ミキちゃんちのインキュバス 2 !!

千両文士

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【ミキちゃんちのインキュバス2!(第163話)】『二美神降臨@ブティック・ツキミ!! 鬼のお姉さんとイイことし・ま・しょ♡』

 都内S区某所にあるS区中央商店街、平日日中のブティック・ツキミ店内。
「今日も静かねえ、さくらちゃん……」
「そうっすね、店長」
 いつもなら月見店長がお昼寝タイムに入り、一人での店番をするショートヘアーを黒金メッシュに染め、ツンツンにしたパンクロックお姉さん店員・盃桜(さかずきさくら)
 珍しくお昼寝タイムに入眠できず、店に戻って来た店長に付き合ってジョイステーションポータブルのパズルゲーム通信対戦中の桜はピコピコ画面を注視しつつもいい意味で生産性の無いおしゃべりに付き合う。
「そう言えばサクラちゃんの副業の方はどう? 2月と言えばバレンタインとか豆まきみたいな時事イベントが一杯あるけど衣装とかスタジオは大丈夫そう? うちでまとめ買い出来る物はない?」
「そうですね、今年は他のイベントの兼ね合いでバレンタインに何か出来ればと思ってますけど……」
 コスプレイヤーグループ・MUS Eのリーダーとして桜は商談に応じようとしたその時。

「リーダー!! お久しぶりですわ!!」
「大楢!?」
 扉をぶち破らんばかりの勢いでエクストリーム入店するゴスロリ女さん。
「まあ、シトちゃんじゃないの!!」
「今日はママさんまで……お久しぶりですわ!!」
 来店時間の都合上、中々会えない店長に眼を輝かせる大楢。
「いつもうちを利用してくれてありがとう!! 動画にフオトウコウいつも見てイイネしてるわよ!!」
 かつてMUSEのメンバーであったものの、動画投稿者&コスプレイヤーのパープル★バニーとしてソロ活動勢となった大楢の来店に月見店長は大興奮。
「ありがとうですわ、ママさん!!」
 大楢もエンターテイナー、パープル★バニーとしてフアンににこやかに応じる。
「で、今日の用事は? 特注バニースーツのご注文? 他の衣装の依頼?」
 苦虫を噛み潰したような顔でレジに頬杖を突く桜の態度に構う事無く商談を進めていく店長。
「ごめんなさい、ママさん。今日はそういうのじゃありませんの……実はリーダーに個人的な用事があって。よろしいかしら、リーダー?」
 差恥のあまり顔を赤らめ、腰とお尻をくねくねさせながら桜にウルウル眼を向ける大楢。
「……裸踊りやお前の動画への出演じゃないだろうな?」
 大楢のあの不審な挙動からして良からぬことを企んでいるのはさておき、この状況において店長は良くも悪くも大楢の味方だ。
 一言でも間違えば2人の手で身包み剥ぎ取られて貧乳ベリーダンスさせられかねない桜は警戒しつつも予防線を張る。
「それはありませんわ、リーダー!! ほら、来週の2月3日は節分じゃないですか?
 私、その日の特別配信のために色々準備していて……その中でリーダーに着ていただきたい素敵なお召し物を見つけましたの♡ 私からのプレゼントですわ♡」
 そう言いつつ愛用のトランクを開け、紙袋を取り出す大楢。

「あっ、ああ……ありがとうな。後で着てみるよ」
 前回の星条旗ビキニの件もあるが、利用できそうなものなら後で再活用すべくひとまず受け取りバックヤードの私物BOXに向かおうとする桜。
「待ちなさい、さくらちゃん!!」
「店長!?」
 2人の会話に割り入り、プレゼント紙袋をしまおうとする桜にまったをかける月見店長。
「せっかく大楢ちゃんが忙しい中、プレゼントを持ってきてくれたと言うのに……コスプレイヤーとして今すぐ着てみせないのはどうなの!? それでも貴女はプロなの!?」
「ママさんの言う通りですわ、リーダー!! 私も今度の節分スペシャル配信で着る予定の衣装を持ってきましたのよ!! せっかくだからツーショット……しぃまあせぇんかあ?」
 トランクから別の紙袋を取り出し、にいたぁぁぁぁと笑う大楢と『本日臨時休業』の看板を表に出してシャッターを下ろし始める店長。
 色々な意味であきらめた桜はゴスロリドレスのボタンを外し始めた大楢に付き合って上着とパンクロックTシャツを脱ぎ始める。

 ~それからしばらくして~
「きゃーっ!! 2人共かわいいん♡」
 紫色の胸帯とTバックビキニパンツ上にトラ柄のイエローシースルーボディタイツ&鬼角なヘアバンドの桜。

 黄色いトラ柄のワイルド胸巻きと腰巻き姿で黒髪もさもさな額からオレンジ色の鬼角アクセサリーを生やした大楢。

 お胸はぺったんこながらも高身長な美スタイルを際立たせる鬼っ娘&むちむち肉感美爆乳グラマーナイスバデー鬼っ娘がおもちゃの風船梶棒を肩に乗せてポーズを決める様に月見店長は大興奮。
 店の奥から持って来た一眼レフとスマホカメラでパシャパシャと撮影しまくる。
(やっぱりその衣装……リーダーに似合いますわよ!!)
(ああ、悪くはないな……ありがとう)
 コスプレイヤーとしてボディタイツ系の衣装は何回か着た事はあるが、昔からコンプレックスだった貧相なお胸を隠せないが故にあまり好きではなかった桜。
 大楢が本当に『たまたま』見つけて即買いしたのかは疑わしいものの、これはこれで悪くない……かも?

 プロコスプレイヤー・盃 桜はそんな事を考えつつ大楢と身を寄せ合い、月見店長の一眼レフにサービスピースするのであった。

【FIN】
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