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第3章 学園に通おう
67話 決定
ごめん、始まらない。
なんか張り詰めた空気に幻覚が見えてたみたいだ。
今も僕の目には厳しい断崖で向かい合っているユニさんとミゲルくんが見えている。
一体ミゲルくんはなにをそんなに怒っているんだろう?
「モノケロス卿、学園に通う場合、寮に入らなければならないと定められていると聞いていますがなぜその件をハルに話さないのですかっ!?」
え?そうなの?
「そうですね」
そうらしい。
「え?でも、それにしてはユニさん毎日屋敷に居るよね?」
「私の場合は神学司祭という仕事がありますから。
外に仕事がある学生の場合は寮に入らなくてもいいことになっているんです。
まさに私がそうですが、普段は家から仕事に通って、通える日は家から学園に通うという生活ですね」
そういえば、ユニさん司祭様だった。
ここ最近は僕の実験や、横領事件のことがあって家にずっといたから、司祭様の制服?を来ていることもあまりなくて忘れてた。
そもそもいつもやってる実験自体、厳密に言えば神殿の仕事なんだっけか。
そっか、仕事のある人は寮に入るって訳にはいかないから免除されるのか。
「それじゃ、僕も一応は男爵として仕事がある体で入学するのかな?」
「それでもかまわないですが、2、3年で卒業することを目標にすると寮に入って、できる限り授業を受けてもらったほうが良いと思います」
あー、なるほど。
僕が2、3年で卒業できるっていう目算もそういう事含めてのものだったのか。
できるだけ早く一人前になりたい身としては早く卒業できるに越したことはないけど……。
「……ハルが寮に入ってしまったら、ボクたちはどうすれば良いんですか?」
ああっ、ユニさんを睨んでるミゲルくんの目に涙が浮かんでしまっている。
そうだよねぇ、寮生活ってなったらそう簡単にはみんなに会えなくなる。
外出許可はもらえるらしいからたまに返ってくることは出来るだろうけど、毎日真面目に授業に出るとなったら頻繁には帰れないだろう。
他の3人もオロオロ顔を見合わせているし、ヴィンターさんはションボリしてる。
ツヴァイくんたちは静かに成り行きを見守っているけど……これは、なにも気にせずについてくる気だな。
大問題になる未来しか見えない。
「学園に通えるのはモノケロス卿だけです。
……モノケロス卿、ハルを独り占めするつもりですか?」
いやいやいやいや、それはさすがにミゲルくんの考えすぎだと思うよ?
これまでも、ボクが拒否しようが浮気を推奨してきたユニさんだ。
今更独り占めしようとするとか考えられない。
とは言え、たしかに学園に通うとなったらユニさんくらいにしかまともに会えなくなるのは確かだ。
これは、寮生活を止めてゆっくり卒業するか、そもそも学園に通うのを止めるかかなぁ?
「……それを考えなかったと言ったら嘘になりますね」
ユニさんっ!?
いたずらがバレたみたいなバツの悪そうな顔で予想外のことを言うユニさん。
ミゲルくんが涙目だけどさらに鋭く睨みつける。
「でも、ハルが寂しくなっちゃいますし、みんなにも嫌われちゃいますから、それはやめました」
笑顔でそう言うと、ユニさんはそのままみんなの顔を見回す。
「ということで、皆さん一緒に学園に行きませんか?」
はぇ?
えっと、ユニさん、イマイチ意味が分からない。
みんなで学園に行く?
見学?
ミゲルくんたちも、ヴィンターさんも顔にはてなが浮かんでる。
アッキーは飽きてきちゃってるっぽい。
ミッくんなんて僕の膝の上で寝ちゃってる。
「モノケロス卿、ボクには貴方がなにを言っているのかわからないです」
困惑を隠しきれないミゲルくんがユニさんに説明を求める。
「もちろん説明します。
まずミゲルたちですが、良い機会ですしハルと一緒に学園に入学しませんか?」
え?出来るのそれ?
「で、でも、ボクたちは奉公に出された身ですからそういうわけには……」
「今はもうサクラハラ家の立派な家臣ですよ」
ああ、そういえばそうだった。
そういえば、みんなユニさんちの使用人から僕んちの使用人になって、しかも、つい最近家臣になったんだった。
家臣というと貴族ってわけじゃないけど、普通にひとつの家を立てられる一人前の人間として扱われるらしい。
仕事の内容も変わっているらしいし、お給料……家臣になってからは俸祿だったかな?それも大分あがる。
まあ日本で言えばミゲルくんたちはもう立派に自立した社会人だ。
最近の話しすぎてまだボクもミゲルくんたちも意識がついていっていなかったな。
「いや、でも、貴族以外が学園に入学するには誰かの紹介と合わせて寄付が……」
そこまで言ったところでなにか思いついたのか言葉を切るミゲルくん。
「そうなの?
いや、そもそも、ミゲルくんって貴族じゃないの?」
モレスくん以外はみんな貴族のご子息様だった気がするんだけど?
「そうですね、家臣として自分で家を立てた以上、貴族の縁者であってもミゲルたち本人は貴族ではなくなりますね」
なるほど、それこそ『独り立ち』したってことか。
そう考えると、使用人とは言え貴族の子供だった頃と、家臣になったとは言え貴族じゃなくなった今ってどっちが良かったんだろう?
いまいちそこら辺の感覚はまだよく分からない。
まあ、ミゲルくんたち自身が喜んでいたし、良いことなんだと思おう。
「そして、紹介と寄付に関してはここに大貴族がいます。
ハルの他に4人放り込むくらいなんてことないです」
ドヤ顔をするユニさん。
おおー、思わず拍手してしまう。
なんか珍しくユニさんが権力者してる。
「そ、そんなご迷惑をおかけするわけには……」
「まあまあ、同じハルの恋人なんですから、遠慮なんてしないでくださいよ。
私のものはハルのもの、ハルのものは恋人たちのものなんですから、気にしちゃだめです」
なんかこの理論前も聞いた気がする。
この理論だと、ユニさんから莫大なものが流れ込んでくるんだよなぁ。
ユニさん本人はそれで満足そうにしているけど、僕がそれ以上のものをユニさんに返せるか心配だ。
いつかなんか少しでもお礼したいなぁ。
まだミゲルくんは恐縮しているけど、ユニさんに押し切られるのも時間の問題だな。
「ミゲルたちが家臣として身を立てていく上でも学園での経験は利益にしかなりませんし、今後、爵位を得るようなことがあればどちらにせよ必要になるんですから、入っちゃいましょ?ね?」
なるほど、さっき説明された通り誰でもあって困らない経歴だしな。
これから先、ミゲルくんたちが出世して、それこそ貴族とかになっていくと考えればむしろ学園に通わせてあげたい。
こうなったら僕としても……ミゲルくんたちの主としてもやることやらない訳にはいかないな。
そう思って、イヴァンさんを見つめる。
イヴァンさんが返事代わりに軽く頭を下げる。
これで万事うまく進めてくれるだろう。
本当に伝わってるか心配ないのかって?
ない。
なんか張り詰めた空気に幻覚が見えてたみたいだ。
今も僕の目には厳しい断崖で向かい合っているユニさんとミゲルくんが見えている。
一体ミゲルくんはなにをそんなに怒っているんだろう?
「モノケロス卿、学園に通う場合、寮に入らなければならないと定められていると聞いていますがなぜその件をハルに話さないのですかっ!?」
え?そうなの?
「そうですね」
そうらしい。
「え?でも、それにしてはユニさん毎日屋敷に居るよね?」
「私の場合は神学司祭という仕事がありますから。
外に仕事がある学生の場合は寮に入らなくてもいいことになっているんです。
まさに私がそうですが、普段は家から仕事に通って、通える日は家から学園に通うという生活ですね」
そういえば、ユニさん司祭様だった。
ここ最近は僕の実験や、横領事件のことがあって家にずっといたから、司祭様の制服?を来ていることもあまりなくて忘れてた。
そもそもいつもやってる実験自体、厳密に言えば神殿の仕事なんだっけか。
そっか、仕事のある人は寮に入るって訳にはいかないから免除されるのか。
「それじゃ、僕も一応は男爵として仕事がある体で入学するのかな?」
「それでもかまわないですが、2、3年で卒業することを目標にすると寮に入って、できる限り授業を受けてもらったほうが良いと思います」
あー、なるほど。
僕が2、3年で卒業できるっていう目算もそういう事含めてのものだったのか。
できるだけ早く一人前になりたい身としては早く卒業できるに越したことはないけど……。
「……ハルが寮に入ってしまったら、ボクたちはどうすれば良いんですか?」
ああっ、ユニさんを睨んでるミゲルくんの目に涙が浮かんでしまっている。
そうだよねぇ、寮生活ってなったらそう簡単にはみんなに会えなくなる。
外出許可はもらえるらしいからたまに返ってくることは出来るだろうけど、毎日真面目に授業に出るとなったら頻繁には帰れないだろう。
他の3人もオロオロ顔を見合わせているし、ヴィンターさんはションボリしてる。
ツヴァイくんたちは静かに成り行きを見守っているけど……これは、なにも気にせずについてくる気だな。
大問題になる未来しか見えない。
「学園に通えるのはモノケロス卿だけです。
……モノケロス卿、ハルを独り占めするつもりですか?」
いやいやいやいや、それはさすがにミゲルくんの考えすぎだと思うよ?
これまでも、ボクが拒否しようが浮気を推奨してきたユニさんだ。
今更独り占めしようとするとか考えられない。
とは言え、たしかに学園に通うとなったらユニさんくらいにしかまともに会えなくなるのは確かだ。
これは、寮生活を止めてゆっくり卒業するか、そもそも学園に通うのを止めるかかなぁ?
「……それを考えなかったと言ったら嘘になりますね」
ユニさんっ!?
いたずらがバレたみたいなバツの悪そうな顔で予想外のことを言うユニさん。
ミゲルくんが涙目だけどさらに鋭く睨みつける。
「でも、ハルが寂しくなっちゃいますし、みんなにも嫌われちゃいますから、それはやめました」
笑顔でそう言うと、ユニさんはそのままみんなの顔を見回す。
「ということで、皆さん一緒に学園に行きませんか?」
はぇ?
えっと、ユニさん、イマイチ意味が分からない。
みんなで学園に行く?
見学?
ミゲルくんたちも、ヴィンターさんも顔にはてなが浮かんでる。
アッキーは飽きてきちゃってるっぽい。
ミッくんなんて僕の膝の上で寝ちゃってる。
「モノケロス卿、ボクには貴方がなにを言っているのかわからないです」
困惑を隠しきれないミゲルくんがユニさんに説明を求める。
「もちろん説明します。
まずミゲルたちですが、良い機会ですしハルと一緒に学園に入学しませんか?」
え?出来るのそれ?
「で、でも、ボクたちは奉公に出された身ですからそういうわけには……」
「今はもうサクラハラ家の立派な家臣ですよ」
ああ、そういえばそうだった。
そういえば、みんなユニさんちの使用人から僕んちの使用人になって、しかも、つい最近家臣になったんだった。
家臣というと貴族ってわけじゃないけど、普通にひとつの家を立てられる一人前の人間として扱われるらしい。
仕事の内容も変わっているらしいし、お給料……家臣になってからは俸祿だったかな?それも大分あがる。
まあ日本で言えばミゲルくんたちはもう立派に自立した社会人だ。
最近の話しすぎてまだボクもミゲルくんたちも意識がついていっていなかったな。
「いや、でも、貴族以外が学園に入学するには誰かの紹介と合わせて寄付が……」
そこまで言ったところでなにか思いついたのか言葉を切るミゲルくん。
「そうなの?
いや、そもそも、ミゲルくんって貴族じゃないの?」
モレスくん以外はみんな貴族のご子息様だった気がするんだけど?
「そうですね、家臣として自分で家を立てた以上、貴族の縁者であってもミゲルたち本人は貴族ではなくなりますね」
なるほど、それこそ『独り立ち』したってことか。
そう考えると、使用人とは言え貴族の子供だった頃と、家臣になったとは言え貴族じゃなくなった今ってどっちが良かったんだろう?
いまいちそこら辺の感覚はまだよく分からない。
まあ、ミゲルくんたち自身が喜んでいたし、良いことなんだと思おう。
「そして、紹介と寄付に関してはここに大貴族がいます。
ハルの他に4人放り込むくらいなんてことないです」
ドヤ顔をするユニさん。
おおー、思わず拍手してしまう。
なんか珍しくユニさんが権力者してる。
「そ、そんなご迷惑をおかけするわけには……」
「まあまあ、同じハルの恋人なんですから、遠慮なんてしないでくださいよ。
私のものはハルのもの、ハルのものは恋人たちのものなんですから、気にしちゃだめです」
なんかこの理論前も聞いた気がする。
この理論だと、ユニさんから莫大なものが流れ込んでくるんだよなぁ。
ユニさん本人はそれで満足そうにしているけど、僕がそれ以上のものをユニさんに返せるか心配だ。
いつかなんか少しでもお礼したいなぁ。
まだミゲルくんは恐縮しているけど、ユニさんに押し切られるのも時間の問題だな。
「ミゲルたちが家臣として身を立てていく上でも学園での経験は利益にしかなりませんし、今後、爵位を得るようなことがあればどちらにせよ必要になるんですから、入っちゃいましょ?ね?」
なるほど、さっき説明された通り誰でもあって困らない経歴だしな。
これから先、ミゲルくんたちが出世して、それこそ貴族とかになっていくと考えればむしろ学園に通わせてあげたい。
こうなったら僕としても……ミゲルくんたちの主としてもやることやらない訳にはいかないな。
そう思って、イヴァンさんを見つめる。
イヴァンさんが返事代わりに軽く頭を下げる。
これで万事うまく進めてくれるだろう。
本当に伝わってるか心配ないのかって?
ない。
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