてたから届けようと思って、はいこれ』
『ありがと…』
周りの目など気にせず私は夕凪君に抱き着いた
『ど、どぉしたんですか…?』
慌てた様子の夕凪君も可愛い…
『何でもないよぉ、甘えたいだけ…』
『…なら、家に帰ってからいっぱい甘えて下さい』
初めて夕凪君に頭を撫でられた
小さい手が大きく感じ、暖かく思えた
『早く晩御飯買いましょ?お腹すきました』
『そだね、何にしよっかぁ』
手を繋ぎながらあれこれカゴにいれ、今日あった事を話ながら家路についた
やっぱり…
夕凪君といる時間が1番好き
『夕凪君?』
『なんですか?』
『ヒロ君って呼んでいい?』
『えっ、あっ…はい、もちろんです』
『えへへ…ヒロ君…』
恥ずかしそうに俯いてるヒロ君を見ながら、絶対離さないと決意を決めた私だった
もぉ夕凪君が帰ってくる時間になっていた
『いけない、早く帰らないと…』
『そっか、なら行こっか』
『ゴメンね、ゆっくり出来なくて…』
『良いよ良いよ、また来ようね』
『うん、また来たい』
『会計済ましてくるから、先車乗ってて』
『ん、わかった』
言われた通り車に乗り込み、夕凪君にメールした
いま姉さんと一緒にカフェに行ってたからちょっと遅くなります。
ご飯買って帰るね?
…ヨシッ、送信!
これでオッケー、晩御飯何にしようかなぁ…
まだ決めてない自分がいます
『お待たせ~、スーパーで良いの?』
『うん、ありがとね。あとごちそう
さま』
『良いよ良いよ、こんど龍妃のご飯食べさせてね』
『ん…美味しいの作るね』
『よろしくね』
笑った顔にドキッとしてしまう自分、実の姉なのに…
姉さんの人懐こい性格が羨ましい…
『龍妃』
『な、なに?』
いきなり呼ばれてビックリした
なんだろ、何も悪いことしてないぞ?
『もっと素直になりな?じゃないと私みたいになっちゃうぞ。彼氏にもっと甘えなきゃ、女の子なんだからさ』
サングラス越しでもわかる優しい目、さすが姉…
すごい的確なアドバイスだ…
そっか…
もっと夕凪君に甘えれば良いのか
『着いたよ、またね龍妃』
『あ、ありがと。またね』
笑顔で手を振り去って行く
やっぱり、姉妹っていいなぁ
姉さんがいてくれて良かった
ありがと、龍華姉…
『っと、買い物しなくちゃ。何しよっか…あっ!』
鞄の中からエコバッグを出そうとしたら見事に家に忘れてしまった
はぁと溜め息を着くと後ろから服を引っ張られた
反射的に振り向くとエコバッグ肩に掛けた小さい男の子
私の天使が立っていた
『夕凪君!どぉしたの?』
『バック忘れてたから届けようと思って、はいこれ』
『ありがと…』
周りの目など気にせず私は夕凪君に抱き着いた
『ど、どぉしたんですか…?』
慌てた様子の夕凪君も可愛い…
『何でもないよぉ、甘えたいだけ…』
『…なら、家に帰ってからいっぱい甘えて下さい』
初めて夕凪君に頭を撫でられた
小さい手が大きく感じ、暖かく思えた
『早く晩御飯買いましょ?お腹すきました』
『そだね、何にしよっかぁ』
手を繋ぎながらあれこれカゴにいれ、今日あった事を話ながら家路についた
やっぱり…
夕凪君といる時間が1番好き
『夕凪君?』
『なんですか?』
『ヒロ君って呼んでいい?』
『えっ、あっ…はい、もちろんです』
『えへへ…ヒロ君…』
恥ずかしそうに俯いてるヒロ君を見ながら、絶対離さないと決意を決めた私だった
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
『出来損ない』と言われた私は姉や両親から見下されますが、あやかしに求婚されました
宵原リク
恋愛
カクヨムでも読めます。
完結まで毎日投稿します!20時50分更新
ーーーーーー
椿は、八代家で生まれた。八代家は、代々あやかしを従えるで有名な一族だった。
その一族の次女として生まれた椿は、あやかしをうまく従えることができなかった。
私の才能の無さに、両親や家族からは『出来損ない』と言われてしまう始末。
ある日、八代家は有名な家柄が招待されている舞踏会に誘われた。
それに椿も同行したが、両親からきつく「目立つな」と言いつけられた。
椿は目立たないように、会場の端の椅子にポツリと座り込んでいると辺りが騒然としていた。
そこには、あやかしがいた。しかも、かなり強力なあやかしが。
それを見て、みんな動きが止まっていた。そのあやかしは、あたりをキョロキョロと見ながら私の方に近づいてきて……
「私、政宗と申します」と私の前で一礼をしながら名を名乗ったのだった。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる