弱小テイマー、真の職業を得る。~え?魔物って進化するんですか?~

Nowel

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第16話

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「それではこれからオークの集落殲滅作戦を行う。まずは2つのグループに別れてもらう、呼ばれたものはこっちに来てくれ」

オークの集落殲滅作戦が始まった。

名前がどんどん呼ばれていく。

「Cランク、アレン、こちらへ」

僕も呼ばれたので向こう側へと行く。

「よし、今呼ばれたものはオークの集落へ直接行くグループだ、呼ばれなかったものは集落の周りで逃げたオーク、集落に近づく魔物を討伐してくれ」

なるほど、僕は集落に直接行って倒す担当ってことか。

「みんな、大丈夫そう?」

『はい』『大丈夫だよー』『あたしも』「ガウ」「ギャウ」

「それでは、これからオークの集落へと向かう。はぐれないように気を付けよ」

こうしてオークの集落殲滅作戦が開始された。

森に入り1時間、前にピノが集落があると言っていたところに着いた。

「では、逃げたオークを討伐するものたちはここで散開、オークの集落を直接叩くものは着いてこい」

従い、向かう。

「オークの数は80から100体ほどと調査で報告を受けている。皆心してかかれ、では、殲滅作戦、開始!」

「「「うおおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」

「みんな、行くよ!」

『はい!』『うん!』『はーい!』「ガウ!」「ギャウ!」

「ルナはみんなに支援魔法を、クロとレオとピノは攻撃役、リルは防御に徹して」

オークが一体攻めてきた。

「はあぁぁぁ!!!」

オークの魔石がある部分へ剣を突き刺す。

魔物は魔石が砕けると死ぬ。

だから魔物の効率的な倒し方は首を切るか魔石を砕くか、と言われている。

しかし、魔石は魔道具に使われることもあるので基本は壊さずに取るのが1番だ。

しかし、今はそんなことを言っていられない状況なので魔石を砕いて倒す。

オークはEランク魔物だが、数が多いとその限りではない。

今回のように集落が出来ているとD、Cランクにもなる。

そして、集落が出来るということはリーダーとなるオークがいるということ。

気をつけるのはそのリーダー格のオークだ。

そのまま僕たちはオークを倒していく。

しばらくオークを倒していると。

「ぐあぁぁぁぁ!!!」

近くで叫び声が聞こえた。

「どうしました!」

「ぐっ!う、腕がぁ!」

オークの斧の攻撃を受けてしまったのだろうか、かろうじて右腕が繋がっている状態だった。

「ルナ!この人を回復させてあげて!」

『任せてください』

ルナの回復魔法で徐々に回復していく腕。

その間僕たちはオークの討伐を続ける。



しばらくしてその男の人が復活したようだ。

「ありがとう、助かったよ」

「いえ、気を付けて行きましょう」

そして、僕たちはようやくリーダー格のオークに出会った。

「あれは、オークキング!」

「オークキング、確かBランク指定の魔物でしたよね」

「あぁ、どうする?」

「やりましょう、他の人たちはまだオークを倒すのに時間がかかりそうですし」

「分かった」

「ルナ、この人も含めて支援魔法を頼む」

『分かりました』

「!これがこのフォックスの支援魔法か、すごいな」

「えぇ、リベラルフォックスのルナです」

「リベラルフォックス!なるほどな、どおりで、よし、これならキングにも勝てそうだ!」

こうしてオークキングとの戦いが始まった。
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