31 / 58
第31話
しおりを挟む
「どうしたんですか!?大丈夫ですか!?ルナ、リル、回復魔法をお願い」
『分かりました』『おっけー』
ルナとリルが人魚さんに回復魔法をかける。
しばらくすると顔色が良くなってきた。
そして1人の人魚さんが話しかけてきた。
「助けていただきありがとうございました」
「いえいえ、どうしたんですか?こんな怪我をして」
「実はクラーケンに襲われてしまいまして」
「クラーケン!」
「どうかしましたか?」
「僕たちクラーケンを倒しに来たんです」
「ほ、本当ですか!?お願いします、クラーケンを倒してください!私の町もクラーケンに襲われてしまって…」
これは海の民たちの一大事だな、頑張ろう!
「みんなー!逃げてー!クラーケンが来たー!」
そのとき、向こうの方から声が聞こえた。
見ると大きなクラーケンの足が海上から出てきている。
『私の水魔法で海中でも息が出来るように膜を貼ります、強い衝撃には気をつけてくださいね』
「ありがとうレオ、じゃあみんな、行くよ!」
バシャンと海の中に入る。
おぉすごい、本当に息が出来る。
クラーケンは…大きさは普通の大きさになったレオの2.3倍はありそうだ。
「とりあえず足から攻撃しよう」
そう言うとみんなの攻撃が足に向かって飛ぶ。
水の中だから少し動きにくいな。
クラーケンの攻撃をギリギリで避けながら剣で攻撃する。
そのまま30分ほど戦闘が続いた。
クラーケンの足はもうほとんどが機能しなくなっていて、倒せるまであともう少しといったところ。
「ただ、致命傷にはならないんだよなぁ、レオ、クラーケンと僕を海上に打ち上げることは出来る?」
『出来ますが…』
「じゃあちょっとやってみて」
『…分かりましたアクアピラー!』
クラーケンと共に僕の身体も打ち上がる。
そして海上に上がったこの瞬間を逃さない。
ルナとリルの支援魔法、ドリヤードさんの加護、そしてAランク魔物5匹の力がこもった一撃を溜めて…放つ!
「ふんっ!」
ズパァッとクラーケンの胴体が半分に切れた。
え?え?こんな力が出るの?すご…。
「た、倒せたね…」
『さすがです主』『アレンくんならよゆーだもんね!』『俺も頑張ったぞ!』『お見事ですアレンさん』『ご主人強くなーい?』
その後、クラーケンは大きくなったレオが引っ張って街まで戻ってくれた。
街では漁の邪魔をするクラーケンが倒されたことによって大騒ぎ、クラーケンはギルドではなく街で買い取って街民に配って食べるということなので了承。
僕は深海魔石が欲しかっただけだしね。
その後、ギルドでギルドマスターに呼ばれ、王城に連絡をすると言われて…。
これ、確実に呼ばれる感じだよね?
仕方ない、マティアスさんに言われたように覚悟を決めよう!
『分かりました』『おっけー』
ルナとリルが人魚さんに回復魔法をかける。
しばらくすると顔色が良くなってきた。
そして1人の人魚さんが話しかけてきた。
「助けていただきありがとうございました」
「いえいえ、どうしたんですか?こんな怪我をして」
「実はクラーケンに襲われてしまいまして」
「クラーケン!」
「どうかしましたか?」
「僕たちクラーケンを倒しに来たんです」
「ほ、本当ですか!?お願いします、クラーケンを倒してください!私の町もクラーケンに襲われてしまって…」
これは海の民たちの一大事だな、頑張ろう!
「みんなー!逃げてー!クラーケンが来たー!」
そのとき、向こうの方から声が聞こえた。
見ると大きなクラーケンの足が海上から出てきている。
『私の水魔法で海中でも息が出来るように膜を貼ります、強い衝撃には気をつけてくださいね』
「ありがとうレオ、じゃあみんな、行くよ!」
バシャンと海の中に入る。
おぉすごい、本当に息が出来る。
クラーケンは…大きさは普通の大きさになったレオの2.3倍はありそうだ。
「とりあえず足から攻撃しよう」
そう言うとみんなの攻撃が足に向かって飛ぶ。
水の中だから少し動きにくいな。
クラーケンの攻撃をギリギリで避けながら剣で攻撃する。
そのまま30分ほど戦闘が続いた。
クラーケンの足はもうほとんどが機能しなくなっていて、倒せるまであともう少しといったところ。
「ただ、致命傷にはならないんだよなぁ、レオ、クラーケンと僕を海上に打ち上げることは出来る?」
『出来ますが…』
「じゃあちょっとやってみて」
『…分かりましたアクアピラー!』
クラーケンと共に僕の身体も打ち上がる。
そして海上に上がったこの瞬間を逃さない。
ルナとリルの支援魔法、ドリヤードさんの加護、そしてAランク魔物5匹の力がこもった一撃を溜めて…放つ!
「ふんっ!」
ズパァッとクラーケンの胴体が半分に切れた。
え?え?こんな力が出るの?すご…。
「た、倒せたね…」
『さすがです主』『アレンくんならよゆーだもんね!』『俺も頑張ったぞ!』『お見事ですアレンさん』『ご主人強くなーい?』
その後、クラーケンは大きくなったレオが引っ張って街まで戻ってくれた。
街では漁の邪魔をするクラーケンが倒されたことによって大騒ぎ、クラーケンはギルドではなく街で買い取って街民に配って食べるということなので了承。
僕は深海魔石が欲しかっただけだしね。
その後、ギルドでギルドマスターに呼ばれ、王城に連絡をすると言われて…。
これ、確実に呼ばれる感じだよね?
仕方ない、マティアスさんに言われたように覚悟を決めよう!
778
あなたにおすすめの小説
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる