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第11話 怨みとダイヤモンド03/04。
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翌日、やってきた兵士は言われたものをキチンと用意してきた。
サンスリーはそれを見て、「お前は荷物持ちをしろ。シスター、あなたは、この男が呼びにくるまで、この陣地で鉱山に向けて祈りを捧げてくれ。意味も分からず突然鉱山の中で死んでしまい、出口もわからない哀れな霊達を天の国に導いて欲しい」と指示を出す。
シスターは「はい。お任せください」と言い、兵士は「何!?荷物持ち!?私もか!?」と慌てるが、サンスリーは「早くしろ、奴らの段階が上がると、この装備では手に負えなくなる。王都が動くぞ?」と言いながら鉱山へと向かっていく。
他の冒険者や賞金稼ぎ達には「数は減らす。だが奴らの狙いは俺達とシスターになる。瘴気が消えるまでシスターを守れ。そう待たせはしない。時間がかかったとしたら、現場監督が嘘をついていた場合だ」と言いながら向かってきた雌オークを一刀両断すると、兵士に「いくぞ」と言った。
「荷物持ちで両手が塞がっているから剣は無理だな。守ってやる」と言いながら、サンスリーは剣を振るって魔法を放つ。
サンスリーの規格外に、兵士は「圧倒的じゃないかゲイザー」と感嘆の声をあげる。
初めこそ泣き言を言っていた兵士だったが、根が真面目なのだろう。すぐに協力的に「ゲイザー!右だ!」と言って、あまり意味はないが役に立とうとする。
その姿には好感を覚えた。
鉱山に突入すると聞こえてくる赤ん坊の声に兵士は泣きそうな顔をして、「すまない」と呟く。
地図も間違えておらず、現場監督も嘘をついていない。
枯れてダイヤモンドが採れなくなった方に向かうと、瘴気は更に濃くなり、赤ん坊の泣き声だけではなく、子供達の悲鳴や泣き声まで聞こえてきて、兵士は頭がおかしくなりそうだった。
念入りに奥にされたせいで突入は厄介だったが、奥に着くと血まみれで木っ端微塵になった木箱の残骸の周りに赤紫色の塊があった。
「怨み玉だ。俺なら倒す事も出来るが、下手に倒すと、今回の場合は雌の魔物達が暴走するし、魔物達の死に感化されると怨み玉が強化されてしまう。俺が時間稼ぎをするから、お前はミルク粥を皿に盛り付けて置くことを始めにやれ。その後で持ってきた聖木に火をつけることをすぐにやるんだ。その後は俺の合図で撤退だ」
サンスリーは前に出ると、「そこで泣いていても救われん。先に少し遊ぼう」と声をかけて、体術で怨み玉の相手をする。
「ドルテ、出てくるな。キチンと状況を見極めろ」
サンスリーは先に警告をすると、怨み玉の攻撃を交わしてカウンターで蹴りを放つ。
「ギャァァァッ!」
「痛いぃィィッ!」
怨み玉の絶叫に、サンスリーは「痛かったか、済まなかったな。次は気をつけよう」と言うと、体術による時間稼ぎを再開した。
兵士がミルク粥を設置すると、サンスリーは坑道内を光魔法で眩しくして、兵士と自身を一度後退させる。
怨み玉は視力が戻るとサンスリーを探したが、見つからない代わりにミルク粥を見つける。
全身で皿に飛び込んでミルク粥を食べる姿を見てサンスリーは「よし、腹は膨れたな。人間や魔物なんかより美味いだろ?今外に連れていく」と言いながら前に出て、再度怨み玉の相手をして時間稼ぎを始めると、兵士はまた奥に行って持ってきた聖木に火を放つ。
「ゲイザー!」
「よし、俺が囮になる。お前はそのまま怨み玉が後退しないように、その場に聖水を撒いて清めてから着いてこい」
サンスリーは風魔法で聖木から出る煙を怨み玉にぶつけて、そのまま出口の方に煙を送る。
怨み玉はミルク粥でやや穏やかになっていて、鳴き声ではなく人の言葉を話していて、「ついて行こう」、「怖いよ」、「でも帰りたい」、「行ってみて、ダメなら戻ってきて、お母さんとお父さんが迎えにきてくれるのを待とう」と言っている。
この中には赤ん坊も居るが、赤ん坊は怨み玉になり、他の存在と混ざる事で、知能を得ていて会話が可能になっている。
そう、ダメなら戻る。
それをさせない為にも聖水で清めてしまって、この場所との繋がりを断つ必要があった。
今、怨み玉には聖木の煙が出口への通り道に見えていた。
なぜか怖くない道の上を子供達が手を繋いで歩いている。
サンスリーは「成功だ!お前は先に出て魔物の討伐に参加をしろ!シスターを入り口まで呼ぶんだ!奴らは弱体化している筈だ!無理なら声を張れ!出口の目前で参加する!」と指示を出して兵士を先に戻させる。
サンスリーの言葉通り、鉱山の出口には魔物が大挙していたが、雇った連中が機能していて、既に陣地を出ていたシスターが祈りを捧げてくれていた。
サンスリーの力を借りずに無事に魔物を排除すると、兵士が「ゲイザー!こっちは終わった!」とサンスリーを呼ぶ。
「やるじゃないか」と言ったサンスリーが怨み玉と共に外に出ると、日差しとシスターの祈りのおかげで怨み玉は成仏し、鉱山は瘴気を放たなくなり、サンスリーの任務は終わった。
精算は雇われた順に行われていく。
サンスリーが来て、危険な事もせずに、そこそこの報酬が貰えた冒険者や傭兵達は「また頼むぜ」なんて兵士に言って街に帰っていく。
最後はシスターとサンスリーで、サンスリーは少しだけお節介をしたくなっていた。
「名前は?」と聞くと兵士はリャントーと名乗った。
「リャントー、家族は?」
「妻と子供がいる」
だからこそ、怨み玉の出自に吐いて、怨み玉をなんとかしようと奮起していた。
サンスリーはなんとなく納得をすると、「そうか、報告を終えたら、誰にも何も言わずに、暇を貰い旅に出ろ。理由は長時間瘴気を浴びた事と、怨み玉の声を長時間聞いた事で、俺とシスターから精神汚染されていると言われたと言えば、そこそこの知識のある奴なら理解される。騎士のお前はそのままだと、魔物化した時に反転騎士になる」と説明をして、シスターにも「あなたも精神汚染の兆候が見えたと俺に言われた事にして、王都の大聖堂に巡礼してくるといい。コイツから路銀は貰えるだろう?」と説明をして、報酬を受け取ると旅立ってしまった。
サンスリーはそれを見て、「お前は荷物持ちをしろ。シスター、あなたは、この男が呼びにくるまで、この陣地で鉱山に向けて祈りを捧げてくれ。意味も分からず突然鉱山の中で死んでしまい、出口もわからない哀れな霊達を天の国に導いて欲しい」と指示を出す。
シスターは「はい。お任せください」と言い、兵士は「何!?荷物持ち!?私もか!?」と慌てるが、サンスリーは「早くしろ、奴らの段階が上がると、この装備では手に負えなくなる。王都が動くぞ?」と言いながら鉱山へと向かっていく。
他の冒険者や賞金稼ぎ達には「数は減らす。だが奴らの狙いは俺達とシスターになる。瘴気が消えるまでシスターを守れ。そう待たせはしない。時間がかかったとしたら、現場監督が嘘をついていた場合だ」と言いながら向かってきた雌オークを一刀両断すると、兵士に「いくぞ」と言った。
「荷物持ちで両手が塞がっているから剣は無理だな。守ってやる」と言いながら、サンスリーは剣を振るって魔法を放つ。
サンスリーの規格外に、兵士は「圧倒的じゃないかゲイザー」と感嘆の声をあげる。
初めこそ泣き言を言っていた兵士だったが、根が真面目なのだろう。すぐに協力的に「ゲイザー!右だ!」と言って、あまり意味はないが役に立とうとする。
その姿には好感を覚えた。
鉱山に突入すると聞こえてくる赤ん坊の声に兵士は泣きそうな顔をして、「すまない」と呟く。
地図も間違えておらず、現場監督も嘘をついていない。
枯れてダイヤモンドが採れなくなった方に向かうと、瘴気は更に濃くなり、赤ん坊の泣き声だけではなく、子供達の悲鳴や泣き声まで聞こえてきて、兵士は頭がおかしくなりそうだった。
念入りに奥にされたせいで突入は厄介だったが、奥に着くと血まみれで木っ端微塵になった木箱の残骸の周りに赤紫色の塊があった。
「怨み玉だ。俺なら倒す事も出来るが、下手に倒すと、今回の場合は雌の魔物達が暴走するし、魔物達の死に感化されると怨み玉が強化されてしまう。俺が時間稼ぎをするから、お前はミルク粥を皿に盛り付けて置くことを始めにやれ。その後で持ってきた聖木に火をつけることをすぐにやるんだ。その後は俺の合図で撤退だ」
サンスリーは前に出ると、「そこで泣いていても救われん。先に少し遊ぼう」と声をかけて、体術で怨み玉の相手をする。
「ドルテ、出てくるな。キチンと状況を見極めろ」
サンスリーは先に警告をすると、怨み玉の攻撃を交わしてカウンターで蹴りを放つ。
「ギャァァァッ!」
「痛いぃィィッ!」
怨み玉の絶叫に、サンスリーは「痛かったか、済まなかったな。次は気をつけよう」と言うと、体術による時間稼ぎを再開した。
兵士がミルク粥を設置すると、サンスリーは坑道内を光魔法で眩しくして、兵士と自身を一度後退させる。
怨み玉は視力が戻るとサンスリーを探したが、見つからない代わりにミルク粥を見つける。
全身で皿に飛び込んでミルク粥を食べる姿を見てサンスリーは「よし、腹は膨れたな。人間や魔物なんかより美味いだろ?今外に連れていく」と言いながら前に出て、再度怨み玉の相手をして時間稼ぎを始めると、兵士はまた奥に行って持ってきた聖木に火を放つ。
「ゲイザー!」
「よし、俺が囮になる。お前はそのまま怨み玉が後退しないように、その場に聖水を撒いて清めてから着いてこい」
サンスリーは風魔法で聖木から出る煙を怨み玉にぶつけて、そのまま出口の方に煙を送る。
怨み玉はミルク粥でやや穏やかになっていて、鳴き声ではなく人の言葉を話していて、「ついて行こう」、「怖いよ」、「でも帰りたい」、「行ってみて、ダメなら戻ってきて、お母さんとお父さんが迎えにきてくれるのを待とう」と言っている。
この中には赤ん坊も居るが、赤ん坊は怨み玉になり、他の存在と混ざる事で、知能を得ていて会話が可能になっている。
そう、ダメなら戻る。
それをさせない為にも聖水で清めてしまって、この場所との繋がりを断つ必要があった。
今、怨み玉には聖木の煙が出口への通り道に見えていた。
なぜか怖くない道の上を子供達が手を繋いで歩いている。
サンスリーは「成功だ!お前は先に出て魔物の討伐に参加をしろ!シスターを入り口まで呼ぶんだ!奴らは弱体化している筈だ!無理なら声を張れ!出口の目前で参加する!」と指示を出して兵士を先に戻させる。
サンスリーの言葉通り、鉱山の出口には魔物が大挙していたが、雇った連中が機能していて、既に陣地を出ていたシスターが祈りを捧げてくれていた。
サンスリーの力を借りずに無事に魔物を排除すると、兵士が「ゲイザー!こっちは終わった!」とサンスリーを呼ぶ。
「やるじゃないか」と言ったサンスリーが怨み玉と共に外に出ると、日差しとシスターの祈りのおかげで怨み玉は成仏し、鉱山は瘴気を放たなくなり、サンスリーの任務は終わった。
精算は雇われた順に行われていく。
サンスリーが来て、危険な事もせずに、そこそこの報酬が貰えた冒険者や傭兵達は「また頼むぜ」なんて兵士に言って街に帰っていく。
最後はシスターとサンスリーで、サンスリーは少しだけお節介をしたくなっていた。
「名前は?」と聞くと兵士はリャントーと名乗った。
「リャントー、家族は?」
「妻と子供がいる」
だからこそ、怨み玉の出自に吐いて、怨み玉をなんとかしようと奮起していた。
サンスリーはなんとなく納得をすると、「そうか、報告を終えたら、誰にも何も言わずに、暇を貰い旅に出ろ。理由は長時間瘴気を浴びた事と、怨み玉の声を長時間聞いた事で、俺とシスターから精神汚染されていると言われたと言えば、そこそこの知識のある奴なら理解される。騎士のお前はそのままだと、魔物化した時に反転騎士になる」と説明をして、シスターにも「あなたも精神汚染の兆候が見えたと俺に言われた事にして、王都の大聖堂に巡礼してくるといい。コイツから路銀は貰えるだろう?」と説明をして、報酬を受け取ると旅立ってしまった。
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